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宇都宮メディア・アーツ専門学校の超実践型のカリキュラムで現場で戦えるスキルを磨こう
新型コロナウイルスの流行を受けて、多くの企業がテレワークや在宅勤務を導入。会議や打ち合わせはオンラインで行われるようになり、時間や場所の制約から解放された働き方に魅力を感じた人は多いはずだ。
それと同時に、特定のスキルや専門知識を持つことが、雇用の安定性やキャリアアップに大きくつながると実感したのではないだろうか。
栃木県宇都宮市にある「宇都宮メディア・アーツ専門学校」では、コロナ禍以降、WEBデザイナーやインテリアコーディネーターなどの職種を目指す社会人が増えているという。同校で学べる内容やカリキュラムの特徴について、担当者に話を聞いた。
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30代からでもキャリアチェンジできる
宇都宮メディア・アーツ専門学校は、デジタルメディア領域で活躍するクリエイターの育成に力を注いでいる。メディアアートやデジタルクリエイティブ分野に特化した、実践的なカリキュラムが特徴で、1976年の開校以来、数多くのクリエイターを輩出してきた。
学科は、イラストレーターやグラフィックデザイナーなどを目指す「ビジュアルデザイン科」、インテリア・家具デザインを中心に学ぶ「建築インテリアデザイン科」、そして映像制作・編集スキルを習得する「放送・映像・音響科」の3つ。
3学科の中で社会人が多く在籍しているのは、ビジュアルデザイン科だ。以前は高校を卒業したばかりの学生がほとんどだったが、コロナ禍以降はリスキリングを希望する社会人が増えているという。
「学んだデザインスキル・技術をキャリアアップや転職に活かしたいと考える、30〜40代の社会人が多いですね。また、異業種からデザイン業界へのキャリアチェンジを目指す方もいらっしゃいますが、基礎から丁寧に指導するのでご安心ください」
30代を超えてからのキャリアチェンジは、20代と比べると年齢や経験がより重視される傾向にあるため、挑戦のハードルは高くなる。年齢を重ねても、転職は可能なのだろうか。
「結論から申し上げますと、転職は十分に可能です。多くの卒業生が栃木県内の企業に就職しており、ゲーム、映画、広告業界など、多岐にわたる分野で、舞台スタッフやグラフィックデザイナーなど、さまざまな職種で活躍しています。充実した卒業生とのネットワークがあるため、年齢にかかわらず、希望する職種へのキャリアチェンジも実現可能です」
就職先の企業からは「技術レベルが高い」と高評価を受けており、そのため同校には毎年多数の求人が寄せられる。同校の学生は、就職活動の際に他校と競合しても、高い専門スキルと実務経験を武器に、優れた成果を上げているという。
企業も驚く技術力の高さは、実践的なスキルを磨くための充実した実習環境にある。
実習9割、座学1割!実践重視の授業
「当校の特長は、学生が2年間で即戦力となる技術を習得できるよう、実技と演習が中心のカリキュラムとなっています。授業は平日の朝9時30分から16時30分まであり、授業全体の約9割を演習に充てていますね」
演習授業に加え、課題制作にも力を入れている。「ビジュアルデザイン科」では、イラストレーション、UI/UXデザインを含む10種類以上のデザイン関連の授業があり、毎月1つずつ課題が出される。
さらに、学生は毎月の課題制作と並行して、定期的に開催している作品展の準備も行わなければならない。学生は息つく間もなく、次のプロジェクトや作品の構想と制作に時間を費やし、忙しい日々を過ごす。
あまりの大変さにギブアップする人がいてもおかしくないが、学生たちからは「創作活動に集中できる」「自分の成長につながる」と好意的な意見が多い。
「インプットだけでなくアウトプットも強化することで、技術的な面だけでなく、問題解決能力や創造性も養われていきます。即戦力として活躍するうえで、これらの能力は欠かせません」
グラフィックデザイナーやWebデザイナーなどのデザイナーを目指す人は年々増えているが、それだけで生計を立てていけるのはほんの一握りだという。
「厳しい競争を勝ち抜き、前線で活躍するデザイナーを目指すうえで、実践的な経験を通じて得られる学びが大切だと考えています」
デザイナーの活躍の場は、広告代理店や印刷会社だけに留まらず、スーパーや家電量販店、飲食店など、さまざまな業界に広がっている。ブランディング、パッケージデザイン、店舗レイアウトなど、各業界の固有のニーズに応じたクリエイティブなソリューションが求められる。
多様なニーズへの対応力を鍛えるため、同校では、演習授業や課題制作のほか、栃木県那珂川町と学官連携を組み、企業や公官庁との協働プロジェクトにも注力している。年間100社を超える栃木県内の企業とのコラボレーションした企画も積極的に実施。
過去には、同校の学生が、宇都宮市花と緑のまちづくり推進協議会が発行している広報誌『花ごころ』に掲載する間違い探しのイラスト制作、壬生町で行うイベントでスタッフが着用するはっぴのデザインなどを手がけた。
「宇都宮市の魅力を発信する目的で、餃子モニュメントの制作依頼があった際、55案の中からビジュアルデザイン科1年生が考案したデザインが採用されました。そのデザインは、宇都宮の餃子通りに設置され、地域のシンボルとして注目を集めています」
プロジェクトで制作した作品が企業から高く評価され、「うちで働かないか」とオファーを受けて就職する学生も多い。
「2年間の学校生活を通じて、できるだけ多くの職種・業界の人と接してコミュニケーションスキルや問題解決能力を鍛え、実務につなげて欲しいと思います。年齢に関係なく挑戦できる業界なので、デザインに興味がある方はぜひオープンキャンパスにお越しください」