はじめての理系採用で把握しておきたいのは、理系学生の採用スケジュールと採用手順です。理系学生の多くは大学3年生の後半から研究室に所属するため、研究と並行して就職活動をおこないます。
就職活動の時間を確保しにくい理系学生を採用するために、採用スケジュールなどの調整に苦戦している採用担当者もいるのではないでしょうか。
今回の記事では、理系学生の採用スケジュールや効果的な採用手順、はじめての理系採用で心がけたいポイントをご紹介します。
目次
理系学生の採用スケジュール
理系学生の採用スケジュールについて、推薦ではなく自己応募で就職活動をする場合、動き出す時期は大きく次の3つに分けられます。
自社をアピールするタイミングを逃さないために、まずは採用スケジュールを把握しましょう。
夏のインターンシップ募集の解禁時
夏のインターンシップは、大学3年生の6月1日に解禁され、募集が始まります。
理系学生は大学3年生の後半から研究が始まり忙しくなるため、夏のインターンシップに参加する傾向があります。
昨今は、外資系やIT系だけでなく、大手日系企業も夏のインターンシップに注力しているようです。およそ1週間~数週間のスパンで開催されています。
夏のインターンシップは、参加した学生同士が交流を深め、就職活動の仲間づくりの場として機能しているのも特徴です。
そのため、まずは夏のインターンシップを数社受けて、就職活動を始めるという理系学生も見受けられます。
10月以降の就職ガイダンスや業界研究セミナー開始時
大学3年生の10月以降は、大学の就職ガイダンスや業界研究セミナー、民間事業者によるインターンシップ紹介セミナー、企業主催の秋冬向けインターンシップが始まります。
夏に論文や学会の対応でインターンシップに参加できていない学生や、周囲の就職活動に影響された学生がこの時期に動き出すことが多いです。
夏から動いている学生も、業界研究や企業研究を深めるために、より積極的に動く時期でもあります。
3月1日の就職活動(広報活動)解禁日
3月1日の就職活動解禁日から企業の広報活動が始まり、合同企業説明会なども開かれます。
これを機に、これまで就職活動をしていなかった理系学生も動き出しますが、まだ業界・企業理解や自己分析などが進んでいない人も見受けられます。
その反面、特定した企業との接点が薄いため、3月以前に動き出している学生よりも選考につながりやすいと捉えることもできるでしょう。
理系採用で押さえておきたい手順とそれぞれのポイント
理系採用で押さえておきたい手順とそれぞれのポイントを解説します。
手順(1)採用ターゲットにマッチする手段を考える
理系学生はそもそも人数が少ないため、しっかりと採用ターゲットを定めた上で有効な手段を検討します。
「なぜ理系学生を採用したいのか」「どのような人材を必要としているのか」など、理系学生を採用したい理由を明確にしましょう。
ターゲットが明確であれば、企業から学生に直接アプローチするダイレクトリクルーティングが有効です。
また、文系でも理系分野に関心が高い学生や、いわゆる「理系脳」を持った人材もいます。文系学生に間口を広げる場合は、ナビサイトで広く募集するのも効果的です。
手順(2)ターゲットに響く自社の魅力の打ち出し
理系学生は、自分の研究分野と関連する就職先を考えますが、実際にどのような職種があるかわからない場合が多いようです。
企業側から「企業情報」「仕事内容」「学んだ知識がどのような職種に活かせるか」など、具体的な職種を明確に提示するとよいでしょう。
理系学生にとって企業を知る機会となり、採用につながる出会いが増えます。
手順(3)学生の疑問・不安を払拭するコンテンツの制作
理系学生は、「この企業で自分は何ができるのか」といった点を重視する傾向があります。
そのため、「自分の専門性が活かせるかどうか」といった理系学生の疑問や不安を払拭するコンテンツが有効です。
学生が実際の仕事をイメージしやすいように、分野や仕事内容などを具体的に伝えることで、志望意欲の向上につながります。
手順(4)内定者フォローに注力する
理系学生は研究室での活動や卒業研究などで忙しく、就職活動が終わっても時間的な余裕はないでしょう。
このような背景もあり、内定者懇談会や内定者研修に参加できないケースも考えられます。
理系学生に対しては、特に内定者フォローに力を入れる必要があります。こまめな連絡や積極的な情報発信など、少しでも不安を感じさせないためのフォローが効果的です。
はじめての理系採用で心がけたいこととは?
はじめての理系採用で心がけたいことは何か、カケハシ スカイソリューションズ(以下カケハシ)で理系の新卒採用支援に携わる担当者に聞いてみました。
HR事業部 ゼネラルマネジャー
はじめての理系採用で、スケジュールで留意すべきことは?
理系学生へのアプローチでは、大学3年生の8~9月に実施される夏のインターンシップが効果的です。
就職活動解禁日後の4月に説明会を開いても、その頃の理系学生は研究室に所属していて忙しく、参加するのが難しいでしょう。
カケハシが支援している機械メーカーでは、5日間の夏のインターンシップでジョブローテーションを体験できます。
業界・企業への理解が深まると理系学生から高い評価を得ており、理系学生が大半を占める割合で満席になることもあるようです。
インターンシップを実施するタイミングに加え、実際の現場で働くイメージを醸成できるコンテンツづくりも重要といえますね。
はじめての理系採用で失敗しがちなことは?
ターゲットを設定する際に理系学生のスペックだけを重視すると、入社後に「社風と合わない」「既存社員とうまくいかない」「定着しない」などのミスマッチが起こる可能性があります。
ターゲットを明確にしていく過程で、企業によっては必ずしも理系学生にこだわる必要がないことに気づくケースもありますね。
例として、建築業界には理系学生が適しているとは限りません。
「間取りを見るのが好きでワクワクする」「人と話すのが好きで、お客様から聞いた課題を整理して解決する力がある」など、業界への関心度の高さや個人の資質により、活躍してもらえる可能性はいくらでもあります。
企業は自社に合った学生を受け入れるための間口を広げていくことも大事ですね。
すぐに取り組める方法として、自社はどのような想いでモノづくりをしているかを発信し、学生の興味を喚起します。
広報活動で「文理は問いません」「モノづくり好き集まれ!」と掲げてもよいでしょう。
まとめ
はじめての理系採用で押さえておきたいポイントとしては、「大学3年生のインターンシップを活用する」「ターゲットを明確にしてマッチする採用手法を考える」などが挙げられます。
どのような志向で、どのような考えを持っている人材が、既存社員やこれからの事業にとってプラスになるのかを考え、求める人材にアプローチしましょう。
今回の記事を参考に、効果的な理系採用に取り組んでみてください。
人事必見!コスパ・タイパ革命の新サービス
競合ひしめく採用戦線で、新卒採用を成功に導くには、
学生を惹きつけ続けるコンテンツが不可欠です。
とはいえ、すべてをフルオーダーでつくるには、
予算的にも時間的にも多大な負担が掛かります。
・インターンシップの企画を考える時間がない…
・企画を外注しようにも採用予算に限りがある…
・結局例年同じようなコンテンツの繰り返しで、学生を集められない…
そのお悩み、「TRAY(トレイ)」が解決します!
TRAYは90種類以上のコンテンツの中から、
自社にマッチしたコンテンツを時期に合わせて選んで使うことができます。
月額55,000円で時期に合わせて必要なコンテンツを選んで使えるので
高いコストパフォーマンス・タイムパフォーマンスを実現します。
コストパフォーマンス | タイムパフォーマンス | |
月額55,000円 時期に合わせて 使用するコンテンツが選べる |
制作時間0秒 検索して選ぶだけ 90種類以上から選べる |
|
業者に発注 | 150万円~300万円×個数 | 制作期間3ヶ月~4ヶ月 |
自社でつくる | 人件費だけだが… | 50時間以上 |
TRAYのコンテンツは、すべて採用のプロが設計し、効果が実証されたものだけ。
これまでのべ10,000社以上の採用を支援しているカケハシ スカイソリューションズが
自信を持って提供するものばかりです。
採用コンテンツは、
「つくる」から「つかいこなす」時代へ。
少しでもご興味をお持ちいただけましたら
ぜひお気軽にお問い合わせください。
開催中の無料セミナー
NHKニュースで当社の事例が紹介されました!
就活で広がる“オヤカク”対策セミナー
開催日時:
2025年2月25日(火)10:00-10:30
優秀層の「浮動票」、どうやってとりにいく?
業界1位ではない会社が戦略的に超優秀層を採用する方法
開催日時:
2025年2月26日(水)10:00-10:30
弊社トップコンサルタントが対応
新卒採用成功に向けた採用戦略会議
開催日時:
2025年2月14日(金)
13:00-14:00/14:30-15:30/16:00-17:00
おすすめのお役立ち資料
新卒採用の他、各分野のお役立ちコラムを公開中
新卒採用の知恵袋の他、中途採用の知恵袋、社員研修の知恵袋、離職防止の知恵袋を運営しています。ぜひ合わせてご覧ください。