更新日時:
Flower give Dreamの個性とセンスとユーモアに溢れたフラワーアレンジ
東京・品川区にオフィスを構える「Flower give Dream(フラワーギブドリーム)」。石鹸の華やかな香りがするお花『パフュームフラワー』の体験レッスンを、受講できる希少なフラワーアレンジメント教室です。
「お花は暮らしを豊かにしてくれるものだと思います。部屋にお花があると空間が華やかになり、落ち込んでいるときも気分がパッと明るくなりますよね」
フラワー講師を目指そうと思ったきっかけや、仕事のやりがいを感じる瞬間について、話を聞きました。
<Flower give Dreamの公式HPはこちら>
会社員からフラワー講師に転身!
「2008年に教室をスタートしてから、今年で15周年を迎えます。もともとは自分の趣味ではじめたフラワーアレンジメントですが、教室を続けられるのは生徒様の存在があってこそです」
笑顔で話すのは、フラワーギブドリーム教室の主宰 海老原 弥代(えびはら みよ)さん。これまで2,000名以上の指導実績を持つベテランのフラワー講師です。
「当教室では、花を専用オイルに漬けた ハーバリウムや固まるハーバリウム、レジンなど、お花を使ったさまざまなアレンジレッスンを実施しています。なかでも私が一番得意とするのが、プリザーブドフラワーアレンジです」
プリザーブドフラワーは、生花に特殊な加工を施したお花のこと。日本政府がプリザーブドフラワーをキャロライン・ケネディ前駐日米国大使に贈呈したことで注目されるようになりました。
「プリザーブドフラワーは、水分や色素を取り除いた生花に着色料と保存液を吸収させます。これにより、生花のような見た目と色鮮やかな色合いを楽しむことができるんです」
プリザーブドフラワーはバラの花が主流でしたが、最近ではカサブランカやひまわりやハイビスカスやチューリップやガーベラ、ダリア、など花材の種類が年々増えているそうです。
この写真は、ガーベラ、カーネーション、バラを使ったプリザーブドフラワーです。オレンジ、ピンク、グリーンなどカラフルな色合いが美しい。
プリザーブドフラワーは、生花と違って水やりが必要ないので、手入れが苦手な方にもぴったりです。雑菌が飛ばず衛生的なので、お見舞いに贈るお花としてもとても人気があります」
教室では、国内や海外から取り寄せたプリザーブドフラワーを使ってボックスやリース、花器、ワイヤーベースなどにデザインしていきます。
「フラワーアレンジメント教室では、多くの場合、講師の見本に従って作品を作ることが一般的です。『見本=正解』だと思い込んで見本通りに作ろうとしてしまうので、あえて見本は作りません」
コロナ禍を機にオンラインツールZoomを使ったオンラインレッスンもスタート。初心者にはワイヤリングの仕方や配置法、花を挿す角度などフラワーアレンジの基本をマンツーマンでレクチャーしている。
“個性と発想力とデザイン力をアップしてオリジナル作品を作る”ことをテーマに掲げ、生徒一人ひとりの個性を大切にしています。
「仕上がりイメージを考えそれをもとにデザインするのですが、でき上がった作品にはその方の個性や性格、心理状態などが表れるので本当に魅力があるんです。自由にアレンジを楽しめることがフラワーアレンジの醍醐味なので、生徒様の思いや個性を大事にしたいですね」
フラワーギブドリームでは、同教室が発行しているプリザーブドフラワーライセンスの取得講座も実施しています。
「毎月1作品、合計12作品の制作を通じて、花材の配分や高さ、角度、デザインの仕方、花びらをバラバラにして組み立てるメリア技法やブーケの作り方などを学んでいただきます。資格があるとイベント・展示会に自分の名前で作品を出展できるので、花に関わる仕事に就きたい方におすすめです。年齢制限がないので、キャリアチェンジを目指す方がチャレンジしやすい資格だと思います」
若い世代を中心に人気のしめ縄アレンジ。
海老原さんもまた、会社員からフラワー講師にキャリアチェンジしたひとりです。
「フラワー講師になったのは、会社員時代に花嫁修行の一環としてお花の教室(華道教室)に通うようになったのがきっかけです。手厳しい先生から『あなたは感性がある』と言っていただけたことが嬉しくて、どんどんハマっていきました」
完璧主義な性格だという海老原さん。やるからにはとことん極めようと、華道の代表的な流派のひとつ草月流の師範とフラワーアレンジメントインストラクター資格を取得しました。
「お花の魅力やフラワーアレンジの楽しさを1人でも多くの人に広めていきたいと思い、フラワーギブドリームを開講しました。レッスン受講後に『楽しかった』『先生と話すと元気が出ます』『先生の一言でアレンジが全然変わる』と言っていただけた瞬間が一番嬉しく、それと同時にやりがいを感じます。YoutubeやSNSなどもうまく活用して、お花の魅力を伝えていけたらと思います」