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広島工学院大学校で自動車整備士を目指してキャリアを広げよう!
日本の自動車板金塗装技術は、耐久性と美しさを兼ね備え、世界トップレベルといわれています。
事故車の修理・補修などの高度な技術は充実したカーライフをおくるために必要不可欠なものとなっています。
近年の自動車板金塗装業界では、熟練した高度な技術を持つ自動車車体整備士の高齢化が進んでいます。日本の自動車産業を支える板金塗装技術を継承するためには、若手職人の育成が必要不可欠です。
こうした中、整備と板金塗装もできる自動車整備士の育成に力を入れている専門学校があります。専門学校 広島工学院大学校で広報を務める溝口裕子さんに話を聞きました。
<広島工学院大学校の公式HPはこちら>
実習作業を通じて自動車整備の技術を身に付ける
自動車車体整備士の国家資格を取得できる広島県唯一の学校として、1996年に開校した「専門学校 広島工学院大学校」。
「自動車整備士の国家資格を取得する『自動車整備科』、自動車の板金塗装の技術を学び、自動車車体整備士の国家資格を取得する『自動車車体整備科(1年制)』、電気工事と通信ネットワーク工事の国家資格を取得する『電気・通信施工学科』の3学科があります。社会人が多く在籍しているのは自動車整備科です。」
自動車整備科での1年目はエンジンやシャシ電装品など整備の基礎を習得し、2年目は点検整備や分解整備・検査作業など応用技術を学んでいきます。
「2年間で学ぶ授業時間の2/3が実習で、一つ一つの作業が出来る、完成する事の面白さと楽しさを積み重ね、技術を修得してもらうことを大切にしております。入学後は、ボンネットを開けてエンジンのしくみなどを理解するところからスタートしますので、車の知識がない方でも大丈夫です。」
校内に併設する実習場は中国運輸局認証工場であり、整備工場と同様の機器類(診断機・車検ラインなど)が完備され、自動車全体の分解および点検整備(車検)が出来る環境の中で、実践的なスキルを養うことが可能です。
「機械操作や車両整備の技術を習得するためには、知識だけでは不十分です。実際に手を動かして体で覚えることで、自然と技術が上達していきますから。体で覚えた技は、一生忘れません」
「自動車整備士の国家資格を取得できるだけでなく、板金塗装の技術を学び自動車車体整備士の国家資格を取得できるのは当校の特徴のひとつです。近年、旧車愛好家の間で旧車レストアの需要が高まる中、板金塗装へのニーズも増加しています」
旧車レストアとは、生産から数十年以上が経過したクラシックカーやビンテージカーを、新車に近い状態に修復・再生する作業のことです。
「旧車は多くの場合、経年劣化によって色褪せやサビなどが発生しています。このようなダメージを修復し車の外観を元の状態に戻すには、板金塗装の技術が必要不可欠です。
自動車整備科を修了し、2級自動車整備士資格を取得した学生の方が自動車車体整備科へ進学しています。技能検定(国家検定)2級金属塗装を取得し、技能士と称することができるのも当校の特徴です。
自動車整備の技術プラスα、板金塗装の技術を学ぶことで、より幅広い分野で活躍できるようになります。
「例えば、カーディーラーで車の修理や点検を行うだけでなく、板金塗装工場で車の外装を修理したり、塗装したりすることも可能です。車の開発や製造に携わることもできます」
同校の卒業生で、自動車整備士資格を持つ溝口さんによれば、板金塗装ができる自動車整備士は少ないといいます。
「板金塗装とは、車の凹みや傷を修復・塗装し、元のきれいな状態に戻す作業を指します。この作業は、自動車整備の知識だけでなく、高度な技術や豊富な経験が不可欠です。そのため、自動車整備と板金塗装の両方の技術を持つプロフェッショナルとして業界内で重宝されます。車の整備だけでなく、板金塗装の仕事にも携わることは、多岐にわたるスキルを磨けるため、大きなやりがいを感じられるはずです」
卒業生の多くが、カーディーラーやカーショップ、自動車修理工場で自動車整備士・自動車車体整備士として活躍しています。
「当校は、就職相談会や面接練習の実施など、学生の就職活動をサポートする体制が整っています。クラス担任が、学生一人ひとりの進路相談に乗り、キャリアに合わせた就職先を紹介するため、安心して学業に専念できる環境です。
また、電気工事士資格の取得を目指す電気・通信施工学科は教育訓練給付金制度(厚生労働省)の指定校となっており、経済面の負担が軽減され、社会人から高い人気があります。
自動車、電機業界で活躍したい方 就職・資格取得に強い専門学校に通いたい方はぜひ、オープンキャンパスにお越し下さい。皆様の夢を全力でバックアップします」