貴社の採用活動は、下記のような状況に陥っていませんか?
求めていた層の学生は採用できたが、採用人数は大幅に未達
欲しい層も採用できていないし、目標の採用人数も未達
多額の資金を使用したにもかかわらず、結果が見合っていない
一つでも当てはまる企業は、何かしら策を施さないと翌年の新卒採用も同様の結果になってしまうかもしれません。
本記事では新卒採用を成功させるために確認しておきたいポイントをまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
新卒採用を成功させるために確認するべき3つのポイント
- 採用ターゲットの学生像が明確でない
- 採用で他社と戦うための体制が整っていない
- 採用全体の流れを細かく計画できていない
(1)採用ターゲットの学生像が明確でない
ターゲット学生の明確化は、採用成功をする為に、最も大事なポイントだと言っても過言ではありません。
うちではきちんと「明確にしている」という企業もあるかと思いますが、企業側の要望だけを反映していませんか?
ターゲットを設定する上で、学生の資質を定義することは分かりやすく設定しやすいポイントです。
しかし、「惹き付けを加味したターゲット設定」においては、ターゲット学生の【志向】まで考えることが重要になります。
「ターゲットの志向は何か」
「その志向をもった学生が貴社に興味をもってくれるような魅力は何か」
そこで当てはまるような魅力がなければ、今一度ターゲットの設定を見直すか社内の体制や制度を整える必要があります。
採用ターゲットの学生像が明確でない場合の対策
採用ターゲット像が明確でない場合、よく聞くのが「なんとか欲しいターゲット学生にであったが、条件が良い他社へ決めてしまった」等といった話です。
福利厚生や会社規模等を最も重視している学生をターゲットとしても、貴社よりさらに上の企業がいたならば、いくら惹きつけても同じことの繰り返しです。
その場合貴社にとって採用が難しい学生をターゲットとしている場合があります。
また、業界に興味をもっていなくても、仕事をする中で感じるやりがいや、仕事がもたらす効果や結果に惹かれて興味をもってくれる学生も存在します。
現在のターゲット設定が本当に正しいのか、もっと母集団の層を広げられる可能性はないのか、さらに細かく突き詰めていくと良いでしょう。
難しい場合はプロの採用コンサルタントに力を借りてみるのも選択肢の一つかもしれません。
(2)採用で他社と戦うための体制が整っていない
採用目標人数に対して採用担当者の数が極端に少なかったり、学生を惹きつけるために他社と差別化を図るための武器がない状態で採用活動をされていないでしょうか。
採用活動を成功させる体制を整える為に、社員の皆様に協力を打診し、学生が選考の中で会う社員を増やすことは、大きな惹き付けに繋がります。
また社員が接触した際に、活用できる武器(パンフレットなど)も効果的です。
もちろん、ただパンフレットを制作するのではなく、学生の【志向】や選考中の心理を踏まえて制作をすることが重要です。
マンパワーはかかりますがそれだけ丁寧に学生と接することが採用活動ではとても重要になるのです。
他社と戦うための体制が整っていない場合の対策
現場を巻き込んだ採用活動を実施する企業も増えてきています。その上で、単に多くの社員と会ったからといって惹きつけが成功するわけではありません。
この社員には「どのタイミング」で「何を」伝えてもらうか、「どんな役割」をもって学生と接してもらうのかをしっかり定めたうえで採用活動に参加していただくことをお勧めします。
また、学生とのコミュニケーションの良し悪しは個人のスキル次第。そうならないためにも採用開始前に関わる社員を集めてキックオフを行ったり、リクルーターを育てる研修に参加してみるのも良いでしょう。
(3)採用全体の流れを細かく計画できていない
多くの選考を設けてもマンパワーもかかるし学生も来てくれないので説明会兼選考を実施したり、面接が2回など、短期間で終わらせてしまってないでしょうか。
6月以降での接触であれば学生の感情も踏まえて良い考え方かもしれませんが、早期では接触回数が少ないと、手間をかけている企業に負けてしまいます。
たった1,2回の接触では、いくつも内定を持っている学生に対して入社を決断してもらう材料が足りません。
採用難易度が高いこの時代、接触回数を増やすことはもちろん、会うたびに入社したいと思わせる仕掛けが必要なのです。
説明会ではどう思ってもらいたいのか、一次選考では、二次選考では…、と細かく採用ストーリーを描く必要があるのです。
採用全体の流れを細かく計画できていない場合の対策
インターンシップなどの実施から、採用全体の流れを再考してみましょう。
しかし、例えば、下記の企業にとっては必ずしも実施することが正解ではない場合があります。思い切ってインターンシップは実施しない等の判断が必要です。
インターンシップを実施しない方がいいケース
- 採用を少人数でやっていてマンパワーが足りない。
- インターンシップで学生と接触しても3月まで惹きつけられない。
またインターンシップを実施するにあたっては広報をどのように行うか、コンテンツをどうするかがカギになってきます。
インターンシップに限らず、集客をするのであれば【合同説明会】をお勧めしています。中小企業は不利だという声も良く聞きますが、中小企業だからこそ合同説明会に出るべきです。
どの業界をみようか悩んでいる学生が自ら赴いてくれている場で集客ができることは1番成功への近道です。
とはいえ、武器を持たずにただ出展しても成功はしません。
呼び込みが得意な社員や、配るパンフレットなど他社に勝てるような武器を持って参加してみることが成功への第一歩になるでしょう。
まとめ
ここまで、新卒採用を成功させるコツをご紹介してきました。
しかし、この対策を全て採用担当の方が行うのは難しい場合もありますし、1番重要なターゲット設定の部分では他社と差別化にはなっているのに貴社の中では当たり前になりすぎていて魅力に気づかないという場合もあります。
自社でここまで行うのは難しい、どう情報を整理したらいいのかわからない…という方は、まずは専門のコンサルタントの力を借りて計画を立てていくのも良いでしょう。
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