早期化が進んでいる新卒採用活動で、企業が採用を成功させるには具体的に「いつ」「なに」を進めていくべきでしょうか。
今回は、24年卒の新卒採用を成功させるための理想的なスケジュールと、採用担当が対応すべきタスクを解説します。
目次
2024年卒の採用スケジュール
政府推奨就活スケジュールは23年卒から2024年卒で変更はありません。
「2024年に卒業する学生の就活ルールについて、広報活動を2023年3月以降、採用選考活動を6月以降、内定を10月以降とする現行日程を維持する」と公表されています。
しかし実際の採用現場では、政府推奨スケジュールに先行して早期選考を実施する企業が多く、2024年卒では更なる早期化傾向が顕著にみられます。
早期採用成功のためのスケジュール
24年卒で早期採用を成功させるには、年内内定出しのスケジュールを検討すべきです。
24年卒の採用活動の動き出しは2022年2月を目処とし、母集団形成を4月〜6月までにおこないましょう。
学生の夏季休暇にあわせた夏のインターンシップを複数回実施し、選考・採用に直結させることがポイントです。
政府推奨スケジュールはあくまで目安としつつ、早期採用のためのプランを別途戦略的に展開することが、早期採用成功につながります。
2024年卒採用の理想的なスケジュールとタスク例
早期に採用を成功させたい企業に向け、2024年卒採用の理想的なスケジュールとタスク設計を事例と共に解説します。
ここで例に挙げるのは年内内定出しを視野に入れた超早期採用のスケジュールです。
このスケジュールを参考に、各企業の状況に合わせ自社の採用スケジュールプランを作成しましょう。
タスク(1)前年の採用の振り返りと課題抽出
(早期採用スケジュール:2022年2月)
動き出しの早い企業では2022年2月頃から24年卒の採用活動をスタートしています。
まずは、前年の採用の振り返りと課題抽出をおこないます。
前年の新卒採用活動は目標を達成できたのか、応募数や選考通過率、この時点までの内定辞退率などの数値も見直し、新たに始まる新卒採用活動に活用しましょう。
タスク(2)採用計画の立案
(早期採用スケジュール:2022年3月)
前年の振り返りを基に採用計画の立案をします。年内内定出しをする場合には2022年3月頃には採用計画が必要です。
採用計画を作成する際には、以下のポイントをおさえ作成します。
採用ターゲットとコンセプトの決定
採用基準の設定
スケジュールの作成
予算・人員の確保
タスク(3)インターンシップ実施に向けたスケジュール調整
(早期採用スケジュール:2022年3月~4月)
早期採用を成功させるには、夏のインターンシップを活発におこなうことがポイントです。
インターンシップは複数回の開催を前提に、見込みのある学生が徐々に企業理解を深められるよう、惹きつけに効果的なインターンシップを用意しましょう。
タスク(4)広報施策の決定、実施
(早期採用スケジュール:2022年3月~)
学生に向けた広報ツールは多岐にわたります。年内内定出しを見込んだスケジュールの場合、遅くとも3月までに準備をしておきましょう。
前年度の振り返りと計画した予算から、広報施策を決定し実施します。
タスク(5)選考活動の準備、確認
(早期採用スケジュール:2022年7~8月)
早期採用では、インターンシップ参加者の中から自社が求める人材を見極め、選考を進めていくのが理想的です。
そのため夏のインターンシップを開催している段階で、選考活動のための人員の確保や採用における社内での意思統一など、これから始める選考活動の準備を万全にしておきます。
タスク(6)選考活動の実施
(早期採用スケジュール:2022年10~11月)
近年では学生の間でもインターンシップが就活・選考につながっているという認識が広がっています。
早期採用の場合には、夏のインターンシップ参加者の中から選考に進む学生を抽出し、年内の内定出しを目処に選考活動を実施していきます。
タスク(7)内定出し・内定者フォロー
(早期採用スケジュール:2022年12月~入社まで)
売り手市場の昨今の新卒採用では内定者フォローが重要です。
内定出しを早めるほど、入社までの期間が空くためフォローし続けることが求められます。
人事担当者が内定後もコンタクトを取り続けるなど学生との接点を作り、入社に対する希望や期待、安心感を付与しましょう。
2024年卒採用スケジュールでおさえるべきポイント
2024年卒の早期採用を成功に導くためのポイントを、のべ3,000社の採用支援をおこなうカケハシ スカイソリューションズ(以下、カケハシ)のHR部ゼネラルマネジャーに聞いてみました。
HR部 ゼネラルマネジャー
2024年卒採用スケジュールで担当者がおさえるべきポイントとは?
採用を成功させるには、年々早期化している採用市場に合わせ早期にしっかりと動き出すことですね。
早期採用を成功させるためには、夏のインターンシップが重要なポイントとなります。
例えば、採用予定人数の4割をインターンシップ参加者の中から選考に進め年内に内定出しできれば、残りの6割の採用も余裕をもっておこなえます。
早期採用をしたほうが質の高い学生の獲得につながりますし、総合的な採用成功へとつながるのです。
早期化が進む新卒採用において、どのような対策が必要ですか?
今回提案したスケジュールは24年卒の採用に対し、2022年2月からの動き出しを推奨しましたが、状況によってはこの通りに進めるのが難しい企業もあるでしょう。
採用活動を開始するタイミングとして「4月・6月・10月・1月・3月」が挙げられます。
23年卒の傾向としては10月に採用活動をスタートする企業が多くみられましたが、24年卒で早期採用を成功させるには遅くとも6月スタートを心がけましょう。
また、どのタイミングでおこなう採用活動でも、採用成功のためのプランをしっかり立てることが重要です。
カケハシでは、24年卒のための採用支援サービスを提供していますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
まとめ
売り手市場の新卒採用現場では、早期の動き出しが採用成功のカギとなります。
今回の記事では年内内定出しのスケジュールを基に、採用担当者がおこなうタスクをまとめました。
スムーズな採用活動ができるよう、早期採用のスケジュールを参考に、自社の採用プランを計画的かつ戦略的に進めてみてはいかがでしょうか。
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