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多摩リハビリテーション学院専門学校ならスペシャリスト言語聴覚士を目指せる
「食べ物をうまく飲み込めない」
「言葉を上手に発音できずスムーズに話せない」
聴覚やコミュニケーションの課題を抱える人々は、日本全国に少なくとも500万人いると推定されている。
これらの悩みに対して、話す、聞く、食べるなどのリハビリテーションを行いサポートするのが言語聴覚士だ。また、脳卒中やパーキンソン病などの神経難病や、自閉症スペクトラム障害や注意欠如・多動症(ADHD)といった発達障害を持つ人々への支援も行う。
言語聴覚士のニーズは、高齢化や生活習慣病の増加、発達障害への理解が広まったことなどにより、今後も高まっていくと考えられる。
異業種から言語聴覚士へのキャリアチェンジが可能
平日の朝、まだひんやりとした空気が教室に漂う中、言語聴覚学科の授業が始まった。板書と参考書を交互に見ながら、数種類の色ペンを使い分け、丁寧にメモを取っている。
彼らの表情からは、言葉に出さずとも、「絶対に資格を取る」というという強い意志が感じられる。授業を受けている学生の半数以上が、異業種から言語聴覚士へのキャリアチェンジを目指す社会人なのだ。
言語聴覚学科の授業は、月〜土の週6日、9時30分から16時30分まであるため、働きながら資格取得は現実的ではない。そのため、社会人は仕事を辞めて通学することとなる。
「これまでのキャリアを手放し、新しい分野に飛び込むのは簡単なことではありません。時間とお金、そして労力を資格取得に捧げるわけですから、社会人の方の覚悟は相当なものです」と、多摩リハビリテーション学院専門学校 事務・広報課長を務める景山雄介さんは語る。
2年間で言語聴覚士資格を取得
多摩リハビリテーション学院専門学校「言語聴覚学科」では、2年間で言語聴覚士の国家資格取得を目指す。言語聴覚士の活躍の場は、医療や介護・福祉だけに留まらず、教育現場にも広がっている。
高齢化社会の進展や医療・福祉の高度化に伴い、言語聴覚士の資格取得者数は、過去10年間で1.5倍近く増加。 2022年の有効求人倍率はハローワーク求人統計データによると、全国平均で2.77倍であるが、実際にはハローワークを介さず養成校に直接求人を出すケースが多く存在する。
多摩リハビリテーション学院専門学校では、言語聴覚学科の有効求人倍率は46.3倍で増えているというが、景山さんは不安な気持ちをのぞかせる。
「言語聴覚士を目指す人が少ないのが現状です。ニッチな資格なので、言語聴覚士という資格があること自体、知らない人はまだまだたくさんいます」と景山さん。
言語聴覚士は1998年(平成10年)9月1日に施行された、比較的新しい資格だ。同じリハビリテーション専門職である理学療法士や作業療法士と比べると、認知度が低く、多くの病院が募集してもなかなか人が集まらないと嘆く。
「理学療法士や作業療法士は、怪我や病気でリハビリを行うときに接することがありますが、言語聴覚士は、聞こえやコミュニケーションに障害を持つ人への支援を行う専門職です。日常生活で出会うことがほとんどないんですよね」
逆に言えば、言語聴覚士が売り手市場であることは、キャリアチェンジを目指す社会人にとって挑戦しやすい環境だといえる。
厚生労働省の規定を上回る臨床実習
多摩リハビリテーション学院専門学校の臨床実習は、他校を圧倒する充実度を誇る。厚生労働省が定める設置基準480時間に対し、同校は680時間以上の臨床実習を実施している。
同校が考える即戦力人材を育成する鍵とは、在学中に多くの現場で実務経験を積むこと。豊富な臨床実習を取り入れたこのカリキュラムは、同校が目指す教育方針の核となっている。
「臨床実習は、1年次から東京都や埼玉県、神奈川県などの首都圏にある病院・特別養護老人ホーム、リハビリテーション施設で行います。技術習得だけでなく、患者様とコミュニケーションを取りながら信頼関係を築くことも、実習の重要な目的です」
テストの成績が良くても、現場に出た途端に対人関係で苦労する人は多い。入社後のミスマッチや早期離職を防ぐためにも、同校のように在学中にさまざまな職場を経験できる環境が重要になる。
「早い段階から患者様と接する機会を作ることで、学生は壁にぶつかりながら自ら学び、考え、そして行動する姿勢が自然に身についていきます。現場を知り、患者様を知ることが、優れた言語聴覚士としての基礎を築く上で不可欠です。実習を通じて、最先端の医療や知識、現場で求められるスキルをしっかり身につけたもらいたいと思います」
経済的な負担を軽減する豊富な学費サポート
医療系専門学校は、高度な技術と設備が必要となるため、ほかの分野に比べて学費が高額になる。多摩リハビリテーション学院専門学校も例外ではなく、言語聴覚学科は2年間で250万円の学費がかかる。
学費が理由でキャリアを断念することがないよう、同校では経済的な負担を軽減する学費サポートに力を入れている。そのひとつが、特待生制度だ。特別入試の合格者10名は、入学金20万円が全額免除される。もし特待生になれなかったとしても、入学金10万円が減額される早期受験割引のチャンスがある。
「早期受験割引は、12月対象の入学試験に合格した方が利用できる当校オリジナルの学費サポート制度です」
特待生制度や早期受験割引を逃してしまっても、『ゼロ円入学制度』を利用することで、2年間にかかる学費250万円の支払いが猶予される。
「ゼロ円入学制度を利用する際、白衣代やテキスト代などは、入学時にご負担いただきます。ただし、入学費や授業料などの学費は全て、卒業後に分納することも可能です。月々の納入額については、ご相談のうえ、経済状況に合わせて設定させていただきますので、ご安心ください」
このほか、45歳以下の社会人であれば、専門実践教育訓練給付金制度を利用するのがおすすめだ。
「専門実践教育訓練給付金制度を利用すれば、支払った学費の一部(最大70%)が給付されます。言語聴覚学科の2年間の学費250万円のうち、最大98万円を給付金で賄うことができるんです。さらに、卒業後1年以内に正社員として採用された方には、20%が追加で給付されます」
多くの社会人が、特待生制度や0円入学制度、専門実践教育訓練給付金制度といった学費サポートを活用しながらリスキリングに励んでいる。
「過去には50代や60代で入学した方もいらっしゃいます。言語聴覚士は、年齢に関係なくチャレンジできるので、手に職を就けたい方にぜひおすすめしたい資格です。学生が資格を取得し希望のキャリアを実現できるよう、精一杯サポートいたします」