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鯉淵学園農業栄養専門学校なら給付制度を使って実質無料で農業のスキルが身に付く
長年、高齢化と後継者不足に悩まされてきた農業。2022年の新規就農者数は45,840人と前年より12.3%減少し、1990年の統計開始以来、過去最低となった。
農業への関心があるにもかかわらず、新たに農業に参入しづらい理由として、初期投資のハードルの高さが挙げられる。
農家以外の人が農業を始める場合、農地や機械の購入など、数百万円以上の資金が必要となる。農業を始めたいと思っても、初期投資がハードルとなっているのだ。
非農家出身から農家へ!
若者の農業離れや後継者不足が叫ばれているが、農業に興味を持つ若者は意外と多い。
かつて、農業は3Kと呼ばれ、「休みが少ない」「体力的にきつい」といったネガティブなイメージが強かった。
しかし、食への安全性や健康意識の高まり、スマート農業の普及などにより、農業に対するイメージが変わりつつあるのだ。
茨城県水戸市にある鯉淵学園農業栄養専門学校 農業技術センターの教員 秋葉 勝矢さんは、「農業法人や農業協同組合で働きながら経営ノウハウを学び、いずれ独立する道もある」と話す。
これまで、鯉淵学園農業栄養専門学校では農業と食に関する人材を育成してきた。しかも、学生のほとんどが非農家出身というから驚きだ。
「農作物の栽培方法や農業機械の使い方、経営の知識、農業に関する法律・規制なども一から学びます。勉強面や進路についてもしっかりサポートするので、ご安心ください」
鯉淵学園農業栄養専門学校ならではの魅力
鯉淵学園農業栄養専門学校では、非農家出身者向けの研修制度「チャレンジ!ファームスクール」を開講している。
チャレンジ!ファームスクールは、最短半年で農業に必要な資格を取得できる実践的な研修だ。
「チャレンジ!ファームスクールは、『農業を基礎から学びたい』『将来、農業で生計を立てたい』といった初心者の方を対象とした研修です。
小型・大型車両系建設機械や小型・大型フォークリフト作業免許といった、農作物や資材を運ぶために必要な資格も取得できます」
現在、チャレンジ!ファームスクールには、4名の社会人受講生が在籍。
異業種から農業への参入を目指し、知識や技術の習得、資格取得に励んでいる。
スクールは週5日制で、授業全体の約8割を実習時間に充てているという。
「野菜の種まきや収穫、育苗管理、堆肥づくりなど、短期間で農業を実践的に学べるカリキュラムが特徴です。
大根や白菜、にんじんなど畑で栽培する露地野菜、なす・きゅうりといったビニールハウス内で育てるハウス野菜まで、幅広い作物の栽培方法を学んでいただきます」
東京ドーム8個分という広大な敷地内には、畑や温室のほか、畜舎・果樹園・加工場などの設備・施設も併設。
乳牛や肉用牛の飼育、ソーセージ・ハムの加工など、畜産業にも関わる業務を経験できるのもスクールの魅力だ。
農業に興味のある社会人にとって、チャレンジ!ファームスクールは、就農への第一歩を踏み出す貴重な機会だといえる。
また、学生が丹精込めて育てた野菜や加工品は、校内にある直売所に並ぶ。
「近隣の農家さんから農場の一角を借りて、自分で育てたメロンやとうもろこしなどを販売する熱心な学生もいます。
自分が作ったものを買ってくれた人たちの笑顔が、モチベーションや農業へのやりがいにつながるんですよね」
給付を受けながら農業を学べる
充実した授業内容はもちろん、給付を受けながら農業を学べるのもチャレンジ!ファームスクールの大きな魅力だ。
「チャレンジ!ファームスクールは、日中に授業があるため、仕事をしながらの受講は難しい。
そのため、社会人受講生は仕事を辞めてスクールに通うことになります。
受講期間中は収入が得られないため、経済的な負担が大きくなってしまうんです」
チャレンジ!ファームスクールのコースは、半年コースと1年間コースの2つ。費用は、半年コースが26万円、1年間コースが62万円となっている。
「チャレンジ!ファームスクールの1年間コースは、農林水産省が指定する就農準備資金の対象です。
1年間コース受講者は、条件を満たし申請が承認されれば、最大150万円の給付を受けることができます。
そのため、社会人受講生のほとんどが1年間コースを受講していますね。
経済的な不安を少しでも解消し、安心して勉強に取り組める環境をさらに整えていきたいです」
※農林水産省が実施する農業次世代人材投資資金のひとつ。
1年間の学びを終えた受講生は、農業法人や農業協同組合などに就職。「農業に関わる仕事がしたい」「いつか自分の農場を持つ」という夢に向かって歩み始めている。
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