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薬剤師の70%は転職に失敗?失敗談からわかる注意点と9つの対策

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「初めての転職で失敗したくない…」「失敗しないためには、どうすればいいの?」
今の職場に不満がある、今すぐ辞めたいという気持ちから焦って転職活動を進めると転職後、こんなはずではなかった…失敗した…。と転職を後悔することにもつながります。
実際、転職経験がある薬剤師にアンケート調査をしたところ70%の薬剤師が転職に失敗したと回答しました。
この記事では転職に失敗した薬剤師や、転職のプロであるエージェントにインタビューを敢行し、そこから見えてきた転職で失敗しないためのポイントはこちらです。
転職に失敗しないための9つのポイント
- 転職理由や希望条件を明確にする
- これからのキャリアプランを立てる
- 今の職場で不満を解消できないか考える
- 転職のタイミングを見計らう
- 面接時の職場見学では調剤室や業務フローをチェック
- 業務内容や雇用条件に納得してから内定承諾
- 転職のタイミングを見計らう
- 転職理由は今の職場にも前向きに伝える
- 薬剤師転職サイトを使ってアドバイスを得る
転職に失敗したくない薬剤師におすすめなのが、薬剤師転職サイトの利用です。失敗しないためのアドバイスや希望条件に合った求人を提案してくれるので、心強い存在となるでしょう。
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上記以外にも、いくつかの薬剤師転職サイトを比較してみたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
目次
70%の薬剤師が転職に失敗している!?
当編集部が実施したアンケートによると、転職経験のある薬剤師が「転職に失敗した(こんなはずではなかった)」と答えた割合は70%にも上りました。

※転職ハブ調べ
かつて「薬剤師は売り手市場だから、資格さえ持っていれば転職できる」と言われた時代がありましたが、現在の薬剤師の転職市場は大きく変化しています。
コロナ禍が原因のクリニックの患者数減少や経営の先行き不透明さについては、徐々に回復の兆しが見えてきたのは事実です。しかし、薬剤師の急増や診療報酬改定、企業の経営悪化などにより、薬剤師を取り巻く転職環境は厳しい状況が続いています。
当編集部が取材した薬剤師転職サイトの現役キャリアアドバイザーからも、「5〜10年前と異なり、買い手市場であることを念頭においた転職活動が必要」という意見を得ています。
薬剤師転職に成功するには、転職市場の厳しさや失敗するケースを踏まえた、失敗しないための対策が必要です。
転職に失敗する人に多い特徴
1.転職理由が不明確
「なんとなく今の職場が不満」「同僚が転職したから」など退職理由が不明瞭なままだと、転職先でも同じ不満を繰り返して転職に失敗する恐れがあります。若手の薬剤師や第二新卒に多いケースです。
「現職場よりも年収〇〇万円以上増やすために、安定した経営の病院に勤めたい」「スキルアップできる大手の薬局でキャリアを積み、将来的に独立したい」など転職理由を明確にし、その理由を解消できる求人を選びましょう。
2. 希望条件が不明確で優先順位をつけていない
転職先に求める希望条件が不明確で、なおかつ優先順位をつけていないと、薬剤師として転職する目的が果たせずに失敗する可能性があります。
例えば「ワークライフバランスを重視したい」と考えていたにもかかわらず、会社の成長性に惹かれて希望条件と異なる職場に転職すると、「薬剤師勉強会や社内研修が多すぎてワークライフバランスが取れない」と不満を抱える可能性があります。
この場合はワークライフバランスを優先順位1位にしておき、それ以外の条件は「叶えられたらラッキーだが絶対ではない」との位置づけにしましょう。
次のように具体的な条件をピックアップしておき、どの条件を1番優先したいかを検討するのがおすすめです。
希望条件の例
- 調剤薬局を希望
- 通勤時間20分以内
- 忙しくてもキャリアが積める
- 子育て中の女性薬剤師でも働きやすい
すべての希望を満たす求人を見つけるのは難しいので、必ずかなえたいMUSTの希望条件と、できればかなえたいWONTの希望条件に分けて考えることが大切です。
3. 自身の能力を過信している
「薬剤師はどこで働いても同じ」「経験があるから勉強しなくても問題ない」など、自身の能力を過信していると転職に失敗するケースがあります。
例えば総合科目を扱っていた薬剤師が精神科専門の調剤薬局へ転職した際、「総合科目の経験があるから大丈夫」と考えていたところ、業務の違いと忙しさからくるストレスで1週間後に再転職したという事例があります。
売り手市場となった薬剤師の転職状況において、「面接を受けてやる」「良い待遇じゃないと転職しない」といった上から目線で転職活動を進めてしまうと、どこからも必要とされず失敗するケースも少なくありません。
「派遣は時給が高いけど即戦力レベルが必要だから、調剤経験が浅い自分はパートから始めよう」「経験にない科目だから事前に勉強しておこう」など、自身の能力を冷静に分析した選択と行動が大切です。
4. 転職先の仕事内容を具体的にイメージできていない
転職先の仕事内容を具体的にイメージできていないと、転職後に業務内容や必要スキルについてミスマッチが発生し、転職に失敗する可能性があります。
薬剤師として「なんとなく条件の良い職場に行きたい」と漠然と考えるのではなく、「製薬会社で研究開発に関わりたい」「病院で患者と向き合う仕事をしたい」など、なりたい自分や達成したい目標を高い解像度でイメージしておきましょう。
5. 知人の紹介で転職する
薬剤師は知人の紹介で転職するケースが多いものの、信頼できる人から紹介してもらうことによるデメリットも存在します。例えば次のような失敗例があります。
- 知人の顔を立てるために不本意ながら入社した
- 友人から聞いていた条件が入社後に違っていた
- 薬剤師資格を持っていない知人の紹介だと、業界知識の曖昧さや価値観の違いによる紹介でミスマッチが発生する
第三者を介した転職であれば、キャリアアドバイザーが付いてくれる薬剤師専門の転職サイトや大手転職エージェントの利用がおすすめです。
6. 情報収集手段が限られている
情報収集手段が企業ホームページや求人票だけなどに限られてしまうと、表面上の情報しか得られず、選考で落ちたり入社後にミスマッチになったりという失敗につながる可能性があります。
薬剤師転職に失敗しないためには、企業情報・社内情報、雰囲気、面接官の人柄など、現場からしか得られない情報のチェックが大切です。そうした情報は、薬剤師転職サイトのキャリアアドバイザーなどから得られます。
また地方の小さい薬局の求人情報なら、地元の人向けの紙媒体やハローワークで得られるケースがあります。
キャリアアップを考える場合は、掲載料を支払って求人掲載している企業(採用にお金をかけるほど本気で募集している企業)や、マッチングを考えてくれるサービスを利用するとよいでしょう。
7.雇用条件や待遇を確認せずに内定承諾をしてしまう
雇用条件や待遇を確認せずに内定承諾をしてしまい、入社後に「話が違う」とミスマッチが起こって転職に失敗するケースがあります。
内定が出たときは焦って承諾せず、契約内容が記載されたオファーレターなどの書類をしっかり確認しましょう。
募集時の条件と内定後の条件に齟齬がある場合は、変更の理由や根拠を先方へ確認してください。
もし他の企業からも内定が出ている、または近日中に合否の結果が出る選考がある場合は、そちらの条件と比較検討することも大切です。
8. 職場の実態について事前確認をしない
業務の具体的な内容や人間関係、忙しさなどの職場の実態については、入社前に可能な限り確認しておくべきです。機械設備や雇用条件がいくら優れていても、働きづらい職場でストレスが溜まっては転職成功とは言えません。
薬剤師転職において、確認しておきたい職場の実態は次の通りです。
薬剤師が最低限確認したほうが良いチェック項目
- 何科の薬が多いのか
- 1日当たりの処方箋枚数
- 薬剤師の人数、シフトの人数
- 薬歴の数や、薬歴が終わらなかった場合の対応(すべてを記入し終わってから帰宅するのかなど)
9. 思い込みで職種や雇用形態を決めてしまう
「正社員は休みが取りづらい」「個人薬局は雰囲気が暖かそう」などの思い込みは、転職失敗につながるリスクがあります。ワークライフバランス、業務内容、雰囲気などは、雇用形態や職種によって必ずしも決まらないからです。
思い込みで応募先を決める行為は、求人の選択幅を狭め、希望求人と出会うチャンスを減少させます。
正社員・派遣社員・パートなどの雇用形態や企業規模などにこだわりすぎず、収集した客観的な情報に基づいて求人を選びましょう。
職場の有給休暇取得率や職場の雰囲気、人間関係、年齢層などの求人票にはない情報は、薬剤師特化の転職サイトや転職エージェントのキャリアアドバイザーから得られます。
10.対応が悪いエージェントが担当になる
転職エージェントなどに所属するキャリアアドバイザーの対応が悪いと、紹介求人の希望条件やコミュニケーション面などで折り合いがつかず、スムーズな転職活動ができない可能性があります。悪い対応の例は次の通りです。
- 薬剤師業界の特徴や職場の内部情報など、キャリアアドバイザーにしか分からない情報について疎い
- 求職者の希望を聞かず、自社の利益やノルマ達成につながる求人しか紹介しない
- 高圧的な態度である、連絡頻度が少ないなど意思疎通が難しい
本来の転職エージェントは、求人紹介や条件交渉などを行ってくれる頼もしい存在です。
相性の良い転職エージェントを見つけるには、転職エージェントを複数社利用し、より多くのキャリアアドバイザーと出会うチャンスを増やしましょう。
実際にあった薬剤師の転職失敗談
薬剤師転職に失敗した人の体験談は、転職活動者にとって有益な情報です。そこで当編集部では、実際に転職活動をした薬剤師の方々を対象に、転職失敗談についてアンケートを行いました。
ここからは実際にあった薬剤師の転職失敗談を紹介します。
- 業務内容がイメージしていた内容と違った人の失敗談
- 雇用条件や待遇についての確認が重要だと感じた薬剤師の失敗談
- 転職先で未経験の業務を任され、失敗したと感じた薬剤師の失敗談
- 転職先の職場の人間関係がよくないと感じた薬剤師の失敗談
1.業務内容がイメージしていた内容と違った人の失敗談
まずは、転職して見たら実際の業務内容がイメージと違い、「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまった薬剤師の失敗談を紹介します。
例えば「OTCの対応がないと言われたのに実際はあった」「広報の仕事もできるという話だったのに、転職後に経営が悪化しそれどころではなくなった」などの失敗談が寄せられました。
求人票には細かい業務フローや経営の状況までは書かれていないことが大半です。こうした失敗を防ぐには、薬剤師転職サイトや職場見学を通じて情報を多方面から収集することが大切です。
薬剤師の体験談
OTCの対応がないと言われたのに実際はOTC対応があった

30代女性 薬剤師 調剤薬局から調剤薬局に転職 年収100万円台
ドラッグストア併設の調剤薬局に転職したのですが、転職前の説明では「調剤とは別になっているのでOTCの…
ドラッグストア併設の調剤薬局に転職したのですが、転職前の説明では「調剤とは別になっているのでOTCの対応はほぼない」と聞いていたにもかかわらず、実際はかなりの頻度でOTC対応がありました。
人数が少ない上にOTC対応で人が取られ、本来の調剤業務が回らないといったことが多々あり、調剤専門の薬局を選択すれば良かったと後悔しました。
選択肢を広げるため、希望条件を緩くしすぎたのが失敗の原因だと思います。絶対にやりたくない業務がある場合は、条件を明確にして転職活動すべきだったと反省しました。
また、早く転職先を見つけたいという思いから条件を妥協してしまったため、もっと早くから転職活動を始めておけば、希望に合う転職先を見つけられたのかなと思っています。
転職後は経歴にキズが付かないよう我慢し、その後産休・育休に入りました。反省を踏まえて転職活動をしようと思います。
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薬剤師の体験談
会社の経営が悪化し希望の仕事をするどころではなくなった

30代女性 薬剤師 製薬会社から薬局に転職 年収400万円台
広報などの仕事も任せてもらえるというお話だったため、これまでの製薬会社での経験が生かせると考え転職し…
広報などの仕事も任せてもらえるというお話だったため、これまでの製薬会社での経験が生かせると考え転職しました。しかし、新型コロナによる受診控えなどの影響により会社の経営が悪化。広報に力を入れている場合ではなくなり、調剤業務のみに専念することとなりました。
会社は買収されたものの薬剤師の退職が後を絶たず、今後もしばらく調剤業務ばかりすることになりそうです。エージェントの方からは「借金のない会社だ」と聞いていただけに、とてもショックです。
新型コロナの流行は仕方なかったと思うとはいえ、不測の事態に対応できる会社でないことを、ホームページや面談時の管理職の対応から感じ取るべきだったと思います。経営状況や経営方針はどうなのか、管理職の人たちのスキルはどうか、私がやりたいことについて管理職の人たちが真剣に捉えてくれているのかなど。
現在は正社員からパートに切り替え、プライベートの充実と資格勉強に励んでいます。
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薬剤師の体験談
忙しくない転職先を希望していたのに…

30代女性 薬剤師 調剤薬局から調剤薬局に転職 年収300万円台
前の職場の業務量が多く毎日疲れていたので、今度の職場はあまり忙しくないところを希望しました。決まった…
前の職場の業務量が多く毎日疲れていたので、今度の職場はあまり忙しくないところを希望しました。決まった転職先は、都内の医療センターが門前の調剤薬局です。
コンサルタントの方と就職先の人事に相談しましたが、「処方箋枚数は多いけどその分職員数も多いから大丈夫だ」「あなたのことを待っている」と言っていたのでこちらに就職。しかし実際はあまりにも忙しく私にかまってもらえず、いきなり当日に渡薬することになりました。
現場に自分の要望を訴えたのですが「忙しいのに何を言っているんだ」と受け入れてもらえず、結局1週間ほどで辞めてしまいました。早く就職しなければいけないと焦ったのが転職に失敗した原因だと感じています。
転職に失敗したことから、今度は担当コンサルタントと話し合うことを意識しました。新しいコンサルタントに変えてもらったのですが、その方は仕事に慣れている感じがして安心感がまったく違い、やはりコンサルタントとの相性は大切だと感じました。
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薬剤師の体験談
自分のやりたいことができると思っていたのに…

30代男性 薬剤師
大学時代に学んだ知識を臨床の場で生かしたいと感じ、調剤薬局から製薬会社のDI業務へ転職しました。
大学時代に学んだ知識を臨床の場で生かしたいと感じ、調剤薬局から製薬会社のDI業務へ転職しました。
転職活動自体はスムーズに進んだのですが、働き始めて3ヶ月くらいたった頃に「転職に失敗したかも…」と感じ始めました。
入社前のイメージでは、問い合わせへの対応を通じて先進的な薬の勉強ができると思っていましたが、実際はマニュアルどおりに対応するだけでした。
また調剤薬局での対面のコミュニケーションに慣れていたため、相手の顔が見えない電話対応がかなりストレスになってしまいました。なかなか対応がうまくいかず、クレームをもらったこともあります。
結果的に半年とたたずに再度転職をし、調剤薬局に戻ることになりました。もっと具体的に仕事内容をイメージしてから転職すべきだったなと反省しています。
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2.雇用条件や待遇についての確認が重要だと感じた薬剤師の失敗談
雇用条件や待遇についての確認が重要だと感じた薬剤師の失敗談を紹介します。
例えば「店舗ごとに勤務形態が異なることを理解していなかった」「契約の際に聞いていた話と違った」という失敗談が集まりました。
対策としては、譲れない雇用条件や待遇など自身の希望をあらかじめまとめておき、内定後に受け取るオファーレターや職場見学で確認しましょう。
薬剤師の体験談
自分の希望を優先した転職先を選ぶことの大切さ

20代男性 薬剤師 大手調剤薬局から中小薬局に転職 年収500万円台
職場が近いことを意識して探していました。先方に同じことを伝え契約書にもサインしたのですが、その後はや…
職場が近いことを意識して探していました。先方に同じことを伝え契約書にもサインしたのですが、その後はやや離れている新店に配属になることを、勤務開始日の2週間前に言われました。
ボーナスも支給する、勤務時間外に在宅の臨時訪問があれば手当を出す、入りたい学会や認定の金銭的なサポートも行うという話だったものの、いざ入るとなかったことに。年末年始などの休みは取得できず、プライベートでも勤務先から電話がくるレベルです。
契約と違うことに対して、強く疑問や不満を伝えるべきだったと感じています。また「患者のためになるなら」との思いが、残念ながら会社側に「やりがい搾取」される要因になったと思います。
担当していた在宅の患者から、「人のために頑張ることも大切だけど、自分の人生も考えなさい」と言われ、勤務状況の悪さを認識できました。
次の転職時には入社時の契約書を読み直し、契約上問題ないことを確認してから、退職日の交渉を行いました。転職エージェントさんからも、さまざまなアドバイスをもらえたのが良かったです。
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薬剤師の体験談
情報収集不足が大きな後悔につながる

30代女性 薬剤師 総合病院から総合病院に転職 年収400万円台
行政が管理する総合病院から一般の総合病院へ転職しましたが、前の職場と違い業務形態や時間、待遇が悪く後…
行政が管理する総合病院から一般の総合病院へ転職しましたが、前の職場と違い業務形態や時間、待遇が悪く後悔しました。前総合病院の職場は勤務時間厳守・与えられた業務以外の対応の少なさが特徴でしたが、新しい総合病院は業務以外の雑用、業務形態や時間の強制変更・延長があり毎日大変でした。給与も減少しています。
これまで転職をした事がなく、前職場の総合病院の待遇や勤務形態などが普通かなという感覚でおり、求人案内の中身だけである程度判断したのが原因です。現職場の面接などのときに、いろいろ質問ができなかったことが一番の失敗だと思います。
「良いこともあるかもしれない」と自分に言い聞かせましたが、前の職場と比べてしまい心が折れそうになっているので、現在はさまざまな転職サイト・ハローワークで検索したり、知り合いから他の病院の内情を聞きだしたりして情報収集を行い、後悔しない転職活動を行っています。
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薬剤師の体験談
「どこでも良い」との考えは捨て、見学するなどの積極的な姿勢が足りなかった

20代男性 薬剤師 総合病院から調剤薬局に転職 年収300万円台
人事部の仕事などを任されましたが、残業代なし、役職手当なし、働きに見合った給料・ボーナスが払われない…
人事部の仕事などを任されましたが、残業代なし、役職手当なし、働きに見合った給料・ボーナスが払われないなど賃金面が不満でした。会計を任されるなどもあり、オールマイティーに熟さなければならない反面、それに見合った賃金が支払われないという状況です。
「とりあえず近場で就職すれば良い」という安直な考えで転職したのが原因です。職場見学にも行けば良かったと思います。やはりネットだけでは分からないことが体験できるので。
その後は、求人票の内容を徹底的に分析し他社と比較検討するようになりました。おかげで「ここは労働環境が悪いな」などが見えるようになったと思います。
また、ネットでは知り得ない情報を手に入れるために見学もするように心がけました。実際に先輩の生の声を聞いて「どこがやりがいを感じるか」「給与が仕事の量と見合っているか」など職場の内情を聞き、自分の満足のいく会社に勤めることができました。
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薬剤師の体験談
条件面に納得しないまま転職して体調を崩してしまった

40代男性 薬剤師 グループホームから高齢者福祉施設に転職 年収200万円台
担当者から紹介された職場では薬剤師の人数が少なく、人間関係はかなりギスギス。仕事の愚痴や他人の悪口ば…
担当者から紹介された職場では薬剤師の人数が少なく、人間関係はかなりギスギス。仕事の愚痴や他人の悪口ばかり言う人もいます。信頼できる人がいないので、ストレスを感じました。
給与面や福利厚生などの待遇に魅力を感じて転職を決めましたが、勤務時間が長いうえに残業が3時間以上ある日も頻発。疲れから体調を崩しがちになったことで転職を後悔しました。
現職をとにかく辞めたくて、時期を急ぎすぎたことで条件に十分納得しないままに転職先を決めたことが失敗の原因です。
通勤疲れや給与面の不満、人間関係によるストレスも加わり、「こんなはずではなかった」という思いが募り、半年後には再び考えています。
大事なのは、条件の中で「優先順位を決めること」だと自覚しました。これだけは絶対に外せないというポイントを絞って転職先を探す方が、選択肢も広がり自分に合う職場を見つけやすくなるのかなと思い行動をしています。
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薬剤師の体験談
コロナ禍が原因で、求人の十分な比較検討ができないまま転職

30代女性 薬剤師 調剤薬局(派遣)から別の調剤薬局(正社員)に転職
コロナ禍で急な派遣の案件の減少により、派遣会社から正社員へ転職してほしいという提案を受けての転職でし…
コロナ禍で急な派遣の案件の減少により、派遣会社から正社員へ転職してほしいという提案を受けての転職でした。
転職先が「新卒からずっとこの会社です」という方が多い調剤薬局で、世間一般とは異なる独特のやり方に慣れるまでが大変でした。
癖も強くて譲らない人が多い職場で、向こうのミスを指摘すると機嫌が悪くなる反面、こちらのミスは休みの日でも次回出勤日までとっておき、そこから一から指摘し直させるということも多く理不尽な思いをしていました。
転職活動時は時期的にそもそも案件も少なく、面接自体がキャンセルになる事態も多々あり、条件面などで選べるような状況ではなかったです。内定を出した薬局があれば、そこで決めるしかない状況でした。
「どこへ行っても1人2人は合わない人もいる」と思って我慢して2年働きました。その後、給料が大幅ダウンになるという事態がなければ、転職のきっかけも掴めず今でも我慢して働き続けていたと思います。
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薬剤師の体験談
働いてみたら雇用条件がまったく違いました…

30代男性 薬剤師
「週4~5日の勤務で、家から通える距離」という条件で希望を出したところ、個人経営の小さな調剤薬局を紹…
「週4~5日の勤務で、家から通える距離」という条件で希望を出したところ、個人経営の小さな調剤薬局を紹介されました。
働き始めてすぐに「あれ?」と感じました。まず週4~5日勤務という話だったのに、なぜか週5で働くことになっていたのです。あらためて交渉しても「そんな話は聞いていない」の一点張りでまったく聞いてもらえません。
また、残業した分の時間がシフト表に反映されず、「他の日に早く帰っていいから」と言われたのですが、早く帰れるわけでもなく結局残業代はもらえていません…。
有休に関しても「うちではパートに有休を付与したことがないので、未消化のまま消失します」と一方的に言われ、半年以上働いても有休は取れませんでした。
それでも我慢して2~3ヶ月間は働き続けたのですが、友人からのアドバイスもあり転職活動を始めました。
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3.転職先で未経験の業務を任され、失敗したと感じた薬剤師の失敗談
転職先で未経験の業務を任され、失敗したと感じた薬剤師の失敗談も寄せられました。この場合も業務内容の情報収集などが大切になってきます。
薬剤師の体験談
働いてみたら雇用条件がまったく違いました…

30代男性 薬剤師
「週4~5日の勤務で、家から通える距離」という条件で希望を出したところ、個人経営の小さな調剤薬局を紹…
「週4~5日の勤務で、家から通える距離」という条件で希望を出したところ、個人経営の小さな調剤薬局を紹介されました。
働き始めてすぐに「あれ?」と感じました。まず週4~5日勤務という話だったのに、なぜか週5で働くことになっていたのです。あらためて交渉しても「そんな話は聞いていない」の一点張りでまったく聞いてもらえません。
また、残業した分の時間がシフト表に反映されず、「他の日に早く帰っていいから」と言われたのですが、早く帰れるわけでもなく結局残業代はもらえていません…。
有休に関しても「うちではパートに有休を付与したことがないので、未消化のまま消失します」と一方的に言われ、半年以上働いても有休は取れませんでした。
それでも我慢して2~3ヶ月間は働き続けたのですが、友人からのアドバイスもあり転職活動を始めました。
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4.転職先の職場の人間関係がよくないと感じた薬剤師の失敗談
転職先の職場の人間関係がよくないと感じた薬剤師の失敗談も多く届いています。
例えば「人数の少ない調剤薬局では働きにくかった」「都心と地方で人間関係がまったく違っていた」などの失敗談が見られます。
人間関係は実際に働いてみないとわからない部分も大きいですが、薬剤師転職サイトのキャリアアドバイザーが応募先の職場の離職状況や理由などを知っている可能性があります。
薬剤師の体験談
総合病院と比べて人間関係が合わなかった

病院での長時間勤務が少し大変だったので、転職をして地元の調剤薬局で働きました。通勤時間や残業が短くな…
病院での長時間勤務が少し大変だったので、転職をして地元の調剤薬局で働きました。通勤時間や残業が短くなり、体調的に楽だった点は良かったです。しかし、人間関係が濃い分、少し大変でした。
調剤薬局は、総合病院などに比べて働いているスタッフが少なめです。休みが取りづらくなり、新人の私にとっては働きにくい環境でした。給料も少し下がっています。そのようなキャリアを活かした転職であればいいのですが、私は人間関係なども含め、目には見えないところも鑑みないと転職は失敗してしまうと思います。
そこの調剤薬局は1年ほどで退職し、少し遠い調剤薬局へあらためて転職をしています。さまざまなグループ会社の調剤薬局もありますが、母体のある企業で働いた方が私は良いと思います。
体感だと若手の多い方が風通しは良く、スタッフ同士も素直なので働きやすいです。あと、転職エージェントを使ってプロに任せた方が意見を聞けるので良かったです。
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薬剤師の体験談
都心と地方の人間関係の差を感じてストレスになった

30代 薬剤師 調剤薬局から調剤薬局に転職 年収200万円台
規模の大きな調剤薬局から地方の調剤薬局に転職した結果、人間関係が想像以上にドロドロしていて精神的に参…
規模の大きな調剤薬局から地方の調剤薬局に転職した結果、人間関係が想像以上にドロドロしていて精神的に参ってしまいました。
地方の調剤薬局では転勤・異動がなく、周囲が配慮なくプライベートを聞いてくる上に、患者さんたちとも顔見知りばかりで観察されている感じでとてもやりにくかったです。
「今までと同じ調剤薬局なら、業務内容も大差はないだろうしすぐに慣れる」と安易な気持ちで決めましたが、都心と地方では人間関係に大きな差があるということはまったくイメージしておらず、もっとリサーチしておけば良かったなと思います。
夫に相談したところ、一旦仕事を辞めて新たに働く場所をゆっくり探しても良いと言ってもらえました。
自分が満足できる働き先を見つけるためにも、焦らず転職活動をすることに。その結果、自分の求めている環境の調剤薬局を見つけられました。正社員だけではなく、パートという働き方も視野に入れるべきだと思います。
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薬剤師の体験談
未経験で飛び込んで1年経験を積み、人間関係を乗り越えてなんとか再転職

50代女性 薬剤師 医薬品流通業の管理薬剤師から調剤薬局に転職 年収500万円台
医薬品流通業の管理薬剤師として企業勤務をしていましたが、一度は臨床薬剤師として働いてみたいと考え、結…
医薬品流通業の管理薬剤師として企業勤務をしていましたが、一度は臨床薬剤師として働いてみたいと考え、結婚を機に調剤薬局に転職しました。
楽しくこなしていましたが、店長の嫁(薬剤師の資格なし)も一緒に働いており、高圧的な態度で非常にやりにくかったです。正式に働き始める前から開業準備(書類作成など)を無報酬で手伝わされました
「個人経営の薬局のほうがアットホームで学びやすいのではないか」「新規開業なので上下関係が厳しくなさそう」と思い込み、店長夫婦をよく知っている人に聞かずに決めてしまったのが失敗の原因です。
まったくの調剤初心者でしたが、調剤経験があるほうがさらに良い条件で転職できると考え、1年間、調剤や服薬指導の仕方、レセコン入力、レセプトの考え方を勉強することに。OTCを買いに来たお客様への対応などもできる限り経験しました。その後、よりよい条件でほかの調剤薬局に転職しました。
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薬剤師の体験談
恩師に勧められたこともあり、リサーチが甘かったと痛感

40代女性 薬剤師 調剤薬局から調剤薬局に転職 年収700万円台
スキルアップのために転職しましたが、経営者が高圧的で社内の雰囲気も悪く、数日で後悔しました。
…
スキルアップのために転職しましたが、経営者が高圧的で社内の雰囲気も悪く、数日で後悔しました。
研修システムもなく、処方箋枚数の割に薬剤師も少なく。機械のように調剤をこなす日々でした。忍耐力はつきましたが、もっと純粋に仕事に打ち込めて、成長できる環境に転職したかったです。
転職前が恵まれていたので、現職場のケースを想定しておらず甘かったと思います。「スキルアップしたい、経験を積みたい」という思いだけで行動してしまいました。信頼していた恩師が通っていた薬局で、恩師に勧められたので変な安心感があり、決めてしまったのもあります。
別の支店に移ることになりオーナーとは離れたため、業務は精神的には楽になりました。ただ会社のオーナーには変わりないので、会社の判断、方針などに疑問を抱くことが多いです。患者様のため、自分のために仕事をするんだという気持ちですが社の方針とのギャップのせいでやりづらさを感じています。
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薬剤師が転職に失敗しないための9つのポイント
現役の薬剤師転職サイトのキャリアアドバイザーによると、薬剤師が転職に失敗しないためには次の9つのポイントが重要になります。
- 自己分析をして希望条件を明確にする
- これからのキャリアプランを立てる
- 今の職場で不満を解消できないか考える
- 転職のタイミングを見計らう
- 面接時の職場見学では調剤室や業務フローをチェック
- 業務内容や雇用条件に納得してから内定承諾をする
- 転職理由は今の職場にも前向きに伝える
- 薬剤師転職サイトを使ってアドバイスを得る
ここからは薬剤師転職サイトのキャリアアドバイザーへのインタビューをもとに、薬剤師転職で失敗しないためのポイントを解説します。
ポイント1.自己分析をして希望条件を明確にする
転職したいと思った時点で、自己分析をして希望条件を明確にし、転職活動の方向性を決めるのがポイントです。
自己分析で明らかにすべき項目
- 自身の価値観
- 強み・弱み
- 得意なこと・苦手なこと
- 自分に向いている業務
例えば薬剤師の場合、薬学の知識はもちろん、患者への薬の説明・服薬に関するアドバイスも業務の大部分を占めてきています。知識だけではなく、接遇・接客部分も重点的に分析するとよいでしょう。
実際に近年は健康教室の開催やカフェ・本屋の併設など、地域のコミュニティになろうとする薬局も登場し始めました。
これまで勤めてきた中での患者とのやり取りなどを思い返し、「大切だ」「得意だ」と感じたことや「やりたくない」「苦手」と感じたことを整理してみましょう。
そうして価値観や強みを整理していくことで、自然と次の職場でやりたい業務や希望の働き方、目指したい自分の姿が見えてくるはずです。
ポイント2.これからのキャリアプランを立てる
「薬剤師として成し遂げたいこと」「果たしたい役割」「人生における仕事の位置づけ」などを考えることで、転職先や転職後のゴールが見えてきます。これらを明確にするためには、薬剤師としてのキャリアプランを立てましょう。
薬剤師のキャリアプランの例は次の通りです。
- 自分が経営する薬局を持ちたい
- ワークライフバランスを重視して家族を大切にしつつ、子育て後はスキルアップを目指す
- 成長性ある病院や薬局へ転職し、出世して経営層になりたい
- 現場で専門性を磨き、患者と向き合ったり自分が働きたい場所を自由に選んだりしたい
例えば出世して裁量権を持つポジションになりたい場合は、大手よりも小規模の薬局へ転職したほうが、希望がかないやすい傾向があります。
また、単純にエリアマネージャーや管理薬剤師など、役職のあるポストを紹介するキャリアアドバイザーも珍しくありません。
ポイント3.今の職場で不満を解消できないか考える
具体的な転職活動を始める前に、今の職場のままでも不満を解消できないかを一度考えてみましょう。
職場の上司などとコミュニケーションが取れていなかっただけで、相談で問題が解決するケースがあります。
例えば薬剤師の場合は「年収が低い」「残業が多い」「研修が少ない」など、客観的な事実ベースの不満であれば、現職場に相談することで改善する可能性があります。
認定薬剤師を持っているのに管理薬剤師の声がかからなかった人が、上司に要望を出したことでポストが作られたケースもみられます。
転職しないと不満を解消できないと判断できた場合は、実際に転職活動を進めることをおすすめします。
ポイント4.転職のタイミングを見計らう
薬剤師の転職でかなえたい希望条件があるときは、転職のタイミングを見計らうことが大切です。よくある希望条件と転職タイミングの関係についてまとめました。
薬剤師転職でよくある希望条件 | タイミングとその理由 |
---|---|
年収を増やす |
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未経験で転職する |
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ボーナスをもらってから退職する |
|
職場に迷惑をかけずに退職する |
|
なお厚生労働省の「一般職業紹介状況」によると、薬剤師の過去5年間の平均有効求人倍率は3.48倍でした。

好条件の求人を狙うならば1月から3月の時期がおすすめです。これは年度末退社に向けて職場へ退職の意思を伝える薬剤師が多く、同時に求人募集を行う職場が増えるためです。
実際に2022年4月から2023年4月の月別薬剤師有効求人倍率を見ると、1~3月の求人数が増加していました。
※出典:厚生労働省「一般職業紹介状況 有効求人倍率(パート含む常用)」
※各年3月の有効求人倍率(医師、歯科医師、獣医師含む)
ポイント5.面接時の職場見学では調剤室や業務フローをチェック
面接時に職場見学ができる場合は、必ずお願いしましょう。職場見学で見るべきポイントは次の通りです。
- 待合室の広さ(狭すぎて患者が溢れていないか)
- 調剤室で使われている機械(監査の機械、一包化の機械、軟膏の機械など)などの使用機器および使用環境
- 作業動線
- 薬の保管方法(在庫の置き方、棚の種類、よく使用する薬など)
- 働いている薬剤師や事務などの従業員の様子(挨拶や会話の雰囲気)
- 患者の雰囲気や患者対応の様子
- 薬局周辺の雰囲気(医療機関なので原則はしっとりした空気感)
現地に行かないと見られない、感じられないことを、見学にてチェックすることをおすすめします。
ポイント6.業務内容や雇用条件に納得してから内定承諾をする
失敗談にもあった通り、業務内容や雇用条件に納得せずに入社して後悔する薬剤師は珍しくありません。必ず掲示された内容に納得してから、内定を承諾しましょう。
例えばオファーレターと掲示された条件が違ったら、一旦キャリアアドバイザーや採用担当者へ確認してください。記入ミスや認識違いなどの可能性もあります。
また、面接を進めていく中で経験・スキルを考慮した具体的な条件が設定されたことが、オファーレターとの相違につながっているケースも存在します。
とはいえ、業務内容についてすべてを確認するのは不可能です。「アレルギーがあるからこの仕事はできない」「この業務は得意」など、自分が特に確認したいポイントをあらかじめ絞っておきましょう。
薬剤師の転職サイトを利用する場合だと、確認しておくべきポイントをこちらへ事前に伝えてくれます。また、転職サイト側から企業側に「こんな条件で薬剤師を紹介しました」と伝えてくれます。
ポイント7.転職理由は今の職場にも前向きに伝える
薬剤師は狭い世界ということもあり、現職場に退職を伝える場合は事を荒立てたくない求職者は少なくありません。現職場に退職理由を伝えるときは、前向きな内容にしましょう。
人間関係の悪さや愚痴などのマイナスで主観的な理由は、現職場にネガティブな印象を与え、その事実が転職先に伝わってしまう可能性もなくはありません。
一方で「年収・待遇をよくしたい」「スキルアップしたい」「結婚や子育てなどのライフイベントがある」など、事実ベースで理想と乖離があるという理由は、そのまま伝えても問題ないケースが多いでしょう。
ポイント8.薬剤師転職サイトを使ってアドバイスを得る
専門性の高い薬剤師転職において、客観的な自己分析・キャリアプラン立案や、自分に合う転職先探しなどを進めるのは、自分1人だけだと難しいのが実情です。
そのため、薬剤師転職サイトを利用して、薬剤師転職に強いキャリアアドバイザーからアドバイスを得ることをおすすめします。
第三者視点のプロのアドバイスがあれば、より広い視野で転職先を探せます。
また、企業の内部情報や社風、採用傾向などを求人票では得られない情報を収集するには、キャリアアドバイザーに相談するのが一番効果的です。口コミサイトや求人票などの情報より、精度の高いものが得られるでしょう。
薬剤師転職サイトを利用して転職したいと答えた薬剤師の口コミ
求人がない中でも複数紹介してくれた

40代前半 男性
次回も転職エージェントを活用したいと思います。3回目の転職の際は、緊急事態宣言下の2020年6月でし…
次回も転職エージェントを活用したいと思います。3回目の転職の際は、緊急事態宣言下の2020年6月でしたので求人が全くない状況でした。そんな中、3回目の転職で利用させていただいた転職エージェントの方は仕事も早く優先して、件数が少ない中複数の企業を紹介してくださいました。前職と比較すると給与も上回る結果となったため、このまま紹介していただいた会社で継続勤務したいと考えています。
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無駄な手間が省ける

20代前半 女性
次回も転職エージェントを利用したいです。理由は、給与交渉や面接の場のセッティングなどを代行してくれる…
次回も転職エージェントを利用したいです。理由は、給与交渉や面接の場のセッティングなどを代行してくれるため、自分は条件や、企業の情報収集に専念できるからです。今回は転職後に給与面で悩むこととなりましたが、しっかりと比較して転職すれば、無駄な手間が省けます。
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手続きも含めてすべてやってくれる

30代後半 男性
次回もやはり転職サイトを使いたいと思います。条件をしっかり伝えれば自分にしっかりマッチした転職場所が…
次回もやはり転職サイトを使いたいと思います。条件をしっかり伝えれば自分にしっかりマッチした転職場所が見つかると思います。職場で働きながら自分にマッチした場所を見つけるのはとても難しいですし、手続きも含めてすべてやってくれるのは魅力です。
続きを読む閉じる
ポイント9.転職エージェントは複数利用する
保有求人数や求人の質、得意とする地域や雇用形態など薬剤師転職サイトはそれぞれ特徴があります。
そのため、自分の希望条件を満たす求人に多く出会うために、3社程度の転職サイトを利用するのがおすすめです。
複数利用することのメリットとしては以下のようなことが挙げられます。
- エージェントを比較して見極めることができる
- 相性の良いエージェントに出会える
- 転職サイトごとの独占求人や非公開求人を紹介してもらえる
転職サイトの利用は基本的に無料です。転職を失敗しないためにも複数登録し利用することで理想どおりの職場に転職できる可能性も高くなります。
転職エージェントの複数登録・利用のメリットや注意点を知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
転職に失敗したくない人におすすめの薬剤師転職サイト
おすすめ薬剤師転職サイト | 求人数 | 総合評価 |
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34,686件 | ◎ 4.2 |
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49,222件 +非公開求人 |
◎ 4.1 |
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52,802件 | ◎ 3.7 |
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※2025年3月時点
※薬キャリAGENTの求人数は非公開求人数を含む
※1 薬剤師ポータルサイトにて19社中、年間登録者数No.1(2015年3月エムスリーキャリア株式会社調べ)
※ランキングの詳細は薬剤師転職サイトランキングの記事をご覧ください。
レスポンスの速さに定評がある薬キャリAGENT
薬キャリAGENT
*2025年3月時点おすすめポイント
- 求人数、求人・転職サポートの質すべて高評価!
- 年収600万円以上の求人が豊富!好条件・好待遇の独占求人も多数保有
- 対面対応を省き、電話・メールに絞った転職サポートで効率的に転職活動が進められる
おすすめの薬剤師
- スピーディーに早く転職したい薬剤師
- 高年収・好条件で転職したい薬剤師
- 病院・調剤薬局の求人を探している薬剤師
薬キャリAGENTの特徴
薬キャリAGENTは年収600万円以上の求人が多いことが特徴です。
運営会社のエムスリーキャリア株式会社は医療業界と太いパイプを築いているため、公開求人の4件に1件が年収600万円以上のハイクラス求人(※)となり、全国各地の調剤薬局や病院の求人の他にも、薬キャリAGENTにしかない独占求人や非公開求人などを多数扱っています。
薬キャリAGENTでは、登録後の対面面談を省き電話やメール、オンラインでのサポートを実施しているため、スピーディに転職したい薬剤師にとっては効率よく転職活動が進められるでしょう。
また、担当者は、職場の人間関係や有休取得率などの内情も調査してくれるため、転職後のミスマッチを防ぎたい薬剤師におすすめの転職サイトです。
※2025年3月時点
対面で転職相談やサポートが受けられるマイナビ薬剤師
マイナビ薬剤師
おすすめポイント
- 全国14ヵ所に拠点があり、対面面談で転職に関する悩みや不安をていねいにヒアリング
- はじめての転職で登録した転職サイトNo.1(アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 )
- 平均紹介求人数が19.5件(2019年10月現在)と業界トップレベルで、豊富なバリエーションの求人
おすすめの薬剤師
- 初めて転職をする20代・30代の薬剤師
- 種類豊富なたくさんの求人から選びたい薬剤師
- ドラッグストアへの転職を希望している薬剤師
マイナビ薬剤師の特徴
マイナビ薬剤師は、全国各地に拠点があることが特徴です。多くの転職サイトは首都圏や地方都市をメインに拠点を構えていますが、マイナビ薬剤師は北海道から九州まで全国に14拠点あるため、地方在住の薬剤師でも近くのオフィスで担当者から直接アドバイスを受けることが可能です。
「初めての転職で、転職活動をどう進めていいのかわからない」「自分の経歴やスキルではどれぐらいの年収が相場なのか」など、相談しながら転職活動を進められるため、転職に不安がある方でも安心して利用できるでしょう。
※2025年3月時点
全国の調剤薬局の求人を扱うファルマスタッフ
ファルマスタッフ
おすすめポイント
- 地域密着型の転職サイトで、エリア状況を詳しく把握
- 職場の雰囲気や忙しさなど求人情報だけではわからない情報を提供
- 日本調剤グループのノウハウを生かした教育・研修制度が充実
おすすめの薬剤師
- 調剤薬局に転職したい薬剤師
- 派遣・パートで働きたい薬剤師
- 地方での転職を予定している薬剤師
- 現職より高収入・好条件を希望している薬剤師
ファルマスタッフの特徴
ファルマスタッフは、全国の調剤薬局の求人数が多いのが特徴です。
全体の公開求人数52,802件(※)のうち約8.5割の38,494件(※)が調剤薬局の求人のため、調剤薬局への転職を希望する薬剤師にはおすすめの転職サイトです。
ファルマスタッフは、派遣やパートの求人が比較的多いのも特徴です。「家庭や子育ての都合により数時間だけ働きたい」「Wワークを希望している」など正社員以外の働き方を探している薬剤師にとっても希望の求人が見つかりやすいでしょう。
※2025年3月時点
転職の失敗を防ぐためにこんな方法も? 紹介予定派遣という働き方
転職失敗の大きな原因として、入社前と入社後のギャップが大きいことが挙げられます。
一方で「ギャップがあるかどうかは入社してみないとわからない」と考えている方も多いはず。
しかし、正規雇用の前に「お試し期間」で働くことができ、職場の実態を把握してから今後を決められるとしたらいかがでしょうか?
この方法ならギャップは最小限まで減らせます。それを実現するのが「紹介予定派遣」という働き方です。
紹介予定派遣とは3~6ヶ月間は派遣社員として勤務し、本人と派遣先の合意があれば正社員となることができる制度です。まさに「お試し期間」のある働き方といえるでしょう。
紹介予定派遣で働けばミスマッチはほぼ起きないため、どうしてもギャップが心配という薬剤師は検討してみましょう。
紹介予定派遣におすすめの派遣会社
紹介予定派遣に興味があるなら、以下の派遣会社がおすすめです。まずは気軽に登録してみてはいかがでしょうか。
ファルマスタッフ
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