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営業がつらい・しんどいと感じた時はどうすれば?対処法と成功体験談
※本記事は、事業者(リクルート様、マイナビ様など)のアフィリエイトプログラムにより広告収益を得て運営しております。 掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容等は当サイトが独自に記載しています。
「営業を続けるのはつらい。でも、転職するにも自信がない」
「営業をしんどいと思っているのは自分だけ?」
営業がつらいと感じているのはあなただけではありません。
営業職で働いている人のうち、8割が退職を考え、6割は転職活動を開始しているというデータ(※)もあります。
営業職の支援実績が豊富なキャリアアドバイザーKAIさんによると、つらい・しんどいと感じる理由はおもに以下の4つに分けられるそうです。
- 成果を上げても年収が上がらない、評価制度に不満がある
- 人間関係によるストレスでつらい
- 残業が多くてつらい、働き方が合わない
- 頑張っても営業成績が上がらずつらい
この記事では、営業がつらいと感じる理由と原因、しんどい時の対処法や解決法、それでもつらい時の転職までのステップをキャリアアドバイザーのアドバイスや営業転職の体験談を交えながら詳しく解説していきましょう。
※日本労働調査組合「営業職の退職動機に関するアンケート」サービス名 | タイプ | 営業職の求人数(※1) |
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リクルートエージェント | 求人数業界最大級の 転職エージェント |
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※2 厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および4ヵ月以上の有期雇用の合計人数(2022年度実績)2023年6月時点
※3 hape Agent公式サイトトップページより
上記以外の転職エージェントについてもっと知りたい方は、55社の転職エージェントを詳しく紹介している下記の記事も参考にしてみてください。
監修者
大手人材会社キャリアアドバイザー・人材コンサルタント
大手人材会社にて転職エージェントを経験。キャリアアドバイザーとして累計3,000名以上の転職相談に乗り、全社業績1位の支援実績を有する。現在は人材紹介会社の集客支援を行うかたわら、複業にて面接対策・キャリアカウンセリング・人材コンサルタントにも従事。ワーパパとして「働く」と「子育て」の両立に奔走している。
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目次
営業がつらいのはどうして?自分だけじゃない営業嫌い・営業離れ
まずはじめに、営業がつらいと感じる理由を日本労働調査組合の「営業職の退職動機に関するアンケート」の結果をもとに解説します。
営業がつらいと感じているのは自分だけではないことが実感できるはずです。
営業の8割が退職を考え6割が転職活動を始めている
※引用:日本労働調査組合「営業職の退職動機に関するアンケート」上記グラフのとおり、営業職の約8割が退職を考えたことがあると回答しています。
つまり、営業がつらいと感じているのはあなただけではないのです。
さらに、約6割が転職活動をしていると回答しており、次のキャリアを模索しています。
つらさの原因が解決できない場合には、転職も選択肢の一つとして考えてみましょう。
ただし、営業職と一言で言っても、業界や企業、商材、顧客によってさまざまです。現職の仕事が営業のすべてではないことを押さえておく必要があります。
営業を続けたいのはわずか8%
日本労働調査組合の「営業職の退職動機に関するアンケート」の結果によると、営業を辞めたいと思ったことはないと回答した人は約8%しかいませんでした。
つまり、営業を続けたいと思っているのは10人に1人にも満たないのです。
私のもとに相談に来られる営業職の方の退職・転職希望の強さは以下のような割合となっています。
- 約1割:今すぐに辞めたい。残業時間が長過ぎる、人間関係のストレスが大きい
- 約4割:大きな不満はないものの将来のキャリアの不安から今のうちに転職したい
- 約4割:良いところがあれば転職したい。不安はあるが必ずしもすぐ転職したいわけではない
- 約1割:今転職する気はない。今後に向けて経験の棚卸しと求人閲覧を行っている
営業の経験があれば転職先の選択肢は豊富です。ただし、同じ失敗を繰り返さないために、自分は何に不満・不安を感じているのか言語化してから転職するかどうか決めましょう。
営業がつらいと感じる場面10選と体験談
続いて、営業がつらいと感じる場面10選と当編集部が独自に収集したそれぞれの体験談を紹介します。
- 給料が安い
- 長時間労働
- 休みにも仕事が入ることがある
- 上司や会社が合わない・嫌い
- 成績が上がらずプレッシャーを感じる
- 商品やサービスに自信がもてない
- モチベーションの維持ができない
- 将来が不安
- 営業がうまくいかない・苦手
- コミュニケーションが苦手
なお、営業がつらいと感じる場面10選は、日本労働調査組合の「営業職の退職動機に関するアンケート」の結果をもとにしています。
自分がつらいと感じる原因がどこにあるのかを掘り下げるのに役立つはずです。
給料が安い
残業が多いにもかかわらず、インセンティブが低くて給料が安くつらいと感じた営業の体験談を紹介します。
インセンティブが少なくつらかった
ハウスメーカーの営業として働いていましたが、大きな金額を扱うのに受注が決まってもインセンティブが少なく年収300万円でつらかったので転職することにしました。
不動産業界やハウスメーカー以外の魅力的な企業であれば業界問わず応募していたものの、登録した転職エージェントからは営業職の提案しかありませんでした。
そこで改めて営業でがんばってみようと大手人材会社の広告営業に転職し、年収600万円にアップしました。
働く量に対して今後年収が上がっていく感じがしなかった
人材業界のキャリアアドバイザーとして働いていましたが、インセンティブで稼いでいくスタイルなうえ、毎月40時間前後ぐらい残業しても年収は350万ぐらいで、働く量に対して今後年収が上がっていく感じがしませんでした。
企業と個人の間に立つのはやりがいもあったとはいえ、対個人で振り回されることがかなり多く、気持ち的に疲れてしまったこともあり、2年経ったぐらいで同じ業界の法人営業に転職しました。
何年働いても給料が上がるビジョンがみえない
パルプ業界で病院に商材を売りに行く営業は残業がなく働きやすいものの、給料が安いうえボーナスも低く、昇格のスピードも遅いので何年働いても給料が上がるビジョンが見えません。
手当も充実しておらず、仕事が忙しくても業務内に無理やり終わらせる必要があり、今は転職活動しています。
転職活動で他の企業を知ることで現職の待遇の良し悪しを客観的に判断でき、転職すれば労働環境の改善につながると思っています。
営業職はインセンティブ制度が設けられていることが多く稼げる印象が強いものの、受注してもインセンティブの割合が低い、あるいは受注が取れないといったときに、給料が低くつらいと感じてしまいます。
また、顧客の都合に合わせて対応しなければならないうえ、営業活動以外にもさまざまな業務があるため、拘束時間・残業時間も長くなりがちです。
給料が低くてつらいと感じるなら、原因別に以下の対処法を試してみましょう。
- インセンティブの割合が低い:とにかく受注件数を増やせるよう努力する、転職するなら事前に基本給とインセンティブの割合を確認しておく
- 受注できない:先輩や上司に相談して営業手法を変えてみる
- 残業が多すぎる:移動時間を減らせるようオンライン商談への変更を検討する、上司や人事部に相談し仕事量を調整してもらう。それでも改善されないなら転職活動を始めてみる
長時間労働
プライベートの時間がなく、睡眠不足になることから長時間労働がつらいと感じた営業の体験談を紹介します。
毎日睡眠不足でつらかった
広告・イベント関連企業で法人向けのルート営業をしていましたが、8時半に出勤し早くて21時退勤、遅い日は始発に帰宅になるなど、毎日睡眠不足でつらかったです。
仕事自体は好きでしたが、30代、40代になっても自分と同じように深夜残業している先輩の姿をみて、将来の不安を感じました。
当時結婚を考えていたこともあり、一生この仕事を続ける自信がなくなり、結果的に同じルート営業として転職しました。
生活習慣の乱れの積み重ねがつらかった
組織の目標に加えて個人目標を自分で決められることから、自立や成長につながりやすいと思い、アポなしの飛び込み営業職として新卒入社しましたが、生活習慣の乱れの積み重ねがつらかったです。
帰宅したら22?23時で、好きなことをする時間がありませんでした。
当時は飛び込み営業にも不安がありましたが、新卒だからこそできていたのではと思います。
結果的にインサイドセールスに転職しました。
体調を崩してしまった
新卒3年目で広告営業に転職し、1年目は新規営業や飛び込み営業、2年目から既存のリピート提案が中心になり、3年目はプレイヤーとして働いていました。
9時半に出勤し夜中の12時に帰宅する生活が続き、体調を崩してしまいました。
成果は上げている方でしたが、営業も数字取るのも楽しい人が表彰されるうえ、その人達のスタンスやモチベーションに追いつけず、目標達成へのプレッシャーもつらかったのでマーケターに転職しました。
とにかく長時間労働がつらかった
防虫業界の法人営業をしていましたが、8時?22時まで働き、月80?100時間残業しても残業代が支払われることがない環境でした。
睡眠時間は1日4時間しかなく昼休憩も寝ており、あまりにも眠いときは外回り中に休憩するほど、とにかく長時間労働がつらかったです。
転職エージェントからは営業への転職をすすめられたものの他職種限定で残業がなく土日祝日休みを条件にし、ゴム製造の生産企画・清掃工程管理に転職しました。
営業職は以下の理由から定時内に業務を処理しきれず、長時間労働になりがちで、プライベートの時間がなく体力的につらいと感じる人が多い傾向にあります。
- 顧客の予定にあわせなければならない
- 業務内容が多岐にわたる
- 売り上げ目標を達成する必要がある
営業手法や企業のルールによって、下記のような対処を実践してみましょう。
- 業務内容の優先度をつけて調整する
- 目標達成のための手順を考えて効率的に営業活動する
- 人事部に相談する
「時間外・休日労働に関する協定届(サブロク協定)」で残業は例外的に認められるものの、大前提として労働基準法では1日8時間、1週40時間を超えた労働が原則として禁止されています。しかし、本来イレギュラーな残業が日本社会の多くの企業では当たり前のように存在しています。
そのなかで、月間残業時間が45時間を超える長時間労働が恒常化しているパターンでは、残業代が支払われないケースさえ耳にすることがあります。
長時間労働の原因が、企業の古い社風や社員へのフォロー体制がないなどの場合、自分の力では変えられないケースが多いでしょう。この場合は早めの転職を視野に入れたほうがいいかもしれません。
休みにも仕事が入ることがある
休日でも関係なく電話がかかってきて仕事が入ることがあるのがつらいと感じた営業の体験談を紹介します。
休日の午前中もタイムカードを押さずに出勤して仕事をするのが当たり前
自動車業界でルート営業をしていましたが、休日の午前中もタイムカードを押さずに出勤して仕事をするのが当たり前なうえ、旅行中でも顧客から携帯に電話が来る環境でした。
彼女が土日休みで平日休みの自分とは休みが合わないこと、結婚を考えていたこと、「自分の良さを活かせるような別の営業をしたい」「30代までは転職したい」と思っていたこともあり、ガス業界の販売営業に転職しました。
会社から監視されておりすぐに返信しないと怒られるのがストレス
不動産仲介営業は社用携帯の支給がなく、すべて個人のLINEで顧客とやり取りしないといけないうえ、会社から監視されておりすぐに返信しないと怒られるのがストレスでした。
銭湯が好きで2時間くらい入るのが趣味でしたがその時間さえ取れず、子どもと遊園地に行っていても電話に出ないといけない、生活の行動が制限される、飛び込みで内見希望の顧客が来たら休日出勤して対応しないといけない環境が嫌で、設備管理に転職しました。
休日でも顧客から電話が来るのが当たり前
防虫業界の法人営業では会社から携帯が支給され、「見積もりが欲しい」「〇〇を頼みたい」「大量に虫が出たからすぐ対応して欲しい」と休日でも顧客から電話が来るのが当たり前でした。
営業成績が良い人ほど残業や休日出勤をすることになるので、家族に迷惑がかかるなどして人の入れ替わりは激しかったです。
私は8年続けたものの、子どもが就学する前にと他職種を希望してゴム製造の生産企画・清掃工程の管理に転職しました。
個人・会社支給のいずれの携帯でも、営業職は休日でも常に所持し顧客から電話が来たら対応しなければならないため、つらいと感じる人が多かったです。
電話対応ですめばいいものの、場合によってはすぐに休日出勤が必要なうえ代休もないなど、休みと仕事の線引きが曖昧な働き方であることがうかがえます。
休みにも仕事が入ることがつらく代休なども取れない場合には、人事部に相談するなどし、解決しなければ転職を検討しましょう。
上司や会社が合わない・嫌い
仕事の仕方などから上司や会社が合わない・嫌いでつらいと感じた営業の体験談を紹介します。
ギャップを感じてしまい合わなかった
私は仕事とプライベートをきっちり分けたい派なのですが、上司は仕事とプライベートの境目が曖昧だったので、ギャップを感じてしまい合わなかったです。
販売代理店向けの法人営業として北海道~鹿児島まで出張で飛び回っていたので、病院に行きたいと思っていても時間が取れないといったことも多く、プライベートの時間を削ってまで仕事をがんばろうとは思えず、商社営業に転職しました。
上司が考えたプランどおりに進めなければならないのが不満
メーカーの新規開拓・飛び込み・ルート営業などを3年ほど経験しましたが、新規開拓は顧客に優先順位をつけて、アポのタイミングや提案内容を経営陣や上司が考えたプランどおりに進めなければならないのが不満でした。
本当はできることを「できない」と言うなど、顧客を選んでる感じがしてもやもやしました。お客様から感謝されるとうれしいし、人と話すことも好きでしたが、マーケターとして転職しました。
本当にお客様のためになっている感じがしなくてつらかった
携帯ショップの個人営業として楽しく働いていて、成績が良く23歳で店長になりました。
しかし、マネージャーや本部などから「年配の方に操作を教えるついでにケースなどを販売しなさい」と言われるなど、ただプレイヤーとして楽しく仕事をするわけにいかず、本当にお客様のためになっている感じがしなくてつらかったです。
当時は稼ぐより人のために仕事をしたかったので転職を決意し不動産仲介営業に転職しました。
上司、同僚に改善を促しても何も変わらなかった
防虫業界の法人営業時代、理詰めをしてくる上司がおり、1mmの差でも「なんでなのか」と納得できるまで繰り返し言ってくるのがつらかったです。
また、同僚は仕事の投げ方が雑なうえ、やり方を合わせるように言ってくるため合いませんでした。
会社や上司、同僚に改善を促しても何も変わらなかったし、周りもどんどん辞めていったため、転職してゴム製造の生産企画・清掃工程の管理として働いています。
営業職は会社の売り上げをつくる役割を担い、顧客ファーストではなく会社の利益優先で動かなければならないことが多く、上司や会社と合わないと感じつらくなることがあります。
上司または会社のどちらが合わない・嫌いと感じるかによって、次の対処法を試してみるとよいでしょう。
- 上司と合わない・嫌い→他部署の先輩や上司に相談する、人事部に相談する、別の部署に異動を希望する
- 会社の社風が合わない・嫌い→何が合わないのかを言葉にする、仲の良い同僚に相談する、転職を検討する
上司のやり方が合わず、営業がつらいと感じる方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、まず何が合わないのかをしっかり言葉にして整理しましょう。転職してもまた合わない人が上司になる可能性はあります。それならば、合わない上司に対しどう振る舞えばストレスを軽減できるのか、成果を発揮できるのかを試しておいたほうが中長期的なキャリアの観点ではおすすめです。
その際、別チームの役職者や先輩に相談するのもいいでしょう。
第三者の意見を取り入れることで自分の所属チームの会社での立ち位置、上司がどうしてそのやり方を実践しているのか、学べる部分はあるのか等、実はまだ自分に頑張れる要素が残っていると気付くかもしれません。
ただし、罵詈雑言を言う、暴力を振るう、精神的に追い詰めてくるなど身体的・精神的ストレス負荷があまりにも大きい場合は、すぐ人事に相談して社内異動を検討する、もしくは転職活動を始めることも素晴らしい選択です。
成績が上がらずプレッシャーを感じる
成績が上がらず上司や先輩に詰められることが多くプレッシャーを感じたことでつらいと思った体験談を紹介します。
新規開拓営業がつらかった
ゲーム業界でシナリオ代行作成サービスの営業をしていました。
仕事自体は楽しかったのですが、壁に個人目標と達成率が張り出されて、毎日目標を詰められ、イベントで名刺を渡しきるまで帰れないなど、新規開拓営業がつらかったです。
2年目で体調面に悪影響が出て「目標達成できない」「私は他の業種の方が合っているのかな」などと考え、広告代理店に転職しました。
そもそも営業のマインドがなく「向いていない」と感じていました。
会社に表彰される人達のスタンスやモチベーションに追いつけず
広告営業3年目に激務と個人目標(50社で600?700万)のプレッシャーから体調を崩しました。
チームの目標を追う課長には、個人目標未達ペースで詰められるのが日常でした。
顧客との関係値ではなく売り上げの数字だけが評価される世界で、会社に表彰される人達のスタンスやモチベーションに追いつけず、「もっと顧客と深く付き合いたい」といったマインドだとその層までいけませんでした。
人生見直そうと転職を決意しマーケターに転職しました。
罪悪感を感じて耐えられなくなった
給料の高さに惹かれて入社したリフォーム会社で個人宅への訪問営業として働いていたものの、飛び込み営業なのでインターホン越しに断られてしまうことがほとんどで、まったく成果が出ませんでした。
上司に相談しトークのコツなどを教わりましたが、顧客の意向を無視して押し売りしているような悪質な内容で罪悪感を感じて耐えられなくなり、3ヶ月の試用期間が終わったタイミングで退職し、1年後に別の業界に再就職しました。
個人目標が設定され、未達だと上司に詰められることで、成績が上がらずプレッシャーを感じつらいと思う人が多いようです。
自分が目標未達の中、同僚が目標を達成しているのをみると余計にモチベーションが下がり、「自分には営業が向いていないのかな」と弱気になってしまいがちです。
成績が上がらずプレッシャーを感じつらいと思うときには、以下の対処法を試してみてください。
- 自分の営業手法に改善点はないか見直す
- 目標達成している同僚や先輩にアドバイスをもらう
- 先輩や上司に自分の商談に同行してもらいフィードバックをもらう
- 先輩や上司の商談に同行させてもらってテクニックを学ぶ
商品やサービスに自信がもてない
自社の商品やサービスに自信がもてないことで売り込むのがつらいと感じた営業の体験談を紹介します。
派遣の働き方はクライアントにもクリエイターにも合わない
クリエイターの人材派遣営業として配属されたものの、クリエイター職はいろいろな作品に携わりたい人、ディレクターになりたい人が多いため、派遣の働き方はクライアントにもクリエイターにも合わないと思っており、自分の目標達成のために提案したくなかったです。
出版の派遣部署に異動した後ももやもやしていました。
業務自体も忙しく22時過ぎに帰ることも多く、体力的にもつらくなったので、広告代理店総合職に転職しました。
クライアントに積極的に売り込めなかった
広告代理店でクライアント獲得の営業をしていましたが、自社の商品・媒体に自信がもてず契約後の不安の方が先立ち、クライアントに積極的に売り込めなかったです。
また、クライアントの都合で遅い時間での打ち合わせは当たり前、約束の時間を1時間以上遅刻されることもありました。
せめて自分が自信をもって売り込める商品のある会社に転職しようと思い、同業他社の営業に転職しました。
売り上げが伸びず評価も上がらないためメンタルをやられた
飲料メーカーで小規模の営業所を任されるようになりました。
しかし、納品先からのクレーム対応や月末月初の決算作業に追われるなど、朝から晩までほぼ毎日仕事漬けなうえ、売り上げが伸びず評価も上がらないためメンタルをやられました。
本部・上司にサポートを依頼したものの、結局売り上げ低迷、市場シェア減退の責任を取る形で営業所の責任者を辞して会社も退職し、3ヶ月ほどで同業他社に転職しました。
自社製品やサービスなどの裏側を知っている、あるいは顧客の立場に立ったときに必ずしも役立つとは思えないなどの理由で、営業職をつらいと思ってしまう人が多い傾向にあります。
自社の商品やサービスに自信がもてず売り込みにくくなり、成績が下がることに連動して給料も下がるといった悪循環に陥っている人も多いはずです。
商品やサービスに自信がもてずつらいときには、下記の対処法を試してみるとよいでしょう。
- 改めて業界理解を深め、自社サービス・商材の強みを分析する
- 別の商品・サービスの担当変更を打診する
- 自分が自信をもてる商品・サービスを扱う会社への転職を検討する
どんな商材にも競合は存在し、比較すると勝てる点と負ける点が浮き彫りになります。業界の市場動向を頭に入れ「なぜ自社の商品を購入・利用してほしいのか」を言語化することは、どの職種でも求められる能力・スキルです。「自社の商品・サービスが悪い(≒受注できない責任は自分にない)」の考えでは前進しないので、売上を出している社員の話を聞いてみる、先輩に相談してみる、ロールプレイング(商談練習)を行うなどして、自分の商材理解度・市場理解度が十分か否かを確認してみましょう!
商談が苦手だった方が、顧客に許諾を得たうえで自身の商談を録音し、逐語録を作成。わかりづらい表現や「えーと」「あー」などのフィラー(間を埋める無意味な言葉)をなくす改善をしたところ、顧客からの反応が良くなり受注に繋がったケースもあります。
モチベーションの維持ができない
会社のスタンスや業務内容から営業に対するモチベーションが維持できず、つらいと感じた体験談を紹介します。
要求が増えて精神的につらい場面が増えた
保険の代理店営業として新卒入社しましたが、3年目から規模の大きい代理店を50?60ほど担当し、小さい代理店では発生しないわからない要求が増えて精神的につらい場面が増えました。
代理店から信頼されていないのが伝わってくる中で一緒に仕事をしないといけないこともきつかったです。
電話の多さなど業務内容自体も大変でした。そのうえスキルが身についている感じもせず「早く辞めたい」と思っていたので、マーケターに転職しました。
誰がやっても同じと感じてしまい仕事に気持ちがのらなかった
パソコンリースのルート営業として新卒で入社したものの、自分で考えて提案するのではなく、マニュアルに沿った機械的な営業を求められ、もどかしかったです。
「この仕事は誰がやっても同じ」と感じてしまい仕事に気持ちがのらず「営業は向いてない」と思いました。
売り上げ金額を詰められることはありませんでしたが、配属から3ヶ月ぐらいで「1年やったら辞めようかな」と考えるようになり、デザイナーに転職しました。
営業職は、ひとりで営業活動をすることが一般的で、客観的な評価を得る機会が少ないため、モチベーションが維持できずつらいと感じる場合があるようです。
また、社風によりマニュアルどおりに営業しなければならず、自分の色を出せないことからつらさを感じる人もいました。
営業をやっていてモチベーションの維持ができないときには、下記の対処法を試してみましょう。
- 先輩に商談についてきてもらいフィードバックをもらう
- 先輩の商談についていきトークや立ち振る舞いを勉強する
取り扱う商材や会社に知名度がある場合や営業手法が確立しマニュアルが整備されている場合などは、あまり関与しなくてもすぐ成約につながるケースがあり、営業としての自分の存在意義がわからなくなりモチベーションの維持ができないとつらく感じる人もいます。
こういうケースは自身のスキルや能力が上がっている感触が得られにくいでしょう。AIが発展しても営業職はなくなりづらいとは言われていますが、中長期的な視点では「自分ならでは」の価値を発揮できる業務へのチャレンジをおすすめします。今以上に頑張って専門的な知見のある営業職になる、管理職になりメンバーマネジメント力を養う、違うスタイルの営業に転職するなど、自分らしい職能を高められる環境へ変えるのも良い決断だと思います。
将来が不安
業界の情勢やスキルアップしづらい環境などにより、将来が不安でつらいと感じた営業の体験談を紹介します。
このままこの会社にいていいのかと不安だった
ファッションビルのテナント営業として新卒入社し、個人成績は良い方でしたが、テナントに店舗を誘致しても売れなかったときには数千万損をしてしまうし、店舗ではなくインターネットで買い物する時代に実店舗の営業を続けても「誰も幸せにならない」と考えるようになり、仕事自体は好きではありませんでした。
業界的にも「このままこの会社にいていいのか」と不安だったので、29歳でIT業界のマーケターに転職しました。
現状のままでいるのが怖くなった
メーカーの既存顧客への営業だったので提案する機会がなく、スキルが身につかないから成長も感じづらかったです。
「30代以降も今のままでいいのかな」と現状のままでいるのが怖くなって、「自分の提案したものが採用されて受注される感覚を味わいたい」「自分の市場価値を上げたい」と思いIT業界の新規営業に転職しました。
転職エージェントでは、一緒に自分が何をやりたいのか不満も含めて自己分析し、明確にしました。
以下の理由から、営業職では将来が不安と感じてしまいがちです。
- 業界の情勢や企業の経営状況の不安定さといった環境に不安を感じる
- 売上=スキルとは感じづらく自分はこのままで良いのかと焦りを感じる
将来が不安と感じてつらいときには、自分が具体的に何に不安を感じているのか明確にする必要があります。そのために、業界の市場や状況に詳しい人、例えば転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談してみるのも一つの方法でしょう。
私の元にも、以下のような理由で将来が不安と相談をしにくる方が多くいらっしゃいます。
- 会社の業績がうまくいっていないから
- 会社の退職者が多いから
これらの理由ですぐに転職を考えるのは、良い選択とはいえないと個人的には思っています。なぜなら自分では解決できない環境によるものであるため、どれだけ注意深く次の会社を選んだとしても、業績が悪化しないとは言いきれないからです。
その中でも自分にできることはやりきったのか、業績が悪いのは今後も続くのか、経験は十分身に付けられたかなどを改めて冷静に整理してから転職を検討するのが良いと思います。「次は安定した会社を選ぶ」と決めているなら、業績の悪い会社に勤務するのは今だけ。その環境で得られるものをすべて吸収しきってから次へ一歩踏み出すことは、転職希望先でご自身のアピールに繋がります。
自分ひとりでは整理ができない場合は、キャリアアドバイザー・転職エージェントに相談するのもありですね。
営業がうまくいかない・苦手
先輩や上司のように営業がうまくいかない、営業は苦手でつらいと感じた営業の体験談を紹介します。
先輩のように飲み会からも商談につなげられない
ゲーム会社の営業でしたが、営業成績の高い同僚や同じ女性の先輩と比べてもマインドが合わないなどして「自分に営業は向いてない」と思いました。
先輩のように飲み会からも商談につなげられず「目標達成できない」「他の業種に転職した方がいいのかな」と思い、営業職以外でコミュニケーションが少ない業種を探し、Web業界の広告が盛んな時期で未経験者の募集も多かったので広告代理店のマーケターに転職しました。
顧客獲得から打ち合わせを継続していく難しさを感じた
イベントでの新規客獲得をはじめ、契約や住宅ローン関係、引き渡しまで行う注文住宅の営業で、競合他社が多い中、顧客獲得から打ち合わせを継続していく難しさを感じていました。
金額が大きく仮契約から契約までの間にミスがあればクレームや信用に関わるうえ、個人業績のプレッシャーに追われ「辞めたい」と思うようになりました。
毎週の会議でお客様ごとの対応を上司と一緒に考えていましたが、体調を崩し事務職へ異動しました。
次のような理由により、営業がうまくいかない、苦手でつらいと感じる人が多くいるようです。
- うまくいっている先輩や上司と比較してしまう
- 目標が達成できない
- 仕事の責任の大きさにプレッシャーを感じてしまう
営業がうまくいかない、苦手でつらいと感じるときには、まずなぜ営業がうまくいかないのか、苦手と感じるのか原因を掘り下げて考えてみてください。対策としては以下の方法が考えられます。
- 自分の営業手法に問題はないか見直す
- 目標達成している同僚や先輩にアドバイスをもらう
- 先輩や上司に自分の商談に同行してもらいフィードバックをもらう
- 先輩や上司の商談に同行させてもらってテクニックを学ぶ
自分が考えている仮説とは別に原因があるとわかれば、営業実績を出せるようになりつらく感じることがなくなるかもしれません。
多くの人が、初めはうまく営業ができないものだと思っています。最初からうまくいったとしても、今度は少し経った頃に挫折を味わう人もいます。大切なのは「営業がうまくいかないと感じたとき、どうしたか?」だと思います。
「向いていない」と捉え別の仕事を探すことも1つの選択肢ですが、そもそも営業のやり方が間違っているだけというケースも少なくないので、上司に相談してみたり、仲の良い先輩に相談・指導を受けてみる、営業手法やテクニックがまとまった書籍・Youtubeを閲覧し実行してみるなど「今いる環境で成果を出すにはどうしたらよいか」を考え実践してみることもおすすめです。それでもうまくいかなかった場合、その取り組み内容を武器に転職活動に進みましょう!
コミュニケーションが苦手
顧客とのコミュニケーションが苦手でつらいと感じた営業の体験談を紹介します。
何の仕事をするためにここにいるのか?と自分がわからなくなった
海外工場の法人営業をしていましたが、通常の営業活動だけでなく、会食や土日のゴルフ接待によりプライベートの時間がなく、「一体何の仕事をするためにここにいるのか?」と自分がわからなくなり、胃痛が酷くなり「辞めたい」と思いました。
体の調子が悪いことと原因を上司に伝えたところ、必要時だけの通訳、接待頻度を減らす、部署異動など提案してくれ、ストレスなく仕事と生活ができるようになりました。
ノルマの達成もできず周囲からの叱責がつらかった
自社開発介護用品を販売するため高齢者施設や高齢者宅訪問し営業していましたが、門前払いされることが続き自分が否定されているように感じ、ノルマの達成もできず周囲からの叱責がつらく退職を考えました。
信頼できる友人に相談したところ、自分の話術の足りなさや自分に自信がないなどの問題点がわかりましたが、会社からの無理難題をこなす努力より他の分野でがんばったほうがよいと考え、転職サイト経由で転職しました。
下記の理由からコミュニケーションが苦手でつらいと感じてしまう営業職が多く存在します。
- 飛び込み営業やテレアポの場合門前払いされて自信をなくしてしまう
- 自分のトーク力が足りない
- 自分に自信がない
- 休みを削って顧客の接待をしないといけない
自分のトーク力不足や自信のなさを自覚しているなら、先輩や上司の商談に同行させてもらう、営業手法に関する書籍を読むなどしてスキルアップする努力をしてみましょう。
飛び込み営業やテレアポで門前払いされてしまう、休みを削って顧客の接待をしないといけないなどといった場合には、上司に相談するなどして部署異動を願い出るか、異なる営業手法の営業職への転職を検討してみてください。
営業がしんどいと感じた時にやるべき3つのステップ
ここからは、営業がしんどいと感じた時にやるべき3つのステップを解説します。
営業がつらく、このまま続けていけるのか不安な人は自己分析から順に実行してみてください。
【自己分析】どうして営業がつらいのか理由を言語化する
営業がしんどいと感じたら、どうして営業がつらいと感じるのか、まずは理由を言語化しましょう。
理由を言語化しないまま現状から逃げるように転職をしたとしても、同じような悩みあるいは新たな悩みが生じてしまい、またつらく感じてしまう可能性があるからです。
営業職に限らず仕事はつらいことが多いので、具体的に何につらさを感じているのか、それは昔からつらかったものか、それとも最近かなど掘り下げて自己分析することが大切です。
営業でつらいと感じることを言語化していくと、転職したいと思う理由や希望条件が自分が想像していたものとは全然違う場合があります。
例えば、最初は残業が多く急な休日出勤が嫌で辞めたいという求職者がいらっしゃったのですが、話を聞くと推し活をもっとしたいからというのが本音でした。でも、それには資金も必要なので年収は絶対下げたくないというのが一番の希望条件だと見えてきました。そこで、休みが取りやすく年収もアップする専門性の高い法人営業への転職をアドバイスしました。
転職エージェントのキャリアアドバイザーといった自己分析を相談できる相手にサポートしてもらうと、不満の裏側にある自分の理想が見えてくるはずです。
【解決を試みる】つらい理由別に自分でできることを試す
自己分析を終えたら、現職のままで今の自分に何ができるかを考えてみましょう。ここでは、つらい理由別に自分で試せる解決策をご紹介します。
キャリアアドバイザーKAIさんによると、営業職のキャリア相談をしてくる人が営業がつらいと感じる理由や原因はおもに次の4つに分けられるそうです。
成果を上げても年収が上がらない、評価制度に不満がある
成果を上げても年収が上がらない、評価制度に不満がある場合、上司から改善点を提示されているなら「この3ヵ月間で改善するので見ていてください」などと自分から上司に宣言し、努力して改善してみてください。
特にノルマが達成できていないなら、まだ自分の努力が足りていない可能性があるからです。
客観的にみて改善し結果を出しているのにもかかわらず上司が認めてくれない、年収が上がらないといった場合は、会社自体や昇給構造に問題があるのかもしれません。その場合は、転職を視野に入れていく必要があるでしょう。
仕事はボランティアでも学校でもありません。年収アップの実現や正当な評価をもらうためには自分から動くことが大切です。
正当な評価がなく年収が上がらない、上司に認めてもらえないからとアクションしないまま転職しても、実は自分の努力が不足しているだけで転職先でも同じ状況に陥ってしまうかもしれません。
人間関係によるストレスでつらい
上司や顧客などとの人間関係によるストレスでつらいと感じる人は、以下のような解決策を試してみましょう。
- 上司から詰められるのがつらい→上司とは別の先輩に指導をお願いする
- 上司と合わない→別の部署に異動を願い出る
- 自分に責任はないのに顧客に謝るのがつらい→気持ちが疲弊しないよう自分のせいではないと頭の中では割り切る。ある種、ゲーム感覚で仕事に取り組むのも一つの方法
営業職に限らず、人とまったく関わらない仕事はほとんどありません。
現職でできるだけの努力をしてストレス対象と関わらないようにする、気持ちを切り替えるといったことが大切です。
他職種と比較して、営業職は顧客をはじめ社内外の関係者が多数存在しており、コミュニケーションのずれなど人間関係によるストレスを感じやすい傾向にあります。
とはいえ、人と関わらない仕事はあまりなく、その場合は高い専門性や創造力が求められます。関係構築力を身に付けることは営業職以外でも活かせるスキルの1つなので、もっとも密接に関わる上司や顧客との人間関係の悩みについては、改善できるように自分でアクションを起こしてみることも大切です。
残業が多くてつらい、働き方が合わない
残業が多くてつらい、働き方が合わないと感じる場合には、状況に応じて下記のような解決策を試すとよいでしょう。
- 外勤が多くて体力的につらい→可能ならオンライン商談に切り替える、上司や人事部に相談し内勤営業に異動する
- 残業が多すぎる→顧客の熱量に応じて仕事に優先順位をつけて対応する、上司に相談して業務量を減らしてもらう
対面商談がメインの企業でも相談すればオンライン商談に切り替えられ、移動時間を少なくして他の業務に割ける時間が増えるかもしれません。
若いうちは平気だったけれど、年齢を重ねていくうちに体力的に残業がしんどい、家族構成が変わるなどして全国転勤がつらいと感じるようになってきたという悩みも営業職の方からはよく聞きます。
こうした場合もいきなり転職するのではなく、上司や人事部に働き方や業務量の相談をする、転勤のない雇用形態(エリア社員など)に切り替えられないかなど掛け合ってみるとよいかもしれません。
頑張っても営業成績が上がらずつらい
頑張っても営業成績が上がらずつらいと感じるなら、目標やゴール、KPIなどの設定に失敗してしまっている可能性があります。
もしくは、成績を上げるための努力の方向が間違っているのかもしれません。例えば、周囲から見れば課題Aを解決すれば成績が上がるとわかるのに、自分ではBが課題だと思い込んで進めてしまうなどです。
いずれにしろ、自分に対する客観的視点が抜けている場合は多いので、上司や先輩など第三者に相談するなどし自分を見つめ直して今のやり方を変えてみましょう。
自分の営業成績が上がらない要因の仮説立てに失敗したまま、誤った努力を続けても成果につながりにくいでしょう。「こんなに頑張っているのに成績が上がらないなんて私はダメなやつだ」と感じ、さらに空回りして悪循環に陥っている人も少なくありません。成績の向上に一番繋がる課題点を特定することが大事であり、これは自分ひとりではなかなかみつけ出しづらいものです。
いろいろな角度から分析するために上司や先輩、仲の良い同僚などにアドバイスを求めてみるとよいでしょう。また、自分の仕事内容を詳しく知らない友人に話してみるのも一つの手です。詳細に説明するうちに課題点が整理されるかもしれないからです。
【相談】それでもつらい時は転職エージェントに相談する
自己分析して営業がつらい理由を言語化し、対策を試みても解決しない。もう続けるのはつらいと感じたら、転職エージェントに相談してください。転職エージェントは、求人を紹介するだけではありません。
ヒアリングをもとに、つらいと感じている理由や解決策を一緒にみつけてくれたり、転職すべきかどうかの相談、もし転職するとしたら営業の経験を活かして活躍できるフィールドの提案までしてくれます。
現職でできる限りの解決策を試みてもつらさが改善しないなら、まずは転職エージェントに相談してみましょう。
営業の経験を活かして目指せる職種は何なのかを自分自身で判断できる人はそう多くはありません。やりたいことが決まっていなければなおさらです。
キャリアアドバイザーはさまざまな業界・職種についての知見があるので、その判断の手助けをしてくれます。まずは転職エージェントに登録して、担当のキャリアアドバイザーに相談するところから始めてみましょう。
相談から始められる転職エージェント3選
ここでは、転職すべきかどうかの相談から始められる転職エージェントを3社ピックアップして紹介します。
登録すると求人をたくさん紹介されることがありますが「求人紹介の前に今の悩みについて相談したい」と事前に伝えておけば、相談にのってくれるので安心してください。
リクルートエージェント
リクルートエージェントの特徴
- 業界最大手の求人数と交渉力に強み
- 転勤なしの営業職求人が豊富
- 転職成功実績No.1(※)
リクルートエージェントはヒアリングから求職者の思いや志向を汲み取り、転職することを決めていなくても相談にのってくれる業界最大手の転職エージェントです。
どの業界・職種の求人もまんべんなく取り扱っており、「こういう仕事は嫌だ」「こういうところがつらいから避けたい」という希望があっても多様な選択肢でカバーしやすい傾向にあります。
そのため、まずは業種問わずどんな求人があるのかを見て、これからの選択肢を知りたい人におすすめです。
公開求人数 | 511,132件 |
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非公開求人数 | 249,986件 |
営業職の公開求人数 | 108,312件 |
営業職の非公開求人数 | 非公開 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
本社 | 〒100-6640 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー |
拠点 | 札幌(北海道)・仙台(宮城県)・宇都宮(栃木県)・さいたま(埼玉県)・千葉・丸の内/立川(東京都)・横浜(神奈川県)・金沢(石川県)・新潟・長野・静岡・名古屋(愛知県)・京都・大阪・神戸(兵庫県)・岡山・広島・高松(香川県)・福岡 |
対応エリア | 全国47都道府県、海外 |
許可番号 | 13-ユ-313011 |
利用料金 | 無料 |
※2024年12月時点
doda
dodaの特徴
- 自分で求人を探して応募しつつキャリアアドバイザーに相談できる
- 原則定時退社や残業20時間未満など無理のない働き方で求人が絞り込める
- dodaセールスなら営業職専任のキャリアアドバイザーが支援してくれる
dodaは、悩みや転職活動のペースに合わせていろいろな使い方ができる転職エージェントです。
好きなときに希望条件で求人を検索しつつキャリアアドバイザーに相談できることから、転職自体を迷っている人、「もう営業はこりごり」と思っている人におすすめです。
初回面談の他に毎週の定期面談で密に相談できるだけでなく、営業職特化部門dodaセールスでは営業職に詳しいキャリアアドバイザーがさまざまな職種への転職を支援してくれます。
公開求人数 | 257,571件 |
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非公開求人数 | 27,890件 |
営業職の公開求人数 | 56,329件 |
営業職の非公開求人数 | 非公開 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
本社 | 〒106-0041 東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ 森JPタワー21F |
拠点 | 札幌(北海道)・仙台(宮城県)・大手町/北青山/紀尾井町/柳橋/西新宿(東京都)・横浜(神奈川県)・静岡・名古屋(愛知県)・大阪・京都・神戸(兵庫県)・岡山・広島・福岡・鹿児島 |
対応エリア | 全国47都道府県、海外 |
許可番号 | 13-ユ-304785 |
利用料金 | 無料 |
※2024年12月時点
hape Agent
hape Agentの特徴
- 営業職特化型転職エージェントだから営業特有のつらさに共感してくれる
- 初回面談だけでなく求人紹介や面接対策にも時間をかけてていねいに支援
- 顧客満足度98%(※)
hape Agentは、営業職で培った強みを言語化するサポートをしてくれる営業職特化型転職エージェントです。
下記のように他エージェントよりも時間をかけてていねいにサポートしてくれるので「なぜ今の仕事がつらいのか」の相談からできます。
- 初回カウンセリング60分
- 求人紹介60分
- 面接対策90分
とにかく今の悩みを誰かに聞いてもらいたい人、自分の強みを知りたい人、「営業としてまだがんばってみたい」という気持ちがある人におすすめです。
公開求人数 | 非公開 |
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非公開求人数 | 非公開 |
運営会社 | 株式会社hape |
本社 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-6-3 渋谷363清水ビル4F |
拠点 | 東京・大阪・名古屋(愛知県)・福岡・仙台(宮城県) |
対応エリア | 関東・関西・東海・九州 |
許可番号 | 13-ユ-306492 |
利用料金 | 無料 |
※2024年12月時点
営業職の転職によくある質問Q&A
ここからは、営業職の転職によくある質問にQ&A形式で回答していきます。
- ノルマや数値に追われない営業職はありますか?
- 営業でも転職回数の多さはマイナスになりますか?
- 新卒入社で1年未満の営業経験でも転職に役立ちますか?
- 入社後の異動やキャリアパスなどの内部情報も教えてもらえますか?
営業職の転職に詳しいキャリアアドバイザーKAIさんへのインタビューの回答をもとにしているので、参考になるはずです。
ノルマや数値に追われない営業職はありますか?
ノルマや数値に追われない営業職はありません。
そもそも営業職に限らず、どんな仕事にもノルマ=目標数値は設定されているものです。
ノルマや数値に追われるのがつらいと感じる人の理由を掘り下げると、次のような根本の問題が隠れていることが多いので、まずは自己分析をしてみてください。
- 会社や上司からの評価に納得していない
- 営業目標をどう追いかければいいのかわからない
ただし、営業成績や結果だけではなく過程も評価対象とする企業もあり、そういった会社が向いている場合もあります。転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談するとよいでしょう。
営業でも転職回数の多さはマイナスになりますか?
転職回数の多さは一般的にマイナスにとらえられますが、営業職は比較的に他職種よりは転職回数が多くても転職しやすい職種といえます。例えば、20代で2?3回の転職は、営業職ならデメリットとならないでしょう。
ただし、他の職種と同じように年齢が上がるにつれて転職回数が1回増えると次に狙える企業の選択肢が減ってしまうのは同じなので、安易な転職は禁物です。
転職回数の多寡や短期離職の有無がどれほど影響するかの判断は、経歴のバランスによって変わるため一概には言えませんが、20代であればよほど多くなければ大きな懸念点に思われることはないでしょう。
ただ30代以上の転職ではマネジメント経験を求められるケースが増えるため、それまでにそういった経験を積めているかどうかが重要です。
新卒入社で1年未満の営業経験でも転職に役立ちますか?
新卒入社で1年未満の営業経験は、同じ営業職への転職なら役立つ可能性がありますが、他職種への転職は選択肢自体が少ないうえ難易度が高めです。
特に大手企業の場合、多数の人材を新卒採用しており、未経験の第二新卒者を採用して教育する必要がないからです。
そのため、営業職や事務職、企画職などに転職するケースが一般的であり、以下のような点で妥協しないと希望職種に就けないことが多い傾向にあります。
- 企業の知名度の低さ
- 残業時間の長さ
- 通勤時間の長さ
仕事をつらいと感じる人は多く、それは営業職に限ったことではありません。
新卒入社で希望していなかった営業に配属され、「うまくいかない」「苦手でつらい」と感じる人は少なくありません。でも、まだ数ヵ月しか営業として仕事をしていないなら、まずは1年ほどがんばって今のところで実績を出せるよう努力してみてほしいです。
あまりにも就業期間が短すぎて実績がないと書類選考を通過するのが難しくなるだけではなく、面接でも短期離職であることを深掘りされ苦しい戦いになることも少なくないからです。
入社後の異動やキャリアパスなどの内部情報も教えてもらえますか?
担当キャリアアドバイザーにサポートしてもらえる転職エージェントに登録すれば、入社後の異動の有無やキャリアパスなどの内部情報も教えてもらえます。
求人票だけでは得られない情報も多いので、入社後はどう働き、どういったキャリアを積んでいけるかなどの情報を得たい人は転職エージェントへの登録がおすすめです。
実際、生涯ずっと営業職で居続けたいと考えている人は体感としてわずか1?2%程度だと思っています。営業職から営業企画やマーケターに異動ができる、管理職としてメンバーマネジメントに集中できるなど、将来の選択肢の多さを気にしている人が大半なので、尻込みせずに異動の有無やキャリアパスについて質問してみてください。
営業がつらい・しんどい時にどうすればいいか?のまとめ
営業がつらい・しんどいときには以下の3つを順番に試してみましょう。
漠然と今の状況がつらい・しんどいと感じるからといって現状から逃げるように転職した場合、転職先でも同じようにつらい・しんどいと感じてしまう可能性があります。
つらい・しんどいと感じる理由を言語化してから、今の職場で解決のためにいろいろなアクションを起こしてみると、つらさやしんどさを感じなくなくなり、営業の仕事を楽しく続けられるようになるかもしれません。
営業がつらいと感じるおもな理由や原因 | 解決策 |
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成果を上げても年収が上がらない、評価制度に不満がある |
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人間関係によるストレスでつらい |
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残業が多くてつらい、働き方が合わない |
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頑張っても営業成績が上がらずつらい |
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解決策を試してもつらくてしんどいなら転職エージェントに相談し、営業の経験を活かして活躍できる業種の求人を紹介してもらいましょう。
そもそも営業は誰でもつらいと感じることが多い仕事です。一人で悩みを抱え込まず、同僚や上司に相談するなどして理想のキャリアを築いていってください。
仕事がつらいと感じているのは営業職だけではありません。全体の約8割(※)の人が仕事に対して強い不安・悩み・ストレスを感じています。
中でも営業職は売り上げをつくる職種であり、ノルマ達成のプレッシャーや人間関係などからストレスを感じやすい傾向がありますが、つらさの原因は人それぞれ異なるので原因を掘り下げていく必要があります。