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営業職を辞めたい理由は?325人に聞いた対処法と辞める前に知っておきたいこと
![営業を辞めたい理由TOP10](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/reason-for-wanting-to-quit-sales.jpg)
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営業職は会社の利益を生み出す重要な職種です。やりがいは大きい一方で、数字や顧客とのかかわりに疲れてしまい「営業を辞めたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、営業職325人に聞いた「営業を辞めたい理由TOP10」と回答者の口コミ、辞めたいと感じたときの有効な対処法、営業を辞める前に知っておきたいことを解説します。
「営業を辞めたい理由」上位3つ【325人に調査】
- 営業すること自体が苦手だと感じた
- なかなか良い成果を出せない
- 上司からのプレッシャーがつらい
営業に疲れて以下のように感じている方は、自分の心に耳を傾けて、今後のことを考えるタイミングかもしれません。
- 毎日数字に追われる生活に限界を感じている
- 上司や会社のプレッシャーから解放されたい
- 顧客のために全力を尽くしてきたけど、クレームが多くて心が折れそう
営業がつらいなら辞めるのも解決のための一つの手段です。他にも経験を活かせる職種はたくさんあり、実際に転職に成功した人も多く存在します。
もちろん、同じ営業職でも業界や営業手法の違う営業職に転職して新たなやりがいを見つけている人も少なくありません。営業を辞めた後に今より快適な環境で働きたい方には、転職エージェントへの相談がおすすめです。
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それではまず、営業職325人を対象に行ったアンケート結果「営業を辞めたい理由TOP10」について詳しく見ていきましょう。
目次
営業職を辞めたい理由TOP10【仕事に疲れた325人へのアンケート】
![「営業を辞めたい一番の理由」アンケート結果](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/reason-top10.jpg)
当編集部が独自に実施した「営業を辞めたい」と考えたことがある営業職経験者へのアンケート結果を集計したところ、営業を辞めたい理由TOP10は下記表のようになりました。
順位 | 「営業を辞めたい」と思った1番の理由(有効回答325件) | 回答率 |
---|---|---|
1位 | 営業すること自体が苦手だと感じた | 15.5% |
2位 | なかなか良い成果を出せない | 15.1% |
3位 | 上司からのプレッシャーがつらい | 14.0% |
4位 | モチベーションが下がった | 11.4% |
5位 | 休日出勤や残業時間が多い | 10.0% |
6位 | 仕事内容の割に年収が低い | 8.9% |
7位 | コミュニケーションが苦手 | 8.9% |
8位 | 仕事とプライベートの境界がない | 7.4% |
9位 | このまま仕事を続けていけるか不安になった | 3.7% |
10位 | 扱っている商材に自信がもてない | 2.2% |
アンケート回答者から「営業職を辞めたい」と思った当時の状況について聞き取った内容を、あわせて紹介していきます。
調査概要
- 調査名:営業経験がある方の辞めたい理由アンケート
- 調査方法:クラウドソーシングを利用したインターネットリサーチ(調査元:転職ハブ営業職編集部)
- 調査期間:2024年11月29日~12月2日
- 調査対象:前職もしくは現職で営業職の経験がある男女計325人
1位 営業すること自体が苦手だと感じた
営業職を辞めたい理由1位は「営業すること自体が苦手だと感じた」でした。325人中15.5%もの人が回答しています。
回答者の口コミによると、以下のような理由から、営業自体が苦手だと感じてしまって辞めたいと思う人が多い傾向にあるとわかりました。
- そもそもアポイントがなかなか取れない
- 顧客への提案がうまくいかない
- 顧客が無理難題を要求してくるように感じてしまう
「営業すること自体が苦手だと感じた」と回答した人の口コミの中から、どういう状況で営業を辞めたいと感じたのかを紹介します。
とにかく数をこなさなくてはいけないこと、ノルマがあるので達成しなくてはいけないというプレッシャーがずっとあって休みの日も気が休まりませんでした。
自分の実力で給料が左右されるだけでなく、あまり相談をできる上司もいなかったため、体調を崩しがちになり「辞めたい」と思いました。
同期に相談し一度は前向きになりましたが、「やっぱり自分には合わない」と思い、親に相談したところ「体調を崩してまで仕事をする必要はない」と言ってもらい転職する決心がつきました。
入社する前はノルマはないとの話でしたが、実際には毎月のノルマがあり、サービス残業や休日出勤は当たり前で、お客様へのお礼などなにかとお金もかかり、私には保険の仕事が苦痛でたまりませんでした。
今でも絶対に働きたくない仕事ナンバーワンです。
退職するにあたって、まずはお客様の引き継ぎを誰に任せるのかリーダーに相談し、退職する旨をお伝えするためにお客様一人一人にアポを取りお礼のご挨拶をするなどしました。
2位 なかなか良い成果を出せない
営業職を辞めたい理由の2位は「なかなか良い成果を出せない」でした。
努力しても同僚よりも成果を出せず、上司から詰められるようになるなどして次第にストレスや焦りを感じ営業を辞めたいと思うようになる人が多く見られました。
営業職は他の仕事と比較しても、より数字を定量的に追わなければならない職種です。だからこそ多くの人が成果に悩み、「辞めたい」理由として挙げる結果になったようです。
どんなにがんばっても同僚よりも仕事を取ってくることができないことと、営業先の人となかなか仲良くなれないことから「営業を辞めたい」と思うようになりました。
自分の仕事も他の人より少ないうえ、他の人の仕事を手伝っている時間の方が長かったように感じます。
がんばって営業に行く回数を増やして顧客との接触を増やしていくようにしたものの、それでも成果を出せませんでした。
会社の利益を考えたときに自分が営業として回るより、他の人が回って自分が事務作業をした方が利益につながると思い、上司に相談して営業で回る場所を減らしてもらいました。
車の免許を持っていなかったので徒歩で顧客宅へ訪問営業に行って顧客に商品を見せても「いらない」の一言で終わってしまい全然売れず、営業先から戻ると上司から売り上げがないことを詰められていました。
当時新人だったためセールストークもままならず、ビジネストークや着物の知識などを学ぶ努力をし、数を打てば当たるの精神で過去の休眠客含め手当たり次第に営業をかけましたが前向きな結果が出ず「辞めたい」と思うようになりました。
次第に精神を病み、無断欠勤をするようになり、7日後に退職をする旨を伝えました。
3位 上司からのプレッシャーがつらい
営業職を辞めたい理由3位は「上司からのプレッシャーがつらい」で、14.0%の方が回答しました。
営業職のような成果を追う仕事では上司から期待をかけられる一方、ノルマを達成できてもさらに高い目標が設定されるなど、常にプレッシャーにさらされていることがわかります。
会社のホワイトボードに社員一人ひとりの保険契約の成果が棒グラフで掲載されており、成績の悪い社員は上司に「今月中に成果を上げろ」とプレッシャーをかけられることがとてもストレスに感じました。
生命保険の契約はそう簡単に取れるものではないので「営業を辞めたい」と思いながらも、それでも成果が出ている先輩社員にアドバイスを求めたり、一緒に顧客宅に訪問してもらったりするなどしてなんとか成績を上げていました。
しかし、ずっとそのような仕事の仕方ではいけないと思い、結婚をするタイミングで退職しました。
毎月のノルマが厳しくてつらかっただけでなく、目標を達成すると次の月はさらに上の目標を設定させられる一方で、目標が達成できないと上から厳しく詰められてしまうためプレッシャーも強く感じました。
同期は全員辞めてしまうなど離職率もとても高かったことから、誰にも愚痴を話せないのもつらかったです。
上司に直接訴えたことはありますが、聞く耳をもってくれなかったため辞表を出しました。
辞める際は若いながらもそれなりのポジションについていたので、転職がすぐに決まったのが良かったです。
4位 モチベーションが下がった
営業職を辞めたい理由4位は「モチベーションが下がった」で、11.4%の方が回答しました。
回答者からの口コミによると、例えばルート営業の場合、下記の理由からモチベーションを維持するのが難しいと感じる方がいるようです。
- 顧客の顔ぶれが変わらずやることがルーティーン化されている
- 顧客の気分や都合に振り回されがち
「営業職を辞めたい」と感じたことがある回答者からの口コミには、このような意見もありました。
ルート営業でしたが取引先の気分によって怒られたり褒められたりするのに疲れてしまいました。
また、基本ずっと同じ作業なのにもかかわらず新しいものを求められるのが難しいと感じ、やりがいをみつけることができなくなってしまいました。
「基本辞めたいと思ったことはあったけど乗り越えて今は楽しい、続けて良かった」という先輩が多いので、今も辞めずに部署異動を夢見て働き続けています。
5位 休日出勤や残業時間が多い
営業職を辞めたい理由5位は325人中10%の方が回答した「休日出勤や残業時間が多い」でした。
働き方改革が進んできたものの、企業によっては営業は残業や休日出勤が当たり前といった価値観が残っており、長時間労働を強いられるケースがまだまだあります。
アンケート回答者の中には、定時後に上司とのミーティングを入れられてしまうなど、顧客や上司に合わせて無理をしなければならない状況に陥っている方もいました。
外回り終了後に上司とミーティングがあるのですが、基本的に上司のスケジュールに合わせて行われるので、20時過ぎにスタートすることもあれば、22時くらいになることもありました。
ミーティングが終わらないと退勤できないため毎日残業になり、「いつ辞めるか」をずっと考えながら仕事をしていました。
ただ、急に辞めると自分が困るので有給を取得して転職活動を並行して行い、しばらくして転職しました。
会社の暗黙のルールで海外出張は土日を使って移動をしなければならず、20代後半から30代前半までアジア各国向けの営業を担当していたこともあり土日は移動で休みがほぼありませんでした。
そのうえ海外出張者は出張レポートを帰国翌日に提出するのが義務で、本当に自分の時間がなかったです。
33歳のときに中国出張の帰国日になって上海空港に着いたら、帰国する便が大幅遅延で土曜日の深夜に日本に着いてしまい「こんな人生はもうやめよう」と思いました。
退職の意思を会社に伝えてから退職するまで半年以上かかりました。
6位 仕事内容の割に年収が低い
営業職を辞めたい理由6位は、回答者325人のうち、8.9%の人が挙げた「仕事内容の割に年収が低い」でした。
例えば以下のような要因により、仕事内容に対して年収が低いと感じる人がいるようです。
- インセンティブ制度があっても割合が低い
- ボーナスが低い
- 昇給のスピードが遅い
- 給与が業界の相場と比べて低い
今いる企業の報酬体系などを自分だけの力で変えることは難しいため、アンケートでは転職活動を始めたという人の声が多く集まりました。
もともと美容が好きだったので、美容師に喜んでもらえる商材を届けるルート営業は1〜2年の間は楽しかったのですが、年々ノルマ達成を詰められたり成果を出しても入社当初に聞いていた出来高報酬が少なくなったりしていきました。
自分の仕事には誇りをもっていましたし、ノルマもこなそうと意識をしていたのですが、自分の手柄を上司に横取りされてしまったことをきっかけに競合他社へ転職しました。
とにかく給料が安いです。ボーナスも低いうえ昇格のスピードも遅く、いくつになっても給料が増えません。
忙しくても業務内に無理やり終わらせる必要があるなど、残業がないことは働きやすいとは思うものの、手当も充実しておらず、 転職活動を試みています。
転職活動では他の企業のことがわかるので客観的に見て今自分が働いている企業の待遇の良し悪しを判断する基準になります。
7位 コミュニケーションが苦手
7位は「コミュニケーションが苦手」で、回答者のうち8.9%の人が営業職を辞めたい理由として挙げました。
次のような理由から、営業職として働きながらもコミュニケーションを苦手と感じてしまう人がいます。
- 同僚や先輩と比べて顧客とうまく会話ができない
- なかなか契約を取れない
- 話し合いの中で取引先との折り合いをつけるのが大変
ノルマがあるだけでなく、上司に同期と比べられるなどしてプレッシャーを感じてしんどくなりました。
また同期のメンバーの間でも成績の差が激しくなり、会社にいること自体つらくなっていきました。
もともと話すことが苦手で克服するために営業職に就いたのですが、自分にはやっぱり無理でした。
仕事を終えた後の楽しみをつくり、そのために努力しようとしたものの、結局3ヶ月程で退職してしまい、今は事務職として自分なりに工夫しながらがんばっています。
特定の有名企業のシェアが大きいなか自社製品も決して劣らないものでしたが、営業に行っても門前払いされるなどして自分が否定されているようでした。
それなりのノルマも課せられていたものの、達成には至らない日々で周囲からの叱責がつらく退職を考えました。
友人に相談し、第三者の視点から、自分に問題がないか率直な意見を聞いたところ、自分のトーク力のなさや、自分に自信がないなどの問題点があることがわかりましたが、会社からの無理難題をこなす努力よりも他の分野でがんばるのがいいと思い、転職サイト経由で転職しました。
8位 仕事とプライベートの境界がない
営業職を辞めたい理由8位は「仕事とプライベートの境界がない」でした。
顧客との信頼関係を構築するために接待や休日・営業時間外の対応などが発生しがちな営業職では、仕事とプライベートの境界がないことも多い傾向にあります。
アンケートへの回答者の中には、顧客に休日連絡がつかない可能性がある旨を伝えるなどして工夫した例もありました。
休日に対応しなくてもよい体制を築けると無理なく働けるとはわかりつつも、会社や仕事の状況によってはうまくはいかない人が多いかもしれません。
得意先との信頼関係や交流に頼る部分が営業活動にはあるため、休日や仕事終わりの付き合いがどうしても発生します。
休みであることはわかってもらっていたことからそこまで堅苦しさは感じないとはいえ、休日は自費で顧客を訪問しなければならず、出費もかさみ「辞めたい」と思うようになりました。
幸い上司が有休に寛容だったので連勤が続いたときにはなるべく休むようにし、バランスを取りながら続けられるように考えています。
営業はサービスの内容に加えて、人と人との付き合いがかなり大切になる職種だという考えで仕事をしていました。
とはいえ、就業時間後の取引先への接待は繁忙期はほぼ毎日のようにありますし、休日でも取引先からの電話やメールには対応しなければならず精神的にしんどかったです。
ただ、自分で精神的な疲れに気付けたので、取引先の方に「休日は連絡が取れなくなってしまうかもしれませんがご容赦ください」と伝えたところ相手方も理解してくれて、かなり業務時間外での作業や対応が減りました。
思い切って話してみて良かったです。
9位 このまま仕事を続けていけるか不安になった
営業職を辞めたい理由9位は「このまま仕事を続けていけるか不安になった」でした。
下記のようにさまざまな要因から、営業職としての仕事を続けていけるのかと不安を抱く人がいるようです。
- 社内の教育やフォロー体制が不十分でスキルアップが見込めない
- 20代のうちはいいが30代以降は体力がもたない
- 業界の将来性が不安
今後のキャリアに不安を感じたときには、不安を言語化してみて現職で改善の余地があるのか、それとも転職した方がよいのかを考えてみてください。
新規顧客を獲得するノルマに追われるも、自社が提供するサービスに正直自信がもてず、顧客獲得にもなかなかつながらず、上司にひんぱんに叱られる日々でした。
教育体制も不十分であり、「営業スキルが身に付いているか」と自問する日々で、営業成績のみならず今後の自分の将来まで不安になっていきました。
土日のエンターテイメント系の趣味の楽しみの日々を待ち望みながら平日を過ごすことで毎日を乗り切っていたものの、最終的に私は会社自体を退職し独立して個人でやってみたかった仕事を始めました。
10位 扱っている商材に自信がもてない
営業職を辞めたい理由10位は「扱っている商材に自信がもてない」でした。
以下のようなことが原因で営業職であるのにもかかわらず自分が扱う商材に自信をもてなくなるケースがあります。
- 競合他社に比べると自社製品が弱く感じる
- 希望の部署に行けず、魅力を感じられない商材を扱うことになった
- 業界自体に将来性がない
商材に自信がもてないときには、別の商品・サービスの担当になれないか打診する、あるいは自分が自信をもてる商品・サービスを扱う会社への転職を検討するとよいでしょう。
契約後の心配ごとの方が先に立ち、自社の商材に自信がもてず顧客に積極的に売り込めませんでした。
また、クライアントによっては遅い時間での打ち合わせを希望してきたり、約束の時間を平気で1時間以上遅刻したりしてくることもありました。
特に自分には営業以外に何の資格もないので「これからも営業職で生きていくしかない」と思い、それならせめて自分が納得のいく自信をもってお客様に売り込める商品のある会社が良いと考え、営業先でよく会うライバル会社の商品に興味があったことから転職しました。
営業を辞めたいと思ったときの対処法5つ
![営業を辞めたいときの対処法5つ](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/countermeasure.jpg)
ここからは、「営業を辞めたい」と思ったときの対処法を5つ解説します。
疲れて営業を辞めたくなったとき、すぐに退職の字がちらついてしまうかもしれません。
もちろん体調や日常生活に支障をきたすレベルであれば無理をする必要はないですが、まず対処法を試すことでより良い方向へと状況を変えられる可能性があります。詳しく見ていきましょう。
営業を辞めたい理由を言語化する
「営業を辞めたい」と思ったら、まず最初に営業を辞めたい理由を言語化してみてください。
営業を辞めたい理由があいまいな状態だと、転職活動をしたとしても会社選びの軸がぶれてしまい、結局同じ悩みを抱え続けることになるかもしれません。
例えば営業を辞めたい理由が「営業自体が苦手」であれば他の職種も選択肢に入りますし、「良い成果を出せない」であればなぜ成果が出ないのかを言語化して、その要因の解消に取り組む必要があります。
自分だけで言語化するのが難しそうであれば、転職エージェントなどでアドバイザーに相談に乗ってもらうのも一つの手です。
上司や人事に相談・異動を願い出る
会社の上司や人事などの部署に悩みを相談する・異動を願い出るなど、会社を辞めずに解決できる方法がないか考えてみましょう。
営業職を辞めたい理由によっては、転職しなくても他部署への異動や上司からのアドバイスで解決するかもしれないからです。
仮に営業以外の職種へ未経験で転職してしまうと、たいていの場合キャリアを最初から築いていく必要があるうえ、転職直後の年収が下がる傾向にあるため慎重に検討する必要があります。
毎月目標がありながら、既存顧客のリピート売り上げだけでは足りないため、新規顧客獲得ために営業時間外や休日にも交流会などに足を運んでいました。
そのうち、心身ともに休まらなかったことと、成果にかかわらず一律の営業手当しか出なかったことで経済的に厳しくなり「辞めたい」と思うようになりました。
上司に自分の課題の解決方法やスケジュール管理の仕方など改善できることを相談し、1ヶ月の休日日数を増やす許可をいただき、休めるようになったことで少しずつ心に余裕がでてくるようになりました。
そこから少しずつですが、成果が得られるようになりまだ営業職を続けています。
暑い時期も寒い時期も何百枚にもなる重たいチラシを背負ってポスティングしたり、物件を売るために悪いところをできる限りオブラートに包み、それなりに良いところを見つけて猛アピールしたりしたものの、売れなくて上司から叱咤される毎日で疲れました。
先輩に相談しましたが特に解決策もなく「自分もそんな時代を乗り越えてきた」と言われて、「どうにもならないな」と感じました。
転職しないと心身ともにまいってしまうと考えて、転職サイトや転職エージェントに複数登録して転職先が決まる前でしたが退職しました。
今とは違う仕事内容の営業職への転職を検討する
会社を辞めずに解決できる方法がない、あるいは対策を試したものの解決できない場合は、今とは違う仕事内容の営業職への転職を検討する手があります。
営業職と一口にいっても、業界や会社、扱う商材が変わるだけで仕事内容がまったく異なるうえ、新しい営業職(※)と呼ばれるような職種の求人も最近は増えてきているからです。
同じ営業職への転職であれば経験も活かせるだけでなく、悩みを解決しながら年収アップを実現できるかもしれません。
※株式会社リクルートなど大手人材会社は2018年ごろから求人が増加し始めているインサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスのことを「新しい営業職」と定義新聞自体に需要がなくなっているので営業しに行っても露骨に嫌がれることが多いうえ、会社の業績悪化のため新規の件数もノルマになりました。
このような状況だとかなりのコミュニケーション能力が必要となり、先輩のアドバイスもあまり役にただず、自分では契約が取れないのがわかってきたので、「辞めたい」と思うようになりました。
いくつかの転職エージェントに登録し、経験を活かしつつ同じ営業でも働き方を変えられる仕事を見つけたため転職しました。
担当施設の営業時間が長い一方で見積りや提出資料の作成は社内でしかできなかったため、営業活動後の社内処理の時間が遅くなり必然的に残業三昧でした。
そこまでがんばっても個人の成績としてボーナスなどで賃金に還元されることはなく、「ここまで必死にやっている意味があるのか」と思ってしまいました。
まずは自分の中で働き方を見直し、営業先でも社内処理などの事務作業ができないか上司や会社に相談したところ、当時コロナの影響で在宅勤務などが世の中の風潮として広まったこともあり、事務処理が外出先でも少しできるようになり働き方の改善が図れました。
その後、経験を活かし同業他社で成績反映が大きい企業に転職をしました。
未経験の仕事への転職を検討する
営業を辞めたい理由を言語化したうえで、それでも営業職を辞めた方がいいと思う場合は未経験の仕事への転職を検討するのがよいかもしれません。
営業から未経験職種に転職する場合は、言語化した「辞めたい理由」を解決するためにも、求人情報に書かれている待遇や条件面をよく確認しましょう。
ただし、今よりも年収が下がる可能性がある点には注意が必要です。
金融商品のため、絶対間違いないことはないため、会社から指示された商品を販売して目標を達成しても、商品の価値として期待する結果が出なかったとき、顧客にどう説明すべきか悩みました。
人柄の良い顧客も多かったことから「こんなことを続けていられない」「もっと社会的意義のある貢献がしたい」と思うようになり、IT業界で働きたいと考えるようになりました。
しかし、転職エージェントに登録すると「未経験でエンジニアへの転職は難しい」と断言され、IT業界の営業職への転職をかなりすすめられました。
それでもエンジニアとして転職したかったため、一旦退職してスクールに通い、8ヶ月後に転職できたので悔いはありません。
営業職として転職した後に社内異動がかなうか確認する
営業職は辞めたいと思いながらも年収が下がるリスクがある未経験職種への転職に踏み切るのが不安な場合、営業から別の部署へ社内異動できる可能性がある会社への転職を検討してもよいかもしれません。
「そんなこと転職してみないとわからない」と思うかもしれませんが、実は転職エージェントを利用すると転職後のキャリアパスや別部署・職種への異動の可否など、それとなく企業に聞いてくれます。ぜひ活用してみてください。
営業に疲れた…辞める前に知っておきたい3つのこと
![営業を辞める前に知っておきたいこと3つ](https://www.kakehashi-skysol.co.jp/sales/wp-content/uploads/knowledge-before-quitting.jpg)
ここでは、営業に疲れた人が辞める前に知っておきたい3つのことを紹介します。
3つのことを知ればはじめての転職活動だとしても不安が少なくなるかもしれません。
営業職は実は転職における市場価値が高い
営業職は実は転職における市場価値が高いといえます。
営業として働いている人の多くは「自分にはスキルはない」と考えがちですが、次のようなポータブルスキルが確実に身に付いているからです。
- コミュニケーション能力
- 関係構築力
- 課題解決能力
- 仮説構築力
これらのポータブルスキルは同じ営業職はもちろんのこと、未経験業種でも活かせるでしょう。
営業職でも内勤の仕事が増えている
営業職でも内勤の仕事が増えていることも押さえておきましょう。
コロナ禍以降、営業職の現場でもデジタル化が進み、オンライン商談などが増加傾向にあることが理由です。
「営業自体が嫌で辞めたい」と思っていても、営業職のまま好条件で転職し営業しやすい環境を手に入れ、以前よりも成果を上げられるようになった人も多く存在しています。
転職エージェントなら営業を辞めたい理由をもとに相談に乗ってくれる
転職エージェントなら営業を辞めたい理由をもとに無料で転職相談に乗ってくれるので、ぜひ活用してみましょう。
転職エージェントは求職者転職させることだけが目的ではなく、転職先で定着できるかどうかも重視しているため、ヒアリングした「辞めたい理由」をもとに求人を紹介してくれます。
また、辞めたい理由をポジティブな言葉に変換することも手伝ってくれるため、職務経歴書や面接でのアピールにも役立つでしょう。
営業を辞めたいときに利用したい転職エージェント・サイト3選
この章では、営業を辞めたいときに利用したい転職エージェント・転職サイトを3社厳選して紹介します。
営業を辞めたいと思ったら、以下のメリットがあるので転職エージェントに一度相談してみてください。
転職エージェントに登録するメリット
- 営業を辞めるか辞めないかを含めて相談に乗ってもらえる
- あなたの経歴をもとに転職しやすい求人を紹介してもらえる
- 年収交渉を任せられるから給料が下がりづらい
- 転職サイトと併用すれば転職先の選択肢がさらに広がる
doda
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dodaの特徴
- 自分で求人に応募もできるから転職活動を自分のペースで進められる
- あらゆる業種・職種に精通したキャリアアドバイザーと納得いくまで面談可能
- 担当者による面談などでは手厚いサポートが評判
dodaは担当キャリアアドバイザーに相談できるだけでなく、転職サイトの機能も兼ね備えた大手転職エージェントです。
求人を提案してもらえるのはもちろんのこと、今後のキャリアや働き方についての相談に親身にのってくれるため、「営業を辞めたい」と思いながらもどんな仕事に転職したらよいかわからない人におすすめできます。
下記のような好条件の求人も多いことから、はじめて転職活動する人にもおすすめです。
- 大手・優良企業
- 残業20時間未満
- フレックス勤務
dodaの基本情報
サービスの種類 | 大手転職エージェント |
---|---|
営業職の公開求人数 | 56,329件 |
オンライン対応 | 可 |
LINEでやり取り | 可 |
アプリ | あり |
面談の所要時間 | 60分 |
得意領域 | IT、半導体・電子部品・エレクトロニクス製品営業、自動車・装置・機械製品、原料・素材・化学製品、医療、食品・日用品・消費財、建設・土木・不動産・住宅、金融、広告・メディア、人材・求人広告 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
本社 | 〒106-0041 東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ 森JPタワー21F |
拠点 | 札幌(北海道)・仙台(宮城県)・大手町/北青山/紀尾井町/柳橋/西新宿(東京都)・横浜(神奈川県)・静岡・名古屋(愛知県)・大阪・京都・神戸(兵庫県)・岡山・広島・福岡・鹿児島 |
対応エリア | 全国47都道府県、海外 |
許可番号 | 13-ユ-304785 |
利用料金 | 無料 |
※2024年12月時点
リクルートエージェント
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サービスの種類 | 大手転職エージェント |
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営業職の公開求人数 | 108,312件 |
オンライン対応 | 可 |
LINEでやり取り | 不可 |
アプリ | あり |
面談の所要時間 | 30〜60分 |
得意領域 | コンシューマ向け製品、工業製品、IT・技術・システム、広告・販促・アカウントエグゼクティブ、マスコミ、人材、金融・保険、住宅・不動産、MR・医療機器、印刷、営業代行・アウトソーシング |
運営会社 | 株式会社リクルート |
本社 | 〒100-6640 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー |
拠点 | 札幌(北海道)・仙台(宮城県)・宇都宮(栃木県)・さいたま(埼玉県)・千葉・丸の内/立川(東京都)・横浜(神奈川県)・金沢(石川県)・新潟・長野・静岡・名古屋(愛知県)・京都・大阪・神戸(兵庫県)・岡山・広島・高松(香川県)・福岡 |
対応エリア | 全国47都道府県、海外 |
許可番号 | 13-ユ-313011 |
利用料金 | 無料 |
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運営会社 | 株式会社アトラエ |
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対応エリア | 全国47都道府県、海外 |
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