ここ数年、「第二新卒」という言葉をよく耳にしますね。求人情報サイトでは「第二新卒歓迎!」などのチェックボックスが設けられ、求職者側にとっても採用側にとっても、共通の言語となっている環境が見てとれます。
また、採用や人事を担当していると、第二新卒と巡り合うもあれば、第二新卒として自社の若手社員を送り出すこともあるのではないでしょうか?
今回はそんな第二新卒について、改めてどんな人材であるのか振り返り、採用のポイントをみつけたいと思います。
目次
リーマンショックから始まった「第二新卒ブーム」
採用や人事の現場に身をおいていると「第二新卒」という言葉をよく耳にし、担当者自身も口にすることがあるかと思いますが、その定義についてはご存知ですか?一度振り返ってみましょう。
「第二新卒」とは
2000年代に生まれた言葉で、法的に意味合いは定まっておらず、第二新卒を募集する企業によって定義は異なります。
目安としては、4年制大学の卒業から考え25~26歳ほどの方が該当するでしょう。新卒で就職したが1年から3年ほどで会社を辞め、転職活動をしている求職者のことを指しています。
リーマンショックをきっかけに着目され始めた若手人材
2008年のリーマンショックの影響を受け、採用市場では求人数が著しく落ち込みました。2010年以降の景気回復に合わせ、即戦力である30代の採用をこぞって強化しました。
当然、30代の中途採用競争は激しくなり、採用に苦戦し始めた企業は今の「第二新卒」の層に着目し採用を始めたのです。
新卒採用を補うために更に需要が高まる「第二新卒ブーム」が発生
有効求人倍率が高まり、新卒採用の現場は一気に売り手市場となりました。採用目標を達成できなかった企業が、人員確保の一手として第二新卒を積極採用し始め、現在の「第二新卒ブーム」に至っています。
ブームの一方で第二新卒に対し疑問を抱く企業もある
一方で、「3年未満で転職してしまうような人は、うちに入社してもすぐに辞めてしまうのではないか」と懸念を抱いている企業も少なくありません。
むしろ、新卒採用や中途採用で、継続的に人員の確保が実現してきた企業にとっては、こちらの意見が根強く残っています。
そう考えると、本来望んでいる他の方法で採用目標を達成することが叶わないから、消去法として第二新卒市場が活発化している背景も否定できないでしょう。
なんで人気?「第二新卒」採用の3つのメリット
企業にとって、第二新卒を採用するメリットはどんなことが挙げられるでしょうか?以下の3点を確認しましょう。
- 社会人経験があり、ビジネスマナーが身についている
- 特定の風土に染まりきっていないため、転職先でも馴染みやすい
- 採用単価が比較的低め
社会人経験があり、ビジネスマナーが身についている
第二新卒者は1年から3年程度、社会人としての経験があり、ある程度のビジネスマナーは前職の企業で身に付けられています。
社会人としての基礎ができているため、新卒よりも早く戦力になれるでしょう。
特定の風土に染まりきっていないため、転職先でも馴染みやすい
前職企業独自の文化や常識に染まりきっていない点も、人材によっては当てはまるでしょう。一つの企業風土に染まりすぎてしまうと、新しい企業の体質や文化に馴染めず、定着しにくいケースもあります。
特定の企業気質に染まりきっていないことで、新しい企業文化に触れても抵抗感が薄く、マインドの共有もしやすいでしょう。
採用単価が比較的低め
いわゆる中途転職者と比較すると年齢が若いため、給与も比較的安く済むという点があります。
もちろん、本人の経験やスキルにもよりますが、傾向の1つとして挙げられます。
第二新卒の採用を成功させる基本の見極めポイント2選
第二新卒採用を成功させるポイントは2つあります。
- 最低限のビジネスマナーの有無を確認する
- キャリアプランや働く意思を確認する
最低限のビジネスマナーの有無を確認する
提出書類や面接時の言動から、最低限のビジネスマナーが備わっているか見極めることができるでしょう。履歴書のまとまりや、会話のやり取り、身だしなみからでもマナーの水準を図ることが可能です。
また選考の日程調整にて、電話やメールにて連絡を取り合う際の対応も、仕事から得たマナーが反映される箇所ですので、判断の基準に活かせるでしょう。
キャリアプランや働く意思を確認する
第二新卒者は、確かにメリットを多く持つターゲット層ではありますが、「何らかの理由で早期離職した人材」でもあります。
自社に定着できるか、簡単に離職する人材ではないか見極める必要があるでしょう。
前職の志望動機から、早期離職に至った理由をヒアリングし、しっかりとしたキャリアプランや、キャリアアップへの意思など、入社から退職までのストーリーの有無を確認しましょう。
また、自社を志望する理由や、自社にどのような利益を生み出したいか、という点を明確に話せるかも判断の基準になります。
ポイントをおさえ第二新卒の採用を成功させましょう
時代の変化に合わせて需要が高まっている第二新卒。
「ダイバーシティ」や「働き方改革」の横断により、さらに需要と共有が高まっていくことが予想されます。
早期離職を経験している人材であっても、そのマインドやスキルを見極められる採用担当者となれれば、自社に大きな利益をもたらすことができるかもしれません。
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