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やりたいことの見つけ方。今日で悩んでる自分とさよなら
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「やりたいことがわからない…」
やりたいことを見つけるために、好きなことや得意なことを書き出した。ネットでやりたいことのヒントも探した。だけど、見つからない。
そうした中でも勇気を出して、自分と向き合おうとしているあなたに、カウンセラー・コーチとして約2万人と面談をしてきた綾部由紀子さんに聞いた、「やりたいことの見つけ方」を紹介します。
やりたいことは、自分の本音に耳を傾けることで見つかります。
今、こうして自分に向き合おうとしてるあなたなら、あと少しでやりたいことが発見できるでしょう。
目次
やりたいことがないことは決して悪いことではない
「やりたいことがない」と思い悩む方は多いですが、やりたいことがないということは決して悪いことではありません。
悲観的に考えてしまうのは、「やりたいことがないのは悪いこと」という思い込みに縛られているためといえるでしょう。
やりたいことをやっている人を見ると、焦りや不安から、やりたいことがないのは悪いことと考えてしまいがちです。しかし、決してそうではありません。
やりたいことがない方には、これからの可能性が無限にあります。
やりたいことが見つからない原因
やりたいことが見つからない原因にはどのようなものがあるか、具体的に見てみましょう。原因がわかれば、対処がしやすくなります。
自分の本音に耳を傾けないから
やりたいことが見つからないのは、まだ本音に耳を傾けられていないからといえるでしょう。
人はつい、「他人と比べて自分は」といった比べ方をしてしまいます。
他人と学歴や経歴、能力などを比べて、自分はこのくらいのことをやるのが妥当といった風に、人との比較や世間の基準で自分の立ち位置を決めてしまいがちです。
人との比較や世間の基準で自分のやることを決めてしまうのは、自分のやりたいことを突き詰めて行動するよりも、楽だからです。
自分のやりたいことを突き詰めたり実行したりするには、ときとして不安や恐れ、大きな労力を伴います。本音に耳を傾けるのは怖い上に面倒だからと、つい楽な方に逃げてしまうのは人間のクセといえるでしょう。
このように、やる・やらないの基準を社会や世間の基準に合わせていると、いつまでも、自分のやりたいことに目を向けられない状態が続きます。
やりたいことが見つからない場合は、社会や人に合わせすぎていないか一度考えてみるとよいでしょう。
世間に合わせて行動してしまっていることに気付くことで、ようやく自分の本音に耳を傾けられるようになります。
自分以外に答えを探しても見つからない
やりたいことが見つからない原因には、途中で考えることをやめてしまったり、自分を誤魔化したりしているケースも考えられます。
自分の本音に向き合ってやりたいことを考えるのは、とても面倒だったり、辛かったりすることも少なくありません。
しかし、やりたいことは、自分以外に答えを求めようとして見つかるものではありません。
やりたいことが見つからない場合には、深く考えることを諦めていないか、自分を誤魔化していないかといった視点から、改めて考えてみましょう。
自分をしっかり観察すると、毎日、「本当はこうしたかった」ということの多くを諦めたり、否定したり、拒絶したりしていることに気付いて驚くこともあるはず。
やりたいことをやるには、「諦めたこと」に気付いて、「本当はこうしたかったこと」に書き換えていく姿勢が必要です。
やりたいことを見つけるまでの2ステップ
やりたいことを見つける手順は決して複雑ではなく、ごくシンプルです。「内省して」「行動する」の2ステップだけです。以下で具体的に見ていきましょう。
「本当はね」に続く自分の気持ちに耳を傾ける
内省とは、「本当はね」に続く自分の気持ちに耳を傾けることです。
例えば、「やりたいことはないよ。でも本当はね、これをやってみたかったんだ」といった風にです。
「本当はね」の気持ちをノートに書くか、スマホでメモに取るか、人に話すか、なんでもいいので記録してみましょう。
最初は、「ダイエット中だけど、本当はね、チョコが食べたいんだよね」など、日々の食べ物や洋服、出かける場所についてのささいな気持ちの記録かもしれません。
しかし、ささいなことでも本音に気づくと楽しくなり、だんだんとスケールの大きなやってみたい趣味や、人生でやりたいことが浮かんでくるようになります。
何の制約も受けない頭の中でのことなので、自由に大胆に考えてみましょう。
小さなことから行動に移してみる
内省して気付いた本音や本当にやりたかったことについて、小さなことから行動に移してみましょう。
最初は、「本当はこれが食べたかった」と食べたいものを食べたり、着たい洋服を着てお出かけしたり、勉強したいことをしたりするのでもよいでしょう。少しずつでも行動すると、楽しくなってきます。
そうした行動を繰り返すうちに、さらに自分でも驚くような熱量で「これをやりたい!」と大きなことも実行できるようになります。
小さな実行の積み上げで、さらに大きなことも実行できるようになるため、まずは第一歩を踏み出してみましょう。
やりたいことを見つける上でのポイント
スムーズにやりたいことを見つけて実行できるように、やりたいことを見つける上でのポイントを紹介します。
- 心の言葉を聞く
- 話す対象を選ぶ
- 最初はスキルや知識がなくてもいい
詳しく見ていきましょう。
あなたの心の言葉を聞く
内省して自分の本音を把握するといっても、簡単に把握できるものばかりとは限りません。ときには言葉にしにくいものや、本音と認めたくないものもあるでしょう。
そうした心の言葉を取りこぼさないためにも、内省する際に、何か違和感があったら「あなたらしい言葉で話して」「本当のこと言ってるの?」と問いかけてみることがおすすめです。
無意識のうちに「自分には無理なのではないか」とメンタルブロックをかけて、本音に蓋をしてしまっていることも少なくありません。
ささいな違和感があればそれをとっかかりに、さらに自分に問いかけ、気付きにつなげることが大切です。ずっと気付いてもらいたかったトラウマが見つかるかもしれません。
話す対象を選ぶ
自分との対話でやりたいことや本音が引き出せない場合は、人以外の木や花などと対話して本音を引き出すのも一つの選択肢です。
もちろん、心から信頼、尊敬できる人がいればその人と話すのもおすすめで、とにかく本音を引き出すことが大切なため、対話のできる対象を選んで本音を引き出せる状況を作るようにしましょう。
最初はスキルや知識がなくてもいい
やりたいことを考える際には、スキルや知識がないものをやりたいことにしても構いません。
やりたいこととは案外、それまでのやりたいこととは性質が全く異なっていることがあります。
それまでのやりたいことと異なるため、そのやりたいことについて現時点でスキルや知識がなくても当然といえるでしょう。
新しくやりたいと思うことが心から湧き上がってきたものなら、それをやりたいことにしてOKです。やりたいと思う心があれば、スキルや知識はあとからついてきます。
やりたいことを見つけるためにはあらゆる角度での自己分析が大事
やりたいことを見つけるためには、自己分析が不可欠です。
自分以外のものからやりたいことを見つけ出すことはできないため、人との比較や社会の基準で行動するのでなく、自分の本音に向き合うことが大切です。
人生で一番若いときというのは今、この瞬間です。自分に向き合う気になっている今のこの瞬間を逃さず、変わりたい方向に変えていきましょう。
そのためにも自分の「本当はこうしたいんだよね」という本音に耳を傾け、小さなことから実行してみることがおすすめです。
小さな一歩を踏み出すことで次第にやりたいことをやることが自然なこととなり、やりたいことがないと悩んでいる自分とさよならできるでしょう。
やりたいことを見つけるのに遅いということは決してないので、今やりたいことがないからといって思い悩む必要はありません。
やりたいことを考えるのは大切ですが、やりたいことがないとネガティブにとらえるのは避けるようにしましょう。