更新日時:
理学療法士特化の「関西医科専門学校」ならアロマセラピーの資格も取得できる
2021年における理学療法士の資格取得者数は19万人。毎年1万人単位で理学療法士が増えており、過去10年間では2倍以上に伸びています。
座る、立つ、歩くといった基本動作の回復をサポートする理学療法士は、高齢化が進む日本において需要が高まっている医療職のひとつです。
関西医科専門学校 理学療法学科には、理学療法士を目指す社会人が多く在籍しています。同校で、理学療法学科 学科長を務める小財知幾先生に話を聞きました。
<関西医科専門学校の公式HPはこちら>
関西医科専門学校は働きながら理学療法士資格の取得を目指せる
大阪府大阪市にある関西医科専門学校は、理学療法士に特化した専門学校。3年間で理学療法士を目指す昼間部(3年制)と、働きながら学べる夜間部(4年制)、生活スタイルに合わせて選べる2つのコースを用意しています。
「学生全体のうち約10〜20%が社会人経験者で、そのほとんどが夜間部に入学しています。
自身の怪我や病気がきっかけで理学療法士に興味を持ったり、子育てや仕事が落ち着いてセカンドキャリアとして資格取得に挑戦したり、学び直しのきっかけは人によってさまざまです」
“医療職への転職=ハードルが高い”と思われがちですが、実際には社会人から資格を取得し、活躍している理学療法士も多くいます。小財先生もそのひとりで、社会人から理学療法士資格を取得し学科長を務めています。
「当校に勤めている教員の3分の1は社会人経験者なので、入学前の面談や在学中の進路相談など、多くの面で力になれると考えています」
オープンキャンパスに参加した社会人から、"勉強についていけるかどうか不安"という相談を受けることが多いと言います。
「医療系の資格は、難易度が高く勉強も大変というイメージを持つ方が多いと思います。勉強から離れていた期間が長い社会人にとっては尚更、専門用語や新しい技術を覚えるのは簡単なことではありません」
医療業界未経験の社会人が在学している同校では、勉強に自信がない学生のサポートに力を入れています。
「本校の特徴は、国家試験合格に向けたカリキュラムを組んでいる点です。卒業前に詰め込むのではなく、国家試験合格を見据えて、1年次の段階から過去問や演習問題を多く取り入れたカリキュラムとなっています」
同校では国家試験対策の専門チームを結成。前年に行われた国家試験問題の傾向や特徴といった分析結果を、翌年のカリキュラムに反映しています。
「国家試験を受ける年度の学生に対しては、苦手分野を克服するための特別講義を最低でも50回以上は実施しています。学校を卒業して終わりではなく、国家試験に合格することが理学療法士としての第一歩ですから」
このほか、スキマ時間に学習できる『国家試験オンライン学習システム』、ノートの取り方や高校生物理をおさらいする『ステップアップ学習支援制度』など、学生の勉強をフォローする制度が充実しています。
また、理学療法を学ぶ学校としては珍しく、JAAアロマコーディネーター資格を取得できるのも同校ならではの魅力です。
「アロマの香りには心身のリラックスやストレスを和らげる働きがあり、近年では代替医療のひとつとしてアロマセラピーが注目されています。アロマセラピーと理学療法の相乗効果により、身体の機能改善が期待できるんです」
アロマセラピーの講義を通じて、理学療法の柱となる解剖学や生理学、運動学の理解をより深めることができます。
「30種類以上ある精油の中から好きなものを選んでアロマキャンドルやアロマ芳香剤などを作る講義もあります。楽しく学びながら、理学療法の知識を深める良い機会になれば嬉しいですね」