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SE(システムエンジニア)から転職は可能?職種ごとにおすすめ転職先を紹介
※本記事は、事業者(リクルート様、マイナビ様など)のアフィリエイトプログラムにより広告収益を得て運営しております。 掲載するサービス及び掲載位置に広告収益が影響を与える可能性はありますが、サービスの評価や内容等は当サイトが独自に記載しています。
「システムエンジニアから異業種転職は難しいって聞くけど、どうなの?」
「自分の仕事に誇りをもちたい…早く下請け構造から抜け出したい…」
当記事ではシステムエンジニアからの転職を目指している方におすすめの転職サイトを厳選しました。
他のエンジニア職種からの転職についても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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転職ハブ編集部/元キャリアアドバイザー
教育業界から株式会社リクルートキャリア(現リクルート)へ転職し、約5年半にわたりキャリアアドバイザーとして勤務。業界や職種を問わず1,000人以上の求職者を支援した。
30歳を節目に、より多くの人生に貢献したいとの思いからWebマーケティングにキャリアチェンジし、転職に関するメディア運営を行う。
ユーザーや有識者へのインタビューに基づく情報発信をモットーとしている。
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目次
SE(システムエンジニア)から転職は難しい?
システムエンジニアからの同業種転職の難易度は、「保守運用のみを担当していた」場合と「開発工程まで担当していた」場合とで大きく異なります。それぞれの場合に分けて見ていきましょう。
システムエンジニアからの同業種転職 1.保守運用経験のみの場合、転職は難しい場合が多い
保守運用のみを担当していた場合、転職難易度は比較的高くなります。
なぜなら、企業はなにかしらの開発経験を求職者に求めているため、保守運用のみのスキルセットでは、転職後の活躍イメージが企業側としても湧きづらく不採用になることが多いからです。
そのため、保守運用のみの経験では、転職は難しい場合が多いです。今すぐに転職するよりも、今の会社で開発経験をさらに積む、もしくは2段階で転職し、必要なスキルを段階ごとに戦略的に身に着けるのがおすすめです。
2段階転職については、こちらの見出しで解説しています。
システムエンジニアからの同業種転職 2.開発経験もある場合、転職しやすい
開発経験がある場合、その経験を活かして同業種への転職を狙うことが可能です。
なぜなら、横断的に開発に携わっているため、保持しているスキルセットが保守運用よりも市場価値が高く、面接の際も、自身の成果や工夫点をアピールしやすいからです。
そのため、保守運用のような限定的な開発経験がある方よりも、横断的な開発経験がある方の方が、転職しやすいです。
システムエンジニアからの異業種転職は、難しい場合が多い
システムエンジニアから異業種への転職は難しい場合が多いです。というのも、プログラミングや設計書作成などのスキルは、営業職や企画職などで活かせる場面が少ないためです。
もちろん、開発を通じて身につけたコミュニケーション能力や論理的思考力などは、異業種でも大いに役立つでしょう。しかしそのようなスキルだけでは、どうしても経験者と比べて不利になってしまいます。
とはいえ、異業種への転職が絶対に不可能というわけでもありません。異業種であってもシステムエンジニアの経験を活かせる仕事は一部存在するためです。具体的にどのような仕事が該当するのかは、本記事で詳しくご紹介します。
システムエンジニア(受託開発、SES)におすすめの転職先
システムエンジニアの中でも受託開発やSESの形態で働いている方は、以下のような悩みを抱えている場合が多いのではないでしょうか?
- 働いても年収が上がる見込みがない
- 毎日同じ仕事ばかり繰り返していて辛い
- もっと自由で裁量のある仕事がしたい
特に元請けではなく下請け企業で働く方は、このような悩みをもつ場合が多いです。SIer業界は多重下請け構造になっている場合も多く、下層に行けば行くほど待遇や年収が上がりづらい傾向があります。
このような方が抱えている悩みを解決できるようなおすすめの転職先を紹介します。
1.大手SIer、1次受けSESへの転職がおすすめ
SIer業界で働いている方は、大手SIerや1次受けSESを目指すのがまず選択肢として挙げられます。
なぜなら、大手SIerなどは上流工程やプロジェクト全体の管理・統括がメインのため、下請け企業よりも年収があがりやすいからです。
また、実務でプログラミングに関われる範囲も、下請けのSES企業よりはかなり広がるため、その後のキャリアパスが軌道に乗りやすいでしょう。
例えば、下請けのSESから大手SIerに転職後に、設計、実装、テスト、保守運用などの横断的な開発経験を積んだことで、その後にWEBの自社プロダクトのエンジニアとしてのキャリアパスを実現した方もいらっしゃいます。
そのため、より上流の開発工程を経験できる大手SIerや1次受けSESでキャリアアップを目指すのがおすすめです。
「スキルや開発経験に自信がない」、「自身の強みが何かわからない」という方は、一度転職のプロに相談してみることをおすすめします。
2.社内SEへの転職がおすすめ
「受託開発をしたくない」という方は社内SEへの転職がおすすめです。社内SEとは自社で扱うシステム開発に携わったり、ヘルプデスクとして社員にパソコンや社内システムの使い方を説明したりする仕事です。
社内SEがおすすめの理由として、帰属意識をもちやすいことが挙げられます。
例えば、受託開発やSESと違い、定期的な現場移動がなく、自社で扱うシステム開発に携わったり、ヘルプデスクとして社員にパソコンや社内システムの使い方を説明したりする仕事が多いため、自社で働き続けることができます。
また、もう一つのおすすめの理由として、開発よりも上流の仕事ができることが挙げられます。
例えば、一般的に社内SEは開発は下請け企業に依頼し、その企業のマネジメントを行うことが多いです。そのため、開発よりも上流工程の仕事を経験でき、スキルアップしたい方にもおすすめです。
そのため、「受託開発をしたくない」という方は社内SEがおすすめです。
「受託開発での経験が転職後にどう活きるのか?」気になっている方は、一度転職エージェントに相談してみましょう。
3.異業種であれば、裁量が大きくITスキルを活かせるマーケティング領域への転職がおすすめ
もっと自由で裁量ある仕事がしたいと感じている方が異業種に転職したいなら、マーケティング関連の仕事がおすすめです。
なぜなら、WebマーケターはSEとは違い、ユーザー反応をダイレクトに知れる機会が多いため、場合によってはシステム開発よりも大きな達成感を味わえる場合もあるからです。
また、Webマーケターは、GoogleAnalyticsなどのデータ分析ツールを活用する機会が多いため、エンジニアとして培ったITツールの活用スキルを活かせるでしょう。
例えば、20代前半男性のSEがWEBマーケター職への転職に成功した例があります。その方は、趣味でマッチングアプリをやっていた経験をマーケティング視点と絡めてアピールすることで転職に成功できました。このようにふだんから、趣味レベルでもいいので戦略を考えたりマーケティングの経験がある方であれば、転職の際にアピールできます。
このようにエンジニアからマーケターへ転職することで、より自由で裁量の大きい環境に身を置くことも可能です。
異業種への転職が不安な方は、転職エージェントにキャリアの棚卸しをサポートしてもらいましょう。
4.転職ではないが、人事に社内異動するパターンもおすすめ
転職ではありませんが、社内異動も選択肢の1つといえます。
なぜなら、社内異動は転職と違い、仕事を失ったり今よりも年収を下げてしまったりするリスクが少ないからです。
また、エンジニア経験がすでにある方は、エンジニア視点で採用に貢献できるため、ミスマッチのない採用ができるといった企業側へのメリットもあります。
例えば、もともと人に教えるのが好きという価値観から、エンジニアから人事側に社内異動した方がいらっしゃいました。その方はエンジニアで培った専門知識やリーダーシップを強みに、人事側の組織開発や、新卒研修、採用イベントなどの旗振りを行い、活躍されています。
転職ではありませんが、社内異動も選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。
ネットワークエンジニアにおすすめの転職先
ネットワークエンジニアから転職する場合、以下のような悩みを抱えている方が多いです。
- 夜勤が多く体力的に厳しい割に年収が上がりづらい
- 突然のトラブル・障害にも対応しないといけない
- 運用保守の仕事が中心でやりがいを感じにくい
ネットワークエンジニアにかぎらず、サーバーエンジニアやデータベースエンジニア、セキュリティエンジニアなど、企業のITインフラを支える仕事を行っている方は、このような悩みをもつ場合があるのではないでしょうか?
ここからはネットワークエンジニアの悩みを解決できるおすすめの転職先を紹介します。
1.中堅SIer→大手SIerの2段階転職がおすすめ
現在SESでネットワークエンジニアをされている方は、一度中堅SIerへ転職し、キャリアを積んだ後に大手SIerのクラウドエンジニアを目指すキャリアパスがおすすめです。
なぜなら、近年、大手SIerではクラウドでのサーバー管理が主流になっているため、クラウドエンジニアの市場価値が高くなっているからです。
ただ、いきなりSESのネットワークエンジニアが大手SIerのクラウドエンジニアへ転職するのは難易度が高いため、一度中堅SIerでAWSなどのクラウド専門のスキルを磨く必要があります。
SESから中堅SIerへスキルをアピールしたい場合、資格でのアピールがもっとも有効です。具体的にはCISCOやネットワークスペシャリストなどの資格取得を目指すとよいです。資格があれば最低限のスキルを保有していることや学習意欲が高いことを証明できます。
2.外資系のSEへの転職がおすすめ
年収を上げたい方は外資系SEへの転職も視野に入れてみるとよいです。
なぜなら、外資系はハイレベルなシステム開発を行っている場合が多く、海外のメーカーが日本法人をもっている場合は年収が高い傾向にあるからです。
よくある転職例として、すでにCISCOやネットワークスペシャリストのような資格を保持しており、かつ保守運用以外の開発経験もある方が年収アップのために外資系のネットワークエンジニアに挑戦するケースが多いです。
ただし、外資系×エンジニアの転職情報があまり世に出回っていないため、ミスマッチを防ぐために徹底的に情報収集する必要があります。
情報収集の例として、とあるエンジニアの方はLinkedInというビジネスツールを利用し、外資系エンジニアの方との交流を増やすことで、貴重な「外資系×エンジニア」に関する転職情報を入手でき、転職に成功したという例があります。
自身のスキルに自信があるネットワークエンジニアの方は外資系SEへの転職も視野に入れてみてください。
機械(メカ)エンジニアにおすすめの転職先
機械エンジニアから転職する場合、以下のような悩みを抱えている方が多いです。
- 身近な製品の開発に関わりたい
- クライアントとコミュニケーションを取れる仕事がしたい
- 今よりも年収や待遇を上げたい
機械エンジニアは、幅広いスキル・知識を身につけにくい反面、1つの分野に特化したスキルを得やすい傾向があります。今までの業務経験を活かせる転職先が見つかれば、転職成功できる可能性は十分にあるでしょう。
このような機械エンジニアの悩みを解決できるおすすめの転職先を紹介します。
1.toC向けかつ部品点数が多い同職種がおすすめ
同職種への転職を目指すなら、toC向けかつ部品点数が多い現場がよいでしょう。
なぜなら、部品点数が多いということはそれだけ複雑な製品ということですので、高度なスキルを得やすいためです。
また、toCの方が一般ユーザー向け製品を扱う分、業務内容を身近に感じやすく、モチベーションを上げやすいメリットがあります。
例えば、20代でtoB向けの開発に携わっていた機械エンジニアが、スキルアップのためにtoCのOA機器の機械エンジニアに転職した例があります。また、toCかつ部品点数が大きい、自動車の開発エンジニアとして転職した方もいます。
このようにさらなるスキルアップを目指し、toC向けかつ部品点数が多い現場への転職をおすすめします。
2.生産技術エンジニア、サービスエンジニア、フィールドエンジニアへの転職がおすすめ
機械エンジニアから異業種への転職を目指すなら、以下の3つのエンジニア職がおすすめです。
- 生産技術エンジニア:工場現場で製品の生産工程の効率を改善する
- サービスエンジニア:お客様からの要望に基づき、機械製品の保守・メンテナンスを行う
- フィールドエンジニア:お客様の元に出向き、製品の修理や保守、アドバイスを行う
これらの仕事に共通しているのは、「現場で指揮官として動くことが多い」「クライアントとコミュニケーションを図る機会がある」という点です。そのため、技術だけでなくコミュニケーション能力やリーダーシップなども磨き、より高年収を目指したい方におすすめできます。
WEBエンジニアにおすすめの転職先
WEBエンジニアから転職する場合、以下のような悩みを抱えている方が多いです。
- 今よりも年収を上げたい
- クライアントにより近いところで働きたい
- より裁量権が大きいポジションに就きたい
華々しいイメージをもたれることもあるWeb業界ですが、自分に合わない仕事に就いてしまうと、仕事の満足度を高められなかったり年収が上がらなかったりすることもあります。
このようなWEBエンジニアの方が抱えている悩みを解決できるようなおすすめの転職先を紹介します。
1.自分の興味のある業界×自社開発プロダクトのWebエンジニアへの転職がおすすめ
Web系エンジニアとしてさらにキャリアを高めたいなら、自分の興味のある業界×自社開発プロダクトへの転職を目指すとよいです。
なぜなら、受託開発よりも、自社開発プロダクトであれば、クライアント先が他社ではなく自社相手になるため、中間マージンが発生せず単価や年収が上がりやすいからです。
また、企業が求めるスキルセットを満たしている方の場合は、好きな分野でエンジニアを続けることで、さらにやりがいを感じることができます。
例えば不動産の仕事に興味がある場合、不動産企業で社内のエンジニアとして活躍する。などが挙げられます。
Web系エンジニアとしてさらにキャリアを高めたいなら、自分の興味のある業界×自社開発プロダクトへの転職を目指しましょう。
2.ITコンサルタントへの転職がおすすめ
今よりも年収を上げたい方や、ビジネス側の業務にも携わりたい方は、顧客の課題を解決するためのシステムを提案するITコンサルタントへの転職がおすすめです。
なぜならITの専門的な知識に加え、コンサルタントとしてのハイレベルなスキルが必要なうえに、ビジネスの方向性を決める重要な役割でもあるため、年収も高めに設定されています。
ただし、ITコンサルタントの仕事であっても、実際の業務内容は営業に近い場合もあるので、各企業の業務内容をよく確認することが大切です。
このようなミスマッチを防ぐためにも、ネットや企業の情報だけで判断するのではなく、真相を確かめるために転職エージェントなどからも客観的な情報を収集することが大事です。偏った情報収集は転職後のミスマッチの原因になるので、避けましょう。
3.SIer営業への転職がおすすめ
異業種への転職を目指すなら、IT製品の営業や導入後のサポートを行うSIer営業がおすすめです。
なぜなら、SIer営業はエンジニアと同レベルの高度なIT知識が求められるかつ、よりクライアントに近い場所での業務が多いため、年収やキャリアアップを狙えるからです。
例えば、SIer営業は、企業のエンジニア部門と話す機会が多く、エンジニアの方からの専門的な質問にも答えられるような専門知識が求められます。かつ営業職のコアスキルであるコミュニケーション能力や顧客対応力なども必要であるため、それらのスキルを保有していることを面接でアピールしましょう。
もし、自身の強みの言語化が難しい場合は、転職エージェントに手伝ってもらいましょう。自身の強みがどういったものなのかを複数回転職エージェントに壁打ちすることで、より解像度が上がることでしょう。
転職エージェントは完全無料で利用できるため、まず損することはありません。自身のキャリアの棚卸しの解像度を上げるために積極的に有効活用しましょう。
転職サイト | 専門業界・職種など | 公開求人数* |
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リクルートエージェント×IT | 全ての業界・職種 | 180,423件 |
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レバテックキャリア | ITエンジニア、Webデザイナー | 27,264件 |
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マイナビITエージェント | 全ての業界・職種 | 非公開 |
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Geekly | IT・Web・ゲーム業界 | 27,027件 |
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社内SE転職ナビ | 社内SE | 5,597件 |
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*2023年4月現在
SE(システムエンジニア)からの転職は1年目、2年目、3年目以降で難易度が変わる?
ここまで、エンジニア職ごとのおすすめの転職先をご紹介しました。
SE(システムエンジニア)の転職は、1年目、2年目、3年目以降で難易度・戦略が異なります。具体的には、面接でアピールする内容や企業の選び方を変えなくてはいけません。
ここでは、1年目から3年目までの活動方法や注意点について解説します。
1年目、2年目のSEはスキルの有無はそこまで見られない
1年目や2年目の段階ではスキルの有無はあまり重視されません。
というのも、まだ即戦力として採用できるレベルの技術力を身につけている人材はほとんどいないからです。多少は開発経験があったとしても、そこまで実力に差が開いていることは少ないのです。
では何で評価されるのかというと、基本的にはポテンシャルや人物像が重視されます。具体的にはSEとして働く中で培ったコミュニケーション能力などのヒューマンスキル、学習意欲、仕事への取り組み方、目標意識など。
コミュニケーション能力などのヒューマンスキルとは、質問したことに、意図をくみ取って受け答えできるか、初めての人とも緊張せずに話せるかなどが見られています。
また、社歴が浅いからこそ、どのような目的意識をもって業務に取り組んだかをアピールすることが重要です。転職エージェントを利用し、自身のキャリアの棚卸しをしてみるのがおすすめです。
1年目、2年目の段階は、このような戦略にもとづき転職活動を行いましょう。
3年目以降のSEは資格の有無、スキル、経験の有無をしっかり見られる
3年目以降のSEは学習意欲やヒューマンスキルはもちろん大事なのですが、それに加えて前職での実績や身につけたスキルなどがしっかり見られることになります。
なぜなら、3年目以降になると、開発スキルに差が出てくることが多いためです。
具体的には、SEとして働く中でどのような業務に携わったのか、どんな成果を出したのか、業務を通じて得たスキルは何か、などを具体的な数値を用いて定量的にアピールすることが大切です。
このようにしてSE3年目以降の人は、ヒューマンスキルに加え、定量的なスキル・経験(可能であれば、開発にフルコミットした経験)をアピールできるように準備を進めましょう。
SE(システムエンジニア)からの転職を成功させるポイント
SEからの転職を成功させるポイントは4つあります。
- ポイント1:自発的に、外部に向けて行動を起こす
- ポイント2:5年後、10年後にやりたいビジョンを熱量をもって伝える
- ポイント3:キャリアの棚卸しをしっかりする
- ポイント4:キャリアパスに沿った資格や経験にチャレンジする
これらのポイントは、同職種に転職する場合でも異業種に転職する場合でも大切な基本です。
一つ一つのポイントについて詳しく解説していきます。
ポイント1:自発的に、外部に向けて行動を起こす
転職を成功させるためにも、自発的に外部に向けて行動を起こしましょう。
なぜなら、昨今のIT分野は技術の入れ替わりが激しいため、積極的に新しい技術を吸収しようとするエンジニアの方が活躍できます。
例えばSNSでエンジニア用アカウントを開設し、交流会を開催してみる。GitHub上でポートフォリオを作成してみる。副業サービスでキャリアアップに必要なプログラミング言語の実務経験を積む。など、積極的にアクションを起こしている方は、その主体性、行動力、熱量が評価され、転職に成功されている方が多いです。
このような自発的に外部に向けて行動を取ることでスキルアップにつながるだけでなく、新しい情報や人脈を得ることもできるため、取り組みやすいものから始めてみるとよいでしょう。
ポイント2:5年後、10年後にやりたいビジョンを熱量をもって伝える
5年後、10年後にどんな仕事に取り組んでいたいか、熱量をもってビジョンを伝えることも大切です。
なぜなら、ビジョンが明確ではない人は、どのようなキャリア形成を望んでいるかわからず、面接官が雇うべきかどうかの判断ができないからです。
例えば、「5年後にはプロジェクトマネージャーのポジションに就き、新しいWebサービスを成功させたい」というビジョン・熱意があるなら、そのために今現在何をしているのか、入社後はどのような取り組みをしていくのかという点までセットで伝えることで、より熱量に厚みが出て伝わりやすくなります。
自分がやりたいこと、成し遂げたいことを、自信をもって表現しましょう。
ポイント3:キャリアの棚卸しをしっかりする
キャリアの棚卸しをしっかり行うのも、転職活動の基本の1つです。
なぜなら、自分が今までやってきたことを自己理解し、面接官にわかりやすく説明できるかどうかが採用面接で見られているからです。
キャリアの棚卸しの際に押さえておきたいポイント
- 前職で自分が手掛けたプロジェクトと工夫したこと
- 自分の強みや弱み
- わざわざその職種に転職する理由に一貫性があるか
以上のポイントがふわっとしないように、転職エージェントを利用するなどしてキャリアの棚卸しをしっかり行いましょう。
ポイント4:キャリアパスに沿った資格や経験にチャレンジする
キャリアパスを明確化したら、次はキャリアを実現するために必要な資格や業務経験の取得を目指すことが大切です。希望のキャリアパスから逆算し、必要となる資格や経験を洗い出しましょう。
なぜなら、キャリアパスを実現するために、今現在何をしているのか、しっかり行動も伴っているかという観点が面接では見られているからです。
例えば、ネットワークエンジニアからクラウドエンジニアになりたいキャリアパスがある場合、ネットワークスペシャリスト試験や、AWS認定資格など、クラウドエンジニアの業務に関わる資格の取得を目指すことで、熱意をアピールできます。
また、キャリアパスに必要な経験を積むためには、ときには現場異動を申し出る必要性も出てきます。例えば、プログラマーからネットワークエンジニアを目指したい場合、「開発部署からインフラ部署に異動したい」旨を正直に上長に相談したことで、無事現場異動がかない、転職成功につながった例もあります。
エンジニアから転職したい人におすすめのIT特化型転職サイト5選
エンジニアから転職したい人におすすめの転職サイト・エージェントを5つ紹介します。
- リクルートエージェント×IT
- レバテックキャリア
- マイナビITエージェント
- Geekly
- 社内SE転職ナビ
これらの転職サイト・エージェントは優良求人を多く保有しているうえに、エンジニアのサポート実績も豊富なため、ぜひ登録しておきたいです。
1.豊富な求人から検討したい方はリクルートエージェント×IT
- IT業界だけでも10万件近い案件を保持
- 老舗エージェントでありサポート実績多数
- 各業界に精通したアドバイザーが在籍
リクルートエージェントはリクナビで有名な株式会社リクルートが運営する転職エージェントです。リクナビを運営する企業のため、各企業とのつながりが強く案件数が群を抜いて多いです。IT業界に限定しても10万件近い案件を保持しています。
また、各業界に精通したアドバイザーが在籍しているため、アドバイス内容も的確です。アドバイザーの中には、業界知識に欠けておりアドバイスに具体性が欠けてしまう人もいますが、リクルートエージェントではそのような心配はありません。
リクルートは1977年に創業して以降、多くの求職者をサポートしてきました。サポート実績が豊富なエージェントなら安心して活用することができます。
公開求人数 | 180,423件 |
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業界・職種 | 全ての業界・職種 |
年代 | 全ての年代におすすめ |
サービス種別 | 転職エージェント |
特徴 | 未経験にもおすすめ |
おもな拠点 | 東京、大阪、名古屋、福岡など |
運営会社 | 株式会社リクルート |
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2.最短で年収アップを狙いたい方はレバテックキャリア
- IT業界に精通したアドバイザーが多く在籍
- 現場のリアルな情報を得ることができる
- 初回の提案での内定率90%(3,774人の利用者の回答より)
レバテックキャリアは15年以上のサポート実績のある大手転職エージェントです。エンジニアの転職サポートに特化しており、IT業界に精通したアドバイザーが多数在籍しています。
そのため、IT業界の面接を通過するポイントを教えてもらえたり、他の転職サイトには書かれていない耳寄りな企業情報を提供してもらえたりする場合もあります。
また、求人の質も高いため年収を上げたい方におすすめです。大手企業の求人も充実しています。さらに、アドバイザーは年収交渉に強い場合が多いため、求人票以上の給与を得られる可能性もあります。
転職までの期間を比較的短くできるのもメリットです。初回の提案での内定率は90%となっており、最短1週間で転職先を決めることができます。
公開求人数 | 27,264件 |
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業界・職種 | ITエンジニア、Webデザイナー |
年代 | 20~40代におすすめ |
サービス種別 | 転職エージェント |
特徴 | IT経験者向け |
おもな拠点 | 東京、名古屋、大阪、福岡など |
運営会社 | レバテック株式会社 |
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3.IT専門のアドバイザーからサポートを受けたい方はマイナビITエージェント
- IT業界のさまざまな求人を見つけられる
- IT専門のアドバイザーからの転職サポートが充実
- 非公開の優良求人が豊富で年収アップも目指せる
マイナビITエージェントはマイナビが運営するIT業界に特化したエージェントです。
転職をして年収が下がってしまうのではないかと不安に思う方も多いですが、マイナビITエージェントは高年収の優良求人も豊富にあります。特に、サイトには掲載されていない『非公開求人』は給与や待遇に優れている場合が多く、狙い目といえます。
また、IT専門のアドバイザーからのサポートがあるため、初めて中途の面接に挑む方向けに、面接でのアピール方法や職務経歴書の書き方などていねいにアドバイスしてくれます。
公開求人数 | 非公開 |
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業界・職種 | 全ての業界・職種 |
年代 | 20~30代におすすめ |
サービス種別 | 転職エージェント |
特徴 | IT経験者向け |
おもな拠点 | 東京・札幌(北海道)・仙台(宮城県)・名古屋(愛知県)・大阪・福岡 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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4.WEBやゲーム業界で年収アップしたい方はGeekly(ギークリー)
- IT、Web、ゲーム業界の求人情報に特化
- 各職種別に専門アドバイザーが在籍
- ここでしか閲覧できない独占求人が豊富
GeeklyはIT、Web、ゲーム業界に特化した転職エージェントです。ゲームクリエイターやWebクリエイターを目指したい方にもおすすめできます。
職種ごとに専門のアドバイザーが在籍しているのが特徴です。ポートフォリオの書き方や面接でアピールすべき経験・スキルなどを徹底的に教えてくれるため、内定獲得率を高めることができます。
加えて、Geeklyにしかない独占求人も非常に豊富です。Webやゲーム業界に参入したい方は、ひとまず登録しておき、幅広い企業を知られるようにすることが大切です。
公開求人数 | 27,027件 |
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業界・職種 | IT・Web・ゲーム業界 |
年代 | 20~40代におすすめ |
サービス種別 | 転職エージェント |
特徴 | IT経験者向け |
おもな拠点 | 東京、大阪 |
運営会社 | 株式会社Geekly |
5.社内SEに特化した支援を受けたい方は社内SE転職ナビ
- 社内SE専門の転職エージェント
- 社内SEに精通したアドバイザーが在籍
- 幅広い社内SE求人がそろっている
社内SE転職ナビは社内SEに特化した転職エージェントです。社内SEは受託開発やSESとは異なり、社内で扱うシステムの開発に携わります。帰属意識を高められる、やりがいをもって仕事に取り組める、などの理由から社内SEへの転職を希望する人が多いです。
社内SE転職ナビには、社内SEに精通したアドバイザーが在籍しています。社内SEに転職するために必要なスキルや、各企業の具体的な仕事内容など、わかりやすく教えてくれます。特に社内SEは、企業によって仕事内容が大きく変わる場合が多く、転職した後に「こんなはずじゃなかった…」となる場合もあるため、事前に仕事内容の詳細を把握しておくことが大切です。
また、幅広い社内SE求人がそろっているのも魅力の1つ。開発系、インフラ系、マネジメント系などさまざまな求人があるため、自分の希望にマッチしたものを選択しやすいです。
公開求人数 | 5,597件 |
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業界・職種 | 社内SE |
年代 | 20~40代におすすめ |
サービス種別 | 転職エージェント |
特徴 | IT経験者向け |
おもな拠点 | 東京 |
運営会社 | アイムファクトリー株式会社 |
エンジニアから転職したい人におすすめのスカウト型転職サイト3選
続いて、エンジニアから転職したい人におすすめのスカウト型転職サイトを3つ紹介します。
- Direct type
- ビズリーチ
- Green
これらのサイトに履歴書やポートフォリオなどの書類を登録すると、自社にマッチしていると感じた企業が「面接をしたい」とスカウトメールを送ってくる場合があります。自分に合った企業を自分で探す必要がないため、現職が忙しい方でも転職活動を行うことが可能です。
1.20代、30代でキャリアアップを積みたい方はDirect type
- 20代でも使えるスカウト型サービス
- 有名企業からスタートアップまで幅広い企業が登録
Direct typeは20〜30代の人にもおすすめのスカウト型サービスです。スカウト型はキャリアを積んだ人しか利用できないことも多いですが、Direct typeには経験だけでなく実力も重視して採用してくれる企業が多数あるため、20代でも活用しやすいといえます。
有名企業からスタートアップまで幅広い企業が登録しています。登録企業数が多い分、優良企業からもスカウトが届く可能性が高いです。転職を検討している方はひとまず登録しておくとよいでしょう。
公開求人数 | 非公開 |
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業界・職種 | IT/Web業界・エンジニア |
年代 | 20~30代におすすめ |
サービス種別 | スカウト型転職サービス |
特徴 | IT経験者向け |
おもな拠点 | 非掲載 |
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
2.ハイクラス、高年収を目指す方はビズリーチ
- 高年収を目指す方向けのスカウト型サービス
- 企業だけでなくヘッドハンターからスカウトが届く
- 有料会員なら全ての求人を閲覧可能
ハイクラス、高年収を目指すならビズリーチがおすすめです。ビズリーチには年収1,000万円以上の求人も多数あります。スキル・経験が優れている方なら、そういった企業からスカウトが来る可能性があるでしょう。
また、企業だけでなくヘッドハンターからもスカウトが来るのがビズリーチの特徴です。ヘッドハンターは、人材の実力や実績を分析しマッチ度の高い企業に紹介する専門家です。ヘッドハンターからのスカウトも受けられる分、ハイクラス転職ができる可能性が高まります。
ビズリーチは基本的には無料で使うことができます。有料会員になると全ての求人を閲覧可能になり、より多くの企業を転職候補に入れることが可能です。
公開求人数 | 140,040件 |
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業界・職種 | 全ての業界・職種 |
年代 | 20~50代におすすめ |
サービス種別 | 転職サイト(※転職活動もフォローしてもらえる) |
特徴 | IT経験者向け |
おもな拠点 | 東京、大坂、名古屋、福岡など |
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
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3.ベンチャー企業に興味がある方はGreen
- IT、Web業界のベンチャー企業が多数登録
- 20代に特におすすめのスカウト型サービス
- 企業とカジュアル面談が可能
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業界・職種 | IT業界、Web業界 |
年代 | 20~30代におすすめ |
サービス種別 | 転職サイト |
特徴 | IT経験者向け |
おもな拠点 | 東京 |
運営会社 | 株式会社アトラエ |
この記事のまとめ
SE(システムエンジニア)からの転職を目指す人におすすめの転職先をエンジニア職種ごとに紹介しました。
転職を成功させるポイントはプロのサポートを受けることです。エージェントのアドバイザーから求人紹介・書類添削・面接練習など幅広いサポートを受けることで、自分の経験・スキルを最大限に活かすことができ、年収を上げられる可能性も高めることができます。
転職サイト・エージェントは希望職種やキャリア段階に応じて選択することが大切です。とはいえ、どのサービスから利用すべきかわからない方も多いでしょう。
転職サイト・エージェントは、複数登録することも可能です。複数のアドバイザーから実際にサポートを受ければ、より自分にマッチしたサービスを選定することができます。気になるサービスを見つけたら、ひとまず登録しておくとよいでしょう。
例えば、30機能もの保守運用を、3年間限定的にやってきましたという人よりも、5機能の設計、実装、テスト、保守・運用までの開発経験を、3年間網羅的に経験してきました。という人の方が、保持しているスキルセットが高いと見なされ、企業も採用したいと考えます。