30代におすすめの転職エージェント7社比較ランキング！女性や未経験特化型も厳選【2025年最新版】

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30代のサポート実績が豊富な転職エージェント７選をランキング形式で詳しく紹介します。

女性や未経験、ハイクラス、IT業界などそれぞれ特化した特徴を比較し、自分に合った転職エージェントを選びましょう。

監修者

転職の家庭教師 キャリアコンサルタント

丸井沙紀

2級キャリアコンサルティング技能士（国家検定）・キャリアコンサルタント（国家資格）キャリアトランプ®ファシリテーター資格・GCS認定プロフェッショナルコーチ。4,000人以上の相談実績を持つキャリアコンサルタント。転職エージェントを備えたキャリア支援社会人向けスクールにてエリアマネージャー兼キャリアカウンセラーとして勤務後独立。転職エージェントでの面談業務を経て、現在は「やりたい仕事でなりたい自分」をテーマに転職の家庭教師として転職のサポートやコーチングを行う「大人が相談できる場所」として活動。転職・就活イベントでの講演や相談コーナーも担当。

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30代におすすめの転職エージェント比較ランキング7選

30代におすすめの転職エージェント比較ランキング1位は、すべての項目で高評価を得たリクルートエージェントです。

ここでは当編集部が転職者9,347人に実施したアンケートをもとに転職エージェントを比較。30代におすすめの転職エージェント上位7社をランキング化しました。

30代におすすめの転職エージェント比較ランキング

転職エージェント	おすすめする理由	求人数
1位:リクルートエージェント	はじめて転職活動をする30代向け	685,105件
	公開・非公開求人は685,105件と業界最大級！ 幅広い年代をサポート。30代で年齢が不安な方も適切な求人紹介や面接対策を受けられる 公式サイトで無料登録
2位:doda	親身に相談に乗ってほしい30代向け	285,461件
	アドバイザーへの相談に加え、スカウトサービスで限定求人が届く可能性もある 全国に拠点があるため首都圏以外の30代にも人気 公式サイトで無料登録
3位:ビズリーチ	自分の市場価値を知りたい30代向け	147,438件
	年収500万円以上の求人が豊富なスカウトサービス オファーの内容から自分の市場価値を把握できる。30代は年収にかかわらず登録必須級 公式サイトで無料登録
4位:マイナビエージェント	対策に自信がない30代向け	非公開
	相談や面接対策、書類の添削サポートが手厚く、30代前半までの若手からの評判が良い 夜間や土曜も相談可。利用回数や期間に制限なし 公式サイトで無料登録
5位:パソナキャリア	年収アップ転職が目的の30代向け	42,591件
	企業との条件交渉・年収交渉に力を入れてくれる 年収600万円以上のハイクラスや管理部門に強く、30代～40代前半に人気 公式サイトで無料登録
6位:JACリクルートメント	管理職・専門職の30代向け	非公開
	外資系企業や海外進出企業の求人情報が豊富 即戦力として働ける管理職や、技術職など専門職の転職に強い 公式サイトで無料登録
7位:type女性の転職エージェント	キャリアに悩む30代女性向け	33,344件
	女性のアドバイザーが親身にサポート 女性の管理職比率や産育休の取得率など重要な情報を積極的に教えてくれる 公式サイトで無料登録

※ビズリーチのみ専属の担当者は付きませんが、ヘッドハンターのサポートを受けられます

30代は即戦力として企業側から期待される一方で、結婚により家族が増えたり早いケースでは親の介護が始まったりと私生活の変化が大きく、キャリアの転機を迎えることも多い年代です。

30代の転職で後悔しないためにも次のポイントを意識し、一人ひとりの希望に親身に向き合って相談に乗ってくれる転職エージェントを選びましょう。

ここからはランキング順位に沿って30代におすすめの転職エージェントを紹介していきます。

1位 リクルートエージェントは豊富な求人数が魅力

リクルートエージェントの強みはなんといっても、求人数が多いところです。

非公開求人数が約24万件（2024年12月時点）と業界最大級。幅広い業種の求人を取り扱っているので、キャリアチェンジを考えている人やニッチな業界での転職を考えている人にもおすすめです。

また、各業界に精通した実績豊富なキャリアアドバイザーが在籍しているので、強みや現状のスキルからおすすめの求人を厳選して紹介してくれます。

未経験転職であっても、希望や経歴にあった求人が見つかるでしょう。

なお、リクナビNEXTとは別のサービスであることが公式サイトにも記載されています。

「リクナビNEXT」と「リクルートエージェントの転職支援サービス」は、各々独自ルートで求人案件を収集しています。
良い求人を網羅的に探すためには、両方のサービスを活用されることをおすすめいたします。

引用元：「転職支援サービス」と「リクナビNEXT」の違いを教えてください。｜公式サイトより

応募したいと思える求人が少ないと感じたらリクナビNEXTと併用するといいでしょう。

基本情報

運営会社	株式会社リクルート
本社	〒100-6640 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー
拠点	札幌（北海道）・仙台（宮城県）・宇都宮（栃木県）・さいたま（埼玉県）・千葉・丸の内／立川（東京都）・横浜（神奈川県）・金沢（石川県）・新潟・長野・静岡・名古屋（愛知県）・京都・大阪・神戸（兵庫県）・岡山・広島・高松（香川県）・福岡
対応エリア	全国47都道府県、海外
許可番号	13-ユ-313011
料金	無料

*2024年12月時点

30代の評判・口コミ

2位 dodaは求人検索もエージェント相談もできる

※2024年12月時点

dodaは、電話やLINEで気軽に相談しやすい転職エージェントです。求人数は25万件以上（2024年12月時点）とリクルートエージェントに並ぶ豊富さです。

求職者のサポートに特化したキャリアアドバイザーだけでなく、各企業の事情に詳しい採用プロジェクト担当からも情報を得られるため、効果的な対策が可能です。

なお、キャリアカウンセリングが提供できないという連絡が来ても、あくまでもその時点の話なので焦る必要はありません。

その後改めて連絡が来るまでは自分で求人を検索・応募するなどして転職活動を進めましょう。

キャリアカウンセリングが提供できないという連絡が来ました。どうしたらいいですか？
新着求人も都度確認しておりますので、求人動向が変化し、キャリアカウンセリングが提供できるようになりましたら、改めてご連絡いたします。

引用元：キャリアカウンセリングが提供できないという連絡が来ました。どうしたらいいですか？｜公式サイトより

また、スカウトサービスも展開していて直接企業からのオファーを受け取れるため、思わぬ企業からのスカウトを受けてキャリアの幅が広がることもあるでしょう。

基本情報

運営会社	パーソルキャリア株式会社
本社	〒106-0041 東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ 森JPタワー21F
拠点	札幌（北海道）・仙台（宮城県）・大手町／北青山／紀尾井町／柳橋／西新宿（東京都）・横浜（神奈川県）・静岡・名古屋（愛知県）・大阪・京都・神戸（兵庫県）・岡山・広島・福岡・鹿児島
対応エリア	全国47都道府県、海外
許可番号	13-ユ-304785
料金	無料

*2024年12月時点

30代の評判・口コミ

3位 ビズリーチは高収入を狙う人におすすめ

ビズリーチは、企業やヘッドハンターからスカウトを受けられる転職サイトです。

全体の85%が年収1,000万円を超える求人（2024年12月現在）となっており、即戦力としてのスカウトが多いことから、すでに経営幹部や管理職などの経験がある人に特におすすめです。

なお、スカウトを増やしたければ、職務経歴書の内容を充実させるとよいと公式サイトに明記されています。

転職エージェントを併用して担当のキャリアアドバイザーに添削してもらった職務経歴書を登録するのが最適です。

スカウトを増やすには、登録された職務経歴書の内容を充実させるとよいでしょう。これまでの経歴や職務内容に加えて、どのような成果をあげてきたのかを明記することで、スカウトを受け取る可能性が高まります。

引用元：スカウトを増やすにはどうしたらよいですか？｜公式サイトより

ハイクラス向けというイメージが強いですが、キャリアアップでハイクラスを目指す人も利用可能です。自分の市場価値を知ることにもつながるため、登録してみると良いでしょう。

基本情報

運営会社	株式会社ビズリーチ
本社	〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー12F
拠点	東京・大阪・名古屋（愛知県）・福岡・静岡・広島
対応エリア	全国47都道府県、海外
許可番号	13-ユ-302647
料金	無料（一部有料）

*2024年12月時点

30代の評判・口コミ

4位 マイナビエージェントは親身にサポートしてほしい30代前半におすすめ

マイナビエージェントは、未経験の業界・職種への転職を目指す30代にしっかり寄り添ったサポートをしてくれます。

未経験での転職はスムーズに進まない場合もあり、転職活動中に気持ちが折れてしまう可能性があります。しかし、そうした不安の解消も含めて、最後までていねいなサポートをしてもらえる転職エージェントです。

転職ノウハウが豊富にあること、大手上場企業からベンチャー企業まで人事担当者とのパイプがあることもポイントです。

なお、マイナビ転職とは取り扱い求人が異なります。

「マイナビ転職」では、正社員のご経験がなくても応募可能な求人から高いレベルの実務経験を求める求人まで、幅広く掲載されておりますが、「マイナビエージェント」が保有するのは社会人経験を有する方を対象とした求人が中心です。また、求人広告媒体には掲載されていない非公開求人やマイナビエージェント独占求人を多数保有しております。

引用元：「マイナビ転職」とは何が違うのですか？｜公式サイトより

そもそもマイナビ転職は自分で求人を探し応募するサービスのため、キャリアアドバイザーにサポートしてもらえるマイナビエージェントと併用するとよいでしょう。

基本情報

運営会社	株式会社マイナビ
本社	〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1
拠点	東京・札幌（北海道）・仙台（宮城県）・名古屋（愛知県）・大阪・福岡
対応エリア	全国47都道府県、海外
許可番号	13-ユ-080554
料金	無料

*2024年12月時点

30代の評判・口コミ

5位 パソナキャリアは年収600万円以上のハイクラス層におすすめ

*公式サイトトップページ参照

パソナキャリアは、専門職や管理職などのエグゼクティブ求人に強みをもつ総合型の転職エージェントです。実務経験豊富な30代から40代前半までの転職サポートを得意としています。

誰もが名前を知っている日本の大手企業や上場企業の求人を豊富に扱っており、600万円〜1,200万円の年収帯の求人が中心です。キャリアアップや高年収を目指して転職する30代におすすめです。

在籍のキャリアアドバイザーはそれぞれ得意な領域を持つプロで、ハイクラス求人の転職実績が多数。求職者それぞれのスキルや特性を見極め、希望する分野や業界への転職成功に導いてくれるでしょう。

基本情報

運営会社	株式会社パソナ
本社	〒107-8353 東京都港区南青山3-1-30 PASONA SQUARE 8F
拠点	支店 東京都（丸の内）、大阪市（大阪府）、名古屋（愛知県）、静岡（静岡県）、札幌（北海道）、仙台（宮城県）、つくば（茨城県）、富山（富山県）、岡山（岡山県）、広島（広島県）、福岡（福岡県） その他拠点 青森県・秋田県・山形県・福島県・神奈川県・千葉県・埼玉県・群馬県・栃木県・新潟県・石川県・福井県・山梨県・長野県・岐阜県・三重県・兵庫県・和歌山県・京都府・奈良県・滋賀県・山口県・島根県・鳥取県・徳島県・高知県・愛媛県・香川県・長崎県・大分県・鹿児島県・佐賀県・熊本県・宮崎県・沖縄県
対応エリア	全国
許可番号	13-ユ-010444
料金	無料

*2024年12月時点

30代の評判・口コミ

6位 JACリクルートメントは管理職・グローバル転職を志向する人におすすめ

*公式サイト「JACの強み」参照

JACリクルートメントは、30代以上のハイキャリア人材をメインターゲットとしている転職エージェントです。

1人のコンサルタントがキャリアアドバイザーと企業担当とを兼ねており、直接企業のことを知っているコンサルタントが求人を紹介してくれます。

外資系企業や海外進出している日系企業への転職支援にも強いため、海外を視野に入れた活躍をしたい人にもおすすめです。

海外・外資系企業への転職に強いことから、海外在住者でも利用できます。

ただし、在住国と希望条件によっては、海外子会社への登録が必要となる可能性があることを覚えておきましょう。

サービスへのご登録は可能ですが、現在お住いの国とご希望の条件によっては日本の職業安定法の定めにより当社から直接求人のご紹介ができない事がございます。
その場合、当社海外子会社サービスのご紹介およびご登録のご案内をさせていただくことがございます。

引用元：海外在住者ですが、サービスを利用できますか?｜公式サイトより

また、デジタル人材やエグゼクティブ人材、グローバル人材については専門で支援するサービスがあります。

基本情報

運営会社	株式会社 ジェイエイシーリクルートメント
本社	〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング14F
拠点	仙台（宮城県）・神田神保町（東京都）・さいたま（埼玉県）・横浜（神奈川県）・静岡市／浜松（静岡県）・名古屋（愛知県）・京都・大阪・神戸（兵庫県）・広島・福岡
対応エリア	全国、海外
許可番号	13-ユ-010227
料金	無料

*2024年12月時点

30代の評判・口コミ

7位 type女性の転職エージェントは女性目線のキャリアアドバイスが欲しい人におすすめ

*2023年度実績（自社調べ）

type女性の転職エージェントは、サービス開始から25年にわたり蓄積してきたノウハウを駆使して、30代女性の転職を支援してくれる転職エージェントです。

年間1万2,000人以上のキャリアカウンセリング（2023年度）をしており、転職支援実績は年間数千人にものぼります。

転職ノウハウ記事を通した情報発信や相談会、面接の日程調整や年収交渉の代行に加え、面接にふさわしい服装やメイクを教えてくれるため、現職や家事などで忙しい人や、転職活動に慣れていない人にもおすすめです。

なお、妊娠・出産を考えている中での転職の場合でも、長期的に働く前提であれば、採用される可能性はあります。ただし、入社後1〜2年ほどは職場でのポジションを確立しておいた方が良いでしょう。

転職先で仕事に慣れてからきちんと引き継いで産休に入る方が安心と公式サイトにも明記されています。

近々タイミングが合えば出産を考えています。入社後に産休に入るかもしれないのに転職するのは、難しいでしょうか？
可能性はあります。
しかし、出来れば1～2年は新しい職場に慣れるつもりのほうが良いです。

引用元：近々タイミングが合えば出産を考えています。入社後に産休に入るかもしれないのに転職するのは、難しいでしょうか？｜公式サイトより

基本情報

運営会社	株式会社キャリアデザインセンター
本社	〒107-0052 東京都港区赤坂3-21-20 赤坂ロングビーチビル
拠点	赤坂（東京都）
対応エリア	東京・神奈川・埼玉・千葉
許可番号	13-ユ-040429
料金	無料

*2024年12月時点

30代の評判・口コミ

30代に強い転職エージェントの失敗しない選び方

30代の上手な転職エージェントの選び方は以下のポイントを押さえましょう。

30代は仕事もプライベートも忙しい世代ですが、転職エージェントは転職活動の効率を上げてくれる強い味方です。

自分と合わない転職エージェントを選んでしまうと、転職成功への道のりが遠回りになってしまいます。

選び方1. 転職エージェントの得意な業界を知る

登録前にチェックしておきたいのが、その転職エージェントがどのような業界・職種の求人を多く保有しているのかという点です。転職エージェントは「総合型」と「特化型」に大きく分類できます。

総合型	さまざまな業界・職種の求人情報を幅広く扱う
特化型	特定の業界・職種や年収帯の他、年代・性別に特化した求人情報を扱う

業界や職種を限定せずに転職活動をしたいという方は総合型のみの利用でも問題ありません。

しかし、希望する業界や職種がある場合には、特化型の転職エージェントを利用した方が効率的に活動できます。

業界に特化した転職エージェントでは、その業界出身のキャリアアドバイザーが在籍していることも多く、経験に基づいた知識などから適切なサポートを受けられるでしょう。

業界との太いパイプもあり、専門性の高い求人やキャリアアップを目指せる求人、非公開求人を多く保有している点も特徴です。

選び方2. 転職エージェントの対応エリアを確認する

転職エージェントによっては関東のみなど、対応エリアが一部に限定される場合もあります。とくに地方での転職を検討している場合は忘れずに確認しておきたいポイントです。

また、海外企業への転職を目指している方のサポートをしている転職エージェントもあります。より広い視野でキャリアチェンジを考えている方は、登録しておくことをおすすめします。

選び方3. 良いキャリアアドバイザーを見極める

キャリアアドバイザーの見極めは転職活動に大きな影響を与えると言っても過言ではありません。

信頼できるキャリアアドバイザーには、次のような傾向があります。

• 自分の話をきちんと聞いてくれる
• 紹介される求人の方向性が自分の志向と合っている
• 興味のない企業に応募するよう強く勧めるなど無理なことを押し付けない

転職エージェントによっては、キャリアアドバイザーの質の高さをアピールポイントにし、本人の経歴などを公開している場合もあるので、参考にしてみましょう。

事前のチェックが難しい場合、登録後に担当のキャリアアドバイザーとのやり取りを通して判断し、もし合わないと感じたら、理由を添えたうえで変更を依頼することも可能です。

30代が転職を成功させるための4つのポイント

ここでは、採用担当者が30代の転職者に求めるスキルの他に、異業種へのジョブチェンジを考えている方が転職を成功させるためのポイントなどを丸井さんにうかがいました。

1. 30代の転職では「なぜ転職するのか」をはっきりさせる

「本当に転職が最善なのか」を見極めるために、転職したい理由を書き出して言語化してみることが大事です。

仕事にも慣れて裁量が増えた一方、刺激が少なくなり漠然と「今の仕事を続けていていいのだろうか？」と思ってくる時期でもあります。

転職を決断するときに、「なんとなく不安だから転職」「いきなり退職」はNGです。

2. 30代の転職では「どうしたら転職できるか」を明確にする

「なぜ転職するのか」に加えて、「どうしたら転職できるか」も明確にする必要があるでしょう。

30代は20代と比べて年齢を重ねている分、社会人経験も長いため、転職ではスキルや実績のアピールが重要になります。

3. 30代の異業種への転職にはポータブルスキルをアピール

未経験の異業種業界への転職では、実務経験がない分、ポータブルスキルをアピールしましょう。

ポータブルスキルとは、どんな環境でも活かせるスキルのこと。「論理的思考力」「プレゼンスキル」「コミュニケーション能力」「問題解決能力」「交渉力」などが挙げられます。

業界の専門スキルがなくても、これらの能力が高ければ、どの会社でも必要とされる「市場価値の高い人材」としてアピールできます。

ポータブルスキルを言語化するのが難しいと感じるのであれば、転職エージェントを活用して、客観的な意見を聞いてみることがおすすめです。

4. 30代の女性の転職は目的とキャリアプランを明確にする

女性の30代は、プライベートでの変化がある時期でもあります。

そのため、結婚や出産、育児などで働き方を考えて転職を考える方も少なくありません。

逆にバリバリ働いてキャリアアップしていきたいと考えている人もいるでしょう。

何を目的に転職するのかをきちんと明確にし、どのような働き方・待遇が自分に合っているのかを考えておきましょう。

知っておきたい30代の転職事情

転職活動を行う上で「30代の平均年収は？」「30代の転職で年収は上がる？」と疑問に思うこともあるでしょう。

ここでは、30代の転職事情に関する疑問に回答しています。

30代の平均年収はいくら？

国税庁の民間給与実態統計調査を基に20代～40代までの平均年収額をまとめると以下の表の通りになります。

年齢とともに平均年収は上がり、30代前半から平均値は400万円台に乗っています。

【世代別平均年収】

20代前半	約267万円
20代後半	約394万円
30代前半	約431万円
30代後半	約466万円
40代前半	約501万円
40代後半	約521万円

*出典：国税庁長官官房企画課 令和5年分民間給与実態統計調査－調査結果報告－

30代の転職で年収は上がる？

厚生労働省の転職者実態調査を基に30代の転職による賃金の変化状況をまとめると以下の表の通りになります。

【転職による賃金の変化別転職者割合】

	30代前半	30代後半
1割以上増加	30.4%	27.6％
1割未満増加	14.3%	10.4%
変わらない	25.6%	31.3%
減少した	29.1%	29.9%

*出典：厚生労働省 令和5年転職者実態調査の概況

30代前半では合計44.7%と約半数の人が転職によって賃金が増加しています。

一方、30代前半・後半の両方でそれぞれ約3割程度の人は転職によって賃金が減少していますが、その背景として、以下のようなことが考えられます。

仕事内容・年収の増加・福利厚生・ワークライフバランスなど転職でかなえたい希望を明確にしておくと、後悔のない転職が実現できるでしょう。

残業が少ない職場への転職

家庭やプライベートの時間を優先したいと希望し、残業が少ない企業に転職した場合「残業手当」が減少するため給与も減少します。

残業代はおもに、所定労働時間を超えて発生した労働に対して支払う「時間外勤務手当」と「固定残業代」があります。

キャリアチェンジした場合やライフワークバランスを考慮し、あえて残業が少ない企業へ転職を希望した場合は、希望年収には残業代を含めない方がいいでしょう。

未経験職種への転職

キャリアチェンジを目指した転職の場合は、今までの経験やスキルを活かすことができず年収が下がる可能性があります。

企業が転職者の処遇決定する際に考慮した要素として「これまでの経験・能力・知識」が53.7%と過半数を超えているため、未経験職種への転職は年収への影響が大きいと考えられます。

【転職者の処遇（賃金、役職等）決定の際に最も重視した要素割合】
これまでの経験・能力・知識	53.7%
年齢	11.9%
その他	11.6%
免許・資格	10.7%
前職の賃金	6.8%
学歴	0.6%
前職の役職	0.4%

*出典：国税庁長官官房企画課 令和2年分民間給与実態統計調査－調査結果報告－

地方への転職

UターンやIターン転職、地方での移住転職を目指し首都圏から地方への転職を考えた際にも年収が下がる可能性があります。

地域別の平均賃金表を見ると、関東地方の平均賃金は約31万円、一番低い北海道・東北地方では約25万円となっており、約6万円の差があります。

【地域別にみた平均賃金（千円）】
関東	313
関西	301.3
東海	297
北陸	282.4
甲信越	276.7
中国・四国	272.4
九州・沖縄	259.3
北海道・東北	258.1

*出典：厚生労働省 令和2年賃金構造基本統計調査－調査結果報告－

転職時の給与交渉不足

現職と同等の年収で転職活動を行ったのに転職後、所得が低くなったというケースは多々あります。

要因としては「給与交渉不足」が考えられるため、転職前にしっかりと企業側とコミュニケーションをとる必要があります。

自分では、なかなか交渉しにくい給与などの条件交渉ですが、転職エージェントが企業との間に入ってくれるためスムーズに交渉が行えます。

転職後のミスマッチを防ぐためにも、転職エージェントに自分の要望をしっかりと伝えることが大切です。

転職後の役職やポジションの変化

転職先での役職やポジションの変化により、前職で付与されていた役職手当の金額が異なり年収が減少することがあります。

現職での諸手当をよく確認し、転職後どんなポジションで採用されるのか、基本給以外の手当はどれぐらいなのかをシミュレーションしておくべきです。

しかし、転職そのものは、経験や実績を重ねることにより前職よりも年収がアップする可能性もあります。

仕事内容・年収の増加・福利厚生・ワークライフバランスなど転職でかなえたい希望を明確にしておくと、後悔のない転職を実現できるでしょう。

転職エージェント利用の流れ

登録する前に、転職エージェントの利用の流れを把握しておきましょう。

1. 転職エージェントWebサイトから登録
2. 履歴書職務経歴書の用意
3. 転職エージェントとキャリア面談・書類添削
4. 転職エージェントからの求人紹介
5. 志望企業との面接
6. 内定
7. 条件交渉
8. 入社

転職エージェント登録から入社までの期間は2～3ヵ月が一般的です。転職活動における不明点は随時転職エージェントが教えてくれるので、まずは思い切って登録してみてください。

30代で転職エージェントを利用した人の体験談

ここでは30代で転職エージェントを利用して転職を成功させた3人の体験談をご紹介します。

疑問を解決！30代の転職に関するQ＆A

最後に30代の転職にまつわるさまざまな疑問について、キャリアコンサルタントの丸井沙紀さんに伺いました。

自分によりマッチした転職を成功させるためにも、不安に感じている点は早めに解決しておくとよいでしょう。

• 30代での転職、転職回数がネックになることはある？
• 30代でベンチャー企業への転職はあり？
• 30代は資格がなくても未経験転職ができる？
• フリーターからの転職、どうアピールすればいい？
• キャリアアップを目指しての転職で注意すべき点は？
• 外資系への転職で注意すべき点は？
• 30代で大手企業への転職は難しい？
• テレワークやリモートの影響で市場動向の変化はある？

30代におすすめの転職エージェントに関するまとめ

30代におすすめの転職エージェントは、ランキング上位を占めるリクルートエージェント、doda、ビズリーチの3社です。

30代におすすめの転職エージェント

サービス名	転職サービスの種類	公開求人数*
リクルートエージェント	転職エージェント	511,132件 ＋非公開求人
	求人数が豊富で理想の求人に出会いやすい キャリアチェンジやニッチな業界への転職もしやすい 1分で無料登録
doda	転職エージェント	257,571件 ＋非公開求人
	細かい条件で求人を検索できる転職サイトの機能あり！ 並行して自分で求人を探したい人向け 1分で無料登録
ビズリーチ	スカウト型転職サイト	147,438件 ＋非公開求人
	ハイクラス向け高収入求人が豊富 ヘッドハンターからのスカウトを受けられる 1分で無料登録

*2024年12月時点

以前は「30代の転職は難しい」といわれていました。しかし、働き方の多様化や少子高齢化による働き手不足などから、30代での転職は珍しいものではありません。

とはいえ、経験やスキルが重視される30代はしっかりと戦略を練っておかなければ、希望する転職が難しいこともあります。

30代こそ転職エージェントのサポートをうまく活用し、自分に合った企業を見つけて新たなキャリアをスタートさせましょう。