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名古屋文理栄養士専門学校は栄養のエキスパートを育成。異業種からチャレンジする社会人をサポート!
高齢化社会と健康志向の高まりに伴い、栄養士の需要がますます高まっている昨今。近年は、食生活の多様化や食の安全に対する不安など、食に関わる課題を解決するために、栄養士の専門的な知識・スキルがより一層求められています。
「当校では、食の分野に携わってこなかった方から、すでに一定の知識を持っている方まで、さまざまな学生に対応したカリキュラムを提供しています。栄養士として、将来必要とされる確かなスキルと深い知識を身につけられる環境です」
そう話すのは、名古屋文理栄養士専門学校 栄養士科長の中村裕子先生です。今回は、中村先生にカリキュラムの特徴について話を聞きました。
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卒業と同時に栄養士免許を取得できる
愛知県名古屋市にある名古屋文理栄養士専門学校は、創立65年以上の歴史を誇る専門学校です。同校では、各種実験実習に多くの時間を充て、学生が栄養士として活躍するために必要な十分な知識とスキルを身につけられます。
「年によって異なりますが、栄養士を目指す社会人の方は一定数いらっしゃいます。事務・営業職や看護、介護職といった異業種から転職を考え、栄養士の資格を取得するために入学されるケースもあります」
学び直しで入学する社会人の年齢は20〜30代が中心ですが、40〜60代の学生もいると言います。
「決して多いわけではありませんが、50代や60代の方が、定年退職後に昔から興味を持っていた栄養学を学び直すといったケースも見受けられます。年齢が上がるからといって就職できないという心配もありません。栄養士の活躍の場は、病院や保育園、学校、介護施設など多岐にわたります。年齢に関係なく自分のやりたい分野や働き方に合わせて就活サポートを行いますのでご安心ください」
同校では、多様なバックグラウンドを持つ社会人が、栄養士という新たなキャリアに向けて勉強に励んでいます。
「2年間かけて食と栄養についてしっかり学ぶので、栄養学や調理などに関する知識がなくても問題ありません。むしろ、真っさらな状態の方が先入観や固定概念がないので、新しい知識や技術を吸収しやすいんです。その分、成長スピードも早く、高いスキルや知識を持って卒業されていきます」
異業種・未経験からの学生も在籍している同校。実践力を強化し、人々の健康増進と食生活の改善指導に貢献できる栄養士の育成に力を入れています。基礎から応用まで幅広い知識や技術を身につけられる網羅的なカリキュラムが特徴です。
「1年次の前期では、栄養学や調理学はもちろん、体の仕組みや食品の性質、食育の重要性、臨床での栄養管理など、栄養士に必要な基礎知識に焦点を当てて理解を深めていきます。後期に入ると、座学で学んだ知識や技術を実際の業務に活かす実験実習の授業が始まります」
健康的でおいしい食事を提供できる力を養う豊富な実習
「当校が特に力を入れているのが、調理と給食の授業です。和・洋・中それぞれの調理方法と基礎技術をマスターする『調理学実習』や、病院の治療食や小・中学校などでの学校給食(大量調理)のノウハウを学ぶ『給食管理実習』など、最新の設備と器具を備えた実習室でプロの講師の指導のもと、実践的に学でいきます」
調理実習や給食管理実習だけでなく、臨床栄養学実習や応用栄養学実習といった社会のニーズに対応する実習も行っています。
「治療食の栄養管理に特化した『臨床栄養学実習』や、子どもから高齢者までの多様なライフステージに対応する栄養ケアの『応用栄養学実習』など、多角的に学べる実習をカリキュラムに多く取り入れています」
糖尿病や高血圧、肥満などの疾患に対応した献立作成や、治療効果の高い食事提供の知識と技術を修得。さらに、選択科目も用意しています。そのひとつである特別調理実習では、介護が必要な方の状況に合わせた献立作成や食事作りを学ぶ実習です。
「特別調理実習で学ぶ真空調理や介護食といった調理法は、栄養士として持っておくべきスキルのひとつです。近年は、在宅療養や在宅介護を希望する人が増えていると聞きます。今後は、栄養士が、噛むことや飲み込むことが難しい方々への食事サポートを行う機会も増えてくるはずです。栄養士として現場に出てすぐに役立つ応用力を養うことを目的として設けています」
高齢化が進み、食文化が多様化する現代において、真空調理、介護食のメニュー作りや介助などのスキルは、今後ますます重要になってくるといえます。
高い就職率
1956年の設立以来、即戦力となる栄養士の育成に取り組んできた同校では、給食会社、医療・福祉施設、食品メーカーなど栄養関連業界と連携し、学生の就職支援や業界の情報提供を行っています。
「おかげさまで、17年連続で就職率100%を達成しています。本学の卒業生たちは、医療機関や介護・児童福祉施設、企業の給食部門などで活躍しています。また、卒業と同時に専門士(衛生)の称号が付与されるので、大学に編入して管理栄養士の資格取得に向け、学びを深める学生もいますね。食育アドバイザーや料理研究家の道へ進む学生もいますし、キャリアの幅は無限大です」
学生一人ひとりの夢や希望を実現するために、当校ではキャリア支援センターを設置。キャリア支援講座、個別ガイダンス、模擬面接など、充実した就職サポートが整っています。
「料理や栄養に関する経験がない方でも、卒業時には食と栄養のエキスパートとして十分に活躍できるスキルと知識を修得できる環境が整っています。健康への興味や人々の役に立ちたいという想いがある方にとって、栄養士というキャリア選択はとても有意義な資格だと思いますね」