エンターテイメントとして大衆化した「脱出ゲーム」を採用に応用した脱出ゲーム型会社説明会。合同説明会や報道で目にしたことがある方もなかにはいるのではないでしょうか?
本記事では脱出ゲーム型会社説明会とはどのようなものなのか、そして脱出ゲームを採用に応用することでどのような効果がもたらされるのかについて解説していきます。
目次
脱出ゲーム型会社説明会とは
脱出ゲーム型会社説明会とは、株式会社SCRAPが手掛けるイベント「リアル脱出ゲーム」を採用活動に応用したものです。
「リアル脱出ゲーム」とは暗号を解いたり、アイテムを組み合わせたりすることで謎解きをおこない、閉じ込められた部屋からの脱出を目指すというもの。
弊社カケハシスカイソリューションズでは、学生に伝えたい企業の魅力(以下、採用コンセプト)を学生に体感させるための参加型イベントとして採用アトラクションを提案しています。
脱出ゲーム型会社説明会も採用アトラクションの一つで、謎解きを通して学生が採用コンセプトを体感することを目的とした企画となっています。
脱出ゲーム型会社説明会が採用にもたらす3つの効果
脱出ゲーム型会社説明会をおこなうことが企業の採用にもたらす効果は大きく3つあります。
- 興味喚起がしやすい
- 参加者の素を見極めやすい
- 会社の印象が記憶に残りやすい
1.興味喚起がしやすい
脱出ゲームはいまやエンターテイメントとして大衆化しており、「脱出ゲーム=楽しい、面白い」という印象を持っている学生も多くなっています。
社名や業種だけでは学生に対する惹きつけが弱いという場合にも、脱出ゲームというコンテンツが加わることで学生に「面白そう」という興味づけをすることができます。
脱出ゲーム型会社説明会は合同説明会との相性もよく、実際に地方の合同説明会で脱出ゲーム型会社説明会の告知をおこなった際には着席数が前年の10倍にまで増加した企業もあったほどです。
また、脱出ゲームは魅せ方によって「楽しさ」を推すことも、「難しさ」を推すこともできます。集客したい学生によって魅せ方を変えることで、企業が求める学生の集客力アップが見込めます。
2.参加者の素を見極めやすい
脱出ゲーム型会社説明会では一般公開されている脱出ゲームと同様に参加者を惹きこむようなストーリーが設定されています。
さらに制限時間や競争要素を組み込むことで、学生は就職活動であることを忘れみるみる夢中になります。
実際に脱出ゲーム型会社説明会をおこなってみると、各学生の行動は驚くほど異なります。
集中してじっくり考え込むタイプやとにかく手や足を動かしていろいろ試してみるタイプ、すぐに「わからない」と投げ出してしまうタイプなど、その行動は様々です。
最初から最後まで冷静な学生もいれば、制限時間が近づくにつれて気性が荒くなるような学生もいます。
面接だけでは見ることのできないような学生の素を見た上で見極めができることは脱出ゲーム型会社説明会のメリットといえます。
3.会社の印象が記憶に残りやすい
就職活動中、学生は短期間にいくつもの会社説明会に参加します。合同説明会などの場合であれば一日で数十社から会社説明を受けることもあります。
学生に応募してもらい、実際に面接に来てもらうためには他の企業に埋もれることなく自社の印象を残すことが重要です。
脱出ゲーム型会社説明会は学生に強く会社を印象づけることが可能です。
脱出ゲーム型会社説明会が印象に残る理由
脱出ゲーム型会社説明会をおこなうことでなぜ会社の印象が記憶に残りやすくなるのでしょうか。その理由は3つあります。
- 他社と明確に差別化できるコンテンツだから
- 学生に伝えたいポイントが絞られているから
- 能動学習で会社を理解するから
理由(1)他社と明確に差別化できるコンテンツだから
会社説明会といえば人事が学生に対して会社概要等をプレゼン形式で説明し、その後質疑応答をおこなうようなものが一般的です。
そんな中参加型のアトラクションのよう説明会を実施すれば他社との明確な差別化につながります。
仮に他社でも同じような参加型の説明会を実施していた場合であっても、コンテンツの内容が違えば受ける印象は大きく異なります。
そのため脱出ゲーム型会社説明会企画は他社に埋もれることなく自社の強い印象を残せる可能性が高いといえます。
理由(2)学生に伝えたいポイントが絞られているから
通常の会社説明会の場合、企業が学生に伝えたいポイントが絞り切れておらず、伝えたいことをあれもこれもと伝えすぎることで逆に何が大事なポイントなのか伝わらないという事態が多数見うけられます。
脱出ゲーム型会社説明会では謎解きというコンテンツの特性上伝えたい情報をあれもこれもと詰め込むことはできません。
必然的に学生に伝えたい企業の魅力が絞られるため、学生が覚えておくべき項目が明確となり、記憶に残りやすくなります。
理由(3)能動学習で会社を理解するから
脱出ゲーム型会社説明会では学生は謎解きを通して企業の魅力を理解することとなります。
プレゼン形式で会社説明を受ける受動学習とは異なり、謎解きを通して企業の魅力を理解することは能動学習となります。
能動学習は受動学習と比べて学習効率が良いとされており、このことから脱出ゲーム型会社説明会を通した会社理解の方が記憶に残りやすいといえます。
他社にはない企画で惹きつけ、選考で見極めよう
ここまで脱出ゲーム型会社説明会の概要とその効果についてお伝えしてきました。
「コンテンツの力を借りることで自社に合わない人材まで集客してしまわないか」
「コンテンツなくして興味を持たないような学生は自社に必要ない」
そのように思われた方もなかにはいるのではないでしょうか。
しかし慢性的な人手不足で売り手市場化している新卒採用市場で採用を成功させるためには、まず学生と接触することの重要性が高まっています。
見極めは選考の段階でもじゅうぶん可能です。新卒採用を成功させる第一歩として、脱出ゲーム型会社説明会の導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
当社カケハシスカイソリューションズでは、脱出ゲーム型会社説明会を含むさまざまな採用アトラクションの活用を通してお客様の採用支援をおこなってきました。
導入事例を無料でご紹介することも可能です。ぜひお気軽にお問合せください。
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