ピッタリの担当を依頼しよう！合同企業説明会における社員の役割

合同企業説明会（以下：合説）へのブース出展を決めたものの、社員の選定方法やその配置にお悩みのようですね。

日程に余裕のある社員を何となく選び、「会社の説明やって！」「呼び込みをお願い～」と声をかけるだけでは、学生の心をつかむのは難しいでしょう。

では、どのような社員が合説に登場すれば、自社に興味を持ってもらえるのか。

合同企業説明会での社員の役割は３つ
役割に合わせた社員をスカウトしよう！
- 集客担当：絡みやすい「学校の先輩タイプ」
- 説明担当：若手が憧れる「若手モデル社員タイプ」
合説は、学生と企業が出会う場＝人と人が出会う場

合同企業説明会での社員の役割は３つ

合説では、社員の数が多ければ多いほど、様々な役割を任せることができ、学生との接点を作りやすくなりますが、主催者側からブース内に立てる社員の人数に限度を定められていることがほとんどです。

「限られた人数で、いかに多くの学生から自社に興味を持ってもらうか」が、重要なポイントです。

そこでおすすめする社員の役割は３つ。「集客担当」「説明担当」「調整担当」です。

集客担当

ブース付近を通る学生に声をかけ、ブースの席へ座るように誘導する担当です。

ただ、声をかけるのではなく説明会の開催数を増やし接触学生数を上げる「回転数」を意識して学生を呼び込む必要があります。

採用コンセプトに合った人材を席へ誘導しつつ、タイミングに応じて学生の足止めを図る…この一連の流れを作る大切な役です。

最近の合説では、主催者である大手ナビが学生に対しQRコード形式の入場券の発行を推奨しています。入場する際に提示させるだけでなく、出展企業から提示を求められた場合にも、学生がすぐに提示できるよう準備を促しています。QRコードを読み込むと学生の連絡先が取得できる仕組みで、後日行われる企業別説明会へのエントリーがスムーズに進むよう、システム化されています。

集客担当に、誘導とQRコードの取得までを一貫してお願いすることをおすすめします。

また、QRコードの取得数＝自分が呼び込んだ学生数を集客担当内で競わせることにより、社員側のやりがいもグンとアップするので、上手に活用しましょう。

説明担当

説明会のメインとなる企業説明をおこなう担当です。

こちらもやはり「回転数」を意識した進め方が求められます。たくさんの学生に自社の説明を聞いてもらえるようにできるだけ多く回を重ねられるようなプレゼン書を用意しておきましょう。

また、一方的な説明を行うのではなく、ちょっとした会話のキャッチボールをプレゼンの中に盛り込むように意識を促すとよいでしょう。

「今日が初めての合説だよ～って人！手を挙げて～」「業界シェア何番目くらいだと思う？」「わかる人～？」等々、うまく学生の注目を引き付けながら進めると盛り上がるでしょう。

調整担当

主なブースでの社員の役割は、先に挙げた２種類です。

そのほかに休憩時に交代できる人員をアテンドしておくと、参加社員それぞれが最後まで十分に能力を発揮できるでしょう。

上記のようなバランスがおすすめの配置です。会場やブースの規模によって、人数や時間を設計してみてくださいね。

役割に合わせた社員をスカウトしよう！

３種類の担当を配置することをおすすめしましたが、「誰を配置してもOK！」とは、言いにくいのです。貴社の魅力を十分に発信したいのであれば、特に集客担当、説明担当はそれぞれの役割にピッタリな社員をスカウトしましょう！

集客担当：絡みやすい「学校の先輩タイプ」

貴社のブースの前を偶然通りがかった学生は、まだ貴社に興味がない状態です。どこに立ち寄ろうかと迷っている中、手を引いてくれる人がいれば、心を開きやすい傾向にあります。

まるで大学の先輩かのように、気さくに話しかけられる社員が、集客担当におすすめです。入社１年目～２年目の若手社員であれば、学生と年齢も近いので警戒心を解きやすいでしょう。

学生が興味を持ちやすい声かけ例

こんなアプローチをかけられるキャラクターなら、学生も思わず立ち寄りやすいはずです。

「ちょっと話聞いてみないっ？」
「もうちょっとで、次の回始まるからおいでよ！」
「始まったばっかりだから座っちゃいな～」
「どこ大なの？」

説明担当：若手が憧れる「若手モデル社員タイプ」

集まった学生を、エントリーまで導く為に必要なこと…それは、彼らを惹きつけ、魅了し、心を動かすことです。

経験と実績があり、自信に溢れたトークを披露できるリーダー、マネージャークラスに依頼し、貴社の魅力を伝えてもらいましょう。

また合説会場ではマイクが使えないことがほとんどで、さらに回転数アップのために決められた時間で学生を惹きつけなければならないので、「賑わう会場で、一人一人の学生に届く声で話せること」「限られた時間でプレゼンを進められること」も、スカウトの重要なポイントになるでしょう。

こんな気持ちを引き出せる人

ここまで前向きなモチベーションを作ってあげられれば、エントリーの可能性大です。

「いつか私もこんな風にプレゼンしたいなぁ…」
「この会社に入れば、先輩みたいになれるのかな？！」

合説は、学生と企業が出会う場＝人と人が出会う場

合同説明会で大切なのは「学生の気持ちを動かし、エントリーや説明会参加という次回アクションを促すこと」です。そして、それに必要な「協力してくれる社員の心を動かすこと」も、担当者にとって必要な資質の１つではないでしょうか？

合説は、学生と企業が接点を作る場ではありますが、それ以前に、「人と人が出会う場」であることを忘れずに、より良い出会いを演出することで、学生の興味を得られやすくなるでしょう。

合同企業説明会

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