看護師転職の面接で聞かれること5選と回答例文|中途採用の逆質問と服装をアドバイス

看護師転職面接

「看護師の面接でよく聞かれることは何?」
「中途採用が面接で受かる回答例や服装が知りたい」

初めての面接は不安でしょうが、質問は医療機関ごとにほぼ決まっており、受け答えやマナーを心得ておけば心配はありません

この記事では、転職に成功した中途採用の看護師や、看護師専門キャリアアドバイザーによる面接アドバイスをまとめて紹介します。

転職活動で初めて面接を受ける看護師、転職自体が不安で面接に緊張している看護師はぜひ参考にしてみてください。採用面接前に準備しておくことがわかります。

この記事で書かれていること

  • 一般的な面接の流れと所要時間
  • 看護師の転職面接でよく聞かれる質問と回答例文、逆質問例
  • 面接に失敗して落ちた看護師の口コミ・体験談
  • 面接前の準備と、面接当日に気を付けること

以下の看護師転職サイトは、担当キャリアアドバイザーがていねいに面接指導や対策を行ってくれます。転職面接が不安な方は、看護師転職サイトの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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※当サイトは口コミの一部を掲載しています。

目次

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看護師の転職面接でよく聞かれる質問TOP5

看護師が転職の面接で聞かれる質問TOP5

転職経験のある看護師を対象としたアンケートを元に、看護師の転職面接でよく聞かれる質問TOP5と、その体験談をまとめました。

1位 志望動機に関する質問

看護師の面接で一番多く聞かれるのが志望動機に関する質問です。

面接官が志望動機を聞く意図

  • 面接のためにどれだけ準備をしてきたかを確認したい
  • 応募先の医療機関施設の業務をどれだけわかっているかを確認したい

志望動機の内容を糸口に採用担当者は話を広げて質問するため、アイスブレイク的な定番質問とも言えます。裏を返せば、質問してほしいこと・聞いてほしいことを志望動機に盛り込めば、面接の質疑応答がスムーズに進められるでしょう。

また、看護師転職サイトを通しての応募者は、直接応募に比べて志望の熱量が低いと判断されがちです。志望動機には、採用担当者が触れたくなるキーワードを盛り込み、話を広げて転職意欲をアピールするといいでしょう。

総合病院の混合病棟から有料老人ホームへ転職

病棟勤務を通して老年看護に興味が増した

前職場を退職した理由を質問されたので、病棟で働いてきた中で私自身、老年看護がとても好きで、老人ホームなら病棟よりもさらにじっくり一人ひとりと向き合って看護ができると思って志望したとお伝えしました。

大学病院の呼吸器内科から民間病院のオペ室へ転職

学生の頃からオペ室志望である強い思いを伝えた

内科病棟とは畑違いとなるオペ室希望の志望動機を聞かれました。学生の頃からオペ室志望でしたが、患者から手術室での時間をほとんど覚えていないと聞くことが多く、その恐怖や不安を取り除きたい、新しい分野だからこそ積極的に勉強をして急性期看護へ繋ぐスキルを身に付けたいとお話ししました。

大学附属病院の手術室から透析外来クリニックへ転職

家族の病歴をきっかけに患者の生活面もサポートしたい

どうしてクリニック、それも透析外来を志望したのか質問されました。大学附属病院を退職したのは結婚による引っ越しのためですが、透析外来クリニックを志望したのは祖母が透析治療を受けおり、もともと身近に感じ興味を持っていたこと、その分患者様の生活面もサポートしていけるところに魅力を感じたからと説明しました。

同率2位 転職理由に関する質問

転職理由に関する質問は、2番目によく聞かれる質問です。

面接官が転職理由を聞く意図

  • うまくいかないことを他人の責任にする傾向がないか確認したい
  • トラブルが理由で退職していないかを確認したい

あらかじめ職場ごとに退職理由を整理し、採用側が不安に感じない説明ができるように準備しておくことが求められるでしょう。

これまで経験したすべての勤務先について辞めた理由を聞く面接官もいますが、最近は転職回数の多い看護師が増えたため、前職からの転職理由しか聞かない病院・施設も増えてきているようです。

総合医療センターの整形外科病棟から特別養護老人ホームへ転職

退職理由が体調不良なら現在は健康であることをアピール

今後スキルアップを考えるならもう一度病棟勤務の方が良いのではないか?と転職理由を聞かれ、病院での勤務では夜勤と仕事内容の過密さから体調を崩したことがあり、それがきっかけで退職したことをお話しました。現在は勤務に問題なく体調も回復しており、数年ブランクがあるためまずは介護業界で知見を広めつつ、無理なく看護職へ復帰したいと説明しました。

公立病院の脳神経外科・神経内科病棟から呼吸器科の病院へ転職

転職理由をきっかけに未経験の科に挑戦したい気持ちを伝える

公立病院で他の科も経験したいと思い異動希望を出したが、なかなか叶わなかったことから転職を決めた経緯をお話ししました。内科系の看護を通し自分はゆっくり患者さんと関わるのが向いていると思うので、未経験ですが呼吸器内科を希望したいこと、抗がん剤治療の看護も学びたいと思っていますとお話ししました。

市立病院の内科・小児科病棟から内科・消化器内科クリニックへ転職

前職場に対して感謝の気持ちを転職理由に盛り込む

総合病院では新卒時代からさまざまな知識や技術の習得、経験をさせてもらいやりがいを持って3年間働きましたが、今後はクリニックで患者さんとの関わりを通して地域医療に貢献できればと思い転職を希望しました。クリニックでの業務や忙しさは未経験で理解の届かないところもありますが、新たな知識を身に付けながら早く他の看護師さんの力になれるよう頑張りたいですとお伝えしました。

同率2位 経歴やスキルに関する質問

履歴書や職務経歴書に沿って、看護師としての経歴に関する質問も面接では多く聞かれます。

面接官が経歴やスキルを聞く意図

  • 求めるスキルや経験を備えているかを確認したい
  • 経歴に嘘や空白期間がないかを確認したい

転職回数が多かったり短期退職があったりすると省略したくなることもあるでしょうが、経歴は正直にすべて記入しましょう。

ただ、転職理由と同様に、以前はこれまでの勤務先すべてに関して質問する医療機関が多かったようですが、最近は、必要な経験やスキルを応募者が持っているかどうか過去の経歴で確認する程度だそうです。それ以外の経歴に関しては、特に触れないケースが増えているようです。

公立総合病院の産婦人科から産婦人科クリニックへ転職

臨床経験やスキルの浅さを正直に伝えた

前職では病棟勤務でしたが分娩介助件数は10件と少なく、まだフォローが必要な状態で、外来業務や手術室経験はほとんどない状態の転職でした。クリニックは即戦力を求めていると理解はしているが、積極的に相談・質問などし早く業務を覚えて役に立てるよう頑張りたい気持ちを伝え、一から指導をお願いしたいとお話しました。

国立病院機構重症心身障害病棟から老人保健施設へ転職

バイト経験や前職場の経験を活かした看護を強調

学生時代に介護施設で働いた経験があり、看護師としてより知識を活かしたいと思い看護師の資格を取得したこと、在宅復帰に向けて利用者の日常生活を援助したい思いから老健を選んだことをお話しました。前の病院では、重症心身障害病棟にて全介助の患者さんたちの生活全般の援助と検査の介助などを行っていた経験を役立てたいと面接でお伝えしました。

4位 長所・短所など自己紹介・自己PRに関する質問

医療機関・施設の中には、面接の一番最初に自己紹介や自己PRの時間を設けているところがあります。

自己PRを通して知りたいこと

  • 人と接したり話したりする際の表情はどうか?
  • コミュニケーション能力は高いか?

医療機関もある種のサービス業ですから、接した相手に良い印象を与えられるか、笑顔で接することができるかを自己紹介・自己PRで確認しています。

経歴と志望動機を一方的に長々と話すのではなく、的確かつコンパクトに伝えられるかでコミュニケーション能力を計っています。

大学病院から赤十字血液センターへ転職

子育てとの両立や給料が下がることについて質問

子どもがまだ小さく保育園に預けながらの勤務となることをお話ししたところ、血液センターは大学病院の勤務より仕事は楽にはなりますが、とても給料は安くなるけれど大丈夫ですか?とご心配いただきました。夜勤のないことが志望動機で、共働きなので生活は大丈夫だと思いますとお伝えしました。

大学病院の脳神経外科から総合病院の外来へ転職

結婚予定の話からシフトや残業に関しての質問に

結婚予定であるパートナーの転勤に伴う引っ越し・転職であることを伝えると、働く時間について早番や残業は可能かどうか聞かれました。もともと8時間勤務できる病院を探しており、早番も遅番も可能で何時まででも大丈夫であることをお話しました。

5位 今後の働き方や将来の展望に関する質問

今後の働き方や将来の展望について質問する面接官は、以下の2点をチェックしたいと考えています。

面接官がキャリアプランについて聞く意図

  • 長いスパンで勤務してくれるか確認したい
  • 看護師としての明確なキャリアプランを持っているかどうか知りたい

今後の働き方について質問されるのは30%〜40%と決して多くはありません。ただし「子どもが中学生に上がるタイミングで夜勤も可能になります」「○年後に認定看護師となるため臨床経験を積みたい」など具体的な回答で、すぐ辞めないしっかりした看護師ほど好印象が持たれます。

国立病院の内科から個人病院の外来パートタイムへ転職

前職で叶わなかった看護を実現したいと具体的に伝える

今後どのように働きたいかなど質問されたので、地域医療に密着した病院でより幅広い知識と経験を積み、今までの経験を活かしつつ国立病院の急性期病棟では叶わなかった患者様に寄り添った看護を日々謙虚に学んでいきたいと考えていますとお話しました。

個人総合病院の産婦人科外来から個人総合病院の療養型病棟へ転職

院内保育所の利用で常勤可能であることを強調

子育てと両立しながら今後どのように仕事をしていきたいかとの質問をいただいたので、常勤希望ですが子どもがまだ小さいうちは他のスタッフに迷惑がかからないよう、ある程度人員が確保された部署に配属してほしいこと、院内保育所を利用したいこと、入園可能ならすぐにでも働ける旨を伝えました。

職場・状況別|キャリアアドバイザーの模範回答例文

施設の種類や、求職者の状況によって面接で聞かれる内容は異なります。よく質問される内容とおすすめの回答例文を、大手看護師転職サイトの現役キャリアアドバイザーが教えてくれました。

総合病院からの転職でよく聞かれることは?

病院の人事担当者が面接でする質問は、前出の質問ランキングの上位に入る標準的な内容となります。

質問:当院を志望する動機をお聞かせください。

回答例文:認知症認定看護師を目指しているため、認知症の各期に応じた看護が学び実践できる場として、専門性の高い貴院でぜひ働きたいと思い志望しました。特に、患者様一人一人のニーズを大切にする貴院の理念に沿った看護に務めてまいりたいと考えています。

質問:前職を辞められた理由は何ですか?

回答例文:自分自身が専門として進みたい診療科があり以前より異動を希望していましたが、総合病院ということで人員配置の難しさなどがあり、なかなか叶わなかったためです。

クリニックの採用面接でよくある質問と回答例文

クリニックは、少ない人数で回しているところがほとんどなので、急なお休みや早退が少ない看護師を採用したいと考えています。そのため、家庭環境や家族構成、育児や介護の有無などの質問が多いです。

質問:お子さんはいらっしゃいますか?何歳ですか?

回答例文:子どもは保育園児と小学生の2人です。まだ小さいので、突然熱を出したり具合が悪くなったりなどもありますが、実家が近く両親も健在なので、勤務に影響が出ないよう家族の協力が得られる予定です。

美容クリニックの採用面接でよくある質問と回答例文

美容クリニックの看護師には、医療行為より丁寧で細やかなサービスが求められるため、接遇に関する考え方や経験に関する質問が多い傾向にあります。

質問:今までアルバイトなどで接客経験はありますか?美容クリニックは医療よりサービスの提供になりますが大丈夫ですか?

回答例文:学生時の経験ですが、飲食店のアルバイトで接客経験があります。自分自身、以前からサービス業に興味があり、接遇を大切に考えていらっしゃる御社の理念に大変共感しました。

介護施設の採用面接でよくある質問と回答例文

介護施設の面接では、医療行為より介護業務が増える職場であるなど病院やクリニックとのギャップをどこまで理解しているかの質問がされます。

質問:医療行為はほとんどなく、場合によっては介護業務に当たっていただくこともありますが問題ありませんか?

回答例文:以前より、患者様の生活全般を通してQOLを上げる看護をしたいと考えておりましたので、医療行為だけではなく介護の側面からも支えていきたいと思っています

訪問看護の採用面接でよくある質問と回答例文

訪問看護ステーションの面接では、看護師自身の人柄に触れる質問や患者の住まいでの処置に対応できるかといった質問がされます。

質問:どうして訪問看護に転職しようと思ったのですか?処置を行うのは患者様のお住まいになりますが抵抗はありませんか?

回答例文:以前より、終末期医療に携わりたいと考えており訪問看護を志望しました。患者様の生活の場で医療に当たる在宅医療で、お一人お一人と向き合いながら長いスパンで支えていきたいと考えています。

保育園・学校の採用面接でよくある質問と回答例文

学校や保育園の看護師は、介護施設や訪問看護よりさらに医療行為は少なくなるので、そのギャップに対応できるかの質問が多くなります。

質問:保育園を志望した理由を教えてください。保育をお手伝いいただく場合もありますが問題ありませんか?

回答例文:私自身子ども好きで、自身の子育て経験を生かせる場として保育園の看護師を志望しました。保育園に勤務する看護師の知人からも業務内容など聞いておりますので、保育士さんたちと協力しながら務めてまいりたいと思います。

企業の採用面接でよくある質問と回答例文

企業内医務室の看護師は、企業看護師もしくは産業看護師と呼ばれます。社員の健康を保つ予防医療を担う側面もあるため、専門の診療科に関する質問が多い傾向にあります。

質問:企業看護師を志望する動機と、内科経験や予防医療に関するご経験をお聞かせください。

回答例文:急性期病院の内科病棟での勤務経験から予防医療の重要性を知り、治療より予防に携わっていきたいとの思いから転職を考えました。その後、衛生管理者の実務経験を積み、労働衛生コンサルタントの資格も取得しました。企業看護師は未経験ですが、これまで積み重ねてきたことを御社で活かしたいと考えております。

第二新卒・臨床経験なしの採用面接でよくある質問と回答例文

コロナ禍が長引くなか、看護師の採用にまで手が回らない病院が多く、新卒入職から1年以内で退職した第二新卒や臨床経験なしの看護師の転職は非常に厳しい状況です。

第二新卒・臨床経験なし特有の質問はありませんが、志望動機や転職理由を聞かれた際に熱意や思いを伝えることで採用に結びつくケースが多いと言えます。

質問:当院を志望した動機を教えてください。

回答例文:看護学生の時から○○を専門としてキャリアを積んでいきたいという思いが強く、貴院の理念に強く共感したと同時に、○○専門病院ということで多くの症例に接する機会を得られると考え志望しました。看護師としての経験は浅く力不足であるとは存じますが、努力してまいりたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

質問:前職を退職した理由を教えてください。

回答例文:○○を専門とした看護師としてキャリアを積み、ゆくゆくは認定看護師、専門看護師を目指したいと考えています。前職は総合病院ということもあり、希望の診療科への配属が叶わず、異動も頻繁にあることから専門へ進むには難しい環境であると考え退職いたしました。

未経験の採用面接でよくある質問と回答例文

経験のない職場や診療科へ転職する場合、志望動機を重点的に質問されます。

質問:前職は病院の病棟勤務ですが、未経験のオペ室を希望される理由を教えてください。

回答例文:学生の頃からの志望であるオペ室での経験を積みたいと強く思い転職を決めました。前職の大学病院では内科病棟での経験しかありませんが、そこで培ったコミュニケーション力を手術室でのチーム医療に活かし、患者様の恐怖や不安を取り除くサポートも担っていきたいと考えています。

ブランク看護師の採用面接でよくある質問と回答例文

ブランクのある看護師が復職する場合は、現在の状況だけではなく、近い将来の現実的なビジョンを織り交ぜた回答が求められます。

質問:○年間のブランクがありますが、復職してからどう働いていきたいか具体的な希望はありますか?

回答例文:子育てのためしばらく看護職から離れていましたが、看護師という仕事にやりがいを感じています。まだ子どもが小さく日勤のみの希望ですが、将来的には常勤で夜勤も務めたいと考えています。

20代・30代・40代以上など年代別の採用面接でよくある質問と回答例文

20代の看護師と30代や40代以上の看護師とでは、面接での質問内容が変わります。

20代の看護師には志望動機や将来のビジョンに関する質問が多いのに対し、30代・40代以上の看護師は家庭環境や家族のこと、勤務できる日や時間など、年齢が上がるにつれ条件面での質問が大きな割合を占めるようになります。

20代の採用面接でよくある質問と回答例文

質問:当院を志望する動機をお聞かせください。

回答例文:前の職場は病床数も少なく経験できる処置やケアが限られていたので、3次救急を担う病院で自身の看護の幅を広げたいと思い志望しました。一つ一つの知識を確実に身につけ、近い将来としてはリーダー業務を責任を持って務められるよう頑張っていきたいと思います。

30代や40代以上の採用面接でよくある質問と回答例文

質問:親御さんが同居とのことですが、もし介護が必要になった場合、仕事との両立はどのように考えていますか?

回答例文:まだ介護が必要な状況ではありませんが、将来的に親のサポートが必要になった場合のことを兄弟とも話し合っています。幸い兄弟や親戚が近くに住んでいるので、お互い協力し合いながら勤務は続けられると考えています。

パート・アルバイトの採用面接でよくある質問と回答例文

正社員の面接では志望動機や転職理由などしっかり質問されますが、パートやアルバイトの採用面接では、志望動機より働ける時間帯や休みの希望・頻度に関する質問が多くなります。

質問:勤務できる曜日や時間帯、お休みの希望があれば教えてください。

回答例文:扶養範囲内での勤務を希望しているため、週3日程度でお願いできれば助かります。曜日の希望は特にありません。ただ、子どもの学校行事などでお休みをいただく場合があるかと思いますので、その際は早めにご相談させていただければ助かります。

派遣の採用面接でよくある質問と回答例文

派遣看護師の面接は形だけということが多く、面接の時点でほぼ内定していたというケースは少なくありません。そのため、業務内容や条件の確認程度の質問となる場合が多いようです。

質問:外来の日勤のみをご希望ということで間違いはありませんか?業務内容に関して何かご質問はございますか?

回答例文:外来の日勤のみの勤務でお願いできればと思います。1日あたりの患者数と対応にあたる看護師の人数や、残業の有無などを教えていただければ助かります。

面接での心構えと受け答え時の成功ポイント

上記の回答例文を教えてくれたキャリアアドバイザーに、面接における受け答え時の成功ポイントや心構えを聞きました。先ほどの例文とあわせて参考にしてみてください。

退職理由は短く簡潔に1分程度で答える

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転職理由を聞かれた際は、結論と補足で1文程度短く簡潔に伝えるようにとアドバイスしています。長々と話してしまうと、言い訳がましい印象を面接官に与えてしまうからです。

第二新卒の志望動機は厚めに

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厳しい第二新卒の転職には志望理由を厚めにしましょう。看護師の転職が売り手市場だったのはコロナ以前の話で、今は面接でも4人に1人は不採用になります。特に第二新卒や臨床経験なしの転職は厳しいので、面接対策として志望理由を厚めにして就業意欲を見せるよう指導をしています。

結婚や家族構成など、踏み込んだ質問が多いことを心得る

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看護師専門キャリアアドバイザー

特にクリニックの面接では、家庭環境や家族構成など個人的な事情に踏み込んだ質問をされるケースが多いです。急なお休みの可能性を心配しての質問ですが、看護師さんによっては気分を害する方もいらっしゃるので、面接前にあらかじめ伝えるようにしています。

美容クリニックでは理念への共感を盛り込むと模範回答に

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美容クリニックは、医療施設というより美を提供するサービス業という側面が強いため、看護師にはエステティシャン的な役割が求められます。そのため、面接では理念への共感や企業拡大を盛り込んだ回答が好まれます。

介護、訪問看護の面接では逆質問をしっかりと

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病院やクリニックに比べ、介護施設の面接官は面接慣れしていない印象です。質問が少なく施設説明で終わってしまうケースも多いので、例えば看護師の人数や介護を負担する割合など気になること・不安なことは自分から面接時に質問することをおすすめします。


介護施設と同様、訪問看護ステーションも面接での質問が少ない傾向にあります。研修期間やオンコールの有無、担当制かチーム制か、祝日は休みかなど病院・クリニックにはない勤務態勢について面接で質問・確認が必要でしょう。

学校の看護師、企業看護師には経歴が求められる

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保育園と学校とでは看護師に求められる経歴が異なります。学校は教育機関となるので、教育現場での勤務経験を聞かれるケースが多いでしょう。学校の保健室勤務を希望するなら、最初は派遣で勤務する、修学旅行のツアーナースを経験するなど実績を積むことをおすすめします。


学校の看護師と同様に、企業看護師はそれまでの専門や経験が重要視され、さらに採用までの面接回数も多くなります。内科経験者を必須とする企業は多く、さらに派遣などでまずは衛生管理者の経験を積むことをおすすめします。

年齢が高くなるほど未経験への転職はハードルが高くなる

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20代前半での転職なら前職の「色」があまりついていないので、回答例のように180度違う未経験の職場への転職は比較的受け入れられやすいと思われます。
ただし、年齢が高くなるにつれ未経験への転職はハードルが高くなっていきますので、例えば最初は単発や派遣で実績を重ね、面接でその点をアピールするといいでしょう。

キャリアプランは年齢に合わせて盛り込む

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ブランクのある看護師の場合、子どもがある程度大きくなって手が離れるなど数年後の将来、人生のプチビジョンを回答に盛り込むのがおすすめです。採用側は長く安定的に勤務してもらえそうだと安心し、採用計画も見通しやすくなるからです。


一方、ベテラン看護師のキャリアプランアピールはマイナスになることも。ベテラン看護師が面接で20代のように将来のビジョンをアピールしすぎると、現実が見えていないと判断されマイナスイメージを与えることも。


30代・40代以上の看護師はスキルや経験が十分にあるのが大前提となるため、どのような勤務ができるか、家族や家庭の変化で退職や休職となる可能性はないかなど、条件面を重点的に質問されます。

パート、アルバイト、派遣の面接は質問が少ない

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パート・アルバイトは即戦力が求められるケースと、とりあえず人員配置条件を満たすためだけに採用するケースがあります。前者の場合はスキルや経験に関する質問が増えますが、後者の場合は勤務日・時間帯の条件面だけが質問される場合が多いでしょう。


派遣看護師の場合は、あらかじめ詳細な勤務日数や時間、休日など条件を提示したうえでの応募なので、パート・アルバイトよりさらに面接での質問は少ない傾向にあります。
特に介護施設や保育園などは人員配置枠を埋めるためだけの採用というケースもあるので、特にスキルが求められない場合もあります。

面接の逆質問でOKな例文・NGな例文

これから面接に臨む看護師さんの多くが不安に感じているのが、逆質問。「逆質問は何を聞けばいいの?」「逆質問の内容で落とされることはある?」と悩む看護師さんに「できる!」と思われるOKな逆質問例文と「ダメだな…」とがっかりされるNGな逆質問例文をご紹介しましょう。

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看護師専門キャリアアドバイザー
逆質問の内容が印象を大きく左右する

意外に逆質問の内容が採用担当の印象を大きく左右することもあります。
例えば、病院の公式サイトに書かれているようなことを質問されたら「サイトすら見ていないのか」とがっかりしますし、質問は特にありませんと言われると「うちの病院に興味がないか、第一志望ではないのだろう」と受け取ります。
逆質問で合否が決まるケースもあるので要注意です。

「できる!」と一目置かれる逆質問例文

採用担当者は、逆質問タイムを「看護師がどれだけ入職したいかを自己アピールできる最後のチャンス」と考えています。そのため、志望動機や入職意欲、積極性がはっきり伝わる以下の3つの質問をする看護師を「ぜひ採用したい!」と考えます。

企業理念など病院・施設のサイトを読み込んだことがわかる質問

応募した病院・施設のサイトをどれだけ読み込み調べたかがわかる質問は、高い入職意欲が採用担当者に伝わります。

良い逆質問例:貴院のホームページを拝見させていただきました。私自身の看護理念は〇〇なのですが、貴院の△△という企業理念に合う看護ができるでしょうか?

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総合病院の看護師採用担当者
病院のホームページを読み込んだ逆質問は好印象

病院によってはサイト内に看護部や看護師採用に特化したページを作っています。その内容をよく読み込んだうえで、わからないことを聞いてくれる看護師さんは入職意欲が高い印象を持ちます。

病院・施設の研修体制や入職までの事前準備に関する質問

転職先の病院や施設になるべく早く慣れ、活躍できる看護師になるための事前準備や研修体制に関する逆質問は、積極性が感じられ好印象に受け止められます。

良い逆質問例:研修はどれくらいの期間、どのように行われますか?

良い逆質問例:入職までのどのような準備、勉強をしておけばいいでしょうか?

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総合病院の看護師採用担当者
研修や準備の逆質問は入職後の働くイメージができる

即戦力は求めていますが、入職してすぐに他の看護師と同じように働くのは難しいものです。それがわかっていて、研修体制や入職までに準備しておくことなどを逆質問する看護師さんは、自分がどのように働きたいかやキャリアプランのイメージができていると感じます。

どういった看護師が求められているか採用側の立場に立った質問

看護師に必要なのは高いコミュニケーション力と寄り添う姿勢です。逆質問でも、採用側が求める看護師像を理解しようとする内容が評価されます。例えば、入職後の配属先や現在の患者数など具体的な質問をすることで、採用意図をより深く知ることができます。

良い逆質問例:入職した場合は配属はどこになるでしょうか?(病院の場合)

良い逆質問例:患者の人数はどれくらいですか?(クリニックの場合)

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総合病院の看護師採用担当者
配属先や患者数の逆質問は採用側の要望を伝えやすい

配属先や患者数を聞くのは、こちらが求める看護師像を理解しようとしてくれている、具体的に働くイメージをもって質問してくれている、入職を強く希望してくれていると感じます。クリニックで患者数を聞くのは、そこの経営状況を知る一つの目安になるので看護師にとってもメリットになります。

「ダメだな」とがっかりされる逆質問例文

看護師採用担当者によると、逆質問の内容によっては不採用となるケースは少なくないようです。採用担当者に「ダメだな」「がっかりした」と思われる逆質問はどんなものがあるのでしょうか?主に、次の3つがNGな逆質問例となります。

求人票や病院・施設のサイトを見ていないことがわかる質問

求人票や病院・施設のサイトに明記されていることを重複して質問することは、応募先について調べずに面接を受けに来ていると思われ、良い印象は持たれません。

悪い逆質問例:年間の休日日数はどれくらいですか?

悪い逆質問例:子育て支援はどのようなものがありますか?

悪い逆質問例:認定看護師の資格は取れますか?

上記のような質問例にある内容は、求人票や病院・施設のサイトなどに記載されているので、逆質問では避けましょう。

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総合病院の看護師採用担当者
病院のサイトを見ていない=志望意欲が低いと判断

特に、看護師転職サイトを経由して応募されている方の中には、応募先のホームページをまったく見ずに面接を受ける方もいます。サイトに掲示している内容を重ねて質問するのは悪いことではありませんが、「調べてきていないということは、他に志望する病院があるのだろう」と判断します。

人間関係など入職してみないと判断がつかない質問

人間関係や職場の雰囲気、業務に対応するスピード感など、看護師それぞれの感じ方に差があり、入職してみなければわからないことへの質問は、採用担当者も返答に困ります。

悪い逆質問例:前職は人間関係で退職したのですが、こちらでは大丈夫でしょうか?

悪い逆質問例:看護師同士の派閥はありますか?

上記の質問例は、実際に採用担当者が面接で看護師から聞かれ、入職は難しいだろうと判断したケースです。

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総合病院の看護師採用担当者
入職後にしかわからない質問は返答に困る

人間関係が転職理由の看護師さんから「人間関係でうまくやっていけるでしょうか?」「派閥はありますか?」と質問されたことはありましたが、こちらも回答に困ってしまいます。人間関係は入職してみないとわからないですし、派閥は多かれ少なかれどこの病院にもありますから。そういった不安が転職で解消される保証はなかったので、何人か不採用としたことがあります。

給与や夜勤・残業など条件の質問に終始

逆質問は、最後の自己アピールの場であるのに、給与や勤務時間、シフト、夜勤回数など条件の確認や交渉で終始してしまう看護師さんにはがっかりしてしまう採用担当者は多いようです。

悪い逆質問例:求人票には月収目安が〇万円とありますが、希望は△万円です。給料をアップする方法はありますか?

上記の質問は、採用担当者が実際に応募者から聞かれた逆質問です。

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総合病院の看護師採用担当者
逆質問で条件交渉をするのはNG

給料はすでに求人票に明記しているので、納得して面接に来ているはずですが「30万円を35万円にするにはどうすればいいですか?」と逆質問されたことがありました。条件面の交渉は面接の場ではなく、担当コンサルタントを通して行ったほうが印象は良いと思います。例えば、給与保証制度がある病院は前職の収入を考慮するので、その制度があるかどうかの質問はしてもいいと思います。

採用担当者が看護師面接で必ず見ている5つのポイント

看護師の採用担当者は、面接を通して以下の5つのことが知りたいと考えています。

応募した看護師と採用する医療機関にミスマッチがないか?

医療機関の採用担当者が面接で一番知りたいのは、応募した看護師と医療機関にミスマッチがないかどうかです。

採用担当者は、看護師にはなるべく長く気持ち良く働いてほしいと考えています。

しかし、短期間で退職したり、転職を繰り返す看護師は少なくありません。一番の原因は、看護師が求める職場や条件と、採用側が期待する人材や働き方の不一致に気づかないまま入職してしまうことです。

ミスマッチを避けるため、職場見学のあとに必ず感想を聞くようにしている病院もあるようです。

履歴書・職務経歴書の内容に間違いはないか?

看護師転職サイトを介した応募者の場合、採用担当者は事前にキャリアアドバイザーから簡単な経歴が記入された推薦書を受け取っていますが、面接で看護師が持参する履歴書・職務経歴書で正確な経歴を初めて知ることとなります。

面接は30分と時間が限られているので職歴が多い場合は一つ一つ確認することはほとんどありません。ただし、短期間で退職している場合一貫性のない職歴がある場合は、何か特別な理由があるのか面接官は必ず質問します。

看護師がどれくらいの熱意を持って志望しているのか?

看護師の採用面接で必ず質問されるのが志望動機です。

志望動機を聞くことで、面接準備をどれだけしてきたか、医療機関・施設の理解度をはかり、どれだけの熱意をもって志望してくれているかを面接官はチェックします。

求職者は今後、看護師としてどのように働いていきたいか?

入職を希望する看護師が今後、どのように働いていきたいかを知ることで、人事担当者は今後の採用計画や予算を組みやすくなります。

看護師転職サイトや求人サイト、求人広告を利用した場合は人材紹介料や広告掲載料が生じます。そのため、求職者が今後どのように働きたいか、採用コストを回収できるほど長期的な勤務を期待できるかどうかを、採用担当者は面接でチェックしたいと考えています。

社会常識があり同僚や患者とトラブルを起こさない看護師かどうか?

面接でのやり取りを通して、看護師や医師、介護士など同僚とトラブルを起こさない人かどうかを判断していることもあります。

医療職であると同時に人と接する職業でもある看護師は、患者に不快な気持ちや不安を与えない立ち居振る舞いができるかというのも重要ポイントです。

ヘアメイクや服装から始まり、言葉遣い、笑顔で会話ができるか、質問に対して的確な回答ができているかといった社会常識やコミュニケーション能力を確認しています。

面接で看護師が気になること・疑問 Q&A

質問への受け答え以外にも、看護師が面接前に気になることはたくさんあります。ここでは面接に同行することも多いキャリアアドバイザーと、病院の採用担当者に気になることや疑問点を質問しました。

面接官はどういう人なのか?

大抵の場合、面接官は2人体制となります。病院の場合は看護部長と人事権を持つ人(人事部長など)、クリニックの場合は院長と採用面接対応ができる人(クリニックの人事・経営コンサルタントなど)であることが多いです。

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看護師専門キャリアアドバイザー
看護師が面接官となるケースは少ない

面接の場では具体的な給与や手当、休日、夜勤回数など細かな交渉も行うことから、現場の看護師が同席することは少ないでしょう。民間病院やクリニックなどでは、看護師によって雇用条件が違うケースがあり、後々看護師同士のトラブルの原因となるからです。

面接前の職場見学で違和感があったらどうする?

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看護師専門キャリアアドバイザー
職場と求職者のミスマッチを質問でチェック

病院の場合、面接の前に職場見学を30分程度設ける場合が多いので「職場をご覧になっていかがでしたか?」と感想を聞くことが多いです。もし、そこで不安や違和感を持ったとしたら、職場と求職者の間にミスマッチが生じている証拠なので、入職してもらっても短期退職につながるケースが多いからです。

雇用条件の希望はどの程度伝えるべき?

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看護師専門キャリアアドバイザー
現実的な雇用条件を正直に伝えることが肝心

看護師の場合、面接で不採用となることはほとんどないため、細かい雇用条件まで詰めるケースがほとんどです。ここで決まった雇用条件を元に病院側は人員を配置するので、給与や手当の額、夜勤や残業に対応できるか、夜勤やオンコールは月何回まで可能かなど、希望ではなく現実的なところを正直に話してもらいたいですね。

逆質問は必ずしたほうがいいの?

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総合病院の看護師採用担当者
質問はない=興味がないと採用側は受け取る

逆質問はその病院への入職意欲をはかる一つの目安なので「質問はありません」と言われてしまうと、大げさな話、採用側は「この病院にはこれ以上興味がありません」「逆質問をして自分をアピールするほど入職意欲はありません」「この面接をもう終わりにしたいです」と言われているように感じます。

看護師の転職面接にふさわしい服装・身だしなみや持ち物

医療職であると同時に接客業、サービス業である看護師には、清潔感が求められます。面接当日、服装や髪型、メイクなどどうすればいいか迷った際は、清潔感があるかないかで選ぶと安心です。

好印象を与える服装はスーツ

看護師の採用面接の場合、応募する職場によって服装は以下のように変わってきます。

  • 大規模病院や一般企業:スーツスタイルがおすすめ
  • クリニックや介護施設、訪問看護など:オフィスカジュアルも可

もし、服装に迷った場合はスーツを選んでおけば安心です。ただしスーツでも、短すぎるスカートや首回りの開いたカットソー、スカートに靴下は避けた方がいいでしょう。

スーツやシャツの色に迷った場合は、以下を参考にしてください。

 定番OKNG
スーツ
  • 濃紺
  • グレー
  • 原色やそれに近い色
  • パステルカラー
  • 光沢のある色
シャツ
  • 薄いパステルカラー(ピンク、水色など)
  • 薄いピンストライプ
  • 原色など派手な色
  • 目立つ柄

スーツに合わせ、靴も黒や茶、紺色など落ち着いた色のヒールが高すぎないパンプスがおすすめです。

髪型・髪色は清潔感を第一に

髪型・髪色は、相手に与える印象に大きく影響します。

髪型に関しては、肩に髪がかかる長さなら後ろで一つに結びましょう。前髪が長い場合は、ピンで止めるなどして目が隠れないように。髪を耳にかけて顔の輪郭を出すようにすると清潔感がアップします。

髪色は、多少明るい程度なら問題ありません。ただし、金髪に近い色や、他の色に染めている場合は、暗い色に染め直したほうがいいでしょう。以前ほど髪色に関しては厳しくなくなりましたが、採用担当者の「黒に近い方が印象は良くなります」というのは変わりません。

表情を明るく見せるメイク

面接時のメイクは、勤務時と同様にナチュラルメイクがおすすめです。逆に、面接だからきれいに見せようと力の入ったメイクはやり過ぎになってしまうことも。主なOKメイク、NGメイクは以下の通りです。

面接OKのナチュラルメイク

  • マットなブラウンベースのアイシャドウ
  • 眉は元の形を活かした自然な形
  • 透明マスカラ
  • 薄い色味のリップ など

面接NGのやり過ぎメイク

  • ラメや色味の入ったアイシャドウ
  • 濃く長いアイライン
  • つけまつげや濃いマスカラ
  • 色味の強い口紅
  • カラーコンタクト など

ただし、ナチュラルメイク=ノーメイクではありません。ノーメイクでは顔色がくすみ表情も明るく見えませんし、社会人の礼儀としても良い印象を持たれないでしょう。TPOに合ったメイクを心がけることが大切です。

特徴的なアクセサリーやネイル

面接のときは、マニキュアやネイルアートを落とすのを忘れずに。爪も短く切り、手元から清潔感をアピールしましょう。

また、面接だからといってアクセサリーを付けていくのも厳禁です。ピアスやネックレス、華美な指輪などをしていたら「勤務中でもはずさない人かも」「勤務の際に取り忘れるのでは?」という印象を与えてしまいます。

勤務時と同様につけたとしても最低限のもの、結婚指輪程度としましょう。

カバン

前出の持ち物を収納するカバンとしておすすめなのは、履歴書や職務経歴書、看護師資格証明書のコピーなどを折らずに収納できるA4サイズのカバンです。

服装がスーツなど落ち着いた色味なので、カバンも同じように派手な色のものは避け、黒、茶、紺色などがおすすめです。ブランドロゴが大きくプリントされているようなものも持参しない方がいいでしょう。

A4サイズであればかっちりしたビジネスバッグの必要はありません。トートバッグなどでも代用できます。

転職面接中に求められるマナーや気を付けるポイント

面接へ臨むにあたり、気を付けるべき3つのポイントをそれぞれ詳しくご紹介しましょう。

常識ある社会人の基本を踏まえマナー違反を避ける

たった30分の面接の間でも、社会人として当然知っておくべきマナーや常識が試される場面はたくさんあります。

面接時に気を付ける行動

  • スーツの上に羽織ったコートやジャケットは建物入り口で脱ぐ
  • 先に面接室で待つ場合は、下座の席の横に立ち待機する。
  • 面接官が先に待っている場合の入り方は、3回ノックをして「どうぞ」という声を待ち「失礼します」と入室する。
  • 面接官にイスをすすめられてから着席する。
  • 面接終了時には、お礼を伝えつつ会釈をする。
  • 退室の際は、ドアの前で「失礼します」と再度会釈し静かに部屋を出る。

マナーを気にするあまり硬くなってはいけませんが、何がマナー違反になるのか、社会人としての基本ルールは知っておきましょう。

ポジティブな言葉遣いや正しい敬語を使う

看護師は患者やその家族と接する仕事ですから、医療職であると同時に接客業でもあります。

尊敬語や謙譲語、丁寧語といった敬語が正しく使えなかったり、相手に不快感を与えるネガティブな言葉がつい出てしまったりする場合は、患者やその家族、チームとして働く同僚とのトラブルの原因にもなります。面接では、そういった観点で言葉づかいをチェックされます。

例えば、転職理由を話す際にも人間関係のトラブル、パワハラ、モラハラといったネガティブな表現は避け、「新人で質問しなければならないなかで、年齢の離れた先輩方が多い職場で気後れしてしまい、良い関係が気づけなかった」といったポジティブ表現に変換して話すよう心がけましょう。

履歴書・職務経歴書の内容を自分の言葉で説明する

履歴書・職務経歴書の内容を質問された際、自分の言葉で説明できるように準備します。

ネットには履歴書や職務経歴書の書き方や志望動機のおすすめ例文が氾濫していますが、それをただコピペしただけでは、面接で質問された際にうまく説明できないでしょう。採用側も何百、何千の応募書類を見てきているので、コピペしたものかどうかすぐわかり、あえて質問する場合もあるようです。

履歴書や職務経歴書の内容を齟齬なく自分の言葉で説明するには、看護師転職サイトやハローワークの担当者による添削がおすすめ。修正を繰り返すことで、自分にしか書けない応募書類が完成し、面接でのどんな質問にもためらうことなく答えられるようになるでしょう。

看護師の転職面接の流れ・所要時間

まずは看護師の転職面接がどのような流れで進むのか、全体像を把握しておきましょう。

看護師の採用面接の一般的な流れと所要時間は以下の通りです。

1.受付をする

応募先の病院・施設へ到着したら、受付で名前と採用面接でうかがったことを伝えましょう。冬場の場合、採用側の担当者と会う前にコートやジャケットなど上着を脱いでおくのがマナーです。

看護師転職サイトの担当キャリアアドバイザーが面接に同行する場合は、面接予定時間の少し前に待ち合わせして、面接の事前打ち合わせを簡単に行います。

2.面接室に入室する

面接室に入室する際は、「失礼します」と一礼してから入りましょう。席につく際は、「おかけください」とすすめられるか、面接官が席についてから座ります。

3.自己紹介・経歴の確認・質疑応答(約15分)

持参した履歴書と職務経歴書を面接官に渡し、それに沿って自己紹介をします。その後、経歴や転職理由、志望動機などの質問がされます。

ここでは、学校卒業後の新卒入職から経歴を一つひとつ確認しながらの質問となるので、齟齬や未記入は必ず追及されます。

4.逆質問をする(5分)

面接官からの質問の後は、求職者からの質問時間が設けられます。ここでは、求人票や職場見学、医療機関の公式サイトではわからないことを質問しましょう。

逆質問で聞くと良いこと

  • 業務内容や人員配置、手当の内容や金額、福利厚生、夜勤・オンコールの回数といった勤務体制や、看護師の年齢層やママナースの比率、定着率、離職率など。

看護師転職サイトを介した応募であれば、聞きにくい質問はキャリアアドバイザーが代わりに聞いてくれるので事前にお願いしておきましょう。

5.雇用条件の確認をする(10分)

面接の最後の10分で雇用条件の確認を行います。

採用担当者は、応募者が前に勤務していた医療機関の雇用条件を確認し、面接前に年収などの見積もりを出しています。それと併せて、雇用条件の内容について一つ一つ問題がないかどうか、認識のずれがないかどうかを確認し、採用側と応募者側で合意を取ります

例えば、手当の増額や夜勤の回数制限、休日日数の増加など新たな雇用条件が追加されることがあります。その場合、必ず条件すべてを明記した内定通知書採用条件提示書の発行を依頼しましょう。

6.面接室から退室する

経歴の確認や質疑応答、雇用条件のすり合わせで面接は終わりです。面接室から退出する際は一言、面接時間を設けてもらったことへの感謝や、入職したい気持ちをあらためて伝えるなどすると、好印象を残すことができるでしょう。

例えば、
「本日は貴重なお時間を面接に割いていただきありがとうございました」
「入職できましたら精一杯務めさせてさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします」
など、最後に一言付け加えて一礼し、退出しましょう。

7. 面接の前後に職場見学

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看護師専門キャリアアドバイザー
面接の前後に職場見学を設定

職場見学は大抵、面接の前後に設定されます。病院は面接前の30分に行うことが多いです。
なぜなら、病院の場合は施設見学で求職者が「イメージと違った」「ついていけない」など違和感を持ったら、面接自体が取りやめとなるケースもあるからです。クリニックの場合は病院と違い、面接終了後に施設見学をするケースが多いです。
その場合は、面接終了の流れで面接官と一緒にクリニック内を見学して回るので、面接で聞き逃してしまったことや、新たに生まれた疑問を遠慮なく質問しましょう。

面接で落ちることはある?面接に落ちた看護師の口コミ・体験談

面接で落とされる・不採用となるのは、どんなケースなのでしょうか? 実際、面接で落とされた看護師の口コミや体験談からその理由を明らかにしていきましょう。

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看護師専門キャリアアドバイザー
面接で4人に1人は不採用

かつての売り手市場であれば、よほどのことがない限り看護師が採用面接で落とされることはありませんでしたが、大手看護師転職サイトのキャリアアドバイザーによると「今は面接まで進んでも4人に1人は不採用となります」とのこと。

特に、スキルが身に付いていない第二新卒や、病院志望で40代以上の看護師は転職が難しくなっているそうです。

「面接まで進めばほぼ内定」というのは昔の話で、対策や準備をしっかりしたうえで面接に臨む必要があります。

転職回数が原因で面接に落ちた看護師の口コミ・体験談

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人気のクリニック求人は転職回数の多さで不採用

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看護師転職サイトを利用してクリニックに応募したところ、面接で落ちました。面接まで進んで不採用になる看護師はいないと思っていたのでエージェントに理由を確認したところ、転職回数が原因とのことでした(20代後半で4回)。クリニックは欠員補充での採用となるため、急に辞められたりすると困るからとのことですが、転職回数は応募の時点でわかっていたことなので、それなら面接をする必要はなかったのではないかとがっかりしました。

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第二新卒の自信のなさが原因で面接に落ちた看護師の口コミ・体験談

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スキルや臨床経験の少ない第二新卒は転職に不利

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老人保健施設の面接で不採用

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新卒で国立病院機構の重症心身障害病棟に入職しましたが、以前より老人看護に興味があったため、新卒2年目で老人保健施設の面接を受けました。しかし、当時はまだ看護師としての経験が浅く、面接で自信を持って受け答えができなかったため、相手方に不安を与えたようで不採用となりました。まだほとんど実務経験がないことによる自信のなさが、発言や口調に表れてしまったのだと思います。後で担当のキャリアアドバイザーさんに聞くと、コロナ禍になって看護師の求人は減っており、特にスキルや臨床経験の足りない第二新卒の転職は苦戦することが多いそうです。

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楽に働きたい気持ちが出て落ちた看護師の口コミ・体験談

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クリニックによって繁忙度や求められる看護像は大きく違う

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婦人科クリニックの面接で不採用

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前職が大学病院の産婦人科勤務で夜勤や残業も多く、委員会や研究会などもあって忙しすぎたので、クリニックなら楽に働けるのではないかと転職活動を始めました。しかし、応募したところはベッド回転率が高くずっと忙しいクリニックだったため、即戦力を求めており「ゆっくり働きたい」という気持ちが転職理由や志望動機に出てしまった私のような看護師は軒並み不採用となっているようでした。クリニックによって繁忙度や求められている看護像が違うので、リサーチ不足で落とされたと思います。

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面接対策に強い看護師転職サイト5選

面接で失敗しないためには、面接対策に力を入れている看護師転職サイトに登録し、キャリアアドバイザーにプロの視点で面接指導をしてもらうのが一番です。ここでは、面接対策に強い看護師転職サイトを厳選してご紹介しましょう。

さらに多くの看護師転職サイトや、20代・30代など年代別、病院・クリニックなど職場別におすすめの看護師転職サイトを知りたい方はこちらの記事もお読みください。

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※1 オリコン顧客満足度ランキング 看護師転職
※2 2021年 東証一部上場 株式会社エス・エム・エス調べ

マイナビ看護師は手厚い面接対策で病院以外の転職にも対応

マイナビ看護師
               
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マイナビ看護師は、全国展開で都市部にも地方にも強く、さまざまな職場の求人が豊富。保有求人の40%が非公開求人で高収入・好待遇の求人が多い。できる限り対面での面談を重視し、転職の背景を理解したうえで求人を紹介するためミスマッチが少ない。キャリアやライフプランを考慮した求人提案やアドバイスの質が高い。

マイナビ看護師は、全国に22ヶ所もの事業所を設置し、登録者とは対面での面談を基本としています。1時間以上のヒアリングで、看護師の希望条件や悩み、不安を丁寧に吸い上げ、求人紹介や転職サポートに活かしています。

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面接同行は基本行っていませんが、想定質問集や面接対策、模擬面接の実施なので手厚くサポートしています。

看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)は高い求人提案力で地方もサポート

看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)のキャプチャ
               
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おすすめポイント

看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)は、キャリアアドバイザーのヒアリング力や求人提案力が高く、スピーディーに転職活動が進められる転職サイトです。事業所数も全国39ヵ所と多く、地方での転職でも対面でのヒアリングや面接同行など、十分な転職サポートが受けられる点も魅力。

医療ワーカーは、全国31の事業所を有し、医療機関が多い大都市圏だけではなく地方も手厚く転職サポートを行なっています。特に関西圏の求人を多く保有しており、主要転職サイトの中でキャリアアドバイザーが最も面接同行に積極的です。

介護関連施設やクリニックの求人割合が大きく、医療ワーカーは日勤のみを希望する看護師にはおすすめの転職サイトです。キャリアアドバイザーの条件交渉力の高さにも注目で、面接で言いづらい給与や夜勤回数、残業手当の条件交渉なども代行してくれるので安心です。

看護師転職サイトを利用した転職活動の流れ

看護師が転職サイトを利用して転職する際は、以下のような流れとなります。

1.登録

看護師転職サイトの登録フォームや問い合わせ電話番号から登録します。一般的な登録事項は以下の通りです。

  • 保有資格(正看護師、准看護師、保健師、助産師)
  • 希望の勤務地
  • 転職時期
  • 希望の働き方
  • 名前
  • 生年月日
  • 連絡先(電話番号、メールアドレス、住所) など

転職サイトによって登録事項は多少異なりますが、どこも登録完了までわずか1分程度。求人紹介の連絡方法や時間帯・頻度、担当キャリアアドバイザーへの要望があれば、この段階で備考欄に記入しておきましょう。

2.ヒアリング・面談

登録後、数時間〜翌日までには受付スタッフもしくは担当のキャリアアドバイザーから連絡があります。本人確認の意味もあるため、連絡方法にメールやLINEを希望しても、最初の連絡だけは電話というケースが多いです。

その際に、経歴の確認や希望条件のヒアリングなどが行われますが、スピーディーな看護師転職サイトの場合はいくつか求人紹介される場合もあります。

じっくりヒアリング・面談してからサポートという転職サイトでは、日時の約束をして対面で行うケースもあります。いずれにしても、ヒアリング・面談は1時間程度時間をかけて行うので、転職に関する悩みや不安、希望条件などはすべて正直に伝えましょう

3.求人紹介・応募・書類選考

ヒアリング・面談が終わったら、求人紹介へ進みます。主にメールやLINEによる求人紹介となり、登録者だけが紹介してもらえる非公開求人も含まれます。

看護師転職サイトによって紹介数は異なり、一度に2〜3件から10件以上とさまざまです。求人の中から条件に合うもの、興味のあるものを選び、キャリアアドバイザーと相談しながら応募先を決めていきます。一度に複数の求人へ応募することも可能です。

応募は担当者が代行し推薦書を送る形で完了となるため、この時点で履歴書や職務経歴書を用意する必要はありません。

4.履歴書添削・面接対策

面接が決まったら、応募先に合わせた履歴書・職務経歴書の作成や面接準備を進めていきます。

履歴書や職務経歴書を元に面接の質疑応答が行われるので、経歴や志望動機の記入内容はキャリアアドバイザーに添削してもらいましょう。誤字脱字のチェックはもちろん、どういった内容が面接官から好まれるか、長所をアピールできるかもアドバイスもらえます。履歴書・職務経歴書は平均1〜2週間かけて完成させます。

面接に不安な方は、面接対策も担当者に依頼しましょう。キャリアアドバイザーは応募先の医療機関を熟知しているので、面接でよく質問されることや内定が出た看護師の回答例なども教えてくれます

5.面接

面接や職場見学の日程調整は、キャリアアドバイザーが代行してくれます。

多くの場合、面接は看護師一人で臨みますが、転職が初めてで不安を感じるようならキャリアアドバイザーに面接同行を依頼しましょう。看護師転職サイトによっては面接同行が可能です。

もし、応募先に直接聞きにくい質問や伝えづらいことがあれば、同行する担当者に代わりに言ってもらいましょう。面接同行がない場合は、事前にキャリアアドバイザーに問い合わせ、先方から説明してもらうようにお願いします。

作成した履歴書・職務経歴書を自分で面接に持参するので、忘れずに。

6.内定・退職・入職

採用・不採用の返事は、早くて翌日、遅くても1週間以内にキャリアアドバイザーを通して連絡があります。

内定が出たら、条件面をすべて記載した内定通知書もしくは採用条件提示書の発行を依頼しましょう。その内容を確認したうえで、内定承諾書の提出、退職届の提出と進みます。条件面を明示した内定通知書があれば、入職後に条件が変わるなどのトラブルも未然に防ぐことができます。

もし内定を辞退する場合でも、担当者が代行してくれるので安心です。その際に辞退理由を明確に伝えることで、その後も引き続き求人紹介や転職サポートが受けられるでしょう。

看護師の転職面接まとめ

かつて売り手市場だった看護師の転職でも、面接で4人に1人が不採用となる時代です。初めての転職面接は不安でしょうが、質問は医療機関ごとにほぼ決まっており、受け答えやマナーを心得ておけば安心です。

転職に成功した経験のある中途採用の看護師や、看護師専門キャリアアドバイザーによると、面接で気をつけることは以下の通りです。
採用面接前に準備しておくことがわかります。

看護師の転職面接ポイント

  • 応募先の医療機関をあらかじめリサーチしておく
  • よく聞かれる質問と回答例文、逆質問例を参考に準備をする
  • 転職サイトのエージェントによる面接練習・指導を受ける

看護師転職サイトは、担当キャリアアドバイザーがよく聞かれる質問を教えてくれたり、ていねいな面接指導や対策を行ってくれます。転職面接が不安な方は、看護師転職サイトの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

これから転職活動で初めて面接を受ける看護師、転職自体が不安で面接に自信がない看護師はぜひこの記事を参考にしてみてください。

※ページ内の求人数は職種別に集計しています。

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