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転職エージェントとは?役割や利用方法を初心者にも分かりやすく解説
※本記事は、事業者(リクルート様、マイナビ様など)のアフィリエイトプログラムにより広告収益を得て運営しております。 掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容等は当サイトが独自に記載しています。
「転職エージェントって何をしてくれるの?」
「転職エージェントを使う意味やメリットとは?」
転職エージェントとは、最適な求人を紹介してくれる無料の転職支援サービスです。
求職者と採用活動中の企業をつなぐ仲介役として、それぞれの転職活動と採用活動をサポートします。
求職者側は求人紹介はもちろん、転職のプロであるアドバイザーから多彩なサポートをワンストップで受けることが可能です。
転職エージェントのサービス内容
- 求人情報の紹介
- キャリア・転職活動の相談
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 面接日の調整
- 面接対策
- 内定後の条件交渉(年収・労働条件など)
転職エージェントを利用すると、転職活動の効率化が図れる他、現職より条件が良い求人に出会える可能性も見込めます。
そのため、転職未経験やキャリア転職問わず、転職を成功させるには転職エージェントを利用しましょう。
転職エージェント | おすすめな人 | 公開求人数 |
---|---|---|
リクルート エージェント |
初めて登録する方 | 734,703件 |
|
||
doda | 自分でも求人を見たい方 | 292,034件 |
|
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マイナビ エージェント |
20~30代の方 | 非公開 |
|
※2024年11月時点
目次
転職エージェントとは?役割や仕組みをわかりやすく解説
転職エージェントとは、転職活動をサポートしてくれる無料の転職支援サービスです。
求人紹介はもちろん、キャリア相談から書類添削、面接対策、入社条件の交渉まで、ワンストップで求職者を支援しています。
このような手厚いサービスを無料で提供できるのには理由があります。
まずは、転職エージェントの役割と仕組みを知りましょう。
転職エージェントの役割 | 求職者に求人情報を紹介、書類の添削、面接対策の実施
転職エージェントの役割は、求職者の転職を実現させることです。
希望条件や転職理由、キャリアビジョン、強みなどをヒアリングして、保有する求人情報の中から希望に合致する求人を求職者へ提案する仕組みです。
専任のキャリアアドバイザー(キャリアコンサルタント)が、求人情報の提供から履歴書・職務経歴書添削などの選考対策まで幅広くサポートし、内定獲得を支援します。
自分では気づかない強みや適性を客観的に知れることからも、転職エージェントは転職活動の伴走者として頼れる存在です。
転職エージェントの費用が無料の仕組み | 企業側からの仲介手数料によって成り立つ
転職エージェントは基本的に求職者の利用料は無料です。理由としては、転職エージェントは採用活動中の企業からもらう紹介手数料で成り立つためです。
企業に推奨した求職者が入社したタイミングで、企業から想定年収の30〜35%にあたる紹介手数料を報酬として得ています。そのため、求職者は利用料を支払う必要がありません。
サービス利用料は、ほとんどの転職エージェントが無料です。ただし、一部には有料サービスを提供している転職エージェントもあります。
例えば、ビズリーチでは、シゴト観診断など、キャリア形成や転職活動に有利に役立つコンテンツを有料プラン「プレミアムステージ」(※)として提供しています。
出典:リクルートエージェント 転職エージェントの仕組み・無料の理由
転職エージェントと転職サイトの違いとは
2つの大きな違いは、転職エージェントは求職者と企業をつなぐ人材紹介会社、転職サイトは求人広告を掲載する求人媒体という点です。
そのため、求人数や面接対策、得られる企業情報などに違いがあります。
転職エージェントと転職サイトの具体的な違いは以下の通りです。
転職エージェント | 転職サイト | |
---|---|---|
求人数 | 非公開求人や独占求人を保有している | 転職サイトによって求人数が異なる |
履歴書・職務経歴書のサポート | 専任のキャリアアドバイザーから添削してもらえる | 履歴書や職務経歴書の書き方サンプル一覧をサイト内に掲載 |
面接対策 | 面接のノウハウやフィードバックをもらえる | 一般的な面接マナーなどを紹介 |
得られる企業情報 | 職場の雰囲気や社員の特徴などリアルな情報を得られる | 求人票に記載されている情報のみ |
転職エージェントでは、専任のキャリアアドバイザーから書類添削や面接のフィードバック、転職市場の動向など、さまざまな転職ノウハウが受けられます。
このような転職のプロからのアドバイスにより、自分を客観的に見直せる点が転職エージェントならではの特徴です。
一方、転職サイトは主に求人情報を掲載する求人媒体で、転職ノウハウやスカウトサービスなども提供しています。
しかし、転職エージェントのようなキャリアアドバイザーによる親身なサポートはありません。求職者自身が求人検索を行い、募集している企業へ応募します。
出典:エンエージェント 転職エージェントと転職サイトとの違い
転職エージェントは必要?利用のメリット5つ
転職エージェントは求人紹介以外にも多彩なサポートがあり、上手に活用すれば早期転職や好条件の転職が期待できます。
転職エージェントを利用するメリットは以下の5つです。
転職エージェントの5つメリット
メリット1. 求人を効率的に探せる
キャリアアドバイザーが親身になって希望条件に関連する求人を探してくれるため、効率的に求人を探せます。
ヒアリングの際に伝えた転職理由や希望条件をもとに、キャリアアドバイザーがマッチした求人を提案・推奨してくれます。
なお、転職サイトとは異なり、転職エージェントは自分で求人情報を探す必要がありません。
メリット2.非公開求人など選択肢の幅が広い
転職エージェントは「非公開求人」があり選択肢が豊富なため、好条件の求人に出会える可能性が高まります。
※非公開求人とは
一般的な求人サイトや転職サイトでは公開されていない求人(事業戦略上などの理由から)。好条件の求人(給与・ポジション)なので応募者が殺到することを懸念し、あえて非公開にしている求人のこと。
また、非公開求人が加わることで、条件を比較しながら求人を探せる他、今まで選択肢になかった新たな業界・職種に出会えるでしょう。
メリット3. 事前に転職活動の仕方やキャリアについて転職のプロに相談できる
転職エージェントでは、キャリアアドバイザーへ転職活動の仕方やキャリアに関する悩み相談、面接対策など、転職全般の悩み相談が可能です。
転職のプロであるキャリアアドバイザーからの親身な助言により、転職の失敗を未然に防げます。
また、求人票では得られない業界情報や企業の内部情報も得られます。
気になる職場の雰囲気や人間関係を事前に把握できるので、入社後のミスマッチ予防に有効です。
メリット4. 書類添削や面接対策など充実したサポートを受けられる
書類添削や面接対策の手厚いサポートを受けられるため、選考の通過率アップが見込めます。
転職活動は応募求人を選ぶだけでなく、応募書類の準備や面接対策などやるべきことが山積みです。
転職エージェントを利用すると、書類の添削サポートや面接対策のノウハウを得られるため、転職活動の効率化や選考の通過率・内定取得率アップが見込めます。
メリット5. 給与などの条件交渉を代わりに行ってくれる
転職エージェントでは担当者が給与などの条件交渉を代行してくれます。
自分では交渉しにくい希望年収や入社日などを、代わりに企業へ交渉してくれます。
退職時の交渉に役立つアドバイスも得られるので、スムーズに退職準備を進めることができるでしょう。
このように、選考中だけでなく内定後の交渉もサポートに含まれています。
転職エージェントは必要?利用のデメリット4つ
転職エージェントは転職活動に有利に働く手厚いサービスを提供している半面、トラブルが生じる可能性があるデメリットもいくつかあります。
ここでは、転職エージェント利用のデメリット4つに加え、それぞれの解決策をまとめました。
転職エージェントの4つのデメリット
デメリット1. 応募を急かされる場合がある
転職エージェントのキャリアアドバイザーは応募数など目標を持っていることが多く、転職させようと熱が入り、応募を急かされる可能性があります。
もちろん、「求職者の早期転職をサポートしたい」「好条件の企業を紹介したい」という気持ちから頻繁に連絡する担当者もいるでしょう。
しかし、在職中の転職活動では、仕事中にアドバイザーから電話がきても応答できません。
対応が難しい場合は、メールのやり取りを希望するなど負担にならない連絡手段を伝えておきましょう。
デメリット2. 求人メールが多すぎて大変な場合がある
キャリアアドバイザーは求職者の経験や希望に応じて求人紹介をしているため、頻繁に求人メールが届く可能性があります。
毎日メールが届き、内容の確認や求人の精査に手間がかかるケースも少なくありません。
求人メールが多すぎると感じた場合は、担当者に「メールは週に〇回にしてください」と要望を伝えましょう。
デメリット3. 担当者の質が悪い、相性が合わない場合がある
転職エージェントの担当者は知識や経験にばらつきがあり、質が悪い・相性が合わないと感じてしまう利用者も少なくありません。
また、連絡が遅く返信を放置する担当者や、高圧的な態度のキャリアコンサルタントなどもいるようです。
もしキャリアコンサルタントに疑問を感じたら、担当者の変更を依頼しましょう。
担当者の変更を伝える方法には、以下3つがあります。
- 担当者へメールまたは電話で担当変更の希望を伝える
- ホームページなどのお問い合わせフォームから希望を伝える
- 代表電話番号に電話をして、担当者変更の希望を伝える
担当者に直接伝えにくい人は、お問い合わせフォームの利用がおすすめです。
デメリット4. 希望とは違う求人を紹介される場合がある
希望条件がしっかり共有できていないと、希望に沿わない求人を紹介される場合があります。
また、転職エージェント側で推している求人を一方的に提案されるパターンも珍しくありません。
希望条件と異なる求人紹介が多い場合は、希望する職種・働き方・年収などをキャリアアドバイザーと再度すり合わせましょう。
すり合わせをしても状況が変わらない時は、担当者の変更を検討するのも1つの方法です。
出典:マイナビエージェント 転職エージェントのデメリットとは?上手な活用方法もご紹介!
転職エージェントを使わないほうがいい人の特徴
転職活動のペースやサービスとの相性には個人差があり、すべての転職希望者に適切なわけではありません。
例えば、以下のような求職者は転職エージェントの利用に不向きな可能性があります。
転職エージェントを使わないほうがいい人の特徴
上記に当てはまる人が転職サービスを利用すると、ストレスを感じてしまい転職活動の効率が落ちる恐れがあるでしょう。
転職エージェントに不向きな理由と併せて、おすすめの転職サービスもそれぞれ紹介します。
自分のペースで転職活動を進めたい人
自分のペースで自由に転職を進めたい人は、転職エージェントから届く求人情報に負担を感じてしまうかもしれません。
例として以下のような人が当てはまります。
- 在職中で転職活動にスケジュールを割きにくい
- 資格取得を優先したい
- 複数の企業をじっくり比較したい
転職エージェントを利用すると、求人情報が頻繁に届く他、キャリアアドバイザーから応募を急かされる可能性があります。
そのため、スピードを重視していない人にとっては、転職エージェントのガイドがスケジュールを乱す原因ともなりかねません。
自分のペースで自由に転職活動を進めたい人は、転職サイトやあるいはキャリアコーチングサービスの利用がおすすめです。
キャリアコーチングサービスは、キャリア設計に特化した有料のサービスで、転職支援が目的とせず求人紹介をしないケースが多いため、自分のキャリアを考えたい人や自己分析をしたい人は利用をしてみてもいいでしょう。
その後、転職サイトで自分のペースで求人を探してみましょう。
入社したい企業が決まっている人
転職エージェントは、保有する求人情報から求職者の希望に近い企業を選定して紹介しているため、入社したい企業が決まっている人には適しません。
当てはまる人の例として以下が挙げられます。
- 入社したい企業の情報だけ欲しい
- 特定の企業に応募したい
- 同業他社の企業研究が済んでいる
転職エージェントのアドバイザーには、保有する求人情報を多くの求職者へ薦める役目があるため、興味がない求人情報に煩わしさを感じてしまうでしょう。
例えば、特定の大手IT企業を志望していても、あなたの希望年収や働き方、スキルに合う企業があれば担当者から求人情報が届きます。
そのため、入社したい企業が明確な人は、転職サイトや企業の公式サイトを利用しましょう。
設置された応募フォームから、求人を募集している企業へ直接応募できます。
転職サイトの場合、求人メールの通知をオフにすれば、関連のない企業の求人情報が届く心配もありません。
他人の意見に流されやすい人
他人の意見に流されやすい人が転職エージェントを利用すると、アドバイザーの意見を優先してしまい転職軸がぶれる恐れがあります。
例えば以下のような人が当てはまります。
- 希望する業界・職種が定まっていない
- 自己分析が不十分
- 業界・企業の情報が不足している
転職エージェントでは求職者の希望条件に沿った求人以外に、スキルをもとに活躍できそうな企業を提案しているケースも珍しくありません。
転職準備が足りない人や転職への意欲が低い人は、アドバイザーの意見に流されてしまい、希望条件に合わない企業へ応募してしまう恐れがあるでしょう。
そこでおすすめなのが、転職サイトやキャリアコーチングサービス、ハローワークです。
転職サイトは膨大な求人情報を自分で検索できるため、企業研究に際に役立ちます。
キャリアコーチングサービスやハローワークを利用してキャリアの悩みを相談すれば、転職軸が定めやすくなるでしょう。
転職エージェント登録後の利用の流れ・使い方|6STEP
転職エージェントの使い方と流れを把握すれば、利用前に準備するべき書類などが分かり、転職活動が円滑に進められるでしょう。
登録方法や面談、応募書類の準備などの流れとともに使い方も紹介します。
転職エージェント登録後の利用の流れ・使い方
1.転職エージェントに無料登録
転職エージェントは複数あるため、最初は大手転職エージェントへの登録がおすすめです。
大手の転職エージェントは、豊富な転職支援実績により、年齢・職種問わず求職者一人ひとりに合った求人紹介・アドバイスをしています。
また、求人の種類も多種多様です。業界・業種はもちろん、地方求人や未経験歓迎の求人も少なくありません。
もちろん、キャリアの方向性や適性が明確な人は最初から特化型エージェントと併用しても良いでしょう。
目指す転職先に合わせて2~3つの転職エージェントと併用しましょう。
2.面談・ヒアリング|キャリアアドバイザーに転職相談
登録後、希望条件をすり合わせるためにキャリアアドバイザーと面談をします。
面談・ヒアリングで聞かれる内容の一例は以下の通りです。
- 職務経歴・スキル
- 転職の動機
- キャリアビジョン
- 企業に求める条件(年収・働き方・職場環境など)
アドバイザーはヒアリングの内容をもとに求人を紹介します。
ミスマッチの予防策として、あらかじめスキルの棚卸や自己分析を行い、回答を準備しておくことがポイントです。
3.応募書類の準備|履歴書・職務経歴書の添削もあり
面談後は、応募企業へ提出するための履歴書と職務経歴書を準備します。
転職未経験で応募書類の作成が不慣れな場合は、テンプレートを参考に作成しましょう。
例えばリクルートエージェントでは、業界・職種別に分けて職務経歴書のフォーマットを用意しています(※)。
作成した応募書類は、キャリアアドバイザーから添削を受けることも可能です。
転職のプロ目線で人事の目に留まりやすい書類へとブラッシュアップしてもらえます。
※参考:「職務経歴書の書き方まとめ|簡単に書けるフォーマットもダウンロード」|リクルートエージェント
4.求人紹介・応募|求人情報を見ながら企業を選ぶ
応募書類の作成後は、面談で共有した内容に合致する求人をキャリアアドバイザーが紹介してくれます。
募集要件や求人情報を確認して、応募したい企業求人があればキャリアアドバイザーへ応募する意思を伝えましょう。
転職エージェントの中には、マイページなどのシステムを通じて求人紹介をしている場合があるため、紹介方法も確認しておくと安心です。
応募の意思を伝えた後、応募の手続きはキャリアアドバイザーが代行してくれます。キャリアアドバイザーから選考結果が来るのを待ちましょう。
5.一次面接~最終面接|日程調整はアドバイザーにお任せ
書類選考が通過すると面接に進みます。
面接の日程調整もキャリアアドバイザーが代行してくれるので、その間、面接方法の確認や質疑応答を考えて面接に備えましょう。
面接に不安がある人は、キャリアアドバイザーに面接対策を依頼することが可能です。
面接対策では、よくある質問や好印象な回答の仕方などのアドバイスが受けられます。
事前に練習すると自信がついてスムーズに回答できるため、内定を獲得できる可能性が高まるでしょう。
なお、選考結果や面接の日程をマイページで通知する転職エージェントの場合は、見逃さないようにこまめにログインして確認しましょう。
6.内定連絡|最終面接通過後の給与などの条件交渉、退職交渉や転職後のフォローもあり
最終面接を通過すると内定となります。
内定した企業の給与や福利厚生などの待遇面を改めて確認して、入社するか判断しましょう。
なお、転職エージェントでは、退職交渉のサポートや採用された入社後のフォローも行っています。
転職未経験者は、転職市場の動向や進め方などの転職ノウハウが足りず悩むケースが多いため、不安や悩みを積極的に相談しましょう。
転職エージェントの選び方3つのポイント
自分にとって適切な転職エージェントを選ぶには、以下3つのポイントを押さえてください。
転職エージェントの選び方で3つのポイント
転職エージェントによって求人数やターゲット層は異なるため、自分に合わない転職エージェントを選ぶと、求人を紹介してもらえず転職活動が長引く恐れがあるでしょう。
特に、「総合型」と「特化型」を併用して使い分けると、より効率良く転職活動を進められるためおすすめです。
1.まずは大手の転職エージェントに登録する
転職エージェントは複数ありますが、最初は利用者層が広い大手転職エージェントへの登録がおすすめです。
大手転職エージェントは、幅広い転職支援実績を生かした転職ノウハウにより、さまざまな求職者の希望に合わせて求人情報やサポートを提供しています。
営業職や接客業から、IT、医療などの専門性の高い業種まで、扱う求人情報は多岐に渡ります。
また、大手の場合、企業からスカウトが受け取れるスカウトサービスを提供しているケースも少なくありません。
大手転職エージェントならではの広範な企業提携により、求人情報を膨大に保有しているため、自分に合う求人と出会える可能性が高まるでしょう。
2.総合型と特化型から2〜3社を複数登録して併用する
希望する業界や働き方に近い求人情報を比較するために、「総合型」と「特化型」の転職エージェントを2~3社併用しましょう。
「総合型」と「特化型」の具体的な違いは、以下の通りです。
転職エージェントの種類 | 特徴 |
---|---|
総合型転職エージェント |
|
特化型転職エージェント |
|
併用すると、「総合型」の強みである豊富な求人数と、「特化型」ならではの高い専門性の両方を得られます。
また、複数登録により、相性の良いキャリアアドバイザーに出会える確率が高まる他、その転職エージェントでしか扱っていない非公開求人を知れる点も大きなメリットです。
自分の年齢に合った転職エージェントを利用
企業が求める経験・スキルは、年齢に応じて異なります。
どんなに複数登録しても、自分の年齢に合っていない転職エージェントを選ぶと求人紹介を受けるチャンスが激減します。
20代前半の求職者がキャリアアップを目指して、30代〜50代のハイクラス層向け転職エージェントを利用しても、スキルが足りずなかなか相手にされません。
【年齢別】求められる能力・スキルの一例 | |
---|---|
20代・第二新卒の人材 |
|
30代~40代の人材 |
|
20代・第二新卒はスキルが足りない分ポテンシャル採用が多く、若手人材向けや未経験歓迎の求人も少なくありません。
一方、30代以降のハイクラス人材は、経験で培った高い専門性や即戦力、管理職などのポジションが求められます。
20代でも高いスキルがあれば、30代以降が利用するハイクラス人材向けの転職エージェントも有用ですが、適するのはごく一部の人に限られるでしょう。
このように、主なターゲットとしている年齢層にも注目して、年齢に適した転職エージェント選びがポイントです。
現在の職種や希望する職種に特化した転職エージェントを利用
総合型と併用して、職種に特化した転職エージェントを利用すると、自分の市場価値に見合った求人情報が見つけやすくなります。
特化型転職エージェントは特定の業界・職種における専門性が高いため、求職者の経歴・スキルを適切に評価し、一人ひとりの適性を見極める力に長けています。
このような適切な求人紹介により、満足度の高い転職が実現しやすいでしょう。
例えば、キャリアアップを目指す20代のITエンジニアの場合は、IT・Web関連に特化した転職エージェント「レバテックキャリア」「Green」などが向いています。
さらに、20代でも高いスキルがあれば、「ビズリーチ」のようなハイクラス向けの総合型転職エージェントとの併用も有効です。
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3.自分に合った良いエージェントを見極める
自分に合った良い転職エージェントを見極めるには、求人数や支援体制、得意とする業界をチェックしましょう。
また、「総合型」「特化型」の転職エージェントを併用することもポイントです。
複数の転職エージェントに登録すると、選択肢の幅が広がる他、自分に必要なサポートや相性の良いキャリアドバイザーが見極めやすくなります。
例えば、IT・Webコンサルタントへのキャリアチェンジを目指す人は、未経験求人豊富な総合型転職エージェントに加え、IT・Web関連に特化した転職エージェントを併用しましょう。
併用することで、専門性の高い情報と豊富な選択肢の両方が得られます。
出典:マイナビエージェント 転職エージェントの選び方は?5つの比較ポイントを紹介
初めて転職エージェントに登録する人におすすめの転職エージェント
初めて転職エージェントを利用する場合、まずは大手転職エージェントへの登録がおすすめとお伝えしました。
そこで、転職未経験者に向けて、最初に登録しておきたい転職エージェントを3つ厳選して紹介します。
最初に登録しておきたい転職エージェント | |
---|---|
転職エージェント | 特徴 |
リクルートエージェント |
|
doda |
|
マイナビエージェント |
|
どれも、転職支援実績が豊富な大手の総合型転職エージェントです。
それぞれ特徴は異なるため、自分に合った転職エージェントを見つけてみてください。
リクルートエージェントは最大級の求人数が魅力
※出典:リクルートエージェント
リクルートエージェントの特徴
- 転職業界最大級の求人数
- オンラインイベントも豊富
- 各職種の自己PRのサンプルが一覧であり、ダウンロードできる
リクルートエージェントの強みは圧倒的な求人数で、公開求人・非公開求人ともにトップクラスを誇ります。
未経験者や第二新卒向け、中途採用などの求人も多く、一人ひとりの転職目的に合わせやすい点も特徴と言えます。
非公開求人は、公開求人より求められるスキル・能力が高い傾向にあるため、ハイクラス求人を狙う人にもおすすめです。
イベントはライブ配信だけでなく現地開催もしていて、「キャリアデザインセミナー」「初めての転職」など、転職初心者向けのセミナーも人気です。
また、リクルートエージェントは各職種の自己PRサンプルを無料でダウンロードできる点も大きな魅力でしょう。
書き方のポイントがわかるコラム記事も掲載されているので、面接書類の作成に関する悩みを簡単に解消できます。
運営会社 | 株式会社リクルート |
---|---|
本社 | 〒100-6640 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー |
拠点 | 札幌(北海道)・仙台(宮城県)・宇都宮(栃木県)・丸の内/立川(東京都)・さいたま(埼玉県)・千葉・横浜(神奈川県)・金沢(石川県)・新潟・長野・静岡・名古屋(愛知県)・京都・大阪・神戸(兵庫県)・岡山・高松(香川県)・広島・福岡 |
対応エリア | 全国47都道府県、海外 |
許可番号 | 13-ユ-010258 |
料金 | 無料 |
*2024年11月時点
dodaは転職エージェントと転職サイト両方の機能を持つ
※出典:doda
dodaの特徴
- 自分でも求人検索ができる
- 無料の診断コンテンツが豊富
- 転職フェア・セミナーを多数開催
doda(デューダ)は、リクルートエージェントに次いで求人数が多い転職エージェントです。
転職サイトの機能を併せ持ち、求人紹介を待つ間に並行して自分でも気軽に求人を探せます。
企業からスカウトが届く「doda スカウトサービス」や、特定の地域・業種に絞った「パートナーエージェントサービス」も人気です。
「パートナーエージェントサービス」では、大手人材派遣会社や地場企業など、国内600以上の企業と提携し、大手企業のみならす地方求人も網羅しています。
その他、「自己PR発掘診断」や働き方の適性が分かる「キャリアタイプ診断」など転職活動をガイドする多彩なコラム記事も強みです。
各種セミナーや企業人事の話を聞ける「転職フェア」などのイベント(※)も充実しているので、転職に不安のある人は参加してみましょう。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
---|---|
本社 | 〒106-0041 東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ 森JPタワー21F |
拠点 | 札幌(北海道)・仙台(宮城県)・大手町/北青山/紀尾井町/柳橋/西新宿(東京都)・横浜(神奈川県)・静岡・名古屋(愛知県)・大阪・京都・神戸(兵庫県)・岡山・広島・福岡・鹿児島 |
対応エリア | 全国47都道府県、海外 |
許可番号 | 13-ユ-304785 |
料金 | 無料 |
*2024年11月時点
マイナビエージェントは20代・第二新卒の転職に強み
※出典:マイナビエージェント
マイナビエージェントの特徴
- 企業人事とやり取りをする専属アドバイザーがいる
- 転職に役立つコラム記事が充実
マイナビエージェントは、20代・第二新卒・30代を主なターゲットとした転職エージェントです。
「利用のしやすさ」「担当者の対応」が20代を中心に高く評価されているように、マイナビエージェントは役割ごとにアドバイザーを配置した、万全なフォロー体制が魅力です。
専任のキャリアコンサルタントとは別に、企業の人事担当者とやり取りをするアドバイザーがいるため、職場のリアルな情報を得られます。
また、「マイナビ看護師」「マイナビ金融エージェント」のように、業界へ特化した転職サービスも展開しており、各業界の転職ノウハウが豊富です。
公式サイトでは、転職活動の進め方や面接対策を紹介したコラム記事「転職成功ノウハウ」を設けるなど、多角的に求職者をガイドしています。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
本社 | 〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 |
拠点 | 東京・札幌(北海道)・仙台(宮城県)・名古屋(愛知県)・大阪・福岡 |
対応エリア | 全国47都道府県、海外 |
許可番号 | 13-ユ-080554 |
料金 | 無料 |
*2024年11月時点
転職エージェントを効果的に使うコツとは
次に転職エージェントを上手に使うコツを2つ紹介します。
効果的に活用して、希望の転職先に出会える可能性を高めましょう。
1.希望条件をしっかりと伝える
転職エージェントを効果的に利用するコツは、キャリアアドバイザーに希望条件を明確に伝えることです。
キャリアアドバイザーに伝える希望条件 | |
---|---|
伝える希望条件 | 具体例・ポイント |
業界・職種 | 希望する業界や職種
キャリアアップ・キャリアチェンジ |
職務内容 | マルチタスク・専門的業務 |
年収 | 現職・前職の年収、最低希望額 |
希望する勤務地 | 最寄りの支店、完全在宅 など |
希望する勤務形態 | 正社員・契約社員・嘱託社員 |
転勤・出張 | 転勤や出張の有無 |
その他 | 福利厚生・年間休日数など労働条件に関連する事項 |
キャリアアドバイザーは、求職者からヒアリングした希望に関連した求人を提案しています。
希望条件が簡単で曖昧だと、本来知りたい求人情報が手に入りません。
その結果、いつまで経っても企業へ応募できず、転職活動が長くなる可能性があります。
そうならないためにも、キャリアアドバイザーとの面談前に、可能な限り希望条件を細かく伝えておきましょう。
2.担当者とこまめに連絡を取り合う
意思疎通をスムーズにするために、担当者とこまめに連絡を取りましょう。
求人紹介が少ない場合は自分からようすを伺うなど、自分からも連絡を取ることが重要です。
レスポンスが早いとキャリアアドバイザーだけでなく、応募先の企業からも転職意欲が高いという評価につながるでしょう。
面談の際に連絡方法と連絡が取りやすい時間帯を伝えておくと、連絡を折り返す手間が省けます。
出典:リクルートダイレクトスカウト 転職エージェントの賢い使い方は?メリットを最大限に引き出す方法
転職エージェントに関するQ&A
転職エージェントの利用者が抱くよくある質問をQ&Aでまとめました。
サポート期間や休日対応の有無、ハローワークとの違いなど、利用方法の疑問・質問を解決しましょう。
転職を成功させるための効果的な使い方もアドバイスします。
転職エージェントに関する
Q&A
Q1. 転職活動はどのくらいかかりますか?
1カ月以上3カ月未満が一般的です。
厚生労働省が発表した「令和2年転職者実態調査の概況(※)」によると、前職を離職してから現在の勤め先に就職するまでの期間で、最も多い回答は「1カ月未満」(27.6%)です。
しかし、年代によっても違いがあるため、一般的に転職活動は1カ月以上3カ月未満を目安と言われています。
早期転職を成功させるには、在職中から転職活動を行いましょう。
出典:厚生労働省 令和2年転職者実態調査の概況(3)転職活動を始めてから直前の勤め先を離職するまでの期間
Q2. 転職エージェントのサービスは完全無料ですか?
ほとんどの転職エージェントは無料で利用できます。
ビズリーチの一部機能のみ有料でサービスを提供しています。具体的には以下のサービスです。
- ビズリーチの有料サービス
- プラチナスカウト以外のスカウト閲覧・返信
- 公募・特集求人以外への掲載求人への応募
- シゴト観診断の利用、アカデミー・コンシェルジュの申し込み
Q3. 今すぐに転職を検討していなくても使えますか?
今すぐに転職を考えていなくても利用できます。
転職エージェントのサービスは、求人紹介だけではありません。
キャリアアドバイザーにキャリア相談を依頼することも可能です。自己分析やキャリアの棚卸しなど自由に活用しましょう。
またどのような求人があるのかを把握するために、転職エージェントを利用するのも1つです。
求人の傾向を把握し、今の仕事でどのような経験を積むべきか検討しましょう。
Q4. サポート期間に期限があるって本当ですか?
サポート期限を設けているケースが多いです。
登録から内定獲得・採用までにかかる目安を3カ月と考えているため、一般的に3カ月と定められています。
しかし、あくまでも目安であり、多くのエージェントが延長可能です。
また、転職エージェントによってサポート期間の有無は異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。
サポート期間の延長を希望する場合は、キャリアコンサルタントに伝えてください。
Q5. 転職の見込みが低い人は雑に扱われますか?
転職の見込みが低いからといって、雑に扱われることはありません。
ただし、これまでの経歴・スキル、希望する業界や働き方によっては求人が限られてしまう恐れがあります。
そもそも、あなたの希望に関連する求人を扱っていない可能性や、利用者層が合っていないことも一因として考えられるでしょう。
ハイクラス向けではなく、求人数豊富な総合型転職エージェントの利用がおすすめです。
他にも、担当者と相性が悪いことが原因の場合もあるので、転職エージェントは複数併用しましょう。
Q6. 土日祝日でも対応してくれますか?
土日祝日の対応をしてくれる転職エージェントもあります。ただし、転職エージェントによって対応時間や対応内容が異なるので注意しましょう。
例えば、リクルートエージェントでは、土・日曜、祝日でも面談に対応しています。
一方で、dodaのように平日と土曜で時間帯を変えているケースも珍しくありません。dodaでは平日は9:00〜19:30、土曜日は10:00〜19:30で対応しています。
休日対応の有無と併せて対応時間・対応内容も確認しておきましょう。
Q7. オンラインや電話での面談も可能ですか?
転職エージェントによっては、オンラインや電話での面談も可能です。
2019年の新型コロナウイルス感染症拡大以降、多くの転職エージェントがオンラインや電話での面談を導入しています。
拠点がなく対面が難しい地方在住の求職者に限らず、都市部の求職者でも電話やオンラインの面談が可能です。
また、オンラインの場合、一般的にスマートフォンやタブレットなどのパソコン以外の端末にも対応しています。
Q8. 担当者が合わない場合は変更はできますか?
担当者の変更は可能です。
マイページなどに設置されているお問い合わせフォームから依頼できるので、担当者が合わなくても安心してサービスの利用を継続できます。
担当者の変更を依頼する際は、以下の内容を具体的に伝えることが重要です。
担当者変更を依頼する際に伝えること
- 担当者を変更したい理由
- 合わないと感じた具体的な事例
- どのようなキャリアアドバイザーを希望するのか
具体的に伝えるとあなたの希望が理解されやすくなり、理想に近いキャリアアドバイザーを提案してくれるでしょう。
Q9. 内定を辞退することはできますか?
内定を辞退することは可能です。
転職エージェントを通じて応募した企業であれば、キャリアアドバイザーに内定を辞退したいことを伝えましょう。
ただし内定を承諾し、採用されるまでの期間に辞退することはNGです。
悔いのない判断ができるよう、内定辞退に関する重要事項はキャリアアドバイザーに確認してください。
Q10. 勤務先にばれてしまいませんか?
転職活動が勤務先にばれることはありません。
転職エージェントは個人情報の取り扱いは慎重に行っています。
また、応募先の企業が採用選考以外の目的で個人情報を利用することもありません。安心して転職活動を行いましょう。
ただし、応募書類の準備や求人応募を会社のPCやスマホですると、勤務先にばれてしまう恐れがあるので注意が必要です。
Q11. 転職エージェントとハローワークの違いは何ですか?
転職エージェントとハローワークの違い・特徴は以下の3点です。
転職エージェント | ハローワーク |
---|---|
|
|
転職エージェントは、求人検索から内定後の条件交渉までワンストップで支援しています。
一方ハローワークは、求人検索は自分でしなければいけません。ただし、転職のアドバイスや職業訓練など、転職準備の支援はあります。
そのため、異業種転職でスキルを習得したい人や自分のスケジュールに合わせて職探しをしたい人は、ハローワークが向いています。
ただし、転職未経験者は転職ノウハウが不十分なので、サポートが手厚い転職エージェントとの併用がおすすめです。
Q12.転職に年齢制限はありますか?あるとしたら何歳ですか?
転職に年齢制限はありません。
2007年の雇用対策法の改正により、人材募集や採用条件に年齢制限を設けることは法律で禁止されています(※)。
しかし、長期間のキャリア形成が目的といった特定の条件がある場合は、例外として年齢制限が適用されます。
※参考:年齢にかかわりなく均等な機会を(平成19年10月1日より 改正雇用対策法が施行)|厚生労働省
まとめ
転職エージェントのサービス内容は以下の6つです。
転職エージェントのサービス内容
- 自分にあった求人を紹介してもらえる
- キャリアの相談に乗ってもらえる
- プロに履歴書や職務経歴書などを添削してもらえる
- 企業との間に入り面接の日程を調整してもらえる
- 面接が決まった場合、対策として模擬面接をしてもらえる
- 内定が出て条件に納得がいかない場合、交渉してもらえる
また、転職エージェントの利用には以下のメリットとデメリットがあります。
転職エージェントのメリット
- 求人を効率的に探せる
- 転職のプロに相談できる
- 求人の選択肢の幅が広い
- 書類添削や面接サポートが受けられる
- 条件交渉を代わりに行ってくれる
転職エージェントのデメリット
- 応募を急かされる場合がある
- 求人メールが多すぎて大変な場合がある
- 担当者の質が悪い、相性が合わない場合がある
- 希望とは違う求人を紹介される場合がある
業界や職種、年代や希望、経験によって自分に合った転職エージェントは異なるので、比較・検討するためにも複数の転職エージェントに登録してみましょう。
転職エージェント | おすすめな人 | 公開求人数 |
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リクルート エージェント |
初めて登録する方 | 734,703件 |
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doda | 自分でも求人を見たい方 | 292,034件 |
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マイナビ エージェント |
20~30代の方 | 非公開 |
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※2024年11月時点