更新日時：2024-09-18

60代で年収800万円を超える社員も！建設コンサルタント経験者採用に力を入れる「株式会社日産技術コンサルタント」

公共事業や民間プロジェクトの計画立案から調査・設計・施工監理までをトータルで手がける「株式会社日産技術コンサルタント（以下、日産技術コンサルタント）」。大阪府中央区に本社を構え、事業範囲は関西エリアを中心に北は北海道から南は沖縄県まで全国に広がっている。

同社の主な事業は上下水道や廃棄物処理施設の設計・監理。代表取締役社長の宮脇佳史さんは、「自治体の仕様に応じて一から設計するので、ゼロからものを作り上げるのが好きな方に向いていると思いますね」と語る。

今回は、日産技術コンサルタントで働く魅力や同社が求める人物像について、じっくりと話を伺った。

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全国に広がる事業フィールド

1978年の創業以来、日産技術コンサルタントは、下水道施設や廃棄物処理施設、道路などのインフラ整備工事のサポートを行ってきた。大阪・東京・福岡の3拠点それぞれにエリア担当者を配置し、北海道から沖縄県まで全国20ヶ所以上で幅広く事業を展開している。

「当社は、公共事業に特化した事業を展開しており、計画立案、調査、設計、施工監理、維持管理支援に至るまでワンストップでサービスを提供しております。顧客は官公庁が中心で、各拠点の営業担当者が管轄エリア内の地方自治体と密接な関係を築きながら、入札案件への積極的な参加を通じて、地域社会の発展に貢献しています」

国・自治体が道路やダム、発電所、ごみ焼却施設、病院、学校などを建てる際、予算や環境アセスメント、進捗管理などに関する専門知識が不十分で良し悪しを判断するのが難しい。そこで、技術のプロである日産技術コンサルタントが国・自治体に対して技術的なサポート・アドバイスなどを行う。

日産技術コンサルタントは、上下水環境部門、廃棄物環境部門、交通・道路部門、防災・河川部門、都市・建設部門、情報・電子部門、測量・補償部門など、社会インフラ整備を支える10の専門部門で構成されている。

「国や自治体の要件に基づいて事業概要の策定、調査・測量、事業費用などを算出し、これらの設計をもとにゼネコンやプラントメーカーが実際の工事を実施します。国・自治体とゼネコンの間に立ち、プロジェクトの橋渡し役として重要な役割を担っているんです」

上下水道施設や廃棄物処理施設の案件に強みを持つ

日産技術コンサルタントの強みは、専門性の高さだ。廃棄物事業では業界内の売上ランキング※で常に5位〜7位を維持しており、上下水道分野においても20位以内にランクインしている。

※廃棄物事業を専門とする協会

日産技術コンサルタントの下水環境部門・上水環境部門では、数多くの政令指定都市の下水道施設計画設計に携わり、都市部の水環境保全に大きく貢献。このことからも、同社の高度な技術力と豊富な経験が、持続可能な都市開発において不可欠であることがわかる。

「上下水道施設や廃棄物処理施設の設計・監理は、道路や学校・病院などの一般的な公共施設と比べ、より複雑な専門知識を必要とします。これらの施設では、土木や建築はもちろん、機械、電気といった多岐にわたる分野の専門知識が求められるため、総合的な技術力が不可欠です。当社は、多様な分野に精通した技術者が在籍しており、複合的な知識が必要なプロジェクトにも柔軟に対応できます」

プロジェクトの計画段階から設計、施工監理、さらには運用に至るまで一貫したサービスを提供できるのは日産技術コンサルタントだからこその強みだ。このような総合的な技術力と豊富な実績により、当社は業界内で高い評価を得ている。

50代からの挑戦！経験者が活躍できるフィールド

日産技術コンサルタントの平均年齢は49歳で、20～70代まで幅広い世代が活躍している。

「中途採用のなかでも、技術士や一級建築士などの資格を持つ50代の経験者を積極的に募集しています。というのも、当社は計画立案から調査・設計・施工監理までを一貫して行っているので、業界経験が豊富な方々は当社の事業成長において戦力となるんです」

50代の技術者は、これまでのキャリアで培った高い専門性と、複合的な知見が必要とされるプロジェクトを統括する能力を持っている。当社が手がける長期的かつ多岐にわたるプロジェクトの成功に不可欠なのだ。

「構造力学や電気電子工学、熱力学など建設工学系の専門知識がある方や、技術士や一級建築士といった資格があって実務経験が豊富な方にぜひ来ていただきたいですね」

建設コンサルタント業界全体で人材確保が課題となる中、日産技術コンサルタントでは、資格の有無にかかわらず実務経験を持つ人材を広く受け入れ、積極的なキャリアサポートに取り組んでいる。

「建設コンサルタントの経験があれば理想的ですが、建設会社やプラントメーカー、ゼネコンで3〜5年の実務経験がある方も大歓迎です。建設関連の経験を最大限に活かせる教育体制が整っているので、成長意欲のある方であれば、年齢を問わず活躍できる環境だと思いますね」

ベテラン技術者の経験を活かす再雇用制度

「50代、60代の方々にとって、当社は新たなキャリアステージを踏み出す絶好の場所だと思います」と宮脇社長は断言する。

日産技術コンサルタントでは、再雇用制度を積極的に活用し、65歳の定年後も働き続けられる環境を整えている。

「65歳定年後も再雇用する形で、続けられる限り働いていただけます。実際、70歳を超えて活躍している一級建築士もいますよ」

日産技術コンサルタントには70歳を超える従業員が多く在籍しており、再雇用後も高い年収水準を維持しているというから驚きだ。

「ある60歳の社員は、前職で年収1000万円だったのが再雇用になると600万円に下がるといわれたそうです。当社は850万円で契約し、現在は900万円を超える年収で活躍しています」

再雇用制度は、単に雇用を延長するだけでなく、豊富な経験を持つ技術者の知識と技術を最大限に活かすことを目的としている。

「50代、60代の技術者は、長年の経験から得た深い洞察力と問題解決能力を持っています。若手技術者の育成や複雑なプロジェクトの管理など、その経験を活かせる場面が多くあるんです」

再雇用制度は社会的な意義も大きい。少子高齢化が進む日本社会において、熟練技術者の知識と経験は、産業の競争力を維持するうえで重要な課題となっている。日産技術コンサルタントの取り組みは、この課題における解決策のひとつといえるだろう。

働きやすさを重視した充実の待遇と福利厚生

日産技術コンサルタントでは、過去2年間で従業員の平均賃金を5%以上アップ。ボーナスは夏と冬の年2回、1回の賞与で給与3.9～4ヶ月分が従業員に支給されており、同社の年収は業界平均を大きく上回っている。

また、ワーク・ライフ・バランスにも配慮し、残業時間の削減にも積極的に取り組んでいるという。こうした働きやすさに惹かれ、多くの経験豊富な技術者が同社への転職を選択しているのだ。

「社員が安心して働き、自己実現できる環境を提供し続けていきたいです。それが結果として、高品質なサービスの提供と社会貢献につながると信じています。プロジェクトが完了するまでに5年から10年かかることもありますが、長期的な視点で仕事に取り組めるのが魅力です。関わった施設が実際に形になっていく過程を見届けることができるのは、建設コンサルタントのやりがいの一つだと思いますね」

日産技術コンサルタントでは、50代の技術者の採用に力を入れているというが、どんな人物像を求めているのだろうか。

「向上心があり、お客様との信頼関係を構築できる方を求めています。我々の仕事は、ゼロから新しいものを作り上げていくクリエイティブな仕事です。そのためには、お客様の課題を把握し改善策を提案できるコミュニケーション力が必要不可欠ですね」

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