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30代女性の転職は厳しい?スキルなし・未経験向け職種や30代後半の成功のコツ
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「30代女性の転職は厳しい?」
「30代女性が転職を成功させる方法が知りたい」
20代と比べて30代の転職は難しい、特に30代で未経験から異業種や異職種に正社員としてキャリアチェンジするのは厳しいという声もありますが、本当でしょうか?
結論から言うと30代の転職は可能です。
ただし女性に限らず、30代で転職を成功させるためには押さえるべきポイントがあります。
30代女性の転職を成功させるポイント
- 自分が叶えたいキャリアプラン・ライフプランを棚卸しする
- 転職先の希望条件を明確にする
- 自分の強みや能力を実績でアピールする
- 転職エージェントを利用する
これを踏まえて転職を考える30代女性におすすめしたいのが、以下の3つの転職エージェントです。
転職エージェント | 公開求人数 |
---|---|
リクルートエージェント | 734,703件 |
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type女性の転職エージェント | 32,874件 |
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Woman Career by doda | 261,761件 |
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※2024年11月時点
この記事では、企業が30代女性に求めるスキルや、未経験で正社員転職したい30代女性におすすめの職種などを紹介します。
目次
30代女性の転職は厳しい?年齢階級別入職・離職率から見る実態
30代女性の場合、これまでの経験やキャリアを活かして転職する場合にはそれほど厳しくはありません。厚生労働省発表の「令和3年雇用動向調査結果の概況」を見ても、30代前半は入職(転職)者より離職者の割合が若干多いものの、30代後半では入職率が上回る、つまり転職を実現している女性のほうが多い傾向となっています。
※出典:厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概況」図4-2より作成
ただし30代以降、非正規として転職する女性が右肩上がりで増えているのも事実。20代以上に個人的理由(結婚・出産など)がキャリアに影響してくる年代なので、まずはどのような雇用形態で働くかを考えつつ、正社員を目指す場合には、これまでの経験やスキルを踏まえた転職先選びが特に重要な意味をもつでしょう。
※出典:厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概況」図5より作成
30代女性が未経験から正社員転職しやすいおすすめ職種5つ
30代女性が未経験で転職しやすい職種
- ITエンジニア
- Webデザイナー
- マーケター
- 営業職
- 販売サービス
30代女性が未経験で正社員転職する場合、これら5つの職種がおすすめです。ポイントは資格不要の職種を選ぶことです。
ITエンジニアやWebデザイナーはプロになるためにスクールや独学で学ぶ必要がありますが、フリーランスとしても活躍できるため育児中の人にも人気の職業です。なお、転職活動ではポートフォリオの提出が必須となります。
自分のアイデアを生かして仕事がしたい人にはマーケターがおすすめです。未経験だったとしても、SNSの運用経験や営業経験がある人は採用される可能性があります。
このほか、営業職や販売サービスは未経験OKの求人が比較的見つかりやすいのでおすすめです。
30代女性の未経験職種転職成功の体験談・口コミ
40代│転職年齢39歳
前職ではあまり業務に携われなかった
Webマーケティングを3-4年前からやりたいと感じていました。前職では自社サイトのマーケティングをやっていましたが、マーケ専門の会社を介して業務を行っていたため自分でハンドリングができなかった。そのため、自分でハンドリングをしたいと感じWebマーケティングの会社への転職を決めました。(旅行業界マーケターからWeb業界マーケターへ転職)
30代女性の転職を成功させるための4つのポイント
30代女性の転職を成功させるポイントをまとめると、次の4つになります。
- 叶えたいライフプランキャリアプランを整理する
- 転職先の条件を明確にする
- 自分の強みや能力を実績でアピールする
- 転職エージェントを利用する
ポイント1.叶えたいライフプラン・キャリアプランを整理する
結婚や出産、育児といったライフイベントが盛りだくさんの30代女性。転職活動を始めるに当たって、まずは自分がどういったライフプランを希望するのか明確にすることが重要です。
その上で、どのような働き方をするのかキャリアプランを検討する必要があります。どんなやりがいを重視し・何が得意で・何に興味があるのかをしっかり整理しましょう。
30代女性の転職成功の体験談・口コミ
30代│転職年齢36歳
これまでの実績を年表にまとめた
転職を考えた時点で、今までの実績や作成してきたコンテンツのデザイン、役職についた内容などをまとめる作業を開始しました。それを元に職務経歴書を作成し転職活動で利用しました。(ゲーム業界UIデザイナーからWeb業界UIデザイナーへ転職)
30代│転職年齢31歳
仕事に関する内容は職務経歴書に細かく記入した
経験を買ってもらいたかったので、職務経歴書は詳細に作成した。特に、直近のプロジェクトに関しては、面接時に仕事に関する質問が出ないほど詳しく作成しました。(IT業界システム開発から同業種へ転職)
40代│転職年齢39歳
職務経歴書は常にアップデート
転職を4回経験しているため職務経歴書の内容を常に更新していました。これまで会社都合で転職することもあったため会社は自分を守ってくれないと感じ、いつでも転職活動を進められるように更新をし準備をしていました。(小売業界販促Web職からWeb業界マーケターへ転職)
ポイント2.転職先の条件を明確にする
業務内容や年収(給与)、福利厚生、働き方など、自分が転職先に求める条件を書き出しましょう。その中でも絶対に譲れない条件を明確にしておくことが重要です。
迷った場合は転職しようと思った理由を思い出してみましょう。そうすれば、自分が本当に求めている条件がはっきりするはずです。
30代女性の転職成功の体験談・口コミ
40代│転職年齢37歳
働き方が合わない会社は辞退も考えた
子供が小さかったため、仕事内容よりも生活と両立できるのかを重視しました。2社選考が進んでいましたが、そのうちの1社は時短勤務の条件を認識されていなかったため時短勤務が無理ならばはっきりと断ろうと考えていました。しかし、私のことをかなり評価してくれたため初めての中途時短正社員として受け入れてくれました。(紙媒体の編集職からWeb業界編集職へ転職)
40代│転職年齢39歳
希望条件にどれか一つでも合わない場合は別の会社を探した
転職希望条件は仕事のやりがい、収入、時間的拘束に関して生活とのバランスが取れていることの3つを条件としていました。年収は高いけれど毎日残業続き、仕事のやりがいや拘束時間は満足だけど年収が低い場合は他の会社を探そうと考えていました。その結果、すべての条件をクリアする企業に出合うことができました。(小売業界販促Web職からWeb業界マーケターへ転職)
ポイント3.自分の強みや能力を実績でアピールする
30代女性は企業側から即戦力として期待されています。そのため転職活動においては経験やスキル、実績が大きな強みとなります。
まずは自分のスキルを整理し、自分の強みや得意分野を積極的にアピールできるようにしましょう。実務経験以外にも、副業や個人の活動、SNSでの発信など職種と関連するものは充分強みになります。
30代女性の転職成功の体験談・口コミ
40代│転職年齢37歳
入社後にやりたい企画をまとめて提出した
応募する中でポートフォリオ必須の企業がいくつかあったため作成しました。他にも応募先が出版している書籍の購入や入社後にやりたい企画の内容を記して面接時に持参しました。(紙媒体の編集職からWeb業界編集職へ転職)
40代│転職年齢39歳
スキルや実績を積むためブログを運営した
Webマーケティング経験が浅かったのでスキルや実績を身につけるためにブログ運営をした。SEOやWebライティングのスキルを身につけるために記事執筆を半年間経験しました。面接で記事の内容や勉強方法を伝えると高評価を受け転職できました。(旅行業界マーケターからWeb業界マーケターへ転職)
30代│転職年齢36歳
企業が求めているポジションの実績をアピール
職種は変わりませんが、異なる業界への転職を希望していたのでハードルを感じていました。前職では、マネージャーとしての経験もあったため、マネージメントができる人材を求めている企業を狙って求人応募したところ内定を得ることができました。(ゲーム業界UIデザイナーからWeb業界UIデザイナーへ転職)
30代│転職年齢34歳
職務経歴書に応募企業が求める経験をピックアップ
それまでの経験業務が幅広くあったため、特に応募企業が求めていそうな経験をピックアップし、そこを重点的にアピールするような職務経歴書を書きました。(事務・総務・法務から一般事務へ転職)
ポイント4.転職エージェントを利用する
「ワークライフバランスを重視して働きたい」「未経験でも応募できる仕事に応募したい」といった思いがあっても、いざ求人を探し始めると希望通りの会社・仕事が見つからない…と悩んでしまう30代女性は多いもの。
こうしたときは転職エージェントを使ってみましょう。条件にマッチする求人をピンポイントに紹介してくれるだけでなく、キャリアの相談にも“転職のプロ”の目線から的確なアドバイスを送ってくれます。
企業との給与交渉も代行してくれるので、「年収を上げたい」と考えている女性も転職エージェントを利用してみると良いでしょう。
30代女性の転職成功の体験談・口コミ
30代│転職年齢31歳
業界に強いエージェントを利用した
転職したい業界が決まっていたため、業界に強い転職エージェントを使った方が転職活動が捗ると感じた
30代│転職年齢31歳
多くの求人を見たかった
30代で未経験職種への転職はすごく大変だった。30代は即戦力を求められるため厳しいと感じた。でも転職エージェントを5社利用することでいろいろな求人を確認できた。
30代の転職事情、転職活動の正しい進め方や成功のポイントを詳しく解説した記事もございます。あわせてご覧ください。
30代女性がスキルなし・資格なしで未経験転職するには?
30代女性が未経験転職する際に重要となるのは、次の2点です。
- パートや派遣契約社員で実績を積み正社員登用を目指す
- 30代女性の転職に有利な資格を取得する
1.パートや派遣・契約社員で実績を積み正社員登用を目指す
未経験職種に転職する場合であっても、30代では即戦力となる人材が求められるケースが多いです。そのため、未経験で正社員として入社するのは少しハードルが高い可能性があります。
そこでまずは派遣や契約社員、パートとして入社するのも一つの手。業務を理解しつつ実績を重ねていき、正社員登用のチャンスを狙うといった方法も有効的です。
少し遠回りに感じるかもしれませんし、非正規となることで給与・安定性ともに下がってしまうリスクもありますが、長期的な目線に立つと、実践のなかでスキルや経験を蓄えられるのはメリットが大きいのもたしかです。
雇用形態を問わず、まずは「入社すること」を前提に転職先を考えてみても良いでしょう。
30代女性の未経験職種転職成功の体験談・口コミ
40代│転職年齢39歳
時短勤務を優先したため雇用形態問わなかった
子供がいることで、働き方については時短正社員を目指していた。しかし、応募を進めると未経験職種転職では時短勤務で入社できる企業は少ないと感じた。それならば、時短は変わらないが雇用形態は崩してもOKと感じた。 今は、フルタイムで働くことはできないため雇用形態を問わず企業に入社して、実績を積んで正社員を目指そうと考えた。(旅行業界マーケターからWeb業界マーケターへ転職)
30代│転職年齢31歳
ストレスなく働ける環境で仕事がしたかった
子育てと家庭の両立が難しくなり思い切って転職しました。雇用形態には拘らず、とにかくストレスなく笑顔で子育てができる職場に入社することを目標にしました。そのため年収はガクンと下がりましたが、かなりのんびり穏やかに仕事ができています。
2.30代女性の転職に有利な資格を取得する
30代女性が未経験職種に挑戦する場合は、転職に有利な資格を取っておくのもおすすめです。
たとえば、事務職に転職したい方は「簿記2級」の取得を考えてみましょう。Word・Excelといったソフトのスキルを証明できる「MOS」も転職で有利に働きます。
「TOEIC」もおすすめの資格のひとつ。600~700点では採用に直接影響しない場合が多いので、まずは800点を目安に勉強を進めましょう。
目指したい仕事が決まっていない場合は「管理業務主任者」を検討してみるのも良いですね。マンションの管理に欠かせない資格で、この先もマンション建設が続くと予想されていることからも安定性に優れた資格として知られています。
転職hubでは、女性の転職に有利な資格の記事も紹介しています。年代や業界・職種別に分けて紹介しているので参考にしてみてください。
30代女性の未経験職種転職成功の体験談・口コミ
30代│転職年齢31歳
スキルを磨くために資格を取得
転職に有利になるための資格を取ったり、勉強してスキルを磨いた。30代になると即戦力を求められるため、まずは資格を取得して未経験の業種での転職を有利に進められるようにした。
30代前半・後半の女性が企業側から求められるスキル
中途採用は企業側からすると欠員補充を目的としているため、即戦力が問われます。
20代の転職はポテンシャル重視のため選択肢も幅広いですが、30代になるとスキルや経験が求められるため、転職が難しいと言われます。具体的に、30代前半・後半で企業が女性の求職者にどんなスキルを求めているのか見ていきましょう。
30代前半の女性は即戦力としての経験と専門性を求められる
企業側が30代前半の女性に求めるのは、職務経験を活かして即戦力として活躍することです。さらに、経験を積みながら専門性を磨き、次のステップを目指して欲しいと期待しています。
30代後半の女性は管理職を見据えたマネジメント力を求められる
企業側が30代後半の女性に求めるのは、マネジメント力です。35歳を超えて転職活動をする場合は、管理職として活躍できることをアピールしましょう。
スキルや実績があれば20代や30代前半の人よりも採用される確率は高いうえ、給与アップも可能です。
30代女性におすすめの転職エージェント3選
ここでは、30代女性におすすめの転職エージェントを3社紹介します。
各社の特徴や強みを理解し、自分に合った転職エージェント選びの参考にしてみましょう。
また、下記記事では、30代におすすめの転職エージェントや女性におすすめの転職エージェントを紹介しています。より多くの転職エージェントから比較したい方はこちらもご覧ください。
リクルートエージェントは業界最大級の求人数で自分に合う求人が見つかりやすい
リクルートエージェント
特徴
- 転職成功実績No.1*
- 業界最大級の公開・非公開求人数で業界・職種問わず選択肢が広がる
- 20~50代と年代問わずサポート
*厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および 4ヵ月以上の有期雇用の合計人数(2022年度実績の集計)2023年6月時点
30代女性におすすめのポイント
- 転職成功実績No.1!過去の転職事例や転職ノウハウが充実
- 幅広い業界・職種の求人を保有しているので選択肢が広がる
- 「未経験歓迎」求人も多く、30代からチャレンジできる業種が揃う
「リクルートエージェント」は転職成功実績No.1※を誇る転職エージェントです。面談は対面以外に電話でも可能で、地方在住の人にもおすすめです。
公開求人・非公開求人ともに業界最大級で、業界・職種を問わず幅広い求人がそろいます。「未経験歓迎」の求人も多いため、30代女性の未経験業界・職種へのチャレンジにも繋がりやすいでしょう。
転職サポート期間は3ヶ月間と限られていますが、応募書類の添削や面接対策以外に独自に分析した業界や企業情報の事前共有など、大手ならではの充実した転職サポートを受けられます。
※厚生労働省「人材サービス総合サイト」における無期雇用および4ヵ月以上の有期雇用の合計人数(2019年度実績)2020年6月時点
対応地域 | 全国・海外 |
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拠点 | 札幌(北海道)・仙台(宮城県)・盛岡(岩手県)・郡山(福島県)・東京・立川(東京都)・さいたま(埼玉県)・千葉・横浜(神奈川県)・宇都宮(栃木県)・金沢(石川県)・新潟・長野・松本(長野県)・富山・静岡・浜松(静岡県)・名古屋(愛知県)・京都・大阪・神戸(兵庫県)・岡山・広島・高松(香川県)・松山(愛媛県)・北九州(福岡県)・福岡・熊本・鹿児島 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
※2024年11月時点
type女性の転職エージェントならば働く女性の悩みに寄り添ったサポートが受けられる
type女性の転職エージェント
特徴
- 女性の転職の悩みを相談できる女性キャリアアドバイザー多数
- 年間1万2,000名以上*の女性転職希望者との面談実績
- まだ転職を迷っている人でも相談OK
30代女性におすすめのポイント
- 女性転職のノウハウを詳しく教えてもらえる
- 他社では紹介を受けられない「独占求人」を保有している
- 女性求職者向けのサービスが充実している
type女性の転職エージェントは、女性の転職を25年以上支援しているエージェントです。年間10,000名以上のキャリアカウンセリングを実施しているため、女性ならではの悩みや不安を深く理解してくれるアドバイザーが揃っています。
企業選びのポイントをはじめ、女性転職のノウハウを豊富にもっていることも特徴の一つ。他のエージェントでは紹介を受けられない独占求人も保有しています。
面接対策の一環として「メイクアップサービス」を無料で受けられるなど、こうした細かなサポートも女性求職者から人気を集める理由です。
対応地域 | 東京・神奈川・埼玉・千葉 |
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拠点 | 東京都 |
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
※2024年11月時点
Woman Career by dodaは女性のキャリアや働き方を重視した求人やコンテンツが揃う
Woman Career by dodaは業界・職種・年齢問わずあらゆるジャンルの求人を取り扱うdodaの女性におすすめの正社員求人を厳選
Woman Career by doda
特徴
- 女性向けの求人数がトップクラス
- 在宅勤務OKの企業の求人も多い
- サイト内に女性の転職ノウハウなどを解説した記事が豊富
Woman Career by dodaは、業界・職種・年齢問わず、女性向けのさまざまな正社員求人を掲載している転職サイトです。
「完全週休2日の求人」「出産後も安心して働ける制度がある求人」などの特集が組まれているので、休日や働き方の希望に合った求人探しも簡単。女性が活躍している企業が多数紹介されているのも嬉しいですね。
サイト内には「女性の平均年収ランキング」「働く女性が知っておきたい妊娠・出産・育児の制度」などの情報が網羅されているので、転職やキャリアに役立つ知識を手に入れたいと考えている方にもおすすめです。
対応地域 | 全国・海外 |
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拠点 | 北海道(札幌市)・仙台(宮城県)・丸の内(東京都)・大手町(東京都)・紀尾井町(東京都)・浅草橋(東京都)・西新宿(東京都)・横浜(神奈川県)・高崎(群馬県)・静岡・名古屋(愛知県)・福井・大阪・京都・神戸(兵庫県)・岡山・広島・福岡・鹿児島 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
※2024年11月時点
30代女性の転職における雇用形態別のメリット・デメリット
30代女性が転職するなら、自分に合う雇用形態を知っておくことも必要です。ここでは正社員・契約社員・派遣社員のメリットとデメリットを紹介します。
雇用形態 | メリット | デメリット |
---|---|---|
正社員 |
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契約社員 |
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派遣社員 |
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正社員
正社員は非正規雇用と比較して給与やボーナス、退職金といった収入面や福利厚生が手厚いのが大きなメリットで安心して長く働くことができます。
一方、残業が発生したり、企業によっては転勤の可能性があるのがデメリットと言えるでしょう。
契約社員
契約社員のメリットは、あらかじめ業務内容や労働時間、勤務地などが企業との契約で決められていることです。希望に沿わない仕事を任されることもなく、自分のやりたい仕事に集中することができそうです。
しかし、雇用期間が決まっていることや正社員と比べて賞与や福利厚生が少ないなどのデメリットがあります。
派遣社員
派遣社員のメリットは、正社員と比べて採用されやすく未経験職種でも採用の可能性が高いのが特徴です。
しかし、契約期間が決まっていることや時給制で正社員よりも給与が低い、賞与がないなどのデメリットもあります。
30代女性の転職に関するQ&A
転職活動に関する疑問は、早めに解消しておきましょう。ここでは、30代女性の転職に関するよくある疑問にお答えします。
面接の服装はスーツじゃないとダメ?
ビジネススーツ・またはそれに準じる服装が基本です。
採用面接では見た目の印象で評価されることもあります。面接を「ビジネスにおけるフォーマルな場」と捉えた時、TPOをわきまえた失礼のない服装や身だしなみであることがポイントです。
それらを踏まえると、無難なのはビジネススーツです。服装自由と言われた場合もスーツでも対応できますし、清潔感やさわやかさのある服装を心がけると良いでしょう。
看護師や保育士の場合、面接の服装はビジネスカジュアルやオフィスカジュアルでも良い風潮です。
もし服装に迷う場合はキャリアアドバイザーに相談してもよいでしょう。
履歴書用の写真で気をつけるべきことは?
3ヶ月以内に撮影した写真を使用します。
履歴書用の写真を撮影する際は面接時と同様にビジネスシーンにふさわしいスーツやジャケットを着用し、身だしなみを整えましょう。また、表情が隠れない髪型に整えるのもポイントです。
30代女性の転職理由は?
30代前半と後半によって、転職理由は次のように異なります。
順位 | 転職理由 | % |
---|---|---|
1 | 給料等収入が少なかった | 8.4 |
2 | 労働時間、休日などの労働条件が悪かった | 8.3 |
3 | 職場の人間関係が好ましくなかった | 7.8 |
※出典:厚生労働省「-令和3年雇用動向調査結果の概況-」表6より。その他の個人的理由は除く
順位 | 転職理由 | % |
---|---|---|
1 | 職場の人間関係が好ましくなかった | 10 |
2 | 労働時間、休日などの労働条件が悪かった | 9.6 |
3 | 出産・育児 | 7.6 |
※出典:厚生労働省「-令和3年雇用動向調査結果の概況-」表6より。その他の個人的理由は除く
30代前半は「給料」が転職理由のトップですが、30代後半になると「人間関係」がトップとなり、「給料」は3位以内にも入っていません。30代後半になると社内での責任も増え、部下との人間関係などに悩む女性が増えることがその要因といえそうです。
一方で労働時間や休日などの「労働条件」が理由の転職は、30代前半・後半ともに2位にランクインしています。30代になって出産・育児などを経験するなかで、プライベートな時間を重視する女性が増えることが要因といえるでしょう。
現職で勤めたまま転職活動した方がいい?
現職に勤めながら転職先を探すことをおすすめします。
退職後すぐに転職先が決まれば問題ありませんが、希望通りに進まない場合もあります。離職期間が長引くと、企業によってはマイナスに取られてしまう可能性もあり、経済面・精神面でも不安が募ります。
そういったリスクも考慮すると、やむを得ない事情がない場合は現職に在籍しながらの転職活動がおすすめです。
子どもがいると転職で不利なの?面接で聞かれることはある?
不利になることはありません。
そもそも子どもの有無や、出産の予定などを理由に合否を判断することは「男女雇用機会均等法」の趣旨に反していることからもNGとされているからです。
しかし実際のところ、企業としてはすぐに辞めてもらっては困るので、子どもに関する質問をする面接官は少なくありません。
当編集部では、子どもがいる30代の女性100名にアンケートを実施。その結果、およそ6割の方が結婚や子育てについて質問を受けたと回答しています。具体的には、以下のような質問をされたようです。
- 子どもが体調を崩した場合などに周りのサポートはありますか?
- 子どもの年齢や人数は?
- 保育園、幼稚園の送迎はありますか?
- フルタイム勤務はできますか?
- 残業や土日出勤の対応はできますか?
子どもがいるなかで転職活動をする場合は、このような質問を受けることも前提に、配偶者や家族と働き方や育児についての話し合いをしておくことが重要です。
そして、面接では、できないことをアピールするよりも緊急時のサポート体制や時間的制約のなかで会社にどのような貢献ができるのかなどを具体的な内容を交えて述べることで面接官の不安を解消できるポイントとなるでしょう。
転職サイト、転職エージェントに登録すると現職にバレる?
勤務先にバレることはありません。
多くの転職サービスには特定の企業に対して個人情報を非公開にする設定機能があります。勤務先や取引先など、転職活動をしていることを知られたくない企業は除外設定しましょう。
除外設定するところが見当たらない、設定したけど本当にできているか不安な場合は担当者や問い合わせ窓口から相談・依頼すれば大丈夫です。
まとめ
30代女性の転職は、まずは3つのポイントをおさえるところからはじめましょう。
30代女性が転職活動でやるべきこと
- 自分が叶えたいキャリアプラン・ライフプランを棚卸しする
- 転職先の希望条件を明確にする
- 自分の強みや能力を実績でアピールする
- 転職エージェントを利用する
これを踏まえて転職理由や希望業界・職種にあわせて転職エージェントを選べば、希望通りの転職先に出会えるでしょう。エージェントは複数登録・活用が断然効率的です。
転職エージェントをうまく活用しながら、30代の転職を成功させましょう!