採用パンフレットは合同説明会、大学周り、個社説明会など様々な場面で活躍する採用ツールです。
なんとなく、作った方がいいことはわかるけれど、どんな内容で作ったらいいのか、どんな項目を載せればよいかわからない…そんな悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。
学生に渡す3つのタイミング別に、学生の心境に着目してそれぞれに「ちょうどいい」パンフレットの作り方をご紹介します。
1.初期接点:できるだけ端的に魅力を伝える
- タイミング:例えば合同企業説明会や大学訪問など、学生へアプローチする最初の接点
- 内容:2~4ページのダイジェスト的パンフレットやチラシなどで端的に貴社の特徴・魅力が理解できる
- 項目:仕事の魅力がわかるキャッチ―なエピソード/企業の特徴のインフォグラフィック…など
初期接点のパンフレットでは、自分たちのことをなるべく知ってもらおうと企業情報を網羅したくなるものです。でも、そこをグッと我慢して、貴社のいちばんのアピールポイントを紹介するライトなパンフレットにしましょう。
合同企業説明会や大学訪問など、初期接点の段階では、多くの学生が広く浅く色々な企業の情報収集をしています。貴社と接点を持った学生も何十分もある長い話を聞いたり、何ページもある入社案内やHPを読み込んだりするほど強い関心を持っているわけではありません。
今はまだ簡単に会社の情報を集めているだけなのです。そこで、ライトなパンフレットに貴社の魅力凝縮し、しっかりと学生の興味を引く。そして「詳しくは説明会で」と、次の選考ステップへの導線を用意しましょう。
語り切れなかった貴社の魅力は個社説明会で存分に伝えてください。
2.個社説明会:興味関心を入社動機に昇華させる
- タイミング:合説や大学周りで興味を持って、個社説明会まで足を運んでくれた学生
- 内容:12~20ページ程度の冊子。入社動機が形成できるように詳細の情報を伝える
- 項目:会社のルーツ/年次や職種ごとの社員情報/業務の事例詳細エピソード/1日のスケジュール/各種制度…など
個社説明会参加の段階では、学生の心境は初期接点から打って変わって「ここの会社いいかも知れない。もっと知りたい」といった積極的なものに変わっています。
企業について詳しく知るためにボリュームのある入社案内でも抵抗なく読み進めてくれる、願ってもないタイミングです。そして、学生の入社動機を醸成するのに絶好のタイミングでもあります。
パンフレットで学生の入社動機を構成するなんてというと、なんだかハードルが高そうな気がしますが、実はそれほど難しいことではありません。
例えば、まだ大きな実績がない企業でも「●年後の業界を○○に変えるべく、○○という事業に全力で取り組んでいる」というビジョンを語ることはできます。それが、学生の「業界を変えるような大きいことがしたい」という入社動機に繋がっていくのです。
学生の意欲が高まっているタイミングだからこそ、入社動機を醸成するための企画をパンフレットに込めることができます。
3.内定者:学生はもちろん「ご両親」からも支持を得る
- タイミング:いよいよ入社意欲が高まった内定者の背中を最後に一押しする
- 内容:8~12ページ程度のボリュームで、企業の信頼や透明性につながる内容。
- 項目:代表メッセージ/業界・企業の展望/IR情報…など
ご両親?と思われるかもしれませんが、最近よく聞くワード「オヤカク」。企業が内定予定者の親に内定承諾の確認を取ることです。
名の知れた企業ならともかく、ほとんどの企業は世間に名前が知られておらず、学生によってはご両親からの反対が内定承諾時のハードルになることも。
ご両親の心境のほとんどは「何をやっている会社かわからない」「将来どうなるかわからない」「潰れてしまうかも知れない」といったもの。実は、そんなご両親の不安を払拭するのに、学生が家に持ち帰るパンフレットがひと役買ってくれるのです。
また、パンフレットを企業からご両親への「手紙」として企画演出してもいいですし、「数字でわかる●●株式会社」という企画で売上推移や成長率を載せれば、ご両親の安心感につながります。
さらに、既存の社員とそのご両親に出演していただいて、子供の成長や入社後の安定した暮らしについて語ってもらうという企画も有効です。
採用パンフレットと聞くと求職者に向けたものを想像しますが、先入観を取り払って考えると様々な課題に対してピンポイントに効くパンフレットを設計することができるのです。
採用パンフレットは、もっと自由でいい
採用パンフレットと言えば、A4縦型のオーソドックスなカタチを想像する方が多いかと思います。しかし、学生を惹きつけるという観点でいえば手法はもっと幅広くあります。
例えば、大学周りをした際にカレンダーをおいていく。それもただのカレンダーではなく、めくるのが楽しくなるような「大学のOB社員のクスッと笑えるエピソード」が載っていたりすれば、ユニークな会社として学生の印象に残ります。パンフレットの形にとらわれなければ、こんな風に色々なアイデアを出すこともできるのです。
採用パンフレットの自由度は、想像よりもっともっと大きい。上記3つの考え方は参考になると思いますが、やはり貴社の採用状況に合わせて、タイミング×内容を考案するのがベストです。
ぜひ一度「採用パンフレット=会社情報、商品説明、先輩社員の話」という固定概念を取っ払って考えてみてください。
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