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転職で後悔した理由ランキングTOP6!失敗エピソードと対処法を解説
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「転職しなければよかった…と後悔している」
「この辛い状況をどう乗り越えればいいんだろう…」
想像していた仕事内容ではなかったり、新しい人間関係に悩まされたりして、転職そのものを後悔している方は多いのではないでしょうか?
転職しなければ良かった…と深く落ち込んでいる方もいるかもしれませんが、実際のところ「約3人に2人が転職後に『後悔・失敗した』と感じている*」というデータもあるなど、転職で後悔する方は決して珍しくありません。
この記事では、転職で後悔した方へのアンケートや、転職失敗談をもとに、どういった理由で後悔する方が多いのかを紹介しつつ、それぞれの状況の対処法も紹介します。
プロのキャリアアドバイザーからのアドバイスもお伝えしますので、「ストレスフルな毎日から早く抜け出したい」「次の転職では後悔したくない」と考えている方はぜひ参考にしてみてください。
*株式会社識学「転職後の幸福度調査」順位 | 後悔した理由 | 票数 | 【対処法】 |
---|---|---|---|
1位 | 社風が合わなかった | 7票 | 相談できる相手を探してみる |
2位 | 仕事が合わなかった | 6票 | 何が合っていないのか冷静に分析する |
3位 | 人間関係が悪かった・ 職場環境に馴染めなかった |
5票 | 人間関係のストレスへの対処法を学ぶ |
3位 | 聞いていた仕事内容や 労働条件と異なっていた |
5票 | 労働条件通知書を確認する |
5位 | 前の職場のほうがよかった | 3票 | 転職した目的を改めて思い出す |
6位 | 求められるレベルに 追いつけなかった |
1票 | 「できていること」に目を向けてみる |
その他の理由:「リモートワークができると勘違いしていた」など(3票)
調査概要
調査方法:Webアンケート
調査対象:20代~50代までの男女30名(転職をして後悔している方)
調査期間:2023年7月19日~8月2日
転職で後悔したくない方は、「ミスマッチの少ない求人を提案してくれる」と評判の、次の転職エージェントのサポートもぜひ受けてみましょう。
転職サービス名 | おすすめな人のタイプ | 公開求人数 |
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JACリクルートメント | 管理職求人を探している30代~40代 | 非公開件 |
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ビズリーチ | 高年収求人のスカウトを受けたい方 | 140,040件 |
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リクルートエージェント | 求人をしっかりと比較検討したい方 | 493,140件 |
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大手人材会社・新規事業開発・キャリアコーチ
大手人材会社に新卒で入社後、人材紹介の領域にて中途採用/転職支援の実務や、管理職として当該組織の営業戦略、人材育成、組織開発含めたマネジメント業務全般を経験。大手や中堅、中小、スタートアップなど規模問わず、多岐にわたる職種にて幅広い役職やレイヤーの採用/転職支援の実績あり。現在は、新規事業である副業・フリーランス人材のマッチングサービスの立ち上げにプロダクト企画や営業企画、マーケティング領域の管理者として関わりつつ、自身でも副業としてコーチング業務や組織開発業務に携わる。
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目次
転職して後悔した理由ランキング【失敗エピソード&対処法も】
転職で後悔したことがある男女30名に対し、当編集部が独自にアンケートを実施しました。
回答を集計したところ、転職で後悔した理由の1位は「社風が合わない」、2位は「仕事が合わない」という結果に。
ここでは6位までの理由をランキング形式で解説すると共に、それぞれの状況への対処法をお伝えします。
1位. 社風が合わなかった
転職先の社風が自分には合わなかった、という理由で後悔する方は少なくありません。
社員の男女比や年齢層が前職とは異なる環境だったことにギャップを覚える方や、“ワンマン社長”の会社に入社してしまったことで後悔する方が多いようです。
ワンマン社長と性格が合わなかった
零細規模のコンサル会社に転職しましたが、とにかく社長がワンマンで、性格も合わなかったので非常に辛かったです。最後には仕事も回してもらえなくなったので退職しました。
対処法. 相談できる相手を探してみる
新しい環境は緊張もあり、冷静な判断ができなくなってしまうことも。
ましてや社風が全く異なる環境だと心身ともに大きなストレスがかかるため、メンタル面の不調を避けるためにも、まずは家族や友人、転職先で信頼できそうな社員など、心のモヤモヤを吐き出せる相手を見つけることが先決です。
話すことで気持ちが楽になることも多いので、上司に相談する、転職エージェントに相談するなど、まずは話を聴いてもらう機会をつくりましょう。
2位. 仕事が合わなかった
転職に後悔している方の中には「仕事内容が自分に向いていなかった」と感じた方も多いようです。「やりがいを感じられなかった」という声も複数の方から寄せられました。
「稼いでいる」という実感が得られなかった
主人の仕事の都合で通勤に1時間半以上かかることになり、将来性や子育てのことも考えて事務職に転職しました。子供が急な病気のときに休めるのはありがたいですが、前職のネイリストと違って「稼いでいる実感」が少なく、やりがいもないので後悔しています。
代理店営業に転職してストレスが増えた
前職はお客様に直接営業する法人営業をしていましたが、転職後は代理店(問屋)への営業がメインです。現在の営業先の社長や社員のレベルは前職に比べると明らかに低く、私のようなメーカーの人材を便利屋か何かと思っているのか、仕事とは関係ないことでも平然と要求してきます。
対処法. 何が合っていないのか冷静に分析する
仕事が自分に合っていないと感じるときは、まずは一度立ち止まり、そもそも何が合っていないかを分析しましょう。現状を振り返ることなく、ただ闇雲に仕事を続けてしまうと解決策は一向に見えてきませんし、今の仕事がさらに嫌に思えてしまうだけだからです。
▼分析した結果と対処法(例)
合っていないこと | 解決法 |
---|---|
単調な仕事でつまらない | 仕事の中に工夫できる余地がないか考える |
高い目標に向かって努力をするのが苦痛 | ノルマ達成までの目標を細分化してみる (1日1件訪問するなど) |
3位. 人間関係が悪かった・職場環境に馴染めなかった
転職で後悔した理由で3位だったのが、「人間関係が悪かった・職場環境に馴染めなかった」という理由です。
アンケートを見ると、その会社で昔から働いている社員が幅を利かせており「自分の存在を認めてもらえなかった」という声がいくつも見て取れます。
転職者に冷たい職場だった
昔からいるメンバー同士はとても仲良くやっていましたが、私のような新しい社員には冷たく、自分たちの輪の中にいれないという職場でした。そのため、古くから働いている人にはあまり受け入れられませんでした。
クリニックの医師と性格が合わなかった
クリニックの院長に誘われ、祝い金まで用意してもらって転職しました。しかし転職した当初から医師と性格が合わず、話も噛み合いませんでした。
対処法. 人間関係のストレスへの対処法を学ぶ
働き続ける限り、人間関係のトラブルはついて回るもの。そこで長期的な目線で考えると、人間関係の問題に対処する術(すべ)を今のうちに身につけておくことも重要といえるでしょう。
たとえば代表的な手法として有名なのが、「ストレスや不満に感じていることを紙に書き出してみる」という方法です。
『精神科医が教える ストレスフリー超大全』などの書籍で知られる精神科医・樺沢氏も、「自分の悩みを書き出すだけで、ストレスが吐き出されます。また、頭の中が整理され、悩みが明確化します*」と述べています。
*引用:DIAMOND ONLINE「精神科医が教える「不安がすーっと消える対処法」」3位. 聞いていた仕事内容や労働条件と異なっていた
「人間関係が悪かった・職場環境に馴染めなかった」と並び、同率3位だったのが「聞いていた仕事内容や労働条件と異なっていた」という理由。
なかでも「休みが取れなかった」「聞いていた残業時間と違った」という声が散見されます。
週1休めるかどうかという職場だった
週休2日と聞いていましたが、実際は週1日休めるかどうかという労働環境で、社内の人員が足りないため休みの日でも強制出勤となり、無給で働く状態に。年収は前回と同じくらいですが、労働時間は大きく増えてしまいました。
残業が当たり前になっていった
残業があまりない部署と聞いていたので、安心していました。転職してしばらくは確かにほとんどなかったですが、対応する業務がしだいに増え、残業が当たり前に。前職はサービス残業が多かったので転職したのに、結局は以前と同じ状況になってしまいました。
対処法. 労働条件通知書を確認する
入社前に聞いていた話と違う場合は、内定時に受け取った「労働条件通知書(雇用契約書)」を確認しましょう。
労働基準法第15条には「明示された労働条件が事実と相違している場合、労働者は即時に労働契約を解除することができる」と書かれています。そのため、まずは“明示された労働条件”、つまり「労働条件通知書」を確認することが優先すべきステップといえます。
その後は、異動ができないか人事部と交渉してみる、あるい今後のことを考えて退職すべきと判断した場合は、現職に関連する仕事に再就職を目指すなど、そのときの状況・パターンに応じてベストだと思える選択をとりましょう。
5位. 前の職場のほうがよかった
「転職したけど、できることなら前の職場に戻りたい…」という後悔の声もいくつか見受けられます。特に「収入面」において後悔している方が多いようです。
フルタイム勤務を続けておけばよかった
2人目を出産し、家庭と仕事のバランスを考えるとフルタイムの不動産事務は難しいと思い、短時間で働ける小売店の販売職に転職しました。ただし収入が大きく減ってしまったので、忙しいのは一時的なことだと考え、フルタイム勤務を継続しておけばよかったと後悔しています。
前職の給与体系が変わったことを後から知った
前職は派遣として働いていましたが、給料的にも体力的にも働き続けるのが難しいと考え、現在の会社に正社員として入社しました。しかし、給料は前職とほぼ変わらず…。前職の同僚から、前の職場の給料体系などが変わり、派遣から社員になったり、昇給したりした人もいると聞き、辞めなければよかったと後悔しました。
対処法. 転職した目的を改めて思い出す
完璧な会社は存在しない以上、転職した会社が前職よりも劣っている、と思えることは1つや2つ出てくるもの。そこでいま一度冷静になって考えたいのが、「何を目的に転職したのか」ということです。
たとえば「子供との時間をつくりたい」という気持ちで転職し、それが現職で叶えられているのであれば、仮に年収が下がってもその転職は成功といえるでしょう。
このように転職のポジティブな側面に目を向けてみる、つまり「ある程度割り切って考えてみる」と、前を向くきっかけが手に入ることがあります。
6位. 求められるレベルに追いついけなかった
口コミの数自体は少ないものの、「求められるレベルに追いついていけなかった」という声も寄せられました。
次の体験談のように、特にIT系職種などの専門職・技術職に未経験から挑戦すると、自分の知識のなさや、周囲の社員との能力の差に愕然としてしまう…といったことが起きやすいので注意が必要です。
どれだけ無知だったか思い知らされた
スキルが身につく仕事がしたく、IT企業に転職しました。ただしIT知識がない未経験での入社だったので知らない用語などが多々あり、求められているレベルについていけてない…と感じることがあります。これまでの無知を思い知らされる場面も多いですね。
対処法. 「できていること」に目を向けてみる
仕事についていけない…と悩むときは、「できていること」「成果を上げていること」にも目を向けてみてください。「できないこと」だけに目を向けてしまうと自信がなくなり、気持ちがどんどんネガティブになってしまうからです。
「できていること」が見つからない場合は、普段の仕事の様子について直属の先輩や上司からフィードバックをもらうのもおすすめ。改善点だけでなく、良い点についても聞いてみましょう。
新しい環境だからこそ、仕事に慣れ、パフォーマンスを出せるようになるまでには、どうしても時間がかかります。ある程度働いてみないと見えてこないことも多いので、焦らず一歩ずつ前に進むことも大切です。
その他の後悔理由
ここまで紹介してきた以外にも、「勘違いをしていた」という理由から転職に後悔した方もいるようです。
リモートで働けると思っていた
月収が10万円くらい上がったので、給料の面では後悔していません。一方で、拘束時間がかなり長いことには後悔していますね。SEなのでほとんどリモートワークで働くみたいなイメージでいたのですが、現在は週5日出勤して、1日10時間くらい仕事をしています。
上記の方は「月収は上がったけど忙しくなった」と話していますが、その反対に「ゆっくり過ごせる職場に転職できたけど、給料が下がったので後悔している」と話す方もいます。
金銭的な余裕がなくなった
過去の職場は拘束時間が長くて仕事もしんどかったですが、給料は良く、経験も積めました。一方で今の職場は体力的・精神的にはかなり楽なものの、給料が安く、経験値も上がりません。時間的な余裕はできましたが、金銭的余裕は全くなくなってしまいました。
転職を後悔する人の特徴3選
転職したことを後悔する人には、次の3つの特徴があります。
転職を後悔する人の特徴
深く考えずに勢いで行動する
「今の職場を早く抜け出したい」と焦る気持ちだけが募ってしまい、勢いで会社を辞めてしまった方は転職後に後悔する可能性が高いでしょう。
事実、転職で後悔した方の体験談を見ても「前職のほうがよかった…」という声はいくつも見られますし、以下の体験談のように「イメージで判断してしまった」ことに対する後悔の声も少なくありません。
「大企業だから安心」と考えてしまった
転職先の社風は激しいトップダウンで、11連勤は当たり前。3泊4日の研修はホテルから出ることすら許されない、といった環境です。ホテル業界の中では有名な大企業だったことから安心してしまい、転職時に企業研究を怠ってしまったことが一因と考えています。
情報収集に力を入れていない
労働条件や仕事内容を詳しく見ていない方も、転職で後悔する傾向があります。
特に同業界・同職種に転職する方は要注意。「仕事内容は大きく変わらないだろう」と安易に考え、年収や福利厚生だけに注目する方は少なくありませんが、いざ転職した後に仕事の進め方や評価基準などが前職と大きく異なることを知って後悔する方が多いのです。
勤務体制などを詳しく調べておくべきだった
宿直は週に1回と聞いていましたが、半ば強制的に宿直者の補助を任されており、宿直ばかりになっています。こうなってしまったのは、勤務体制や、職員が減っている理由などの情報を事前に調べなかった私自身に原因があると思います。
他責思考になっている
他責思考、つまり「自分以外の他人や環境に責任がある」と考えている方は、転職で失敗してしまった…と考える傾向が強いです。
こうした方は会社の悪い部分にばかり目が向いてしまうので、他の人では何でもないようなことでも、必要以上にマイナスに捉えてしまう可能性が高いからですね。
ちなみに他責思考の方は、転職エージェントの担当者から提示された求人が悪かった、だまされた、と考えてしまう傾向も。担当者は“転職のプロ”ですが、そのアドバイスは絶対ではありません。
転職はあくまで自身の責任において取り組むべきものなので、他人軸ではなく、自分軸で考えるようにしたいですね。
転職に後悔して仕事を辞めたい…辛い状況を乗り越える4つの方法
転職したことを後悔している方の中には、できることなら仕事を辞めたいけど、転職したばかりだし…という葛藤で苦しんでいる方も多いかもしれません。
ここではそうした方に向けて、転職後の辛い状況を乗り越える方法を4つお伝えします。
転職後の辛い状況を乗り越える方法
「転職で後悔するのは普通なこと」と考えてみる
まずは「転職で後悔するのは普通なこと」と考えてみてください。新しい環境だから想定外のことが起きて当然だよね、という気持ちを持つことで、より建設的な考え方へとシフトできる可能性があるからです。
事実、株式会社識学の調査によると「59.7%の人が転職後に『後悔・失敗した』と感じている*」というデータも出ているなど、転職で後悔することは決して珍しくないのです。
参考:引用:株式会社識学「転職後の幸福度調査」新しい会社のルールをキャッチアップしたり、業務に慣れたりするのは当然ながら大変なこと。まずは焦らず、もう少し様子を見てみようかな、という心持ちでいても良いかもしれません。
失敗ではなく「糧」として捉えてみる
「失敗」と捉えてしまうと気持ちがさらに落ち込んでしまうため、「失敗=糧(かて)」と捉えてみるのもおすすめです。
転職者の失敗体験談を見ても、「この経験を次に活かすことができた」とポジティブに受け止めている方が多いことが分かります。
自分に合った仕事に就くことが大切だと学べた
「憧れよりも、自分に合った仕事を探すべき」ということを今回の転職で学び、再び転職しました。自分が憧れていた職を辞めるのは辛かったですが、今は全く後悔していません。
失敗したということは、それだけ「転職ノウハウが溜まった」ということ。そして今の時代、転職を繰り返すことは必ずしもネガティブな影響を及ぼすわけでなく、新しい環境での経験は「柔軟性がある」「様々な組織のノウハウを知ってる」という強みとも言えるので、可能な限りポジティブに捉えたいですね。
転職してよかったと感じる部分を洗い出してみる
転職しなければよかった…と後悔しているときは、「転職してよかった」と思えることを洗い出してみるのも効果的。
100%完璧な会社が存在しない以上、悪い点は妥協しつつ、良い点を最大限享受する、といったバランスを意識しないと、現職の悪い部分だけが目についてイライラが溜まっていく一方だからです。
転職に後悔している方のアンケートを見ても、「良いところもあるから仕方ない」と現状を肯定し、次のステップに向けて動き出している方が多い印象を受けます。
給料や人間関係の面ではメリットを感じている
残業時間の多さは想定外でしたが、前職よりも給料が高いこと、そして忙しいときに同僚が手伝ってくれるなど、前職のギスギスとした人間関係から解放されたのは良かったです。後悔よりも、転職したメリットのほうが大きいので、現在も働き続けています。
3ヶ月経っても辞めたい場合は再転職に向けて動いてみる
転職後3ヶ月経っても「辞めたい」という気持ちが残っている場合は、再転職に向けて動き出してみても良いでしょう。
リクナビNEXTの調査によると、「転職後、その職場に馴染めなくて辞めたいと思ったことはありますか?」という回答に「はい」と答えた人のうち、約半数の人が「辞めたいと思っていたのは3ヶ月以内」と答えています*。
つまり転職してすぐに後悔したとしても、3ヶ月後にはその後悔が薄れている可能性があるということ。そのうえで3ヶ月待っても気持ちが晴れなければ、その段階になって初めて転職活動に着手してみても良いかもしれません。
ただし転職には、いくつか注意点があります。この先で詳しく解説していますので、次の転職で後悔したくない方はぜひ読み進めてみてください。
*参考:リクナビNEXT転職活動をすることで現在の自分の市場価値や会社を客観的に見ることができます。、それによって現職に残るか、やっぱり外の環境に飛び込むか、冷静に判断できるようになります。
「転職活動」と「実際に転職すること」は違うので、もやもやを抱えて働くくらならまずは転職に向けて動いてみることをおすすめします。
転職で後悔しないために取り組みたいこと
転職活動をしようと考えている方に向けて、転職で後悔しないために取り組んでおきたいことを5つ紹介します。
転職で後悔しないために取り組みたいこと
1. 転職に失敗した理由を焦らずに把握する
転職に失敗した…と感じている方は、再転職に向けて求人を探し始める前に、「なぜ失敗したのか」を把握することから始めてみてください。
複数回の転職が当たり前になってきていることもあり、短期の再転職でも受け入れてくれる会社は増えています。ただし自分の生活やキャリアを考えると、次の会社でも同じような後悔をしてまた転職する…というのは、時間的や金銭的な面で大きなロスになることは間違いありません。
そこで大切なのが、現状について冷静に分析すること。同じ失敗を繰り返さないためにも、前回の転職活動は何がいけなかったのか?について考えをめぐらす時間をつくりましょう。
「合わなかったらまた転職しよう」という意識でいることは、決して悪いことではありません。ただし今回の転職で失敗した理由を分析しないと、次の会社でも同様のミスマッチが起こる可能性が高いので注意したいですね。
2. 転職で叶えたいことを自己分析で明確にする
友人が働いている会社や、転職前の会社のほうが良い環境に思えてくる、という経験がある方も多いはず。いわゆる「隣の芝生は青くみえる」という状態ですが、周りとの比較をもとに転職の成否を決めてしまうと後悔だけが募ってしまうものです。
転職はあくまでも自分の中の“納得感”が大事なため、まずは「転職で叶えたいことを実現できた状態」を目標にしましょう。
そこでおすすめなのが、自己分析です。具体的には、次のステップで進めてみてください。
「転職すること」はゴールではありません。「叶えたい希望が叶えられる環境で働けること」が大切なので、何を実現したいか(転職後のビジョン)については自分自身でしっかりと理解しておきたいですね。
3. “お試し転職”をしてみる
違う仕事に挑戦しようと思っている方など、未経験の業種・職種への転職を考えている方は“お試し転職”をしてみるのもおすすめです。
お試し転職とは、転職後に取り組む業務を「副業」で経験しておくという意味の言葉。「自分に向いていなかった」というリスクを事前に食い止められることもあり、転職を考えている方の中では一般的になりつつあります。
「社会人インターン」として、興味のある会社の業務を疑似体験できる場面も増えているので、まずはこうした機会を使い、仕事や会社との相性を確かめてみても良いでしょう。
4. 現場社員とのカジュアル面談をお願いしてみる
人間関係や社風などの後悔を減らしたい場合には、現場で働いている社員との「カジュアル面談」の機会を作ってもらえないか企業に尋ねてみてください。
カジュアル面談とは、応募前、あるいは内定受諾前にセッティングされる面談のこと。現場の社員とざっくばらんに話せたり、自由に職場を見学させてもらえる可能性もあるなど、社員との相性や、社風とのマッチ度を入社前に確かめられるのが大きなメリットです。
ちなみにビジネスSNSの「Wantedly」を使うと、サイト内に掲載されている企業に対してカジュアル面談の申し込みが簡単にできますよ。
役職が高い社員が面接官として出てくるケースが多いので、面接だけでは社内の雰囲気や、会社全体のカルチャーや配属組織の雰囲気などは分かりません。そのため、できる限り「現場の社員」と話す機会も設けたいですね。
5. 第三者から客観的な意見をもらう
後悔しない転職先を選び取るには、視野を広げることも欠かせません。「大企業だから安定しているはず」「経験したことがある仕事だから大丈夫だろう」といった固定観念のまま突き進んでしまうと、転職後に後悔する可能性が高いからです。
相談相手は家族や友人でも大丈夫ですが、客観的かつ、プロフェッショナルな助言をもらいたい方は「転職エージェント」に相談してみましょう。転職についてとりあえず情報収集をしたい、といった使い方でもOKなので、自分の中の転職知識をアップデートしたい方にもおすすめです。
この先では「ミスマッチのない求人を紹介してくれる」と評判の転職エージェントを5社紹介しています。信頼できる転職サービスを使いたい方はチェックしてみてくださいね。
転職先でストレスなどを抱えているケースでは、1人では正しい判断を下せないことが往々にしてあります。冷静な視点を取り戻すためにも、転職エージェントに相談するなど、第三者の目線も積極的に取り入れましょう。
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次の転職では後悔したくない!おすすめの転職エージェント5選
「次の転職では後悔したくない!」と考えている方は、希望をしっかりと満たす求人を紹介してくれる転職エージェントを活用しましょう。
特に以下5つのエージェントは利用者満足度も高く、当編集部が実施した転職サービス利用者9,347人調査でも「ミスマッチのない転職ができたサービス」として1位~5位にランクインしています。
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※2024年11月時点あわせて読みたい
ビズリーチの基本情報
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運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
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リクルートエージェントの基本情報
公開求人数 | 493,140件 |
おもな拠点 | 北海道・宮城県・栃木県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・静岡県・愛知県・京都府・大阪府・兵庫県・岡山県・広島県・福岡県 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
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dodaの基本情報
公開求人数 | 261,763件 |
おもな拠点 | 北海道・宮城県・東京都・神奈川県・静岡県・愛知県・大阪府・京都府・兵庫県・岡山県・広島県・福岡県 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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マイナビエージェントの基本情報
公開求人数 | 非公開 |
おもな拠点 | 東京・札幌(北海道)・仙台(宮城県)・名古屋(愛知県)・大阪・福岡 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
転職で後悔している人・後悔したくない人からのよくある質問
転職して後悔している人、あるいは次の転職では後悔したくない、と考えている方からよく寄せられる5つの質問にお答えします。
転職で後悔している人・後悔したくない人からのよくある質問【Q&A】
転職の後悔はいつまで続く?
転職の後悔がいつまで続くかは人それぞれですが、入社後3ヶ月は何かしらの後悔が続く可能性が高いでしょう。
転職エージェントのdodaが518人を対象に調べたデータを見ると、転職直後(入社後1~3ヶ月程度)にストレスを感じた人の割合は8割を超えています。
このデータからも、入社直後に感じた後悔は最低でも3ヶ月は続く可能性が高いことが伺い知れますね。
参考・引用:doda「転職“3ヶ月の壁”を乗り越えるには?転職後に感じるストレスと効果的な解消・克服法」転職で後悔したので前の会社に戻りたい…出戻りはできる?
再雇用に積極的な企業は多いので、もとの会社に戻れる可能性はあります。
株式会社プロフェッショナルバンクが2023年に発表したデータによると、約7割の企業が再雇用(アルムナイ)を実施したことがある、と答えています。
参考・引用:株式会社プロフェッショナルバンク「<再雇用(アルムナイ採用)に関するアンケート調査>」なかでも「技術職」と「営業職」、そして「専門職」は再雇用の受け入れに積極的な傾向が見られるので、こうした仕事に就いていて、前職を辞めたことを後悔している方は出戻りを前向きに検討してみると良いでしょう。
参考・引用:株式会社プロフェッショナルバンク「<再雇用(アルムナイ採用)に関するアンケート調査>」転職で年収が下がるかも…入社後に給料面で後悔する人は多い?
転職経験者30名に対して当編集部が実施したアンケートでは、およそ13%の方が「入社後に給与の面で後悔している」と答えています(給与以外の面でも後悔している方を含む)。
転職後すぐには給与が上がらない仕組みだった
転職後の職場の同僚から「何年か勤めてから反映される待遇がある」ということを初めて聞き、前職とは待遇の面でかなり違いがあったこともあり、転職を後悔しました。
なお、厚生労働省のデータを見ると「賃金が低かったから」を理由に転職を決めた人が23.8%*いるので、上記のアンケート結果も踏まえると、年収が下がったことを後悔している人は10~20%ほどいることが予想されます。
*厚生労働省「令和2年 転職者実態調査の概況 表16(p.18)」大企業から中小企業やベンチャーへの転職は後悔する?
大企業から中小企業・ベンチャーへの転職は、「成長」だけを期待していると後悔する可能性が高いでしょう。社長のワンマン経営についていけなかったり、社員同士の距離の近さに窮屈さを覚えてしまったりするなど、理想と現実とのギャップに後悔してしまう方が多いからです。
たとえば設立して1年~5年ほどのベンチャーなど、社員が少ない職場は業務量が多いぶん成長しやすいのは確かですが、その社風に自分がマッチするかについては転職前に慎重に判断したいですね。
ベンチャーの社風に合わなかった
元上司が働いているベンチャー企業に転職しましたが、社員の距離が近く、サービス残業や、土日のサービス出社も日常的だったのでかなり後悔しました。給料も上がらず、やることばかり増えていく状態だったので、結果的にはすぐに離職しました。
民間から公務員への転職は後悔するって本当?
民間企業から公務員への転職に関しては、年功序列や、閉鎖的な組織体制など、公務員特有の職場環境に順応できないと後悔する可能性が高いです。
下記のような点で後悔する方も多いので、公務員への転職を予定している方はチェックしておきましょう。
民間企業から公務員に転職した人が後悔する理由
- 残業が想像以上に多くてキツい
- IT化が進んでいないので業務効率が悪い
- 評価基準が分かりにくいのでモチベーションが湧かない
まとめ:転職で後悔した経験は、次に必ず活きる!
この記事では、転職で後悔している方に向けて、辛い状況を乗り越えるための対処法や解決策をお伝えしてきました。
「人生100年時代」と言われるなか、この先で再び転職する可能性もあるでしょう。転職で後悔した経験、失敗した経験は必ず活きるので、もう一度転職する場合には「自分は何を一番大切にしたいのか」を冷静になって考えつつ、次こそはミスマッチのない転職を実現させたいですね。
転職サービス名 | おすすめな人のタイプ | 公開求人数 |
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JACリクルートメント | 管理職求人を探している30代~40代 | 非公開件 |
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ビズリーチ | 高年収求人のスカウトを受けたい方 | 140,040件 |
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リクルートエージェント | 求人をしっかりと比較検討したい方 | 493,140件 |
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仕事の進め方が前職と全く違った
転職前の会社は男性がほとんどで、仕事の優先順位としては、枝葉の要素ではなく、まずは大きい戦略を重視する会社でした。その後、教育系の最大手に転職しましたが、社員の7割以上が30代以上の女性で、工程を細かく共有し合い、決めたことは寸分たがわず実行するという、まるで精密機器のオペレーターのような仕事ぶりに辟易(へきえき)としてしまいました。