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京都製菓製パン技術専門学校の夜間部なら初心者からプロになれる!
近年、注目されているリスキリング(学び直し)やリカレント教育。2022年には政府が、5年間で1兆円をリスキリング支援として投じるという強い意志を示している。
人生100年時代の到来や終身雇用の崩壊といった課題に直面している現在、学び直しの重要性がより一層増しているのだ。リスキリングは、自身の市場価値を高め、ゆとりある老後を迎えることにもつながる。
私たちの生活に欠かせない食の分野は、リスキリングで注目を集めているジャンルのひとつだ。
京都にある京都製菓製パン技術専門学校には、手に職を就けて社会的自立を志す社会人が多く在学している。同校は、製菓専門学校としては珍しく、夜間部を設置していることで知られる専門学校だ。
今回は、京都製菓製パン技術専門学校 広報渉外部の尾形詩織さんに話を聞いた。
<京都製菓製パン技術専門学校の公式HPはこちら>
専門スキルを身につけようとする意識が高まっている
「京都製菓製パン技術専門学校」は、嵐山、嵯峨野、天龍寺など、京都を代表する観光スポットに囲まれた京都市右京区の一角「太秦」エリアにある。お菓子やパン作りの技術、専門知識、さらにはサービス力を磨くことができる学校だ。
1998年の開校以来、和菓子職人、パティシエ、ブーランジェとして活躍する多くの専門家を育成してきた。ここには、お菓子やパン作りの技術を磨きたい社会人が集まる。
製菓・菓子業界を目指す場合、多くの人は高校卒業後に専門学校へ進むのが一般的だ。しかし、一度社会に出た後に学び直す人が学び直すケースも増えてきていると尾形さんは言う。
「独立開業や製菓・菓子業界への転職を目指して、もともとお菓子やパン作りが好きな方が再進学するケースは増えています。ほぼ全員が未経験からのスタートですが、短期間でプロとして働けるスキルを身につけられるのでご安心ください」
1年間で集中的に技術を学ぶ「製菓技術科(昼間部)」
「当校では、お菓子やパンづくりの技術を身につけられる6つの学科を用意しています。その中でも社会人が多く在籍しているのが、製菓技術科と製菓技術科夜間部(1.5年制)です。
まず、製菓技術科では、1年間で洋菓子・和菓子・製パンの基礎から応用までの技術を習得します。短期間で即戦力となるスキルを身につけられるため、1日でも早く社会に出たい人にとって理想的なプログラムです」
製菓技術科は、平日9:00〜16:20まで授業があり、講義や調理実習も充実しているため、集中的に学べる環境だ。
器具の種類や持ち方、パン生地の捏ね方・作り方などを学ぶ実習授業だけでなく、店舗販売実習に力を入れている。店舗販売実習は学生がつくったお菓子を一般の方に予約販売する。
「店舗販売実習を通じて、短時間で効率良く高品質な商品を作るための技術力が身につきます。自分が作った商品や料理をお客様に『おいしかった』と言ってもらえることで、自信につながるんです。お客様に『また来たい』と思ってもらえるおもてなしや、サービス、店舗づくり、商品開発のノウハウなどを学べる貴重な機会になっていると思います」
1年間で洋菓子・和菓子・製パンの技術を習得できる濃密なカリキュラムではあるが、製菓技術科の授業は日中に行われるため、仕事と学業の両立は難しい。そのため、製菓技術科に通う社会人は仕事を辞め、技術習得に本腰を入れることとなる。
また、製菓技術科の学費は1年間で192万円と高額だ。さらに、学生は諸経費も負担しなければならず、在学中の収入が途切れることを考えると、経済的な負担が大きくなる。
働きながら資格取得を目指せる「製菓技術科夜間部」
「経済的な理由や家庭の事情で通学が難しい人たちに学べる場を提供したいと思い、当校は製菓技術科夜間部も設置しています」
製菓技術科夜間部は、1年半で洋菓子や和菓子、製パンの基礎・応用を学ぶ社会人も対象とした学科。。授業は18:00スタートとなるため、今の仕事を続けながら学びたい社会人、ダブルスクールで製菓衛生師の資格取得を目指す学生が多く在学している。
製菓技術科夜間部は、学び直しにおける経済的な課題を解決するための支援制度も万全だ。
「製菓技術科夜間部は、厚生労働大臣が指定する教育訓練給付制度の対象となっています。教育訓練給付制度は、社会人のスキルアップやキャリア形成をサポートする支援制度です。教育訓練給付制度を使うと、製菓技術科夜間部の場合、約62万円が給付されます」
さらに、同校を卒業後、1年以内に正社員(被保険者)として採用されると、追加で38万円が給付される。
「製菓技術科夜間部の学費170万円のうち、最大105万円が教育訓練給付制度で給付されます。つまり、実質70万円前後で、洋菓子・和菓子・製パンの技術を習得でき、製菓衛生師受験資格(国家資格)も取れるんです」
製菓・菓子業界へのキャリアチェンジや、いずれは独立開業を考えている方にとって、非常に魅力的だといえる。製菓技術科夜間部に入れば、経済的な理由で学び直しを諦めていた人も、製菓・菓子業界への道が開けるのだ。
昼間に学校へ通って1年間で技術を学ぶ「製菓技術科」、仕事をしながら専門スキルを身につける「製菓技術科夜間部」。同校は、学生のライフステージに合わせて選択できるカリキュラムが用意されている。
「お菓子作りを極めたい」「手に職をつけたい」
そう考えている人は、京都製菓製パン技術専門学校で新たな一歩を踏み出してみてはどうだろうか。
※本内容は2023年11月時点のものです。変更となる場合もございます。