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東京歯科衛生専門学校なら経験ゼロから歯科衛生士資格を目指せる!
全国にある歯科診療所の数は、67,000件以上。コンビニよりも数が多いと言われている一方で、歯科業界では慢性的な人手不足が深刻な問題となっています。
(出典:医療施設動態調査(令和3年11月末概数))
歯科衛生士の有効求人倍率は20%を超え、病院間で歯科衛生士の取り合いが起きている状態です。
東京歯科衛生専門学校(TDH)では、人手不足を解決すべく即戦力人材を育成するカリキュラムに力を入れています。
今回は、東京歯科衛生専門学校(TDH)の広報部長 齊藤和臣さんに、カリキュラムの特徴や卒業生の進路について話を聞きました。
お口と身体の健康を守ることが歯科衛生士の役割
1983年の開校以来、東京歯科衛生専門学校は数多くの優秀な歯科衛生士を輩出してきました。
「1学年80名のうち、多い年には15名を超える社会人経験者が歯科衛生士資格の取得を目指して再進学しています。20代後半から30代中盤の方が多いですね」
歯科衛生士の数は過去10年間で約2倍に増えており、東京歯科衛生専門学校でも入学希望者が年々増加傾向にあると言います。
「少子高齢化が進み労働人口が減少している昨今、定年後も働き続ける未来がすくそこまでやってきています。国家資格である歯科衛生士は、生涯働き続けることができ、結婚・出産後もキャリアが途切れる心配がありません」
歯科衛生士の活躍の場は、歯科医院だけでなく介護・福祉施設や医療品メーカー、学校講師など多岐にわたります。
「歯科衛生士は、専門知識やスキルを活かして幅広い分野で働ける将来性の高い医療職のひとつです。歯科衛生士の需要は今後もさらに高まっていくと思います。AIにも負けません」
口内をケアしながら病気を未然に防ぐことが、歯科衛生士の重要な役割だと齊藤さんは続けます。
「オーラルケアは、お口の健康を保つだけでなく、全身の健康を守ることでもあります。歯周病は、メタボリックシンドロームや糖尿病、心臓病と深い関係があることが研究結果でも報告されているんです。人々の健康をサポートできるのは、歯科衛生士だからこそできる仕事だと思います」
しかし、医療職と聞くと、医療経験がないと難しいのでは?と感じてしまう人も多いもの。東京歯科衛生専門学校に在学する社会人の大半が経験ゼロからのスタートだと言います。
「学生の多くは医療業界未経験です。なかには、看護師や歯科助手だった方がさらなるスキルアップを目指して歯科衛生士資格を目指すケースもあります」
東京歯科衛生専門学校では昼間制を導入しており、3年かけて基礎から応用までをじっくり学んでいきます。
「当校では、人々の健康と命を預かる歯科衛生士に必要な教養やスキルを持った人材育成に力を入れています。1年目の授業は座学60%実習40%、2年目からは実習70%座学30%、3年目は歯科医院での現場実習や国家試験対策という具合に、段階的にステップアップできるカリキュラムが特徴です」
1年次の実習で使用するマニキン。歯科材料や治療器具の基礎知識を身につけた後、学生は基礎トレーニングを行い技術を身につけていく。
1年目は、顎の模型を取り付けたマニキンをひとり一台使って技術を学んでいきます。
「口に溜まった水を吸うバキュームや歯科予防処置のスケーリング(歯石除去)などの技術は、マニキンを使って繰り返し練習します。ここでしっかりと基礎技術を身につけておけば、現場実習でもスムーズに歯科医師のサポートができるようになるんです。また、提携先の小学校や介護施設で行う研修に参加することもありますね」
2年に上がると、学生同士で3人1組で、患者役、歯科衛生士役、補助役を交代で行う相互実習室へと進みます。
「校内に併設している相互実習室には、16台の治療ユニットやレントゲン室、レントゲン自動現像器など、現場で使われているのと同じものを完備。実際の現場に近い環境で、機器の操作に慣れながら実践的なスキルを磨いていただきます」
2年後期の11月頃からいよいよ、歯科衛生士の職場で学ぶ臨床実習がスタートします。
「当校が提携している歯科医院で約1年間、現場で働く歯科衛生士や歯科医師の指示のもと業務を行います。診察室やユニットの掃除、機器の点検、診療・治療補助、備品の補充など、歯科衛生士としてのリアルな働き方を体験できる貴重な期間です。臨床実習は、学校で学んだことが現場ではどう活きるかを試す場でもあります。失敗を恐れずトライアンドエラーを繰り返し、現場で通用するスキルを身につけていただきたいです」
臨床実習が終わると、国家試験対策に向けた集中期間に入ります。特別演習や模擬テストなどきめ細かなサポートにより、試験合格率100%を実現。
「腕試しや直前対策として校内模擬試験の実施や、経験豊富な講師が試験攻略のポイントを解説する特別演習など、試験対策にも力を入れています。歯科衛生士はハードルが高い職種だと思うかもしれませんが、やる気とコミュニケーション能力さえあれば誰でもチャレンジできる職種です。
歯科医院では、歯科医師や歯科技工士、歯科助手など、それぞれの専門スキルを活かし連携しながら患者さまのケアを行っています。そのため、コミュニケーションを取りながら仕事を進めるのが得意な方にはぴったりだと思いますね。気になる方はぜひ、オープンキャンパスにお越しください」