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関東柔道整復専門学校なら未経験から柔道整復師の国家資格を持ったスポーツトレーナーに挑戦できる!
日常生活で起こるケガを防ぐためには、筋力を強化し関節の可動域を広げるための定期的な運動が欠かせない。
このプロセスをサポートできるのは誰なのか、誰に運動を指導してもらうのか。スポーツインストラクターやスポーツクラブのトレーナー、あるいはパーソナルトレーナーに指導を受けている人もいるだろう。
「ケガをしてしまったとき、多くの人は接骨院・整骨院に通院し治療を行います」と、関東柔道整復専門学校(東京都立川市)の広報課 兵藤宜昭さんは言う。
「接骨院・整骨院の先生は「柔道整復師」の国家資格取得者です。接骨院・整骨院の先生、柔道整復師は、怪我の治療を行うだけでなく、ストレッチや関節モビライゼーション※を行い体の機能回復を図ります」
※関節の可動域を広げる運動療法のひとつ。
<関東柔道整復専門学校の公式HPはこちら>
柔道整復師の認知度を高めたい
柔道整復師は「接骨院・整骨院」のほか「病院の整形外科」、機能訓練指導員として介護や福祉の分野などで活躍。最近では、スポーツトレーナーとしての需要も高く、スポーツ分野で働く柔道整復師も増えている。
超高齢化社会に伴い、柔道整復師のニーズは年々伸びており、関東柔道整復専門学校への社会人入学者も増えているそうだ。
関東柔道整復専門学校は、3年間で柔道整復師の資格取得を目指す「柔道整復師学科」と、スポーツシーンや運動指導者としても活躍できるスキルと知識を学ぶ「スポーツトレーナー養成コース」を設置。柔道整復師の資格を持ったスポーツトレーナーの育成を目指す。
希望者は、柔道整復師について学びつつ、スポーツトレーナーに必要なテーピング、急性外傷の応急処置に関する技術・知識も同時に習得できる。
「スポーツトレーナー養成コースでは、プロスポーツ現場での実習、 運動生理学や機能解剖学などの座学、レジスタンストレーニングや怪我の予防と緊急処置といった実技の両方を学んでいきます」(兵藤さん、以下同)
元日本ハムファイターズトレーナーや元横浜Fマリノス監督、立川アスレティックFC選手兼代表理事など、スポーツ界の第一線で活躍した多彩で超一流の専門家が講師を務める。(2023年度)
柔道整復師の資格を取得するだけでも将来のキャリアは十分安定しているように思えるが、なぜスポーツトレーナーの専門スキルが必要なのだろうか。兵藤さんはこう答えた。
「柔道整復師の専門性と重要性を、社会に広く認知してもらうためです。専門性の高い医療の国家資格ですが、スポーツトレーナーと比べるとやや認知度は低いんですよね。職場は接骨院・整骨院や病院、介護福祉施設などが中心で、日常生活で関わる機会は限られているので、その資格名や存在を知らない人はまだまだ多くいます」
柔道整復師×スポーツトレーナー
もうひとつ、柔道整復師×スポーツトレーナーにこだわる理由は、スポーツトレーナーの競争率の高さにある。
「スポーツトレーナーは、選手をあらゆる面でサポートし、パフォーマンスの向上やケガの予防、ケガへの対応など選手と一番近い距離で接するその姿に憧れ、スポーツトレーナーを志す若者は多いですが、プロのスポーツトレーナーとして生活していける人はほんの一握りです」
兵藤さんの言葉は、この業界で生き抜く厳しさを物語っている。
スポーツトレーナーは、専門学校や大学を卒業して取得できる資格がある一方、 民間団体が行っている講義やトレーニングプログラムを修了すれば、試験の受験資格を得られる。筆記もしくは、実技試験に合格すれば認定証を取得できるという民間資格がほとんどです。
「スポーツトレーナーの資格には、『『National Strength & Conditioning Association』(全米エクササイズ&コンディショニング協会)認定のCSCSやNSCA-CPT』や『ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会認定のアスレチック・トレーナー(JATAC-ATC)』などが有名ですがどちらも民間資格です。
民間資格のみで厳しい競争を勝ち抜くためには至難の技です。専門的スキルや国家資格の取得が他者との差別化を図る鍵となります」
柔道整復師の活動領域を広げ、その魅力を広く伝えるとともに、生涯を通じて活躍できるスポーツトレーナーを育成するため、両分野を学べるカリキュラムを提供している。
教員と学生の距離が近く、わからないことがあれば授業中でも気軽に質問できる。わからないまま授業が進む心配がないため、同校の試験合格率は全国平均(77%)を大きく上回る80%超えを例年キープしている。
「手技を用いた柔道整復師の伝統的な治療技術と、スポーツトレーナー養成コースで身につけた運動指導を組み合わせることで、患者の回復と健康維持に大きく貢献できます」
兵藤さんによると、柔道整復師の資格を持つスポーツトレーナーと持たない人とでは、その後のキャリアに大きな差が生まれるという。
「医学的な知識・技術を活かしてより効果的なケアを提供できます。これは選手の健康とパフォーマンス向上に直結するので、信頼関係の構築にもつながるんです。
柔道整復師は、整復や接骨といった医療行為を行うことが認められている国家資格です。スポーツトレーナーとしてパフォーマンスの向上を目的としたトレーニング指導を行うだけでなく、接骨院や整骨院を開業してケガの治療やリハビリテーションを行うこともできます。柔道整復師の資格を持っていれば、多岐にわたるキャリアパスを選択できるようになるんです」
柔道整復学科(固定法)とスポーツトレーナー養成コースの両方で、テーピングの練習を何度も繰り返して技術レベルを上げていく。
柔道整復師の需要は増加していますが、多くの整骨院や接骨院が深刻な人手不足に喘いでいる。そのため、30代・40代を過ぎてからでも年齢に関係なくチャレンジできるという。
「40〜50代で入学される方はいらっしゃいますし、紹介できる求人も豊富なのでご安心ください」
最後に、兵藤さんに今後の展望について尋ねてみた。
「『医療の国家資格を取得したい』『手に職をつけたい』『スポーツに関わる仕事がしたい』など、どんな理由でも構いません。柔道整復師という国家資格名は認知度は低いですが、皆さんの身近にいて地域医療の担い手として健康社会に貢献している接骨院・整骨院の先生が持っている資格です。
あらゆるニーズに対応できるスキルと知識が身につくよう、教職員全員でサポートします。学校や授業の雰囲気を知りたい方は、ぜひオープンキャンパスにお越しください」