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転職、何社受ける?平均応募社数と複数応募のメリットと注意点を解説
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複数社への応募におすすめの転職エージェント
「転職活動時の平均応募社数はどのくらい?」
「転職成功するために注意することはあるの?」
転職成功者によると、転職活動時の平均応募社数は19.4社(※)と判明しました。
では、なぜ、このように複数応募する必要があるのか、その理由は書類通過率と面接通過率が関係しています。
大手転職サイトdodaを利用して内定を得た人のデータによると、応募(書類提出)した求人は20社、書類通過は5社(25%)、面接通過したのは5社中1社(20%)と選考が進むにつれ通過率は低下しており、内定獲得のためには応募する母数を増やす必要があるといえるのです。
ただし、やみくもに応募社数を増やしたからといって通過率が高くなるとは限りません。応募社数を増やすことによりリスクも発生するので注意しましょう。
大量応募のリスクやデメリット
- 応募先の対策や管理ができない
- 各社の選考に時間がかかり、転職活動期間が延びてしまう可能性がある
このようなリスクやデメリットを回避し、通過率を高めるためには、希望条件や今後のキャリアに合わせて応募先を厳選し、選考対策をすることが大切です。そのためには、ひとりで転職活動を進めるよりも転職のプロである転職エージェントの利用がおすすめです。
※出典:doda「転職成功者の平均応募社数」より転職エージェントを利用するメリット
- 適切な求人情報の選定、提供
- 応募、日程調整の手続き代行
- 書類添削、面接対策での選考通過率向上
転職エージェント | おすすめな人 | 求人数 |
---|---|---|
doda | 転職したい業界・職種が決まっていない人 | 261,763件 |
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パソナキャリア | 応募先企業に合わせて対策を行いたい人 | 42,591件 |
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ビズリーチ | キャリアアップ転職を目指す人 | 140,040件 |
|
目次
転職する人は平均何社くらいに応募しているの?平均応募社数の実態
転職活動で、企業に応募し始めたとき「どのくらい応募すれば、内定がもらえるのだろう?」と疑問に思ったことのある方は多いのではないでしょうか。
平均の応募社数がわかればそれを参考にできるため、応募数についての心配がなくなります。
【年代別】転職者の平均応募者数
「doda」が調査したデータでは転職成功者の平均応募社数は19.4社と全体の82.9%が2社以上の企業に応募したという結果となりました。
出典:doda「転職成功者の平均応募社数」よりまた、年代別では下の表を見てわかるとおり、年代を追うごとに応募社数が減少していっていることがわかります。
年代 | 平均応募社数 |
---|---|
20代 | 22.2社 |
30代 | 19.1社 |
40代 | 12.4社 |
内定までの確率を考えると面倒でも複数社への応募は必須
応募から内定までは書類選考や複数の面接がありますが、それぞれの通過確率はどうでしょうか。
選考ステップは、下記のような流れが一般的です。
- 書類選考
- 面接
- 内定
dodaを利用し転職成功した人(※)からのデータによると、応募(書類選考)から内定までの選考通過社数は以下のような結果となりました。
※2021年1月~12月の間にdodaエージェントサービスを利用して内定を得た人より ※doda利用者「求人に応募した人の書類通過社数と一次面接通過社数」より上記の通過社数をもとに書類通過率と一次面接通過率を計算してみると以下の数値となります。
ステップ | 選考通過率(※) |
---|---|
応募(書類選考) | 25% |
面接 | 20% |
面接に関しては、一次面接、二次面接、最終面接と段階的に面接を設定している企業も多いため、書類選考を難なくクリアした場合でも面接通過率がぐっと下がる可能性があります。
あくまでdoda利用者のみのデータではありますが、1社からの内定を獲得するためには、複数社への応募は必須ということがわかります。
また、転職者のボリュームゾーンを考えると20~30代の人が多い傾向にあるので、40代、50代の人はこのデータよりさらに厳しい通過基準になることが予想されます。
このことを考えても平均社数を参考に応募していくことが重要になるでしょう。
\業界最大級の求人を保有!/
自分の状況(興味のある職種、就業状況)によって応募社数は変わる
年齢によって応募社数が変わることを前章でご紹介しましたが、あなたが置かれている状況によっても応募社数が変わってきます。
なぜ自分の状況によって応募者数は変わるのか?
応募社数を多くすれば、多くの企業から内定が出て選びやすくなると思うかもしれませんがそれは「誤解」です。
応募社数を増やしてしまうと時間が足りなくなり、1社1社の対策ができないほどスケジュールを圧迫する危険性があります。
無理がないスケジュールで進行できるよう、注意して応募することがポイントです。
また、大手企業の求人や、応募条件が緩いわりに高待遇である求人には、企業への応募総数が増え競争率が激しくなる可能性も高いです。
そのため、ご紹介した選考通過率よりも厳しい基準で想定しておくことをおすすめします。
平均社数のデータを参照することは大切ですが、このように求人の状況によって応募する社数の目安が変わる可能性があることも想定しておきましょう。
では具体的に例を挙げて、応募社数を左右する要素をご紹介していきます。
状況1.様々な業界・職種に対する興味の有無
応募社数を左右する要素の1つめは、「いろいろな業界・職種に対する興味の有無」です。
特に初めての転職や若年層の転職者の場合、さまざまな業界や職種に興味を持つ傾向があります。
そうすると、企業側から
- 「志望動機があやふやだ」
- 「業界・企業を絞り込めていないのでは」
と感じられる可能性も出てくるでしょう。
実際に業界・企業研究が不足している、ダメでもともとだからとりあえず応募しようと考えてチャレンジするという状況の場合は、平均応募社数よりも多く応募しなければ選考を通過できないかもしれません。
もちろん、業界・企業研究をしてから志望動機を作らなければ、いくら応募社数を増やしても選考を通過できる可能性は低いです。
いろいろな業界や職種に興味を持っているなら、企業側からこのように捉えられる可能性があるということを認識しておきましょう。
状況2.今のあなたの就業状況
応募社数を左右する2つめの要素は、現在の就業状況です。
あなたが退職してから転職先を決めようと考えた場合
「できる限りブランクを空けずに働きたい」
と考えて応募社数を増やしてしまうのではないでしょうか?
しかし、応募社数を増やしてしまうと各社の選考に時間がかかり、かえって転職期間が延びてしまう可能性も出てきます。
在職中の転職活動の場合も、平日になかなか時間が取れないため、焦りから応募社数を増やしてしまう場合があります。
在職中の身では、行けない選考が出る可能性が高いため、結局転職活動がうまくいかない、あるいは期間が予定よりも延びてしまうケースが考えられるでしょう。
気持ちの面で応募社数が変化してしまう可能性についてもよく認識しておき、当初の予定通りにこなせない状態にならないよう、注意しましょう。
応募社数は「量」ではなく「質」が重要
応募社数はあくまで目安です。重要なのは「質」だということを忘れないようにしましょう。
応募における「質」とは以下の3つのことをいいます。
- 「自分が描いているキャリアプランに合った企業か」
- 「その企業の働き方や社風に自分が合っているのか」
- 「企業理念に共感できているのか」
このように、企業の理念や社風、今後のキャリアプランを考慮したうえで応募先を選定するということが重要です。
そこが吟味できていなければ、その企業への志望動機や自己PRも的はずれなものになってしまうでしょう。
転職はゴールではなく過程に過ぎない
大切なのは、転職することがゴールなのではなく、転職の先に自分が思い描いたキャリアや生活が本当に手に入れられるかどうかという点です。
収入が高くなったとしても、将来につながらない職場に転職するのであれば成功したと言い切ることはできません。
かといって、最初に絞り込みすぎて量が足りず、いつまでも選考通過できないリスクを背負うのも考えもの。
どれくらい応募するべきかは人によりけりですが
率直に言うと一人で納得して判断することは難しいものです。
応募する企業を厳選するのに転職エージェントが最適
量と質のバランスを取りながら応募していくといっても、具体的に判断軸がわからないという人もいるでしょう。
そんなときの解決方法が、転職エージェントを活用することです。
転職のプロに相談することによって、自分に最適な応募先の選定はもちろん、内定獲得までの転職サポートを受けることができます。
転職エージェントが企業選びに最適な理由
理由1.適切な求人情報の選定、提供
自分自身が選定すると応募先の企業に偏りが出てしまう、あるいは自身の適性に合っていない企業に応募してしまうこともあります。
しかし、転職のプロであるキャリアアドバイザーは求人市場や業界の動向を把握しているため、あなたの熱意、置かれている状況、今後目指すキャリアを考慮したうえで、その応募が適切かどうかという意見をくれます。
好みの仕事と向いている仕事が異なるように、興味があってもあなたのキャリアにふさわしくない道も存在しますし、またその逆もあります。
理由2.応募、日程調整の手続き代行
転職活動中は在職中の仕事に業界・企業研究、書類作成、面接対策が企業の数だけ発生するため、スケジュール調整や応募先への連絡など非常に忙しくなります。
特に在職中の転職活動では日中に日程調整をする暇がないため、代行してくれる転職エージェントがいると非常に助かるはずです。
連絡がつながらず企業への心象を悪くする心配もありませんので、プロにお任せするメリットは大きいといえるでしょう。
理由3.書類添削、面接対策での選考通過率向上
自分自身で行う転職活動と比べ、プロの目が入ることで圧倒的に書類や面接の精度が高まり、選考通過率がアップする点も見逃せないポイントです。
とりわけ、職務経歴書のトップの要約をどう書くのかで与える印象はガラリと変わります。
結論を最初に持ってくる書き方、説得力を増すエピソードの伝え方など、毎日多くの履歴書・職務経歴書に目を通し、面接対策も行っている転職エージェントの力を借りることで、大きく精度を高めた書類・面接を実現できるはずです。
自分にマッチした転職エージェントの選び方
「転職エージェントが便利なことはわかったけど、結局どこに登録すればいいのかわからない」
そう思っている方はいるのではないでしょうか?
登録したけれど「希望条件に合った求人がない」「満足なサポートが受けられない」では、平均応募社数を満たしていても選考通過率を高めることが難しくなります。
まずは、それぞれの転職エージェントの強みや得意とする分野を知り、年齢やスキル、希望条件に合った求人を提案してくれるエージェントに登録することが大切です。
転職エージェントの選び方
- 希望する業界・職種の求人数が多いか
- 自分にとって必要な転職サポートを受けられるのか
- 利用者の口コミの評価が高いか
- 運営会社は信頼できるか
下記の記事では、おすすめの転職エージェント53社を年代別、業界・職種、タイプ別に紹介しています。各社の口コミや評判も掲載しているので参考にしてみてください。
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年代別におすすめの転職エージェント3選
年代によって転職活動時の応募社数は異なり、転職する目的などで転職エージェントを選ぶことが大切です。
ここでは、業界・職種ともに多くの求人を取り扱う転職エージェントを3社を紹介します。
転職エージェント | おすすめの年代 | 求人数 |
---|---|---|
doda | 20代前半向け | 261,763件 |
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パソナキャリア | 20代後半〜30代向け | 42,591件 |
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ビズリーチ | 30代後半〜40代向け | 140,040件 |
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dodaは自分に合う求人が効率的に見つけられる
doda
特徴
- 全年代・豊富な業種を網羅した29万件以上の求人(※)
- 「履歴書の書き方セミナー」など転職活動に関するオンライン講義あり
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※2024年11月時点
dodaは、業界最大級の求人を保有する転職サービスです。
IT・Web業界や営業職の求人を中心に一般企業や教育機関、公社・官公庁など幅広い求人を揃えているため多くの求人の中から比較検討できるでしょう。
dodaでは、自分の希望条件に合う求人を効率的に見つけられる「スカウトサービス」や「プレミアムオファー」などのサービスを展開。求職者のスキルや経歴を評価した企業から直接オファーを受けられるため、自分では探し出せなかった意外な企業からもオファーが届くこともあります。書類選考なしで面接確約オファーが届くこともあるので、これまでの経験や実績を活かせる職場に転職したい人におすすめなサービスです。
また、dodaでは転職活動時に役立つセミナーや転職フェアを定期的に開催。「面接力アップセミナー」や職種に特化した転職フェアなど転職経験が少ない20代や未経験職種への転職を希望する人には役立つ情報がゲットできるでしょう。
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パソナキャリア
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ビズリーチならば自分の市場価値がわかる
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ビズリーチの評判や口コミを知りたい方は以下の記事をご覧ください。
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まとめ|どの企業に応募するかであなたのキャリアは決まる
もちろん目安として平均応募社数を見ることは必要かもしれません。しかし「数」よりも「質」を重視し、理想の将来を実現できることのほうがはるかに重要です。
不安を消すために多く応募しようと考えるのではなく、ある程度事前に吟味して、数を絞ってから応募することが、志向に合った企業に転職することにつながると考え、1つ1つ大切に進めていってください。
それがきっと、あなたのキャリアを大きく羽ばたかせることになるはずです。