更新日時:
ビズリーチのプラチナスカウトとは?通常スカウトとの違いや内定率を体験談から解説
※本記事は、事業者(リクルート様、マイナビ様など)のアフィリエイトプログラムにより広告収益を得て運営しております。 掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容等は当サイトが独自に記載しています。
「ビズリーチのプラチナスカウトと通常スカウトはどこが違うの??」
「プラチナスカウトの内定率・採用率が高いのは本当?」
ビズリーチのプラチナスカウトとは、どんな転職支援サービスなのでしょうか?おもな特徴は以下の通りです。
- 無料で利用できる
- 企業とヘッドハンターの両方からスカウトメールが届く
- 企業、ヘッドハンターとのの面接・面談が確約
- 企業スカウトは書類選考をスキップ
- 内定率・採用率が高い
当記事ではビズリーチのプラチナスカウトについて、通常スカウトとの違いや特徴、内定率・採用率、失敗談・成功談、活用のコツなどを、現役キャリアアドバイザーへのインタビューや実際に利用した転職者のアンケート調査をもとに解説します。
また、より理想に近い転職を成功させるには、複数の転職サイトへの登録がおすすめです。ビズリーチとの併用がおすすめなハイクラス向け転職サイトを編集部が厳選しました。
転職エージェント | おすすめの年齢層 | 公開求人数 |
---|---|---|
ビズリーチ | 30代~50代向け | 140,040件 |
|
||
JACリクルートメント | 30代~50代向け | 非公開 |
|
||
doda X | 全年代向け | 60,486件 |
|
2024年11月現在
ビズリーチの評判や口コミを詳しく知りたい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。
あわせて読みたい
目次
ビズリーチのプラチナスカウトとは
ビズリーチのプラチナスカウトとは、企業とヘッドハンターの両方からアプローチがあるビズリーチの無料スカウトサービスです。いずれも面接につながりやすい貴重なオファーです。まずは、プラチナスカウトの特徴について、詳しく紹介しましょう。
ビズリーチのプラチナスカウトと通常スカウトの違いと費用
ビズリーチのスカウトには、2通りあります。ビズリーチのプラチナスカウトと通常スカウトの違いを、以下の表にまとめました。
スカウトの種類 | スカウト送信者 | 企業との面談・面接の確約 | 料金 |
---|---|---|---|
プラチナスカウト | 企業 | 〇(書類選考パス) | 無料プランでも閲覧、返信可能 |
ヘッドハンター | ✕(書類選考あり) | ||
通常*スカウト | ヘッドハンター | ✕(書類選考あり) | 有料プランのみ閲覧、返信可能 |
*「企業からの通常スカウト」は存在しません。2024年4月時点で送信機能は停止しています。(参考:ビズリーチ公式サイト「スカウトを受け取る」)
プラチナスカウトは、企業から直接スカウトメールが届く点や、無料で利用できる点が、通常スカウトにはない特徴です。
一方、通常スカウトを閲覧・応募するには、求職者は5,478円/30日間(アプリからのアップグレードは5,500円/月)の費用を支払って有料会員となり、プレミアムステージにアップグレードをする必要があります。
企業・ヘッドハンターが利用するプラチナスカウトの最もスタンダードなプランは、85万円で400通(6ヵ月間)のスカウトメールが送れるというもの。送信本数の制限があるため、特に企業の採用担当者は送る相手を厳選しているといいます。
30代|男性
無料プランでも十分な質のサービスだった
ビズリーチは無料会員でもプラチナスカウトを閲覧できるのが非常に良かったです。ヘッドハンターからのプラチナスカウトは1ヶ月に複数件ありました。さらにその中から自分で好きなヘッドハンターを選べるのもメリットで、自分は優秀なヘッドハンターだったおかげで転職活動に困らず簡単に決まりました。
プラチナスカウトから届くオファーは2種類
プラチナスカウトから届くオファーには2種類あります。
- 企業から届くスカウト
- ヘッドハンターから届くスカウト
それぞれのスカウトの特徴を紹介しましょう。
企業から届くプラチナスカウトの特徴
企業から届くプラチナスカウトの特徴は以下の通りです。
- 企業の採用担当者から直接届く
- 企業の採用担当者との面談・面接が確約
- 企業による書類審査は免除
- 一般的にヘッドハンターのメールより少ないが、採用の本気度は高い
企業の採用担当者から届くスカウトは、ヘッドハンターのそれより内定率は高いといわれています。
ただし、企業からのスカウト=即採用と勘違いしてしまう求職者は少なくないとか。企業側としては、履歴書や職務経歴書で興味を持ち「まずは会ってみましょう」と軽い面談と考えているケースが多いようです。
求職者は、企業からのスカウトメールに浮き足立つことなく、真摯な態度で最初の面談に臨むことをおすすめします。
30代|男性
エグゼクティブレベルのオファーが届く
ビズリーチ自体がハイクラス転職サイトを謳っているだけあって、一般的なスカウトでも目を見張る案件が届くことが多々ありました。プラチナスカウトだと、人事部長や取締役などのエグゼクティブから直接オファーしてくれるケースが4件中4件と100%でした。
31歳|女性
質の高いオファーが多数で満足
ビズリーチでは面接確約や役員面接の案内など、プラチナスカウトを送ってくれた企業の案件は非常に良かったです。知らなかった企業でも、魅力的なものがたくさんあって視野が広がりました。効率的に転職活動をしたい方には、良い機能だと思っています。
32歳|女性
属性に関係になく魅力的な企業・職種の案件多数
ビズリーチでは一般的には転職に不利と言われる30代女性でもやりづらい印象はなく、営業職・経営部門・管理職など多くのプラチナスカウトをいただけたのはありがたかったです。大手のグループ会社からECコンサル、ベンチャー企業など、身に余る案件ばかりでした。
ヘッドハンターから届くプラチナスカウトの特徴
ヘッドハンターから届くプラチナスカウトの特徴は以下の通りです。
- 人材紹介会社などのヘッドハンターから届く
- 企業との面接・面談は確約されていない
- 企業による書類審査はあり
- 一般的に企業のスカウトメールより多く届くが、採用につながる確率は企業スカウトより低い
ヘッドハンターは、1日中スカウトメールを送るのが仕事といっても過言ではないので、企業より多くのオファーがあるでしょう。
スカウトメールが届いた時点では企業の面接・面談は確約されておらず、応募を希望しても書類審査で落とされる可能性もあります。一方で、ヘッドハンターからの提案で転職先の選択肢が増えると同時に、転職サポートを受けられるメリットもあります。
30代|男性
案件内容がわかりやすくサポートも手厚い
ビズリーチではいずれのスカウト内容も、業務内容などがわかりやすく記載されていました。選考を受けるまでの手続きなどをすべてエージェントが承ってくれたので、大変助かりました。不安や疑問点を一つひとつ解決してくれた点も良かったです。面接に挑んだ3件中1件内定をいただいています。
27歳|男性
ヘッドハンターが多くの情報を共有してくれる
ビズリーチのプラチナスカウトは無料会員でも確認できるのが便利。ヘッドハンターのスカウトでは、企業の雰囲気や口コミ、過去に転職した方の情報を共有していただけます。面接はカジュアル面談が多く、多くが和やかな雰囲気でした。ポイントを絞って求人を確認できるので、自分で探すより楽です。
20代|男性
求人・ヘッドハンターともに質が良い
ビズリーチで提示される求人レベルが自分の希望に近く、経歴・希望を見た上で連絡をくれているのがわかりました。関係のない企業や興味ない職種からのスカウトはなく、届くものは基本的に魅力ある企業が多いです。またヘッドハンターの質が高く、大手企業出身や名門大学出身などの方は信頼性が高いです。
あわせて読みたい
ビズリーチを利用するには登録審査があります。ビズリーチの審査基準や通過するコツについて解説した記事もございます。あわせてご覧ください。
プラチナスカウトの内定率・採用率・スカウト件数
プラチナスカウトは内定率・採用率が高いといわれていますが、実際はどうなのでしょうか?プラチナスカウトで転職活動をした求職者にアンケートを実施。プラチナスカウトの平均スカウト件数や内定率・採用率がわかりました。
プラチナスカウトで届く平均スカウト件数
登録から1ヵ月で届いたプラチナスカウトの平均スカウトメール件数は以下の通りです。
1ヵ月の平均スカウトメール件数 | |
---|---|
全体 | 10.1件 |
企業 | 4.8件 |
ヘッドハンター | 5.3件 |
スカウトメールは、1人当たり1ヵ月で平均10.1件のスカウトメールが届いている結果となりました。
送付元で分けると、企業からのスカウトは平均4.8件、ヘッドハンターからは平均5.3件。ヘッドハンターからのスカウトが多いイメージですが、実際は若干多い程度で件数では大きな差がないとわかりました。
プラチナスカウトの内定率・採用率
プラチナスカウト利用者は、1ヵ月平均10.1件届くスカウトメールのうち、何件に応募し、何件の内定・採用を得ているのでしょうか?企業からのスカウトとヘッドハンターからのスカウト、それぞれの応募率と内定率・採用率をまとめました。
企業 | ヘッドハンター | |
---|---|---|
応募率 (応募数÷スカウトメール数) |
35.6% | 34.2% |
応募数に対する内定・採用率 (内定数÷応募数) |
32.1% | 25.0% |
利用者の内定・採用率(内定者数÷応募者数) | 50.0% | 42.1% |
プラチナスカウト利用者は、届いたスカウトメールのうち3件に1件は応募していることがわかりました。
ただし、内定率・採用率は、企業からのものとヘッドハンターからのものとでは、大きく違うようです。ヘッドハンターからのスカウトで応募した場合は25.1%と4件に1件であるのに対し、企業の場合は32.1%と3件に1件が内定、5割の2人に1人が採用となっています。
プラチナスカウトでは、企業からのスカウトメールはやや少ないですが、応募後は高確率で内定・採用となることがわかりました。ただし、実際にプラチナスカウトで転職したかの質問では、3人に1人のみで、利用者の7割は転職を諦めたり、他の方法で転職しているようです。
ビズリーチのプラチナスカウトで転職に失敗した原因は?
内定率・採用率が高いといわれるビズリーチのプラチナスカウトを利用しても転職に失敗した場合、どんな原因が考えられるのでしょうか?実際に不採用となった求職者にアンケートを行ったところ、おもに以下の3つの原因が明らかになりました。
スキルや経験が足りなかった
ビズリーチのようにスカウト型の転職サイトは、好条件の求人が多い分、求職者に求める経験やスキルのハードルが高い傾向にあります。そのため、スキルや経験不足で不採用になるケースは少なくありません。
特に、ヘッドハンターからのスカウトの場合は、企業の書類選考があるため、面接に進めないことがあります。また、企業スカウトでも、最初の面談で求めるスキルや経験を本当に持っているか見極められるので、次の面接につながらないケースが多いようです。
企業からスカウトされたからといって、即内定・採用とはなりません。企業の採用担当者は、興味がある求職者にまずは会ってみようとスカウトメールを送るので、初回は面接というより「面談」のイメージです。企業スカウトは事前の書類選考がないぶん、会ってみてスキルや経験不足が明らかになるケースがあります。
口コミ・評判・体験談
30代|男性
選考基準が高く実技スキルで不採用に
ヘッドハンターからのスカウトで3社応募しました。うち、内定は1社。その他は、面接までたどり着きましたが、実技スキル試験の結果で不採用となりました。年収が高い企業が多い分、やはり選考基準も高い印象です。
20代|男性
英語力や経験不足で書類選考にも通らない
応募したうち1件のみ面接を受けることができました。経験が未熟なのと緊張しすぎて不安というのが伝わったのか不採用となりました。英語力や経験不足のため、書類選考に通らない企業が多かったです。私の希望業種の敷居が高く、高い能力を必要とするものであるためでしょう。
40代|男性
経験不足で現職より収入ダウンのため辞退
職務経歴などは見ておらず、現職の社名とポジションでの声がけという感じで、微妙な満足度でした。最終面接まで進みましたが、収入条件が合わず、最終的にお断りしました。これまでの経験が紙媒体中心であったことから、WEB媒体への経験がやや少ないとみなされ、定時年収が現職からややダウンしたためです。
20代|男性
企業スカウトにもかかわらずスキル不足で不採用
2件応募したうち1件は面接まで進んだのですが、先方の企業側が求めているスキルを持っていなかったためか、内定とまではいきませんでした。もう1件は面接を何度か受けた後に、なんとか内定をもらうことができました。
希望条件に合わないスカウトメールが多かった
ビズリーチのプラチナスカウトに登録したものの、希望条件に合わないスカウトメールばかりでがっかりしたという利用者の声が上がっています。希望条件とは違うスカウトが届く理由として、以下の2つが考えられます。
- 求人側が、求職者の経歴のみを見てスカウトメールを送っている場合
- 希望する職種や職場、年収に、求職者自身の経験・スキルが届いていない場合
前者はヘッドハンターからのスカウト、後者は企業からのスカウトに見られる傾向といえるでしょう。
ヘッドハンターは朝から晩までスカウトメールを送るのが仕事といっても過言ではありません。そのため、企業スカウトより受け取るメールは多いですが、それだけ希望条件に合わないスカウトも増える傾向にあります。また、明らかに求職者の市場価値と希望がかみ合っていない場合も、条件に合わないスカウトが届くでしょう。
口コミ・評判・体験談
30代|男性
応募したいスカウトメールが1件もなかった
魅力的なスカウトが1件も届かなかったので、応募自体しませんでした。最終的に、ビズリーチ経由では真剣に転職活動を進めるのは難しいと考え、友人に紹介を受けたエージェント経由で転職しました。
30代|男性
給与と条件が見合わない求人が多かった
スカウトメールの求人は、給与に見合わない全体的に少しブラックといわれる職場が多かったように思います。応募した求人に関しては、電話連絡時に不採用となりました。企業からのスカウトメールは、条件と給与がまったくかみ合わない職場ばかりだったのでお断りしました。望むような案件はネット上には転がっていないことを再認識しました。
20代|男性
プロフィールや希望条件のマッチングが悪い
大勢の求職者に送っているであろうプラチナスカウトが届きました。ビズリーチのプロフィールに登録した希望業種とは異なる業種でスカウトが来るなど、プロフィールを読まずにオファーを出しているのではと疑念に思うことがありました。応募する場合は、面接で企業と考え方や気持ちをすり合わせる必要があります。
30代|男性
アウトソーシング系のスカウトが意外と多い
前職の経験からかビズリーチではアウトソーシング(派遣)のプラチナスカウトが多かったです。ヘッドハンターからのプラチナスカウトは企業名が匿名なことが多く、電話面談をしないと教えてくれませんでした。他にも希望職種や勤務地と関係のないオファーもあり、少なくとも勤務地は見たかったです。
スカウトメールが届かなかった・少なかった
ビズリーチに登録しても、スカウトメールが届かなかった、もしくは少なかったという場合もあります。
スカウトメールは、若い求職者にほど多く集まります。そのため、よほど突出したスキルや専門性がない限り、年齢が上がるにつれスカウトメールの数は減っていきます。
年齢以外の原因としては、職務経歴書の内容が薄い、古いといったことが考えられます。企業やヘッドハンターは職務経歴書を見てスカウトメールを送るため、少ない情報しか掲載していない、もしくは古い情報のまま更新していない求職者は候補から外します。
もし、思うようなスカウトが届かない、スカウトメールが少ないと感じるなら、まずは職務経歴書を見直してみましょう。
スカウトメールの数は年齢と反比例します。数だけでいえば若い求職者ほどスカウトメールは届きやすく、20代と40代を比較すると3倍ほどの差があります。特にプラチナスカウトは企業からの直接スカウトもあるので、年齢をカバーするためにも職務経歴書でのアピールが必須です。
口コミ・評判・体験談
30代|男性
プロフィールの手抜きでスカウト数は少なかった
特に工夫はしていませんが、最低限の情報はプロフィールに盛り込むようにしました。ビズリーチ自体をそこまで本気で活用していなかったこともあり、プラチナスカウトを受け取った数自体が少ないので、普通のスカウトメールとプラチナスカウトの中身の違いなど判断はつきませんでした。
40代|男性
希望条件に合うスカウトメールは少なかった
スカウトメールは企業から3件、エージェントから2件。応募は、企業からの1件のみです。思ったよりも早くスカウトがきたので驚きましたが、希望する条件のものは少なかったです。応募した1社は、面談を2回重ねましたが、最終的に年収や休暇などの条件が合わず、現状まだ話が続いている状況です。
30代|女性
企業からのスカウトメールは1件のみ
受け取ったスカウトメールは、企業から1件のみで、エージェントからは4件でした。そのうち応募したいと思えるものはヘッドハンターからの1件のみで、企業からのスカウトは内容が自分には合っていないのかなと感じて応募していません。応募した1件も条件が合わないと最終的にわかり、内定の辞退にいたりました。
40代|男性
ネガティブな点を反映したスカウトがほしい
自分は転職回数が多く、学歴もそこまでではありません。ビズリーチの職務経歴書にネガティブな情報を書くとスカウトが来ないと感じ書けずにいました。応募してもやっぱり難しいとなると、お互い損だと思います。ネガティブな面も理解してもらったうえで、オファーしてもらえる環境があると嬉しいです。
ビズリーチでプラチナスカウトを増やすための3つのコツ
ビズリーチでの転職活動においては職務経歴書が非常に重要であり、作り込み加減や内容によってスカウトの平均受信数は大きく変化します。
ビズリーチでプラチナスカウトの数を増やすには、次の3つのコツを意識しましょう。
コツ1.職務経歴書を定期的に更新する
ビズリーチに登録している自分の職務経歴書を定期的に更新することで、採用担当者に検索されやすくなり、プラチナスカウトの受信数増加を狙えます。
企業やヘッドハンターが求職者を検索する際、管理画面では「新しく職務経歴書を登録した順」に見えるようになっています。
つまり、頻繁に更新したほうが上位表示される頻度が上がります。採用担当者の目に留まりやすくなるのです。
いくら職務経歴書の中身が優れていたとしても、まず採用担当者から認知されなければ良い求人は届きません。
少なくとも月1回はログインし、マイページから情報を更新することをおすすめします。
32歳|女性
豊富な業務経験と汎用性あるスキル・年齢が鍵に
ビズリーチでは個人営業・法人営業の仕事内容や成果を、職務経歴書に余すことなく記載しました。資格を取得していなかった分をカバーできるよう、仕事で得た経験を記載するよう心がけました。汎用性のある営業職だったこと、たまたま年齢がマッチしたことも、スカウトをたくさんもらえた要因かと思います。
コツ2.履歴書や職務経歴書に検索キーワードを散りばめる
ビズリーチに登録する履歴書や職務経歴書には、検索機能に引っかかりそうなキーワードを散りばめておきましょう。
採用担当者が求職者を探すとき、「インサイドセールス」や「AI」など求める人材が持っていそうなスキル・経験を検索機能に入力して検索します。
そうした検索キーワードをうまく盛り込むことが、プラチナスカウトを増やすためのコツの一つです。
その裏付けとして、ビズリーチでは毎年「レジュメ検索トレンドランキング(※)」を発表しています。これは企業やヘッドハンターが職務経歴書を検索したときに、どのキーワードでの検索が多かったかをランキングにしたものです。
2022年は「開発要件定義」が1位となり、DX実現のためのビジョンとITの現場の橋渡しとなる人材のニーズや、2位の「エンタメ」からは、新しいビジネスを創造するエンタメDXの需要が増えたことがわかります。
2023年は「開発」、「Java」、「AWS」といったDX関連のキーワードが上位を占め、DX関連求人数が2020年比で6.7倍に上りました。
多くの求職者の中から自分にプラチナスカウトを送ってもらうためには、検索キーワードの記入がいかに大切かわかるのではないでしょうか。
※出典:レジュメ検索トレンドランキング2022、レジュメ検索トレンドランキング2023
職務経歴書の数値化・定量化も大切
プラチナスカウトを送る側に経験・スキルをわかりやすく伝えるためにも、ビズリーチの職務経歴書は数値化・定量化して具体的に記載して登録することをおすすめします。
- 経験した職務の要約
- 携わったプロジェクトの要約
- スキル
- 資格
- 希望年収
- 希望業界
- 職種
- 勤務地
ただし、注意点として、メイン業務としていなかったり、未熟だったりするスキル・経験を、検索ワードとして散りばめるのは避けるべきです。
有識者へのインタビュー調査によれば、「勉強中」程度のレベルだと、企業のニーズに応えられず、入社後に厳しさを感じることになる可能性もあります。
出典:ビズリーチ公式サイト「職務経歴書サンプル(職種別)」30代|男性
具体的かつわかりやすく書きつつ高望みはしない
ビズリーチの職務経歴書については「実績をわかりやすく記載」、「自分の得意業務を明確化(電力小売や投資業務など)」、「TOEIC900点超えや電力系難関資格などの資格をアピール」という部分に力を入れました。ただし希望年収やその他の条件は、特段高望みな記載をしないことが大切だと思います。
29歳|男性
業務経験・資格を明確化しつつアピール
高卒で学歴が乏しい代わりに能力・経験を詳しく書いたり、独学で取得したFP・簿記・電気工事士・衛生管理しなどの資格を記入したりしてアピールしました。ビズリーチでさまざまな職種のスカウトがくるように努力しました。年収については無理せず、現在と同じくらいの額を希望で出しています。
コツ3.転職理由と希望条件を目立つ場所に記載する
転職理由や希望条件など「転職に求めるもの」については、採用側が見つけやすいよう、ビズリーチの職務経歴書の目立つ場所に記載しましょう。
具体的な箇所は、文章の上部などです。プラチナスカウトの内容と、求職者側の希望とのミスマッチを防ぐためです。
企業やヘッドハンターは、職務経歴書の内容のうち部分的にでも採用条件と合致するとプラチナスカウトなどのオファーを送る傾向があります。
そのため上のほうにわかりやすく希望条件を書いておけば、希望に合う案件を持つ企業やヘッドハンターの目を引き、マッチング度が高い求人を紹介してくれる確率を上げられるでしょう。
ただし、「こう書いたほうが受けが良いから」と嘘を書いてしまうと、面接時や入社後にトラブルが発生する可能性が高くなります。
ビズリーチとの併用におすすめのハイクラス向け転職エージェント3選
ビズリーチの優れたサービスに加え、他の転職サイトに登録しサービスを併用することで、より多くの求人を確認できます。
ここからはビズリーチにも劣らない、併用におすすめのハイクラス向け転職エージェントや転職サービスを3つ紹介します。
転職サイト名 | 公開求人数 | 特徴 |
---|---|---|
リクルートダイレクトスカウト | 362,115件 |
|
JACリクルートメント | 非公開 |
|
doda X | 60,486件 |
|
(2024年11月現在)
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトは、人材大手である株式会社リクルートが運営するハイクラス向け転職スカウトサービスです。
年収数千万円・エグゼクティブレベルの案件や、専門性の高いヘッドハンターのサポートなど、ハイクラス転職向けにふさわしいサービスをそろえています。
ビズリーチと違って有料プランはなく、登録審査もないので誰でも気軽に登録できます。
ビズリーチと同様にハイクラス向けのスカウトを受け取りたいなら、リクルートダイレクトスカウトの利用がおすすめです。
JACリクルートメント
JACリクルートメントは、2019~2024年度のオリコンランキング(転職エージェント)のハイクラス・ミドルクラス部門で1位(※)を獲得した転職エージェントです。
東証プライム市場上場の企業が運営しており、支援実績約43万人(1988年からの累計実績)を誇ります。
取り扱い求人は管理職や技術・専門職に特化し、年収600万円以上のものが多数。外資系企業への転職にも強みをもっています。
JACリクルートメントはエージェントサービスです。専門性高い専任のコンサルタントが、あなたの転職活動をサポートしてくれます。
ただし、ビズリーチのヘッドハンターのようにエージェントを自分から選べないケースが多いので、得意分野や性格などについて希望があれば事前に伝えておきましょう。
※出典:オリコン顧客満足度ランキング「ハイクラス・ミドルクラス転職 総合ランキング」doda X
doda Xはハイクラス向け転職支援サービスです。企業から直接スカウトが届く企業スカウトサービスと、ヘッドハンターからスカウトが届くヘッドハンティングサービス、自分で求人を検索して応募する求人紹介サービスが利用できます。
取り扱い求人の年収額やポジションは、ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトと並んで最高クラスです。
また、別途で有料サービスの「doda X キャリアコーチング」を活用すれば、ハイクラス転職に強いキャリアサポーターがキャリア相談に対応してくれます。
質の良い求人を求め、かつさまざまなサービスを利用したい方は、doda Xへの登録がおすすめです。
あわせて読みたい
その他のハイクラス転職におすすめの転職サイトについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
ビズリーチのプラチナスカウトに関するQ&A
有識者からのインタビューなどをもとに、ビズリーチのプラチナスカウトに関するQ&Aをまとめました。
- プラチナスカウトは書類選考がないのは本当?
- 興味のない企業のプラチナスカウトも無視せず返信すべき?
- プラチナスカウトに応募したのに返信が来ないのはどうして?
- プラチナスカウトへのメールの返信例は?
- プラチナスカウトで送られてきたけどカジュアル面談って何?
- エクスクルーシブスカウトとプラチナスカウトの違いは?
Q.プラチナスカウトは書類選考がないのは本当?
プラチナスカウトでも、書類選考がある場合があります。
企業からの届くスカウトメールは、すでに求職者が公開している職務経歴書をチェックしたうえで採用担当者が送られています。企業スカウトの場合は、書類選考は省略しすぐ面談・面接へと進みます。
一方、ヘッドハンターからのスカウトは書類選考があります。ヘッドハンターが求職者を面接したうえで企業へ紹介するため、企業側の書類選考があらためてあるからです。そのため、書類選考で落とされるケースもあります。
Q.興味のない企業のプラチナスカウトも無視せず返信すべき?
ビズリーチで受け取ったスカウトについて、企業にも求人にも興味がない場合は返信しなくてもOKです。
ポイントとして、求人の職務内容には興味がなくても企業名に興味がある場合は、返信してその旨を伝えておけば、異なる職務の求人をもらえる可能性が高くなります。
逆に2、3回連続で送られてきて困っているときは、「送らないで結構です」と返信すると届かなくなります。
なおビズリーチが実施した会員アンケート(2022年2月※)では、「内容が希望に合わない」「機械的だと感じた」などが、返信しない理由として挙げられました。
※出典:ビズリーチ公式サイト「たくさん届くヘッドハンターからのスカウト、どんな基準で返信している?」Q.プラチナスカウトに応募したのに返信が来ないのはどうして?
企業やヘッドハンター側が選考や調整に忙しいか、すでに他の求職者に内定が決まっているといった状況が考えられます。
ビズリーチでプラチナスカウトに応募すると、企業やヘッドハンターから5営業日以内に返信(応募翌日が1営業日目)がくるのが原則です。
もし1週間を過ぎても連絡がない場合は、電話またはメッセージ機能で直接コンタクトを取りましょう。
それでも返信がなく無視されてしまうときは、ビズリーチの問い合わせフォームから連絡してください。
Q.プラチナスカウトへのメールの返信例は?
ビズリーチのプラチナスカウトへのメール返信例について、応募するケースと相談するケースの2種類を解説します。
応募するケース
〇〇株式会社
採用担当〇〇様
初めまして。
〇〇と申します。
この度はスカウトメールをお送りいただき、誠にありがとうございます。募集内容を拝見したところ、(事業内容や職種など)について大変魅力的だと感じました。
私の職務経験やスキルであればお力になれると思い、早速応募させていただきます。これまでの(職務経験やスキルなど)を活かし、貴社のプロジェクトの貢献させていただければと考えております。
ぜひ一度、面接の機会を設けていただければと思います。
お忙しいところ恐縮ではございますが、今後のスケジュール等をご検討いただければ幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
相談するケース
〇〇株式会社
採用担当〇〇様
初めまして。
〇〇と申します。
この度はスカウトメールをお送りいただき、誠にありがとうございます。募集内容を拝見しました。(事業内容や職種など)について、大変魅力的に感じました。
ぜひ応募したいと考えておりますが、少し確認させていただきたい事項がございます。
勤務地が東京もしくは大阪となっておりますが、採用いただいた場合は私の希望勤務地を考慮していただくことは可能でしょうか?
以上、ご検討いただけると幸いに存じます。
お手数ではございますが、ご返信のほど、何卒よろしくお願いいたします。
プラチナスカウトに返信する際は、「お礼を添える」「件名は変えない」「早期返信を心がける」を意識しましょう。
Q.プラチナスカウトで送られてきたけどカジュアル面談って何?
ビズリーチのプラチナスカウトで見られるカジュアル面談とは、求職者と採用担当者・経営陣の情報交換や顔見せなどを目的に行われる気軽な面談のことです。
一般的には、この面談で採用の合否が決まることはありません。あくまでお互いを知ることが目的になります。
とはいえカジュアル面談で相性が良ければ、選考のプラスになることは間違いありません。カジュアル面談でお互いが気に入れば、内定に近づける可能性があります。
ただし気軽さの度合いも企業によって異なり、ときには本番の面接に近いカジュアル面談が行われるケースも存在します。
カジュアルだからと気を抜かず、あくまでビジネスの場という意識を忘れないようにしましょう。
Q.エクスクルーシブスカウトとプラチナスカウトの違いは?
ビズリーチのエクスクルーシブスカウトとは、プラチナスカウトを超える特別なスカウトのことです。
利用者がビズリーチのトップページを開いた瞬間に、エクスクルーシブスカウトと記載されたメールがポップアップで表示されるようです。
このスカウトは限られた求職者のみが開封でき、また限られたヘッドハンターのみが送れます。ヘッドハンターがどうしても会いたい求職者のみに送る、開封率100%のスカウトメールです。
ビズリーチのプラチナスカウトに関するまとめ
ビズリーチのプラチナスカウトとは、企業の面接・ヘッドハンターとの面談が確約された特別なオファーです。
採用側の送信数が限られているため貴重で、応募すれば内定につながりやすいスカウトとなっています。
面接・面談が確約な点や、料金無料のプランでの閲覧が可能な点が、通常スカウトにはないプラチナスカウトの特徴です。
プラチナスカウト | 通常*スカウト | |
---|---|---|
受け取れる人 | 登録者すべて | 有料会員のみ |
送り主 | 企業 ヘッドハンター |
ヘッドハンターのみ |
面接・面談 | 企業からなら企業との面接・面談確約 ヘッドハンターからならヘッドハンターとの面談確約 |
原則として書類選考あり |
*2024年4月時点で通常スカウトの送信機能は停止しています。(参考:ビズリーチ公式サイト「スカウトを受け取る」)
ビズリーチのプラチナスカウトを活用して転職活動を効率的に進めましょう。
通常スカウトは、ヘッドハンター側の費用負担がないため、いわゆる「ばらまき」スカウトメールです。たくさんの求人が見られる反面、内定率は決して高くはありません。しかし、プラチナスカウトは企業やヘッドハンターが有料プランを利用してメールを送っているので、相手を慎重に選んでいます。そのぶん、内定につながりやすいといえるでしょう。