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新卒採用で入社に繋がる選考トーク術|選考当日のチェック項目付き

悩める人事
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どうしても入社してほしい学生に限って辞退されてしまう…。

内定辞退数を減らすために、内定者フォローを強化することだけに注力していませんか?

内定者フォローを充実させることは間違ってはいませんが、一方で、内定辞退をする学生は、「こちらが内定を出す前に辞退することを決めている」ケースがほとんどです。

つまり、内定を出す前段階、「選考中」にどれだけ「口説けたか」「学生の心をつかんだか」が重要になります。

今回は新卒採用でもっとも大切なテーマともいえる、選考中の「学生の口説き方」についてご紹介します。

新卒採用における入社に繋がる選考トーク術

選考中の「学生の口説き方」のコツを具体的なトーク例も交えて2つご紹介します。

学生の口説き方
  1. 小細工はなし「まっとうに・真摯に」評価を伝える
  2. 学生の志向と入社基準をトコトンすり合わせる

1.小細工はなし「まっとうに・真摯に」評価を伝える

当たり前ですが、就職学生中の新卒学生は第二新卒生を除き、ほぼ就業経験がありません。

働いたことがないという不安から「自分の能力を認めてくれる会社で働きたい」気持ちが芽生えるのはある種当然ともいえます。

一方で承認欲求が高い学生が多い、とも言われています。そのため、適性検査の結果、面接での会話、グループワークでの姿から学生ひとりひとりが持つ能力を見つけてください。

そして入社してほしい学生にはその思い、感じたスキルの高さを誠心誠意、素直に率直に伝えてください。そうする事で貴社に対しての入社意欲は格段に上がります。

トーク例(1)

「A君は、学生時代にやっていたボランティア活動で身に付けたと言っていた周りの人たちの気持ちくみ取る能力が、すごくうちの営業に合っていると思うんだ。

うちの営業はただ売り込むだけではなく、しっかりの相手の潜在ニーズをくみ取る必要があるんだよね。

A君だと成果が出せると思っている。だから一緒に働きたいんだ。」

トーク例(2)

「Bさんのグループワークでの姿を見たよ。一生懸命、誰よりも数多くのアイデアを出す姿が非常に印象的でした。

弊社では新人時代は、質よりもまず数多くの企画を考えることが重要だと考えているんだ。

採用チーム全員で話をしているんだけど、是非そんなBさんにうちの営業部で仕事をやってもらいたい!という結論になったんだよね。」

2.学生の志向と入社基準をトコトンすり合わせる

「まだ大手の選考を受けたいので、後3か月待ってくれませんか…」
「本当に自分が何をしたいかわかりません、もう一度就職活動をやりなおしたくて…」
「もう一社と迷っているんです、なのでもう一度社員の方と会わせてくれませんか…」

こうした連絡が何度もつづくなど、学生本人も泥沼化してしまい、どうしても1企業に絞れない。こういったケースもあるでしょう。

ここまでくると学生も決め切るため、無意識に企業の「あらさがし」をするようになってしまい、なかなか良い結末は訪れません。

迷いそうだな、迷っているな、と思った時点で学生の志向と入社基準をとことんすり合わせることがポイントです。すり合わせのポイントは3つあります。

  1. 事前準備:学生情報の把握
  2. 会話中:学生のこだわり優先順位を整理する
  3. 最後に:相手に合わせたプレゼンテーション

(1)事前準備:学生情報の把握

学生情報を予め把握しておき、それをもとに話をします。相手の発言内容を別の場でも伝えることで、自分に興味を持ってくれている、自分に関心があるんだと感じてもらえます。

そのためには、面接前に履歴書やアンケートや評価シートを必ず確認すること。特に評価シートは今までの選考の情報がはいっていますので、しっかりと確認してください。

そして、疑問点などありましたら、そのときの面接官から情報を収集してください。

トーク例

「一次選考で、営業の目標数字について質問をしてくれましたが、疑問はもう解消されましたか?」

(2)会話中:学生のこだわり優先順位を整理する

相手が何かひとつのポイントにこだわって、入社にためらいを見せている場合。

学生が企業に求める優先順位を聞いてみてください。そして優先順位に矛盾があった場合、改めてそのポイントについて質問をしてください。

トーク例

「地元に近いところで働きたいって言っていたけど、もう一社受けているところは全国に支店があるよね?転勤のリスクはあるけれど、地元と安定と、どちらの優先順位が高いかな?」

(3)最後に:相手に合わせたプレゼンテーション

学生がこだわりを捨て、改めて企業選びの軸を作り始めたあと。

その学生が本当に求めているものは何なのか。また、それを満たす為にはどんな会社に入社すればいいのか。

しっかり学生の希望に合わせたプレゼンテーションを行ってください。

トーク例

「海外に携わる仕事がしたいって言っていたね。A社だと大手企業だけど、初めの3年は日本での配属になるね。

うちだと、規模は小さいけれども入社してからすぐ海外で働けるよ。安定性を取るならA社かもしれないけど、海外を優先するならうちが良いと思うよ。」

番外編:採用活動の基本の基本、準備できていますか?

序盤にお伝えしましたが、選考においては、企業が学生を見るだけでなく、学生も企業をしっかりと見ています。

「入社検討者」である学生にとって、「お客様対応」をしてくれた企業への意欲は上がります。

逆に、当然ですがそうでない企業に対する意欲は下がります。そこで選考の日に必ずチェックしていただきたい項目をまとめましたので、参考にしてみてください。

選考当日のチェック項目

受付のお花は枯れていませんか?
喫煙所以外のところで、たばこを吸っていませんか?
トイレは汚れていませんか?
洗面台では社員が上司の愚痴をこぼしていませんか?
会議室の椅子はそろっていますか?

基本の基本ですが、改めて一度、見直してみるのもよいかもしれません。

学生の視点に立って話をしましょう

「面接の無断欠席や内定辞退が続くと、人間不信になる」そんな言葉もよく耳にします。

何百、何千、何万もエントリーがあり、履歴書が束になっている企業様も多いかもしれません。内定通知から内定辞退率の平均は約50%、内定承諾率後の辞退も近年増加傾向にあります。

だからといって、疑って、訝しんでみるのではなく、こういった状況だからこそ「学生視点に立って」話をしていきましょう。

お互いにしっかりと意見を交換したうえで、そのうえで貴社に入社してもらう。そんな最も良い結果に向けて、全力を尽くしましょう。

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知恵袋編集部
「人と組織の成長を加速する」というミッションのもと、採用、育成、定着を支援する様々なソリューションをワンストップで提供するカケハシ スカイソリューションズならではの知見をお伝えすることを目的として記事を執筆・編集。新卒採用の知恵袋では、採用担当向けに、新卒採用全般に役立つノウハウを幅広く取り扱っています。
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