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転職エージェントは使わない方がいい?不要な理由や使わない方がいい人の特徴

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「転職エージェントは使わない方がいいと聞いたけど、実際どうなの?」
「転職エージェントを使わない方がいい理由は何?」
本来、転職エージェントは転職活動において強い味方になってくれる存在です。
しかし、転職エージェントを使った人の中には「転職エージェントを使って後悔した」「転職エージェントを使わない方がよかった」といった意見があるのも事実です。
実はこうした意見がでるのには、大きく2つの理由が考えられます。
- 理由1 転職スタイルが転職エージェントと合わない
- 理由2 担当の転職エージェントの質が悪かった
「理由1」なら、転職エージェントを利用するより、自ら転職サイト等を利用して直接応募しながら進めた方がスムーズなことがあります。
転職エージェントを使うことで、その対応がプレッシャーに感じたり、そもそも希望の転職先が見つからなかったりといったデメリットを感じてしまう人も少なくありません。
具体的には、以下のような特徴に当てはまる人です。
転職活動のスタイルが転職エージェントと合わない人の特徴
- 自分のペースで転職を進めたい人
- 明確に行きたい企業が決まっている人
- 他人の意見に流されやすい傾向にある人
「理由2」なら、転職エージェントの担当者個人に問題があるといえます。
あくまで個人の問題のため、担当者を変更してもらい、改めて転職エージェントを利用して転職活動を進めた方がいいでしょう。
自分に合ったエージェントを見つけることも重要です。
この記事では、転職エージェントを使わずに転職した方がいい人の特徴や、質の低い転職エージェントの見極め方などを詳しく解説しています。
ぜひ最後までこの記事を読んで、自分に合った転職方法を見つけてください!
転職エージェント | おすすめな人 | 公開求人数 |
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目次
転職エージェントを使わない方がいい人・不要な人の特徴とは?口コミ体験談

転職活動は人それぞれに適した進め方がありますので、中には転職エージェントのサービスを使わない方が転職活動がスムーズに進む人もいます。
例えば、以下のような人は、転職エージェントを使わない方がいいかもしれません。
転職エージェントを使わない方がいい転職スタイルの人
- 自分のペースで転職を進めたい人
- 明確に行きたい企業が決まっている人
- 他人の意見に流されやすい傾向にある人
こうした人にとっては、多くの人にとっては有益な転職支援のサービスも、むしろ煩わしいものに感じられたり、自分のペースを乱されてしまったりする場合もあるのです。
実際に、転職を行った人の具体的な口コミを交えて、それぞれ解説しましょう。
自分のペースで転職を進めたい人
在職中に転職活動をしている人は、現在の仕事の関係から限られた時間の中で転職活動を進めないといけません。
転職そのものについても急いでいるわけではなく、むしろ自分のペースでゆっくりと転職活動を進めたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
転職エージェントから次から次へと紹介される求人情報やその応募を促されることで、自分の転職活動のペースが乱されてしまったと感じてしまうようです。
30代前半|男性
転職エージェントを何社か使いましたが、担当のキャリアアドバイザーのペースにのまれることが多いと感じました。 本当は自分のペースでゆっくりやりたい人もいると思うし、私自身も仕事のペースに合わせて進めたいのに、担当者によっては早く進めたそうな態度で対応され相性が合わないと感じます。(アパレル業界から人材業界の営業職へ転職)
30代前半|男性
転職エージェントのキャリアアドバイザーから「たくさん応募して」と急かされました。多くの企業に応募しないともう求人紹介をしてもらえないのかなと思い、気を使いました。(アパレル業界から人材業界の営業職へ転職)
こうした人は、転職サイトやキャリアコーチングサービスがおすすめです。
どちらも急かされることが少ないため、あなたのペースで転職活動が進めやすくなるでしょう。
行きたい企業が決まっている
転職したい企業が特定の数社に絞れているなど、明確な転職希望先が決まっている人は、転職エージェントを使わない方がいいでしょう。
転職エージェントに登録すると、担当者はあなたが活躍できそうな企業をたくさん紹介してくれます。
しかし、転職希望先の企業が決まっている人にとっては、希望とは違う求人案件ばかりが紹介されてくると感じてしまうこともあるようです。
30代前半|男性
転職エージェントに登録したら、希望条件に合わない求人情報が毎週のように15件、20件と送られてきました。希望年収より大幅に低い年収400万円の求人や、希望に合わない大都市圏の求人など、的外れなものを送られました。(メーカーからIT企業へ転職・法人営業)
20代後半|女性
メインで使っていた転職エージェントのうち1社からは、事務職にキャリアチェンジしたいという希望が伝わりきらず営業職の求人も届いていました。途中の面談でもういらないですと伝えました。 中には使わない方がいい転職エージェントもあるので、1つではなく複数登録した方がいいと感じます。(20代後半|女性|営業職から事務職に転職)
転職希望先を明確に決めている人は、その会社の公式サイトや転職サイトから応募する方法がおすすめです。
採用担当者のSNSからの直接応募や、志望先企業に在籍している社員の紹介なども活用できないかどうか、一緒に確認するといいでしょう。
他人の意見に流されやすい傾向にある人
転職全般にいえることですが、転職においては他人の意見よりも「自分がどうしたいか?」「何を重視するのか」が大切です。
転職エージェントは、本人の希望と異なっていても、求職者が活躍できると判断すれば積極的に応募を進めてくるアドバイザーも少なくありません。
自分の意見よりも他人の意見を優先しすぎてしまう人は、転職エージェントからの意見をそのまま鵜呑みにして、希望しない企業に応募してしまうこともあるでしょう。
20代後半|女性
転職エージェントのキャリアアドバイザーとは電話でのやり取りが中心でしたが、希望を言ったら「営業から事務への転職でそれは無理」と高圧的な言い方で最初から決めつけられました。 理由もなく、話を聞いてくれなかったのが、使わない方がいいと思った点です。他のエージェントを使ったら「厳しいけど探してみよう」と言ってくれて、最終的には転職に成功したので、担当者との相性によって全然違うと感じました。(営業職から事務職に転職)
30代前半|男性
転職エージェントの中には、早く内定を獲得させて報酬を得るためなのか、興味がない企業にも応募するように連絡をしてくるしつこい担当者もいました。 流されて応募して転職してしまうと入社後に後悔することになるので、自分でしっかり気持ちをコントロールできない人は転職エージェントを使わない方がいいかもしれません。(メーカーからIT企業へ転職・法人営業)
まずは「自分がどんな会社に行きたいのか」をしっかり考えるためにも、まずは転職サイトやキャリアコーチングサービスを受けて転職活動を進めるのがおすすめです。
転職エージェントを使わない転職はどうする?6つの方法を紹介

転職エージェントを使わずに転職活動を進める方法は、主に以下の6つがあります。
転職エージェントを使わないで転職する方法
- 転職サイト
- ハローワーク
- 企業の公式サイトから直接応募
- 採用担当者のSNSから直接応募
- 応募先企業の在籍社員による推薦、紹介
- キャリアコーチングサービスを利用
それぞれの転職方法にはメリット・デメリットがありますので、特徴をしっかり確認して、転職活動を進めましょう。
これらの方法でうまく転職活動が進まず、転職に行き詰まってしまったら、改めて転職エージェントの活用を検討するのもおすすめです。
1. 転職サイト
転職を考えたとき、多くの人がまず登録するのが「リクナビNEXT」などの転職サイトでしょう。
忙しくて時間のない人も気軽に利用でき、無料です。在職中に他の業界や転職したらどんな仕事があるのか、イメージするのにもぴったりです。
【メリット】
- 無料で利用できる
- 自分で好きな時間に好きな条件で検索できる
- すぐに転職するつもりがなくても閲覧できる
【デメリット】
- サポートがない
- 企業の内情や職場の雰囲気はわからない
- 転職サイトごとの異なるフォームに職歴や応募内容を用意するのが面倒
2. ハローワーク
ハローワーク(公共職業安定所)も無料で利用でき、窓口である程度のサポートが受けられます。都市部のハローワークは土日などに開所しているところもあります。
【メリット】
- 無料で利用できる
- 書類の添削もお願いできる
- 企業の情報も聞ける
【デメリット】
- 対応してくれる担当者が毎回変わる可能性がある
- 端末の使用時間や印刷枚数に制限がある
- 混んでいるときなど待ち時間も多く、時間がないと使いづらい
3. 企業の公式サイトから直接応募
応募したい企業が決まっている場合、その企業の公式サイトや転職サイトを小まめにチェックしておき、希望の職種の募集があるときに応募できます。
【メリット】
- 直接企業とやり取りできる
- その企業への熱意をアピールできる
【デメリット】
- 求人情報や企業の詳細情報は自分で探す必要がある
- いつ求人募集があるかわからない
- 書類や面接では自分の力で挑む必要がある
4. 採用担当者のSNSから直接応募
最近では企業の採用担当者がSNSで発信している場合も多く、公式サイトよりもカジュアルな仕方でSNSに求人情報を載せる場合もあります。
【メリット】
- 気軽に直接応募できる
- 企業のSNSから社風や社内の雰囲気を感じ取れる
【デメリット】
- SNSでの募集はごく一部の企業でしか実施していない
- 就業条件・待遇などが不明瞭な場合もある
5. 応募先企業の在籍社員による推薦、紹介
知人や友人など、応募先の企業にすでに在籍している社員から推薦、紹介してもらうという手段もあります。
【メリット】
- 社員の紹介であると好感度と信頼感が生まれ、採用につながりやすい
- 企業の情報や社内の雰囲気・人間関係・待遇も事前に把握できる
【デメリット】
- 紹介してもらえるとは限らない
- 紹介してもらった後に、条件などで気に入らなくても断りにくい
- 企業と自分のタイミングもあるので、紹介だけには頼れない
6.キャリアコーチングサービスを利用
今後のキャリアについて相談できるキャリアコーチングサービスを受けることで、自己分析や自分の適職を探し、それに基づいて転職活動を行うという手段もあります。
メリット
- 漠然とした悩みからの相談がしやすい
- 自己分析を支援してもらうことで、面接・書類選考対策ができる
デメリット
- 料金が発生し費用対効果がわかりづらい
- キャリアコーチとの相性が悪いことがある
使わない方がいい転職エージェントの特徴とは?初回面談で見極めるコツ
転職は、そう何度も繰り返すことではありません。このため、転職エージェントの善し悪しはなかなか判断がつかないものです。
しかし、質の悪い転職エージェントからの転職支援では、転職活動の効率・内定率・負担などの点で悪い影響が生じてしまうので、サービスを受け続けるのは時間の無駄です。
そこで、初回面談で見抜くポイントと見極めるコツを3つ、解説します。
質の悪い転職エージェントの3つの特徴
- 転職意欲が低いと分かると途端に塩対応になる
- 職務経歴書の添削をしてくれない
- その求人を紹介した理由が答えられない
もし、今利用している転職エージェントに、こうした特徴があるのであれば、担当者を変更してもらうか、別の転職エージェントに切り替えるのがおすすめです。
▼使ったほうがよい転職エージェントの見極め方を動画で解説しました。
転職意欲が低いと分かると途端に塩対応になる
転職エージェントは、転職が完了すると、転職先企業からマージンが支払われるビジネスモデルです。
このため、初回面談時に「転職を急いでいない」と伝えると、途端にそっけない態度になるなど塩対応になってくる担当者も少なからず存在します。
こうした転職エージェントは、求職者よりも転職成約後のノルマばかり気にしている可能性が高く、ホスピタリティが低いと考えられます。
逆をいえば、転職意欲が低くても、親身になってアドバイスをしてくれる転職エージェントは、求人紹介はもちろん、応募後の選考対策や条件交渉についても、しっかりとサポートしてくれるでしょう。
職務経歴書の添削をしてくれない
職務経歴書を提出した際、「これでいいと思います」など、アドバイスをしてくれない転職エージェントは、使わない方がいいかもしれません。
職務経歴書の作成は、転職活動の中でも悩みの種でしょう。
最初から完璧な職務経歴書を書ける人はまずいません。こうした職務経歴書の添削が受けられるのも、転職エージェントを使用する大きなメリットのはずです。
そのため改善点を教えてくれない担当者は、不親切だったり、すぐ応募してもらいたいと焦っていたりする可能性が考えられます。
いずれにしても利用者のことを真剣に考えていないケースが多いため、職務経歴書の添削をしてくれない転職エージェントは使わない方がいいでしょう。
その求人を紹介した理由が答えられない
転職エージェントの中には、伝えた希望とは異なる求人を紹介してくる場合もあります。
理由もなくそういった求人を送ってくるのであれば、利用者のことをしっかりと考えず、流れ作業のような形で求人を紹介している可能性が高いと考えられます。
良い転職エージェントであれば「この求人の上司はあなたと同じブライダル業界出身の方で、傾聴力が強みという点も似ており、あなたの良さを生かせると思いました」など、その理由を答えられるはずです。
もし、理由を聞いても答えられないようであれば、担当者や利用している転職エージェントの変更を検討しましょう。
なぜ転職エージェントは使わない方がいいと言われる?それでも使うべき5つの理由
これまで解説してきた通り「転職エージェントは使わない方がいい」と言われるのは事実です。
しかし、転職エージェントの良くない部分だけに目を奪われ、強みを見逃してしまうのも損です。結論としては、転職エージェントは基本的に使った方がメリットがあります。
使わない方がいいと言われる理由とあわせて、それでも転職エージェントを使うべき理由や、活用方法について解説します。
転職エージェントは使わない方がいいと言われる主なワケ
1. 転職エージェントでは利益のために転職を急かされる?
転職エージェントを利用すると「エージェントの利益のために転職を急かされるので、使わない方がいい」と言う人もいます。転職エージェントが利益を得る仕組みを見てみましょう。

図の通り、転職エージェントは求人紹介や面接対策などで求職者の転職先探しを支えると同時に、良い人材を探している企業側の採用活動もサポートしています。
転職エージェントは求職者の転職を成功させると、採用した企業側から成果報酬という形で利益を得る仕組みを取っています。だからこそ求職者は無料でサービスを利用できるのです。
この仕組みを知って「利益目当てなのでは?」「転職を無理強いされるから使わない方がいい」と不安に感じる求職者が多いようです。実際のところはどうなのでしょうか。
【結論】転職エージェントは企業との相性を考えてくれるため使った方がいい
転職エージェントは使わない方がいい?
⇒◎使った方がいい
転職エージェントで転職を無理強いされるケースは少なく、むしろ希望条件や企業とのマッチングを考えて求人紹介やアドバイスをしてもらえるため、使った方がいいといえます。
なぜなら転職エージェントが求職者に合わない転職先を紹介してすぐに辞められてしまった場合、成果報酬の一部を返金するルールが定められているからです。
企業からの信頼も失いかねないため、成果報酬のためだけに条件が合わない求人をおすすめしたり、強引に転職させたりすることは転職エージェントにとってもリスクなのです。
転職エージェントは転職先で長く働き続けられるよう、例えば以下のようなサポートをしてくれます。
- 就業条件などの希望をかなえられる案件紹介
- 年収アップなどの条件交渉
中には強引な担当者もいるかもしれませんが、「使わない方がいいかも?」と心配するよりもまずは登録してサポートの良し悪しを見極めるのがおすすめです。
2. 転職エージェントからは希望条件と異なる求人しか来ない?
中には希望条件と異なる求人を大量にメールしてくる担当者もいます。そういう担当者に当たってしまい、転職エージェントは使わない方がいいと考えてしまう人もいます。
希望条件と異なる求人が送信される理由としては、以下のようなケースが考えられます。
- 希望条件がうまく担当者に伝わっていない
- そもそも希望条件に合う求人をエージェントが保有していない
- 担当者のサポートスキルが低い
【結論】転職エージェントは希望条件を明確に伝えて使った方がいい
転職エージェントは使わない方がいい?
⇒△希望条件を細かく伝えたうえで使った方がいい
「希望は伝わっているはず」と思いこまずに、譲れない条件については確実に意思表示をしましょう。担当者がサポート中の求職者の人数が多く、把握しきれていない場合もあります。
エージェントが求人を保有していないケースも考慮し、複数の転職エージェントを使って紹介される案件を比較してみるのもおすすめです。
3. 転職エージェントは担当者の対応や質が悪い?
転職エージェントの担当キャリアアドバイザーの対応や態度などの質が悪いと感じて、使わない方がいいと言う人もいます。
転職エージェントによって対応に差があったとする口コミ体験談もあるため、担当者との相性の問題が大きいと言えるかもしれません。
例えば、連絡が小まめな担当者がいたとします。忙しい中で転職活動をしている人は「しつこい」と感じるかもしれません。一方で、早く転職したい人は「ありがたい」と感じるでしょう。
【結論】転職エージェントは複数登録をして使うのがおすすめ
転職エージェントは使わない方がいい?
⇒◎複数登録をして担当者との相性を比較しながら使うのがおすすめ
1つの転職エージェントを使っているだけでは、担当者との相性が良いか悪いか判断しづらいことが多いため、2つ以上登録して比較するのがおすすめです。
4. 転職エージェントでは担当者や企業とのやり取りに時間がかかる?
転職エージェントを利用すると、担当者や企業とのやり取りに時間がかかるから使わない方がいいと言う意見があります。
確かに転職エージェントに登録すると、面談や書類作成サポート、面接対策、企業との面接日程調整など、担当キャリアアドバイザーとのやり取りにある程度時間がかかります。
一方で、転職エージェントを使わないで応募する場合は、企業と直接やり取りすることになるため、その分時間が短縮されるでしょう。
そのため、応募したい企業がすでに決まっている人ややり取りに時間をかけたくない人は、転職エージェントを使わない方が転職活動を手早く進められる可能性はあります。
【結論】時間をかけたくない人は転職エージェントを使わない方がいい
転職エージェントは使わない方がいい?
⇒△応募先が決まっている人、時間をかけたくない人は使わない方がいい
転職活動の期間には個人差があるものの、一般的には3ヶ月程度といわれています。現に転職サポート期間を3ヶ月間としている転職エージェントも多くあります。
応募先が決まっていて、キャリアアドバイザーとのやり取りに時間をかけたくない人は、転職エージェントを使うより直接応募をした方がやり取りがスムーズに進むかもしれません。
現在はオンラインでの面談が可能な転職エージェントも多いので、あまり時間が取れない人は効率的に進められるよう、相談してみるといいでしょう。
5. 転職エージェントでは直接応募に比べて書類通過率が下がる?
転職エージェント経由での応募だと直接応募に比べて書類選考の通過率が下がる可能性があるため、使わない方がいいと考えている人もいます。
実は、転職エージェント経由だと書類通過率が下がる可能性は実際にあります。例えば以下のようなケースです。
- 企業がエージェントに支払う報酬の額に求職者のスキルが見合っていない
- 自分と似たような経歴の人材が直接応募で同時期に選考を受けている
この場合、企業側にとっては直接応募の方が採用コストが低いため、採用するとコストが高くなるエージェント経由の求職者を面接まで通さない可能性があります。
もちろん一概には言えません。逆に、転職エージェントがあなたのスキルや経験を企業に猛アピールして内定につなげてくれるケースもあります。
面接や書類添削などのサポートを受けることにより、直接応募よりも採用の可能性が高まる場合もあるでしょう。
【結論】書類通過率が低いから使わない方がいいとは断言できない
転職エージェントは使わない方がいい?
⇒△面接対策や書類作成アドバイスを受けたい人は利用するのがおすすめ
結論としては、直接応募より採用通過率が下がるというデータはないため、転職エージェントを使わない方がいいとは断言できません。
企業側も転職エージェントに求人を預けている以上、採用コストだけではなく、応募者の職務経歴やスキル、強み、人柄、熱意なども含めて総合的に評価しています。
面接に苦手意識がある方や、自分のアピールポイントに自信がない方は、面接対策や職務経歴書の作成アドバイスなどを受けられる転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントを使いたいと思ったら?信頼できる転職エージェント4選
転職エージェントは使った方がいいですが、質の悪い転職エージェントに登録しては、むしろ逆効果になってしまうこともあります。
そこで、これまでの実績や評判から編集部が選んだおすすめの転職エージェントを紹介します。
▼総合型
▼特化型
転職エージェントは、1社しか登録できないといったことはありませんし、無料です。
気になる転職エージェントがあれば、複数登録してみて、その中から自分に一番合う転職エージェントに登録するというのも手です。
doda|幅広い職種と働き方から検索でき未経験者も使いやすい

doda(デューダ)は、キャリアアドバイザーが非公開求人も含めて求職者にぴったりの求人を紹介してくれる転職エージェントです。
エージェントサービスに加え、自分で求人検索をして応募する転職サイトとして使うこともできます。企業からオファーメールが届くスカウトサービスもありますよ。
幅広い職種と「休日・働き方」「会社・職場の環境」「待遇・福利厚生」などの条件から求人検索ができます。求人の選択肢が多いため、未経験者も利用しやすいでしょう。
オンライン面談が可能なので、地方在住の方や、在職中で時間が取りにくい方にも便利です。
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運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
本社所在地 | 〒100-6328 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27F |
サイトURL | https://doda.jp/ |
※2025年3月時点
リクルートエージェント|業界最大級の求人数で選択肢が広がる

リクルートエージェントは公開求人数、非公開求人数ともに、業界最大級の求人数を誇る転職エージェントです。転職成功実績ではNo.1※を掲げています。
幅広い業界・職種の求人を扱っていることから利用者も多く、人気や知名度の点でも抜群です。転職活動を始める際に、まず使った方がいいサービスといえます。
面談日は土日・平日の夜などでも調整してくれるので、在職中に転職を考えている人にもおすすめです。
※厚生労働省「人材サービス総合サイト」における無期雇用および4ヶ月以上の有期雇用の合計人数
(2019年度実績)|2020年6月時点
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運営会社 | 株式会社リクルート |
本社所在地 | 〒100-6640 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー |
サイトURL | https://www.r-agent.com/ |
※2025年3月時点
ビズリーチ|ハイクラス向けで企業から直接スカウトが届く

ビズリーチは、企業やヘッドハンター(エージェント)からのスカウトで転職活動を進めるタイプの転職サイトです。高年収のハイクラス向けで、登録時には審査があります。
年収1,000万円以上の求人が求人全体の3分の1を占めており、ハイクラス転職やキャリアアップを目指す人におすすめです。
一方で「即戦力人材」をうたっており、経験が浅い方や未経験職種に挑戦したいと考えている方にはあまりおすすめできません。
ビズリーチには「プレミアムステージ」という有料会員制度があります。無料会員でもヘッドハンターや企業からのスカウトを受け取ることができますが、「プラチナスカウト」以外は閲覧できないなどの制限されています。
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運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
本社所在地 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-15-1 |
サイトURL | https://www.bizreach.jp/ |
※2025年3月時点
▼特化型の転職サイト・エージェント
レバテックキャリア|IT・Web業界のエンジニアにおすすめ

レバテックキャリアはITエンジニア・Web専門の転職エージェントです。IT・Web業界での勤務経験を生かして転職したい人に向いています。
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※1 2020年8月~2021年9月の実績
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主な拠点 | 東京、名古屋、大阪、福岡 |
運営会社 | レバテック株式会社 |
本社所在地 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア 24F・25F |
サイトURL | https://career.levtech.jp/ |
※2025年3月時点
さらに多くの転職エージェントを知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
転職エージェントを使う5つのメリット
転職エージェントを使う場合の5つのメリットを紹介します。
- 転職エージェントは完全無料で使える
- 転職エージェントを使うと非公開求人に応募できる
- 書類の添削や面接対策などのサポートを受けられる
- 求人紹介や応募手続きをキャリアアドバイザーに任せられる
- 転職エージェントは年収などの条件交渉をしてくれる
それぞれのメリットを詳しく知っておきましょう。
メリット1. 転職エージェントは完全無料で使える
転職エージェントは利用料金がかかるイメージがあるかもしれませんが、面談や応募書類の添削などのサポート、企業とのやり取りまで完全無料で使えるのが大きなメリットです。
企業に紹介した人が就職すると転職エージェントに「紹介料」として成果報酬が支払われるシステムなので、求職者側は無料で利用できるのです。
高年収・ハイクラス層向けの転職サイト「ビズリーチ 」など、一部のサービスには有料プランも存在しますが、賢く使えば無料プランでも十分です。勝手に課金されることもないので安心してください。
メリット2. 転職エージェントを使うと非公開求人に応募できる
転職エージェントに登録すると、一般には公開されていない「非公開求人」に応募できる可能性があるのがメリットです。
非公開求人には応募が殺到してしまうような人気・大手企業や、企業側が応募者を絞り込み採用の手間を減らしたい管理職などの案件も多く、年収も高めの傾向にあります。
求められるスキルや能力も高くなるので、必ず紹介してもらえるとは限りませんが、応募できる人が少ないため、キャリアや経験がマッチすれば採用される可能性が高まります。
一般には公開されていない分、思いがけない求人に巡り合える可能性もあります。非公開求人を紹介された場合は、応募を検討するのがおすすめです。
メリット3. 書類の添削や面接対策などのプロのサポートを受けられる
転職エージェントを利用すれば、応募書類の添削や面接対策など転職活動のサポートを受けられるのも大きなメリットといえます。
例えば1人で転職活動をしていると、書類審査をなかなか通過できなくてもどこが悪いのかわからず、同じような履歴書・職務経歴書を作ってしまいがちです。
しかし、企業側の採用ニーズや効果的なアピール方法をよく知っているキャリアアドバイザーに客観的な意見をもらうことで、より魅力的な書類を作れます。
自分の経験でアピールできるポイントを教えてもらったり、面接が苦手な方は模擬面接をしてもらい本番に備えたりすることで、内定獲得の可能性をアップさせられるでしょう。
メリット4. 求人紹介や応募手続きをキャリアアドバイザーに任せられる
企業とのやり取りや交渉をキャリアアドバイザーが代行してくれる点も、転職エージェントを使うメリットの一つです。
例えば、自分で転職サイトなどを使って応募する場合、たくさんの求人を閲覧して募集要件を精査しなくてはならず、意外と時間がかかります。
しかし、転職エージェントでは自分の希望条件に合う企業を紹介してもらえるうえ、応募手続きや面接日程の調整など面倒なやり取りもキャリアアドバイザーが企業との間に入ってやり取りをしてくれるので楽です。
働きながら転職活動をしていると、企業側の都合に合わせた時間に電話をかけられなかったり、相手に失礼のないメール文面を考えたりするのが意外と手間になってしまいます。
転職エージェントを使うなら、キャリアアドバイザーに自分の都合を伝えておけば良いので、手間が省けます。転職の際の面倒ごとを任せたい方にはおすすめです。
メリット5. 転職エージェントは年収などの条件交渉をしてくれる
転職エージェントを使うと、自分では言い出しにくい年収や待遇などの条件交渉を行ってくれる場合もあります。より良い条件で転職したい方にとっては大きなメリットです。
当然ながら年収アップをお願いするには、経験やスキルが企業側の求めているレベルに達している必要があります。
「交渉が可能かどうか」についても、キャリアアドバイザーに相談して客観的な意見をもらうことができるでしょう。
転職エージェントを使う際の3つのデメリット
転職エージェントを使う場合の3つのデメリットを解説します。
利用の際にはきちんとデメリットも理解しておくことで、効率の良い転職活動ができます。詳しく見てみましょう。
デメリット1. 転職エージェントでは応募できる求人が限られる
転職エージェントを使って転職活動をする際は、基本的にはキャリアアドバイザーから紹介された求人にしか応募できないというデメリットがあります。
転職サイトや直接応募と異なり、自分で探して無条件に応募できるわけではないので、希望の求人になかなか巡り会えない可能性もあります。
キャリアアドバイザーに希望の条件はしっかり伝えておきましょう。それでもなかなか応募したくなる求人の紹介がないのであれば、他の転職エージェントや転職サイトも併用しながら進めていくのがおすすめです。
デメリット2. キャリアアドバイザーとの相性が悪い場合もある
転職エージェントを使う場合、キャリアアドバイザーとの相性が悪い場合もあるというデメリットは覚えておきましょう。
回避するためには、登録の際に「男性/女性の担当者を希望」「○○分野の転職に強い方を希望」などの希望を備考欄に書いておきましょう。ある程度は考慮してもらえる可能性があります。
それでもキャリアアドバイザーと話がかみ合わない、態度が悪い、希望を考慮してくれない、などと相性の悪さを感じる場合には、早めに担当変更を依頼した方がいいかもしれません。
担当変更依頼は、転職エージェント公式サイトの問い合わせページなどから、理由を添えて申し出るのがおすすめです。
デメリット3. 転職エージェントが扱う地方の求人案件は少ない
地方での転職を希望している場合、転職エージェントでは求人数が少なく、なかなか紹介がない場合もあります。
転職エージェントの多くは仙台・東京・名古屋・京都・大阪・神戸・福岡などの都市部を中心にオフィスを構えており、それ以外の地域では求人数が少ない傾向にあります。
これは転職サイトや派遣会社でも起こりがちな問題です。地方での転職を希望している方は、地方に強い転職エージェントに登録するなどして求人の選択肢を広げましょう。
失敗しない転職エージェントの活用方法と6つのポイント
転職エージェントを上手に利用するための、活用方法とポイントを6つ紹介します。
- 総合型と特化型に複数登録して併用する
- 面談や履歴書添削、面接対策サポートをフル活用するv
- 担当者に「すぐ転職したい」と伝える
- 非公開求人に積極的に応募する
- 年収などの条件面であきらめずに担当者に交渉してもらう
- スカウトメールやオファーもチェックして応募先を探す
詳しく見ていきましょう。
1. 総合型と特化型に複数登録して併用する
転職エージェントを利用する際は、1つのエージェントに絞るのではなく、総合型と特化型など、タイプの異なるエージェントを組み合わせて利用するのがおすすめです。
保有している公開・非公開求人はエージェントごとに異なり、1つのエージェントにしかない独占求人も多いため、選択肢を広げるために複数のエージェントに登録しましょう。
例えば、総合型は求人数が多いリクルートエージェント、ハイキャリアを目指したいから特化型のビズリーチも…といった具合に、自分の希望に合わせて選びましょう。
2. 面談や履歴書添削、面接対策サポートをフル活用する
転職エージェントでは履歴書・職務経歴書の添削や面接の模擬練習などのサポートを行っています。すべて無料なのでフル活用しましょう。
キャリアアドバイザーは各企業の状況や、「どのような人材を希望しているか」を把握しているので、書類や面接のポイントを押さえておくことで、内定獲得の可能性を高めることができます。
キャリアアドバイザーからの客観的な意見で、自分では気づかなかったアピールポイントを見つけられる場合もあるはずです。
3. 担当者に「すぐ転職したい」と伝える
転職エージェントに登録したら「すぐ転職したい」と担当者に伝えたうえで使った方がいいでしょう。転職エージェントでは、転職のサポート期間を3ヶ月と決めているところもあります。
キャリアアドバイザーは転職時期があいまいで希望がはっきりしていない人より、「短期間で転職したい」と希望が明確な人の方に力を入れてサポートする傾向にあります。
担当者と意思疎通をするためにも、転職希望時期ははっきりと伝えておきましょう。
じっくり転職活動をしたいと思っている人はもちろんその旨を伝えて構いませんが、転職への意欲を見せた方がサポートに力を入れてくれる可能性は上がります。
4. 非公開求人に積極的に応募する
転職エージェントを使わないと出会えない非公開求人には、積極的に応募しましょう。非公開求人には大手企業や給与面で待遇の良い案件も多いためです。
担当者が非公開求人をおすすめしてくれるということは、企業側の求める人物像にあなたがマッチしていると考えられます。チャンスを逃さないために積極的に応募しましょう。
5. 年収などの条件面であきらめずに担当者に交渉してもらう
せっかく転職エージェントを使うなら、年収・待遇・勤務条件など、自分では企業に直接言いにくいことも妥協せずに交渉してもらいましょう。
転職エージェントを利用すると、担当者を通じて年収や待遇に関して交渉をすることが可能になります。
キャリアアドバイザーは条件交渉の際に求職者の熱意や経歴、人物像などについて第三者の目線でアピールしてくれることも多く、自分では引き出せない条件を実現できる可能性もあります。
6. スカウトメールやオファーもチェックして応募先を探す
転職エージェントでは、キャリアアドバイザーからの紹介だけではなく、求職者にヘッドハンター(エージェント)や企業からスカウトメールや応募のオファーがくる場合もあります。
ヘッドハンター(エージェント)があなたと企業の求める人物像が一致していると感じたり、企業からの直接スカウトではあなたの経歴やスキルを買ってくれていたりと、通常の応募より有利な可能性もあります。
スカウトメールもこまめにチェックして、応募先を探しましょう。
まとめ
「転職エージェントは使わない方がいい」といった意見もありますが、転職活動においては基本的には利用するのがおすすめです。
ただし、転職活動のスタイルによっては、転職エージェントを使わない方がいい人がいるのも事実です。
転職エージェントを使わない方がいい人の特徴をおさらいしてみましょう。
転職活動のスタイルが転職エージェントと合わない人の特徴
- 自分のペースで転職を進めたい人
- 明確に行きたい企業が決まっている人
- 他人の意見に流されやすい傾向にある人
逆をいえば、これに当てはまらない人は転職エージェントを利用した方が、転職活動がスムーズに進むでしょう。
転職にはさまざまな方法がありますが、いずれもメリット・デメリットがあります。
自分の状況や希望条件に合った転職ができるように、転職エージェントのサポートも利用しながら、他の方法も組み合わせて転職活動に臨みましょう。