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初めて転職する方へ|職務経歴書の具体的な書き方とおすすめフォーマット
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「初めて転職だけど、職務経歴書ってどうやって書くの?」 「履歴書と職務経歴書の違いは?」
職務経歴書とは求職者のキャリアをプレゼンテーションするための書類です。
転職活動では、書類選考をしないと面接に進めません。そのため、履歴書と職務経歴書が面接に進むための重要なカギとなります。
履歴書と職務経歴書の違いは以下の通りです。
職務経歴書と履歴書の違い | |
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履歴書 |
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職務経歴書 |
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職務経歴書の書き方に自信がない人は、応募書類の添削から面接対策まで転職のプロがサポートしてくれる転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントに登録することで、職務経歴書でより自己PRがうまくいき、書類通過率やスムーズに志望する企業へ行ける確率が上昇します。
転職エージェント | おすすめポイント | 公開求人数* |
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リクルートエージェント | 幅広い選択肢から自分に合った企業を探したい方におすすめ | 493,140件 |
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doda | 営業職やITエンジニア志望の方におすすめ | 261,763件 |
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マイナビエージェント | はじめて転職する方やじっくり転職先を探したい方におすすめ | 非公開 |
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※2024年11月時点
この記事では初めての転職をする方に向けて、転職活動の中でも非常に重要な書類である「職務経歴書」について、その書き方やポイントなどをわかりやすく解説します。
五十嵐美貴
- 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント/国家資格2級キャリア・コンサルティング技能士/CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
- 高校・大学での就職研修講師、職業訓練校・就職支援センターでのキャリアカウンセリング、「マイナビ就職EXPO」「doda転職フェア」へキャリアカウンセラーとしての参加など、神奈川県を拠点に幅広く就職支援を行う。
- また、採用・昇進評価に関わる人事側からの的確な目線に定評があり、行政機関・民間企業から人材アセスメント(第三者判定)としての委託を複数受け持つ。
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目次
職務経歴書とは?履歴書との違いについて初めて転職する人向けに解説!
初めての転職活動において「履歴書はわかるけど、職務経歴書って何なのかよくわからない……」という方も多いのではないでしょうか。
履歴書・職務経歴書の違いについて比較をしてみましょう。
履歴書
学歴・職歴を定まったフォーマット上に時系列で並べたもの。
- 自分の学歴
- 職歴などキャリアの経歴を簡潔に箇条書きにする
- 貼付する写真が必要
職務経歴書
今までどのような職業でどのような仕事をしてきたか、どのようなスキルや実績があるかなど、自分のキャリアにおけるPRポイントなどを自由に説明する書類。
- A4で形式自由
- 写真不要
- 希望する業界で必要となるスキル・資格のうち自分の使えるもの。
つまり職務経歴書に書かれている内容から
- 「募集ポジションの仕事ができるか」
- 「ポテンシャルはどうか」
- 「即戦力か」
など、企業側がその人を採用すべきかどうかの判断基準となるポイントが読み取られることになるんです。
職務経歴書は企業側に「この人に会って具体的な話を聞きたい」と、書面上で思わせる役割を担っているほか、面接の際には職務経歴書の内容に即して面接が進行します。
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【見本】初めて転職する人が知っておくべき職務経歴書の書き方
では実際に「職務経歴書の見本」「各項目の書き方」について紹介します。
職務経歴書の見本(事務職ver)20xx/xx/xx
氏名:転職 守
【職務概要】株式会社◯◯商事 人事部において3年間一貫して人事労務(採用・社内教育研修・労務)を担当して参りました。キャリア開発課にて社内教育プログラムの調査・選定・実施および社内評価制度改定プロジェクトに参画し、新社内制度導入に関わる業務を経験しました。そのほかアシスタントとして新卒採用業務にも関わり、採用広報媒体コンテンツ作成を担当。社内人事労務・教育研修から採用まで、人事・採用関連業務の幅広い経験を有します。
企業名 | |
---|---|
業種 | 卸売業 |
資本金 | ◯億円 |
売上高 | ◯億円 |
従業員数 | ◯◯人 |
在籍期間 | 20xx/x月〜現在(3年4ヶ月) |
担当業務 |
---|
●社内教育研修・人事労務関連業務 |
主な実績 |
社内研修・人事評価制度改善プロジェクトに参画。
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●語学・PCスキル TOEIC公開テスト800点取得(20xx年x月)※部内宛の英文メール対応を担当 Word、Excel、PowerPoint
●ビジネス関連スキル 論理的思考:事実・数字に基づいた立場や利害が異なる人々の説得
●コンセプチュアルスキル:事業の進捗把握・創造的戦略の立案
人事労務関係の業務を3年間経験し、その間に評価・教育研修の社内新制度導入というプロジェクトに参画する機会に恵まれました。
プロジェクトを通し、先輩や上司のアドバイスを自分のやり方と照らし合わせ、調査方法や外部業者の選定・交渉方法、コスト管理、期限までにプロジェクトを完遂し、リリースするプロジェクトマネジメントを経験しております。
バックグラウンドが異なる〇〇人もの社員に合う評価・教育研修を検討するプロセスは一筋縄ではいきませんでしたが、上司から新入社員まで幅広い社員から意見を吸い上げ、会社の成長にベストな方法を模索しました。
その結果が、新制度導入後翌年の離職率が5%減、売上高10%増に間接的につながっております。
職務経歴書の各項目のポイント
上記の職務経歴書のサンプルを参考にして、各項目のポイントを解説していきます。
職務概要
冒頭に記載する、自分の職務経歴をまとめた内容を記載します。
その下に書く職務経歴の「あらすじ」をイメージしましょう。
職務経歴
これまで具体的にどのような仕事の経験があり、キャリアを重ねてきたのかを企業に伝えるパートで、職務経歴書の中でも最も重要です。
「所属部課」「具体的な業務内容」「携わったプロジェクト」「仕事の成果・実績」などをわかりやすくまとめましょう。
可能であれば成果や実績を数字で表現するとより効果的です。
保有資格・スキル
基本的には語学力やPCスキルを記載します。
語学力については業務上使用していたのであれば、頻度やどのような業務で使用していたのかを書きましょう。
そのほか、応募業種に関連するビジネス上でのスキルも記載するとよいでしょう。
注意点としては、資格や検定について書く場合は、英検なら実用英語技能検定のように、必ず正式名称で記載をすることです。
また、英検なら3級以下、TOEICスコアなら600点以下など、レベルが低いと判断される可能性の高い資格やスキルについては書かないようにしましょう。
自己PR
書類から魅力的な人材だと感じてもらえるようにしっかりアピールしましょう。
「自分の強み」「得意分野」「専門性」など「自分が入社した後どう活躍するか企業側がイメージできる」ことを意識してまとめていきましょう。
職務経歴書のフォーマットの探し方
職務経歴書の書き方がわかったところで、「職務経歴書のフォーマットはどこで準備すればいいの?」と悩んでしまう方もいますよね。
職務経歴書は市販品もありますが、手書きではなくPCで作成する場合、ネット上にフォーマットを無料配布している転職支援サービスのサイトが複数あるため、そちらの職務経歴書を利用することがおすすめです。
【ニーズ別】職務経歴書のフォーマット・テンプレート~ダウンロードしてすぐに使える~ |転職ならdoda(デューダ)
これらの職務経歴書のフォーマットは、業界大手である転職支援サービスが配布していることもあり、実用性も高いです。
そのため、「初めての転職で職務経歴書選びが不安……」という方におすすめですよ!
初めての転職をする人が職務経歴書を書く時のポイント
職務経歴書を読む採用担当者への配慮をする
職務経歴書を作成する際、下記の3点を念頭において書きましょう。
- 見やすさ
- 読みやすさ
- わかりやすさ
この3点を基に要点が明確な文章を作れば、採用担当者の方にプラスの印象を与えることができます。
逆に、見づらく、読みにくく、わかりにくい職務経歴書では本人の職務経歴や魅力を十分に伝えることは難しくなるでしょう。
また、自分の魅力をたくさんアピールしたいとはいえ、あまりにも長い職務経歴書を書くことは避けましょう。
職務経歴書はA4サイズ2枚に収めることが転職市場でのマナーとされています。
誤字・脱字がない
誤字・脱字のある文書はビジネスマナーとしてNGです。
パソコンを使って作成する職務履歴書は文章量も多く、変換ミスによる誤字・脱字が起こりやすいので注意しましょう。
作成後はワードの校正ツールを使用するなど、見直しを忘れずに行いましょう。
自分の強みや実績は何か、企業にどう貢献できるかをアピールする
企業が採用したいのは組織にとって有益な人材です。
職務経歴書では自分がアピールしたいことを書き連ねてしまいがちですが、自分のキャリアや強みが応募企業の業務にどう貢献できるのか、しっかり伝えることを意識しましょう。
読み手の立場に立って「この人ならぜひ会って話を聞いてみたい」と思わせる内容にまとめることを意識します。
書面上で自分の強みをしっかり伝えるためには、企業研究を十分行い、企業がどのような人材を求めているのかを把握することが大切です。
自分の将来像が明確
転職を考えるきっかけは人それぞれですが、将来像が明確に見えない職務経歴書では現状から逃げ出したいように見えてしまう可能性があります。
「自分のキャリアビジョンを達成するための転職」という印象を与えられるシナリオを描いてみましょう。
転職エージェントを利用すれば「職務経歴書」を添削してもらえる
転職活動の際には転職エージェントの利用が便利です。
転職エージェントではさまざまな転職に関するサポートを受けることができますが、職務経歴書など提出書類の添削も行っていますのでぜひ活用していきましょう。
「転職希望者へ企業を紹介し、紹介企業へ入社が決定したら報酬を得る」
このようなビジネスモデルで成り立っている転職エージェントは、求職者の書類が選考を通過できるよう、しっかり添削をしてくれます。
また、数多くの転職成功・失敗経験から、それぞれの求人に対し通過できる書類の書き方・NGの書き方のノウハウを持っていますよ。
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まとめ|職務経歴書をマスターして初めての転職を成功させよう
転職活動において、職務経歴書はいわば面接に進むための「一次予選」。
書類選考を突破しなければ、自分のキャリアや強み・人柄などを面接でPRするチャンスすらつかむことができません。
読み手の立場に立った「ぜひ会って話を聞きたい」「戦力になりそうだ」と思わせる職務経歴書を作成できれば、書類選考を突破することができるでしょう。
職務経歴書は転職活動のなかでも重要な提出書類です。
作成のコツをつかんで、転職成功への一歩を踏み出しましょう!