更新日:25.01.09
営業から未経験職種への転職は可能?成功者が選ぶおすすめ転職先と事例を紹介
![営業 転職 未経験のアイキャッチ画像](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/no-experience-in-changing-sales-jobs-eyecatch.jpg)
※本記事は、事業者(リクルート様、マイナビ様など)のアフィリエイトプログラムにより広告収益を得て運営しております。 掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容等は当サイトが独自に記載しています。
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営業職しか経験がなくても、未経験職種への転職は可能です。
営業職をしていてもスキルが身についていないと考える人は多いですが、営業の仕事ではポータブルスキルが培われており、他職種への転職の際、想像以上に評価されます。
当編集部が独自に実施した調査では、営業職から未経験で下記のような職種に転職している人がいました。
- マーケティング職
- コンサルティング職
- 人事職
- 事務職
- Webデザイナー
- ITエンジニア
とはいえ、自分の強みがわからないまま闇雲に転職先を探しても、適職がわからず求人をただ眺めるだけになってしまいます。
「今の自分にどんな強みがあるか」「今の仕事の何が不満なのか」を自己分析してから、営業職の転職に詳しい転職エージェントに相談してみましょう。
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この記事は、自身も営業経験があり、営業研修や転職支援に取り組んでいるキャリアコンサルタント・内川さんに取材した内容をもとに執筆し、監修していただきました。
現状を変えたいと思っている人はぜひ目を通してみてください。
監修者
![内川智子](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/2021/11/uchikawa.png)
キャリアコンサルタント
転職エージェントと転職サイトの運営会社計3社で、求人広告のセールスと両面の人材紹介業を担当。幅広い業界・職種、属性の企業と個人のマッチングを支援した。現在はフリーランスとして個人のキャリア支援やマネージャーの組織づくり支援をしている。国家資格キャリアコンサルタント、GCDF-Japanキャリアカウンセラー資格を保有。
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目次
営業職から未経験職種へ転職できる?
営業職の経験しかなかったとしても未経験職種への転職は可能です。
この章では、営業職経験しかなくても未経験職種へ転職できる理由や注意すべきことなどについて詳しく解説します。
未経験でもこれまでに培ったスキルは活かせられる
未経験でも営業職としてこれまでに培ったスキルを活かせます。
「営業職しか経験のない自分にはスキルがない」と思っているかもしれませんが、営業で培った下記のようなスキルは業種問わず活かせるポータブルスキルであり、知らず知らずのうちに身についているはずだからです。
- コミュニケーション力
- 関係構築力
- 時間管理
- 計画性
営業職から未経験で他職種にキャリアチェンジした人は70%(※)にものぼるという調査結果もあるので、自信をもちましょう。
※出典:リクルートスタッフィング「転職者におけるキャリアチェンジの実態調査」
営業職から未経験職種への転職なら1日でも早く行動する
営業職から未経験職種への転職を目指すなら、1日でも早く行動することが大切です。
どの業界でも人手不足が深刻化してきているため営業職経験しかなくても未経験職種へ転職できるとはいえ、28歳くらいまでがボーダーラインであり、年齢や現職のポジションが上がるほど年収の下がり幅が大きくなるからです。
例えば、28歳年収400万円の人が営業職から未経験職種へ転職しても年収の下がり幅は低いものの、28歳年収600万円で営業職から未経験職種へ転職するなら100万円程度年収が下がることを覚悟しなければなりません。
![内川智子](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/2021/11/uchikawa.png)
中途採用は基本的に経験がある人を求めているのが前提ですが、25歳くらいまでの第二新卒はほぼ経験がないことから次のように会社の色・やり方に染めやすいイメージがあるうえ、新卒ほど力を入れて研修しなくても社会人マナーなど身についているため、企業からは人気があります。
- 前の会社は〇〇だった、前の会社の上司は〇〇だった、と前職と比較してネガティブな感情を抱くことが少ない。
- 素直になんでも受け止めてくれる
営業経験が3年ほどの第二新卒であれば、特に重宝されるでしょう。
営業職から未経験で転職した人の転職事例と転職時のアドバイス
ここからは、実際に営業職から未経験で転職した人の転職事例を紹介します。
- 営業職からマーケティング職への転職について
- 営業職からコンサルティング職への転職について
- 営業職から人事職への転職について
- 営業職から事務職への転職について
- 営業職からWebデザイナーへの転職について
- 営業職からITエンジニアへの転職について
それぞれの職種がおすすめな理由、転職アドバイスについても解説しているので参考にしてみてください。
マーケティング職がおすすめの理由と転職アドバイス
![マーケティング職/Webマーケターのインフォグラフィック画像](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/marketing_cap.png)
※平均年収の引用先:doda公式サイト
※その他情報の参照先:職業情報提供サイト jobtag
営業職経験者にマーケティング職がおすすめな理由としては、先輩マーケターの指示を受けて以下のような作業から経験を積んでいけることが多いことが挙げられます。
- データ入力
- 広告の入稿
- メルマガ作成
- リストを作成して配信
- SNS運用
- セミナー運営
未経験からマーケティング職に転職してもマーケターとして第一線で活躍する仕事をいきなり任されることはないため、「想像と違う」とならないように憧れとのギャップがあることを覚悟しておきましょう。
営業職の中でもインサイドセールスとして働いている人は、企業ホームページにある問い合わせフォームからアプローチし返信率などのデータを見て行動計画を立てるなどといった点が似ているため、マーケティング職に未経験転職しやすい傾向にあります。
![内川智子](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/2021/11/uchikawa.png)
インサイドセールスではない営業職からマーケティング職に未経験で転職したい人は、マーケティング会社のプロダクト営業に転職してマーケティングについての知見を広げてからマーケティング職に転職するといった流れだとより転職しやすくなります。
営業職からマーケティング職への転職事例
![営業職からマーケティング職への転職事例のインフォグラフィック画像](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/marketing_case.png)
未経験でもできる営業以外の仕事を探して転職した
人材業界の営業として、求人を出している企業と求職者の双方に訪問しマッチングする仕事をしていました。
おもにアニメや音声の制作会社にクリエイターを派遣として紹介する仕事をしていましたが、クリエイターが将来様々な作品に携わったりディレクターになるには「派遣」という育成が十分にできない働き方は合わないと感じていました。
そういう風に感じているのに自分の目標達成のために提案するのが嫌だし、これは業界を変えても同じだろうなと思いました。 営業自体は好きだったけど楽しくなくなっていたので、いったん他の職種に行こうと決意し転職をしました。
営業以外であれば、受かった企業に行こうと思っていましたが、PCスキルはなかったので未経験で応募できる企業を探していました。未経験可の広告代理店に広告運用者として転職。5年ほど勤めて現在は広告運用のスキルを活かしてWebマーケターとして働いています。
PCスキルがなかったので年収が下がる覚悟で未経験転職した
不動産・建設業界のテナント開発部の営業として、管理している商業向けビルに店舗を誘致していました。
インターネットで物を購入することが当たり前の世の中なのに実店舗運営していることに疑問をもったのと、「30歳前に職種を変えたい」と思ったことから営業職以外でIT企業を希望してマーケティング職として転職しました。
未経験でスキルなしで転職するのは不安だったものの、PCスキルを身につけるための投資の感覚で「年収が下がってもいい」と覚悟したことで転職できたと思っています。
利用サービス:リクナビNEXT、リクルートエージェント
営業は避けて転職活動をしていた
水処理エンジニアリングで工場に工場用水や下水などを水にする設備を新規開拓・ルート営業で販売していました。
入社時の研修期間の段階で自己学習が1ヶ月程度続くなどして「やばい」と思い、1年目から転職サイトに登録していました。
「第二新卒とか既卒とかの転職時期を考えると3年もいられない」思い、仲の良かった同期が転職したことをきっかけに転職。
営業の仕事をしていて「ただの情報収集屋になるのが嫌だし、もっと自分で考えられる人間になりたいな」と思っていたので、営業は避けていました。ネットっていろんな人がアクセスするし、今後の仕事の幅も広がりそうだったので、IT業界のマーケティング職で未経験OKだった企業に転職しました。
利用サービス:リクルートエージェント
自分の力を活かせる未経験職種を探してもらった
1社目に不動産業界の営業、2社目に広告業界の法人新規開拓営業として働きました。
2社目はとにかく激務で、クライアントとの関係値は関係なく、数字の意識を強く持たなければならない会社でした。3年目に個人目標のプレッシャーから体調を崩したため、営業以外の未経験職種への転職を決意しました。
コミュニケーション能力や顧客との関係値構築力が営業を続けられていた理由だと思ったので、これらの力を活かせる企業を転職エージェントに探してもらいました。
広告業界での仕事の経験もあったためか、未経験OKでマーケティング職を募集している企業を紹介してもらいました。
年収は600万円から400万円に下がりましたが、数字よりも顧客に向き合うマーケティングを大事にする会社で数字ありきのコミュニケーションではない環境なので、自分が求めていた環境に合致しています。
利用サービス:リクルートエージェント
コンサルティング職がおすすめの理由と転職アドバイス
![コンサルタント職のインフォグラフィック画像](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/consulting_cap.png)
※平均年収の引用先:doda公式サイト
※その他情報の参照先:職業情報提供サイト jobtag(
経営コンサルタント、
ITコンサルタント、
人事コンサルタント、
広報コンサルタント、
M&Aコンサルタント)
営業職経験者にコンサルティング職がおすすめなのは、顧客のニーズを聞いて自分で企画を立てて提案するといった営業手法を経験していると転職しやすいからです。
コンサルティングは顧客が「問題ない」と言っていることでも素直に聞き入れるのではなく、「実は〇〇に課題がありますよ」と課題解決方法を提案する必要がある仕事です。
特に、顧客によって商材をカスタマイズしなければならない無形商材を取り扱ってきた経験がある人にコンサルティング職が向いています。
![内川智子](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/2021/11/uchikawa.png)
例えば、提案した商材に対して顧客に「今は買えない」と言われたからと文面通り受け取る人はコンサルティング職に向いていないかもしれません。
コンサルティング職には、下記のように顧客の言葉の奥にはどのような課題があるのかを深掘りして考えるスキルが求められます。
- 「今」ではなく「いつ」がいいのだろう
- なぜ「買えない」のだろうか
- 何があったら買えるのか
営業職からコンサルティング職への転職事例
![営業職からコンサルタント職への転職事例のインフォグラフィック画像](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/consulting_case.png)
希望条件に優先順位をつけたことで未経験でも転職できた
中小企業の広告代理店のプランナーでしたが、形骸化したルールを変えられない状況が嫌だったのと、給料が少ないのにもかかわらずハードワークだったことで、体調とメンタルを崩してしまいました。
スタートアップ企業であれば自分が制度を刷新していけるだけでなく、「専門性も身につけられる」「専門的な技術を学べるのでは」と思えたので、未経験で同じ業界広告関連のコンサル職に転職しました。
営業から未経験職種に転職しようと思っている人は、優先順位をつけてここだけは譲れない条件を決めて転職活動するべきです。
利用サービス:エン転職、AMBI、type転職エージェント
将来性がある業界・企業に未経験転職できた
自分の市場価値を高められそうな職種に絞って転職活動した
大手銀行で法人既存営業をしていましたが、働く理由が給料だけで同僚とのマインドも合わず「ここにいる意味あるのかな」と思うようになり、「やりがいをもって働きたい」と勢いで退職したものの、スキルのなさや市場価値の低さに気づきました。
それでも自分の市場価値を高められるのが無形営業と思ったので、転職活動では業績が伸びているIT系ベンチャー企業に絞り、「未経験でも営業とマーケティングの両方を切り開いていけそう」と感じた広告業界のセールスコンサルタントに転職できました。
各種Web広告を運用するプロジェクトマネージャーとして、全社の約10%の売り上げ比率を担うようになりました。
利用サービス:doda、リクルートエージェント、ビズリーチ、JACリクルートメント、マイナビエージェント、マスメディアン、マイケル・ペイジ
人事職がおすすめの理由と転職アドバイス
![人事職のインフォグラフィック画像](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/jinji_cap.png)
※平均年収の引用先:doda公式サイト
※その他情報の参照先:職業情報提供サイト jobtag
営業職経験者に人事職がおすすめな理由は、次のとおりです。
- 未経験歓迎の人事アシスタントの求人が豊富で、チャレンジしやすい
- 人事職には採用・労務・評価などさまざまな領域があるため、いずれかの領域に転職してしまえばキャリアアップしていきやすい
特に、人材紹介・人材派遣営業や求人広告営業の人は日頃から採用に関わっているので、人事の採用担当として採用されやすい傾向にあります。
![内川智子](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/2021/11/uchikawa.png)
人事職は経営に近い仕事ができるのも魅力です。
将来経営に携わりたいといったキャリアプランをもっている人は、人事職から経験してみてもよいかもしれません。
営業職から人事職への転職事例
![営業職から人事職への転職事例のインフォグラフィック画像](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/jinji_case.png)
営業職と人事職では求められることが異なりギャップを感じた
新卒入社した広告代理店での求人広告営業から建設業界の営業に転職したものの、休みが取れないことなどから「クライアントに寄り添って分業化されていない営業がしたい」と思ってマーケティング会社の法人営業として転職しました。
新規開拓営業はとても楽しかったのですが、新卒を教育するための研修などを任されるようになり、新規開拓は常に数字を追わないといけないこと、「新規開拓の仕事の楽しさを後輩に伝えたい」との思いから人事部に異動しました。
売り上げ金額を上げることが重視される営業職とコストを下げることが大切な人事職では求められることが大きく異なるためギャップを感じましたが、一人ですべてを担ってスキルが身についたため、人事職としてさらにキャリアアップすべく転職し今はIT業界で働いています。
利用サービス:リクナビNEXT
事務職がおすすめの理由と転職アドバイス
![事務職のインフォグラフィック画像](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/jimu_cap.png)
※平均年収の引用先:doda公式サイト
※その他情報の参照先:職業情報提供サイト jobtag
営業職経験者に事務職がおすすめな理由としては、仕事を機械的にこなすのではなく、前後のフローを見越して視野の広い対応ができる人が重宝されることが挙げられます。
例えば、転職者と企業の意向によって面接日程を早めるまたは遅らせるなどと臨機応変に調整するような人材紹介営業のスキルは事務職でも活かせるでしょう。
また、事務職はやるべきことを高品質で期日までにやりぬく確動性を求められるため、営業の仕事の中でも細かい事務作業をそつなくこなしてきた人に向いています。
![内川智子](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/2021/11/uchikawa.png)
特に第二新卒であれば、未経験でも事務職への転職はしやすいといえます。
私が転職支援した中でも、日々のノルマに追われてつらいからと新卒入社後2年目で営業職から事務職へ未経験で転職した人がいました。
ただし、営業職から未経験で事務職への転職ではノルマに対するストレス自体が減るメリットがあるものの、以下の理由から年収は下がるので覚悟は必要です。
- 売り上げをつくる部門である営業職とバックオフィス部門である事務職では年収設定に差があることが多い
- 営業手当がつかなくなる
営業職から事務職への転職事例
![営業職から事務職への転職事例のインフォグラフィック画像](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/jimu_case.png)
事務職で年収を上げていくことは困難だと感じた
稼げると思ったことから営業代行会社に営業職として新卒入社し、営業スキルが身についたこと、いろいろな業界を知れたこと、年収の上り幅などには満足していました。
ただし、マッチングさせるだけの営業で頭を使うシーンが少なく、事務知識がなかったことに悩み、異業種交流会で仲良くなった電気メーカーの代表の誘いでリファラル採用で営業事務として未経験転職しました。
見積書に対して商品を発注するなど、営業担当から頼まれた事務作業を行う仕事でしたが、前職よりも年収が下がってしまったうえ、昇進しても給与の上がり幅が低かったので、結局今はIT系SaaS企業の営業職として働いています。
面接でわからない言葉が出てきたら都度調べるなどするのが大事
ウォーターサーバーのメーカーで営業・カスタマーサクセスを担当し、トップの営業成績となるなど「自分に向いている」と思っていました。
しかし、クレーム対応による精神的ダメージ、体力的なつらさ、上司と合わないマインドに悩んでおり、彼と結婚の話も出たことで転職を決意しました。
事務職だとリモート勤務もでき働きやすい環境となるのではと、営業と営業事務両方の求人に応募し、面接で出てきたワードがわからないときはインターネット検索するなどして転職活動を進めました。
土日休み、リモート勤務可の不動産・介護・社会福祉を扱う企業に営業兼営業事務として採用され、納得感のある転職を実現できました。
利用サービス:リクルートエージェント、マイナビ転職、マイナビエージェント
年収が上がらないことに後悔している
アパレルメーカーに新卒入社し商品企画・販売促進・商品開発を担当していましたが、年収が低く、人間関係も悪く、精神的にもつらかったので、「年収アップ、キャリアアップしたい」とリサーチ・マーケティング会社の法人営業に転職しました。
しかし、教育体制が整っておらず未経験で覚えることが多すぎてつらくなってしまい、営業アシスタント事務に異動しました。
前の会社より年収アップし、自分に裁量がありテレワークも可能なことには満足していますが、事務に異動したことで年収が上がらず後悔しています。
営業から転職を考えている人は自分が何を叶えたいかから逆算して、違う業界の人などに話を聞くなど、情報収集してからじっくり転職するべきです。
利用サービス:type女性の転職エージェント、リクルートエージェント、doda
Webデザイナーがおすすめの理由と転職アドバイス
![Webデザイナーのインフォグラフィック画像](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/designer_cap.png)
※平均年収の引用先:doda公式サイト
※その他情報の参照先:職業情報提供サイト jobtag
営業職経験者にWebデザイナーがおすすめなのは、Webデザイナーが顧客のニーズに沿ったデザインをつくる仕事だからです。
ただし、Webデザイナーはクリエイティブ職であることから、実際に顧客から報酬をもらってデザインしたという実務経験がなければ未経験者は採用されにくい傾向にあります。
副業でもよいので、ココナラなどを介して2〜3件でも実務経験を積んでから転職活動をしましょう。
![内川智子](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/2021/11/uchikawa.png)
クリエイティブ職であるWebデザイナーは、スクールで勉強して技術を身につけただけでは、未経験で採用してもらえません。
PhotoshopやIllustratorを使いこなせてポートフォリオがあったとしても、顧客の要望に対してどのような成果物をつくれたかが重視されます。
これからスクールで勉強しようと思っている人は、技術を身につけた後に案件獲得まで見据えて考えましょう!
営業職からWebデザイナーへの転職事例
![営業職からWebデザイナーへの転職事例のインフォグラフィック画像](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/designer_case.png)
営業スキルは別の仕事でも活かせる
メーカー・リース業界の企業でルート営業として新卒入社したものの、上から降りてきたものを機械的に提案する営業手法で、想像と違いました。自分の色も出せないし、この仕事は誰でもできるじゃんと思い、気持ちも乗らない。「営業は向いてない」と感じていました。
「もっと自分の色を出せる仕事ってなんだろう」と考えたときに、Webデザイナーへの転職を決めました。新規事業に携わったり、流行のデザイン思考を学びたい」と思ったのも理由の一つです。
デザイン学校の学費を稼ぐために、アルバイトで営業の仕事(新規開拓・ルート営業・インサイドセールスなど)をしながら、約1年勉強を続けました。
未経験だったものの、IT企業のWebデザイナーとして採用をしてもらい、現在はWebデザイナーとして働いています。
営業経験があったので、 転職活動では「目標達成のためにPDCA回す力や論理的思考」をアピールしました。営業スキルは別の仕事でも活かせるので、もし自分がやってみたい仕事があれば、挑戦すべきだと思います。
利用サービス:Wantedly、ReDesigner
ITエンジニアがおすすめの理由と転職アドバイス
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※平均年収の引用先:ITエンジニアの平均年収はいくら?給料アップを目指す方法や転職事例も解説
※その他情報の参照先:IT/通信系エンジニアとは
営業職経験者にITエンジニアがおすすめな理由は、下記のとおりです。
- 日本はエンジニア人口が少なく未経験エンジニアを募集している企業が多い
- オンラインスクールや海外ツールなどで勉強しやすくフリーで実務経験を積んだとしても正社員転職しやすい
未経験ITエンジニアを採用して自社で育成していく取り組みを行っているSES(システムエンジニアリングサービス)企業も多数あり、ロジカル系の思考をもつ理系出身者であれば挑戦しやすいでしょう。
ただし、SES企業の場合、一部工程しか担当させてもらえないことがあり、ITエンジニアとしてのスキルや経験が限定的になりキャリアアップしにくくなることがあるので、転職活動時に転職エージェントに相談すると安心です。
![内川智子](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/2021/11/uchikawa.png)
営業経験者に限らず、次の理由からITエンジニアは大変人気です。
- 世界中どこにいても働ける
- ITエンジニアとしての一定のスキルがあれば高時給で働ける
しかし、ITエンジニアは海外のオフショア開発人材などと比較されてしまいがちなので、高みを目指してスキルを身につけていく必要があります。
営業職からITエンジニアへの転職事例
![営業職からITエンジニアへの転職事例のインフォグラフィック画像](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/engineer_case.png)
自分には無理だろうなと思っていたけど勉強してみたら面白かった
インテリア関連会社の営業に新卒入社したものの、8時〜終電前までの勤務で土日も顧客の販売応援が当たり前で労働環境が悪くボーナスもなかったので、「精神的にもたない」と思って半年で転職活動を始めました。
営業職以外の職種を希望したところ若さからエンジニアをすすめられ、未経験でスキルもない自分には無理だろうなと思いながらもCCNA資格の勉強をしてみたら面白さを見出せたので、研修制度が整っていて同じ未経験の同期とスキルアップできそうな企業にインフラエンジニアとして転職しました。
案件によっては現場からのプレッシャーがあるものの、スキルが上がるほど年収に反映されるのでやりがいがあります。
利用サービス:DYM就職、第二新卒エージェントneo、doda、UZUZ(ウズキャリ)
営業職から営業職へ転職した人の転職事例
営業職から未経験職種へのキャリアチェンジ事例を紹介してきましたが、「やりたいこと」「なりたい自分」に対してピンとこなかった人もいるかもしれません。
この章では、営業職から営業職への転職事例をみていきましょう。
フィールドセールスへ異動したい
生命保険会社の情報システム部に新卒入社したものの、花形じゃなかったので希望して代理店営業に異動しました。
出張などは楽しく、自分は目標に向かって真面目に取り組んでいましたが、年功序列制でインセンティブがなく、同僚でがんばらない人も同じ年収なのが不満でした。
年収が上がり、同僚もきちんと働く環境にいきたいと考えていたので、リファラル採用でIT業界の外資系企業のインサイドセールスとして転職しました。
新規開拓でハード系製品を電話で販売するのがメインで「人工知能でもできるのでは?」と思うほど正直楽すぎるため、対面営業できるフィールドセールスに早く異動したいと思い日々努力しています。
利用サービス:AMBI
新規営業メインの会社からカスタマーサクセスへの転職事例
カスタマーサクセス自体知らなかったけど今は気に入っている
教育業界の企業に新規開拓・飛び込み営業で新卒入社したものの、帰宅時間は22〜23時が当たり前でプライベートの時間がなく、体力的にも精神的にも疲れてしまいました。
「頭を使ってスキルを身につけたい」と考え、中古携帯販売会社に1年の有期雇用で営業事務として転職しましたが、結果的にインサイドセールスに異動となり正社員登用されました。
正社員になってから毎日2時間残業するようになり、上司がパワハラ気味なこともあって精神的に病んでしまい、休職後退職しました。
その後、転職エージェントで「法人営業が向いている」と言われたことをきっかけに、システム販売会社に未経験でカスタマーサクセスとして採用され、今はこの仕事を気に入っています。
営業職で有形商材から無形商材に転職した事例
自分主導で動ける環境を手に入れることができた
製造業界のメーカーにルート営業として新卒入社しましたが、スキルが身につかず「30代以降も今のままでいいのかな」と不安に感じて、新規営業に挑戦して自分の市場価値を上げたいと考えるようになりました。
「仕事についていけるか」「成果を上げられるか」「残業はどのぐらいあるのか」「人間関係に順応できるか」など不安はありましたが、業界自体の情勢が良いことからIT業界のソリューション営業に転職し、手を上げたら任せてくれ、自分主導で動ける環境を手に入れました。
自分が何をやりたいのかを名詞ではなく動詞で挙げるなどして自己分析し、不満を明確化したことで転職が成功したと思っています。現状に不満があるならまずは自分のことを知るためにも動くべきです。
利用サービス:リクルートエージェント
営業職からの未経験転職で失敗しないための方法
ここからは、営業職からの未経験転職で失敗しないための方法を3ステップで解説します。
不満・スキル・強みを明確にしておかないと、本当に転職すべきタイミングなのかわからないだけでなく、転職後も同じように悩んでしまう可能性があるためです。
自己分析をしたうえで、経験がなくても自分に合っていて楽しいと思える仕事に転職しましょう。
今の仕事の何が不満なのかを明確にする
営業職からの未経験転職で失敗しないためには、まずはじめに今の仕事の何が不満なのかを次の4軸から明確にする必要があります。
- 企業に対する軸:企業が今後生き残れそうかなど
- 事業軸:事業内容がおもしろいか、マーケット的に盛り上がっているかなど
- 仕事内容の軸:営業の仕事は好きか、楽しく仕事ができているかなど
- 待遇の軸:年収・残業時間・営業手当・インセンティブなどに納得できているかなど
職種が変わってもぶつかる壁はだいたい同じであり、営業職を辞めなくても会社を変えれば不満が解消する場合もあるため、今営業職を辞めたいと思う理由を言語化して押さえておくべきだからです。
今の仕事を4つの軸に当てはめて、以下のような答えに応じてキャリアの方向性を定めていきましょう。
- 3つの軸に不満はないものの仕事内容の軸に不満がある→営業職から未経験職種への転職を検討してもよい
- 仕事内容の軸に不満はないけど他の3つの軸に不満がある→営業職のまま違う企業へ転職して環境を変えるべき
![内川智子](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/2021/11/uchikawa.png)
「結果がでないから」といった理由で営業職を続けたくないと思い、特にやりたいことがないのにもかかわらず逃げるように事務職や人事職などにキャリアチェンジしてしまうと転職してからも結果が出ないと悩んでしまうことが多々あります。
上司が変わるだけで結果が出る人もいるので、現職で壁を乗り越える経験をして結果を出してからキャリアチェンジした方がよいでしょう。
ただし、現職で結果を出すためにサポートを求めても上司や同僚など誰も助けてくれない場合には、年収が下がったとしても早めに未経験で転職するのはアリです。
今の自分にどんなスキル・強みがあるかを明確にする
次に、今の自分にどんなスキル・強みがあるかを明確にしましょう。
一度自分のスキル・強みを整理してみて、それでも現状に満足できなければ営業職で身につけた経験を武器に転職すべきだからです。
「自分にはスキルがない」と思っていたとしても営業職として働いていたならいろいろなポータブルスキルが身についているはずです。
スキル・強みを明確にする際は、自分の仕事を以下のように5W1Hに落とし込み言語化してみてください。
- When(いつ):顧客との商談頻度(1日の商談回数や顧客の来店頻度など)
- Where(どこで):商談の場所(車・公共交通機関・徒歩移動なのか、オンライン上で商材を見てもらうのかなど)
- Who(誰が):顧客のステータス(不動産仲介でハイグレードマンションを扱っているなら顧客の年収高いといったようにターゲット層が異なるので具体的に記載する)
- What(何を):取り扱い商材(無形・有形、不動産仲介ならマンションのグレードや物件数など)
- Why(なぜ):仕事をする目的(顧客に喜んで欲しい、上司に評価されたい、給与が欲しい、将来独立するために不動産の情報を仕入れたいなど、会社の考えや自分の考えをいれる)
- How(どのように):業務フロー、営業がうまくいくコツ(顧客のプライベートの〇〇までふみこむと希望条件を緩和しやすい、顧客へのレスポンスを早くするとうまくいったなど)
![内川智子](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/2021/11/uchikawa.png)
自分の仕事を5W1Hに落とし込んだら、転職したいと思っている職種の仕事内容も同じように5W1Hに落とし込み、1つでも共通点があるなら自分をうまくアピールできれば未経験転職しやすいといえます。
逆に共通点が0の未経験職種への転職は憧れだけが先行してしまっているので、厳しいといえるでしょう。
転職エージェントに相談する
今の営業の仕事の不満や自分のスキル・強みを明確にできたら、転職エージェントに頼るようにしてください。
自分に本当に合う適職を見つけることはもちろん、転職の難易度などを1人で考えるのは大変なうえ、事前にある程度自己分析した状態で相談すればミスマッチが少なくなるからです。
転職エージェントに登録するといろいろな業界や職種、転職事情に詳しい担当キャリアアドバイザーがつき、下記のようなサポートが受けられます。
- スキル・強みの棚卸しの手伝い
- キャリア相談
- 求人紹介
- 職務経歴書などの添削
- 面接対策
- 応募や年収交渉などの代行
営業職から未経験転職を検討している人向けの転職エージェント3選
ここでは、営業職から未経験転職を検討している人向けの転職エージェントを3社ピックアップして紹介します。
スキル・強みを自己分析してからも「未経験で転職できるのか」「どんな転職先を選べばいいかわからない」と迷う人は、転職エージェントに相談してキャリアの方向性を決めてもらいましょう。
転職エージェントでは、これまでの営業経験を活かせる求人を紹介してくれます。キャリアの可能性を広げるツールとして気軽に利用してみてください。
dodaは営業職の転職に詳しいエージェントがキャリア相談に乗ってくれる転職エージェント
![](https://eidv8u36cvg.exactdn.com/wp-content/uploads/doda-eyecatch.jpeg?strip=all&lossy=1&ssl=1)
dodaは求人サイトとして自分で求人を探して応募できるだけでなく、キャリアアドバイザーにも相談可能な大手転職エージェントです。
キャリアアドバイザーは初回面談後も毎週定期面談を実施してくれるので、未経験転職をしたいならまずは密に相談できるエージェントサービスを利用しましょう。
また、営業職特化部門であるdodaセールスを利用すれば、営業職に詳しいキャリアアドバイザーが無理に営業職をすすめることなく、営業以外の職種へのキャリアチェンジもサポートしてくれます。
ただし、営業職の求人を多めに紹介される可能性があるため、求人検索機能で自分の「興味・やりたいこと」を探すことを同時並行すると安心です。
リクルートエージェントは業界屈指の求人数が強みの転職エージェント
![](https://eidv8u36cvg.exactdn.com/wp-content/uploads/recruit-agent-eye_catch.jpg?strip=all&lossy=1&ssl=1)
リクルートエージェントは求人数業界最大級を誇り、強い交渉力が特徴の大手転職エージェントです。
どの業界・職種の求人もまんべんなく取り扱っており未経験でも応募可能な公開求人も4万3千件以上(※1)と多様な選択肢から吟味できるため、未経験で異業種への転職やキャリアチェンジを考えている人も希望の求人をみつけやすいでしょう。
登録すれば非公開求人の中からこれまでの営業経験を活かせる求人を紹介してくれることもあるので、すでに求人を見飽きているような人でも、まだ見たことのない優良企業の求人に出会えるかもしれません。
また、転職成功実績No.1(※2)に輝くなど、キャリアアドバイザーによるサポート体制も万全です。
※1 2024年12月時点
※2 厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および4ヶ月以上の有期雇用の合計人数(2022年度実績)2023年6月時点
アサインはキャリアプランから提案してくれる若手に強い転職エージェント
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アサインは初回面談で求人提案をすることはなく、まずは「好き」「得意」の価値観を軸に、キャリアプランから提案してくれる転職エージェントです。
以下のような項目の中で優先順位を聞いてくれることから、求人ありきではなく自分が大事にしたいことの軸で未経験でも働きやすい転職先を探せるのが強みです。
- 業務内容
- 年収
- 社格
- ワークライフバランス
- やりがい
- 社風
少人数担当制なので複数回面談を重ねるなど、他の転職エージェントよりも時間を取ってていねいに相談にのってくれます。
営業職の転職に強く、キャリアアドバイザーが求職者と採用企業両方を担当する両面型のサポート体制を採用しているため、ミスマッチも少ないでしょう。
営業の仕事で経験・スキルがないと思っている人でも、趣味やプライベートで好きなことや得意なこと、楽しいと思えることは少なからずあるはずです。
例えば、アーティストのことが好きなAさんはSNSを駆使してファンのリーダー的役割を担っていた経験から、コミュニティマネージャーに転職しました。
「営業職の〇〇は楽しかった」といったことでも人事は社員の強みを活かして配属先を決めることから、選考ではアピールポイントになることを覚えておいてください。