2022年3月、マイナビ・リクナビをはじめとした就職ナビがオープンし、2023年度の新卒採用が本格的にスタートしました。
23卒の就活生の動きには、これまでと比べてどのような変化があったのでしょうか。
今回の記事では、23卒の就活生の傾向と2023年度の採用活動のトレンドを解説するとともに、2024年度の採用活動に向けて取り組みたい施策も合わせてご紹介します。
目次
データからみる23卒就活生の傾向
23卒就活生の傾向として次の4つが挙げられます。
例年よりもさらに動き出しが早い
企業の採用活動の早期化が進み、就職活動の開始時期も早まっています。特に優秀層とされる学生は、春先には動き出しているという見方があります。
23卒就活生の傾向として、動き出しのピークを迎えるのは6月頃です。そのため、5〜6月の時点でも例年以上に学生に接触しやすいと予測されています。
インターンシップ参加に意欲的
「マイナビ2023年卒 大学生インターンシップ調査〜中間総括〜」によると、10月時点のインターンシップの応募率は21年卒以降、高い水準で推移しています。
23卒において「応募経験あり」との回答は91%で、「参加経験あり」との回答は83.6%という結果でした。
同年の平均応募社数は7社だったのに対し、平均参加社数は4.4社でした。コロナ禍でも学生のインターンシップへの意欲の高さが伺えます。
さまざまな媒体で情報収集をしている
就活関連のイベントに参加して情報を集める学生が多いです。
一方で、ネット検索や口コミサイト、SNSでの情報収集も一般的になっています。
中でも、就活生同士が情報交換をする口コミサイトや既存社員による口コミサイトから、よりリアルな企業情報を集める傾向が見受けられます。
価値観が多様化している
企業からのスカウトにエントリーをする際、「価値観のマッチング」を重視する学生が増えています。
「自分のやりたいこと」や「関心のあること」に重きを置いて企業を選択しているようです。
学生の価値観が多様化する中で、企業は学生の興味・関心に合わせて自社の魅力を発信していくことが求められています。
2023年度の採用活動のトレンド
23卒の就活生の傾向を踏まえ、2023年度の採用活動について今後考えられるトレンドを解説します。
「超早期化新卒採用」が当たり前に
リクルート発表の「就職白書(2022年2月発行)」によると、企業の内定出しは3月・4月に集中すると予測されています。
同社の調査では、3月1日時点で就活生の5分の1以上にあたる22.6%もの学生が、内定を取得していることもわかりました。
面接の開始時期や内定出しのタイミングについて早期化するのは避けられません。
「早期から積極的に学生との接点を増やす」「母集団拡大のために幅広い層にアプローチする」といった動きが当たり前になっていくと考えられます。
また、2023年度の採用活動も、オンライン選考とオフライン選考のハイブリッド型で進めるべきです。対面にこだわってしまうと、学生の価値観とのズレが生じてしまう可能性があります。
学生の目を引くコンテンツが用意できれば、オンラインでも効果は得られます。オフラインも有効な手段となるため、学生を惹きつけたいタイミングで活用するとよいでしょう。
インターンシップが企業と学生とのマッチングの場に
新卒の採用活動でもオンライン活用が広がり、学生と出会える機会は増えました。
学生にとっても企業の選択肢が増えたことで、選考辞退や内定辞退人数が増加し、企業の新たな課題となっています。
企業がターゲット学生を選考につなげるために力を入れているのがインターンシップです。学生もインターンシップに参加することが選考につながることを認識しています。
そのため、解像度の高い情報開示や実務を伴うインターンシップの重要性がより増していくと考えられます。
インターンシップに参加すると、説明会をスキップして1次面接を受けられるなど、インターンシップに参加するメリットを打ち出すのも効果的です。
就職活動の多様化が進む
いまどきの就活生は、いろいろなチャネルを活用して就職活動をおこなっています。さまざまな就活サービスを試して、自分に合うものを選択しているイメージです。
ターゲット学生が活用している媒体において、いかに企業の魅力を伝えられるかがポイントといえます。
2024年度の新卒採用成功に向けて取り組むべきこと
2024年度の新卒採用成功に向けて、どのような対策が求められているのでしょうか。
採用担当者が今から取り組むべきことについて、カケハシ スカイソリューションズ(以下、カケハシ)で長年新卒採用支援に携わるトップコンサルタントに聞いてみました。
HR部 ゼネラルマネジャー
早期化に対して効果的な施策とは?
採用サイトの強化として、インターンシップ専用のサイトを制作するのも一つの方法です。
専用のサイトがあれば、インターンシップに参加することでどのようなメリットがあるのかを訴求しやすくなります。
同時に、インターンシップ自体の精度を高めるのも大切ですね。
複数回実施する場合、1回目は人数を集める目的で学生がおもしろいと感じるコンテンツを用意します。2回目以降はリアルに流し込むイメージですね。
企業理念やビジョン、業界の未来、具体的な仕事内容、既存社員と関わるコンテンツなどを用意し、学生を惹きつけていきます。
インターンシップを1回しか実施しないという企業もありますが、正直なところ1回のインターンシップで選考につなげるのは難しいです。
企業によっては3〜10回開催しているケースも珍しくありません。
1日1コンテンツで数回実施したり、3daysにまとめて実施したり、目的に合わせてアレンジするのも有効です。
2024年度はどのように採用活動を進めるべきでしょうか?
早期化は避けて通れません。厳しい中でもどのように工夫していくかというスタンスでいることが大事ですね。
いまどきの就活生は、さまざまな就活サービスを活用して就職活動をおこなっています。
「採用ターゲットはどのようなサービスを選んでいるのか」「どの媒体で企業の魅力をアピールすると効果的なのか」などを検証し、媒体ごとの傾向を見極める作業も重要です。
採用活動においても「釣りをする場所が変われば、釣れる魚は変わる」と捉え、各サービスの属性や傾向をつかむことから始めてみるのもよいでしょう。
まとめ
早期化が加速している新卒採用では、効果的に学生と接触できるかがカギとなります。
インターンシップを複数回実施したり、就活生に活用されている就活支援サービスを検証したり、厳しい中でもいかに工夫していくかという採用担当者の意識改革が求められています。
今回の記事で紹介している23卒就活生の傾向や2023年度の採用活動のトレンドを参考に、自社の新卒採用活動の強化に取り組んでみてはいかがでしょうか。
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