液体自動制御のパイオニア「日本ソセー工業株式会社 」未来を創造する技術者たちの挑戦

製造業が盛んな愛知県名古屋市に拠点を置く「日本ソセー工業株式会社」は、1970年の創業以来、自動定量注入機と撹拌機を専門に開発・製造・販売している総合専門メーカーだ。国内市場にとどまらず、1973年には台湾・台北市に事業所を設立。さらに2000年に韓国・ソウル、2002年には中国・上海へと事業を拡大し、東南アジア市場にも進出している。

同社の主力製品となるのが、液性樹脂向けの精密ディスペンサーとシーリング材用撹拌機だ。さまざまな接着・封止用途、例えばプリント基板の保護塗布など、車載部品をはじめとしたあらゆる分野の製品の製造工程で広く使用されている。

日本ソセー工業株式会社 総務部人事労務課の宮本亜紀さんは、「材料の計量、混合、塗布に伴うコストや人件費、製品のクオリティにおける課題を解決し、お客様の製造工程全体の生産性を向上させることがミッション」だと話す。

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現場の「縁の下の力持ち」産業用接着剤向けディスペンサー

エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂などのディスペンサーおよび撹拌機の総合専門メーカーである日本ソセー工業株式会社の製品用途は、多岐にわたる。

「当社は自動車産業の盛んな愛知県に拠点があるという地の利もあり、製品の多くが自動車業界で使われています。最近では、電気自動車に内蔵されているセンサー部品やモーター関連部品の電子基板、カーナビのタッチパネル画面などへの樹脂封止という行程で当社の製品が活用されていますね。自動車関連以外にも、医療機器や玩具、住宅建材関係などさまざまな分野で使われています」

同社の代表的な主要製品が、「スーパーショットシリーズ」と「ハードミキサーシリーズ」だ。スーパーショットシリーズは、1液タイプと2液タイプがあり、シール剤や液体ガスケット、金属ペーストなどを自動塗布する装置。一方の接着剤撹拌装置のハードミキサーシリーズは、主に建築関係で使われている。

入社の決め手は、会社の将来性や経営理念への共感

「当社は、お客様のニーズに合わせた完全オーダーメイドの製品を作っています。EV市場が拡大し電気自動車の普及率は右肩上がりに伸びており、今後も当社製品の需要は着実に増加していくと見込んでいます」

製品の独自性や、電気自動車の普及に伴う将来性に魅力を感じて入社した者も多くいる。

「当社は、『社員主体』『顧客志向』 『開発改良』を経営理念に掲げ、より良い人生と社会に貢献できる企業を目指しています。そのために、何よりも大切なのは、社員一人ひとりの活躍。社員は会社にとってかけがえのない資産です。社員が熱意と誠意をもって仕事に取り組めるよう、働きがいのある環境づくりに力を入れています」

会社の将来性だけでなく、従業員を第一に考える経営理念に惹かれて入社を希望する人が多いのも、同社の大きな魅力といえるだろう。

若さと経験のバランスがとれた職場環境

従業員の平均年齢は37歳と製造業では珍しく若い世代が中心となって活躍しており、特に30代前半から半ばがボリュームゾーンとなっている。

「以前まで新卒採用が中心でしたが、2年ほど前から中途・キャリア採用を強化し、昨年は中途社員を20名近く増員しました。若手社員と経験豊富な中堅社員のバランスが取れた環境も、当社の特徴かなと思いますね」

現在、同社では中途採用に注力しており、技術職(設計、電気制御、製造)と営業職の求人を募集している。技術職や営業職の採用では実務経験とスキルが重要だと、宮本さんは話す。

「当社の技術職は、製造職、機械設計職、電気制御職、開発職の4つの専門分野に分かれています。製造職では精密な装置の組み立て技術、機械設計職ではCADを駆使した高度な設計能力、電気制御職ではシーケンス制御言語を用いた精密なプログラミング技術などの経験を十分に活かしながら、スキルアップできる環境です」

技術職は製造業での実務経験を重視し、採用活動を行っているが、将来的には経験問わず、意欲やポテンシャルを重視した採用も行っていきたいと考えている。

「現時点では会社として技術力の底上げを目指している背景もあり、製造経験やスキルが豊富で即戦力として活躍いただける方を中心に採用活動を行っています。将来的には、実務経験の有無に問わず、多様なバックグラウンドを持つ人材の採用・育成にも注力していく予定です」

装置への理解を深める座学とOJTを通じて一人前の技術者へ育てていく

「当社の製品を深く理解することは、製造職、機械設計職、電気制御職、開発職のいずれの職種においても業務を円滑に進める基礎となります。そのため、入社直後には当社の主力製品であるディスペンサーの仕組み、構造、特徴などを学ぶ期間を設けるようにしていますね」

座学での学習と並行して、しばらくの間は先輩社員がOJT指導を行い、新入社員は実務を通して装置の仕組みや技術を習得していく。最終的には、一人で案件の装置を構想から納品まで担当できるようにすることが目標だという。

「当社の技術職は、単に設計や電気制御といった個別の業務だけでなく、製品の企画から納品後のサポートまで一貫して行うのが特徴です。お客様のニーズをヒアリングし、装置の仕様決め、図面作成、部品選定、電気制御、組付けなど装置製作におけるあらゆる工程に携わります」

納品時には担当者自らが現地に赴き装置の設置や動作確認、さらには納品後に不具合があればサポートを行う。

「当社の製品は接着剤を扱う装置なので、予期せぬトラブルが発生することもあります。製品のライフサイクル全体を一人の技術者が『最初から最後まで』担当できるようになることが、技術職の最終的な目標です」

最初から最後まで一人で担当できるようになるには最低3〜5年はかかるが、業界経験が豊富な人にとっては入社後すぐに即戦力として活躍できる機会が用意されている。

「案件に対して、納期やルールのある中で各自が自分で考え、裁量を持って業務に取り組む自由度の高い環境が当社の特徴です。自分の経験やノウハウを活かしてものづくりに携わりたい方に向いていると思います。プラスα、自分の意見を発信しながら周囲を巻き込んで仕事を進められる方にぜひ来ていただきたいです」

日本ソセー工業株式会社公式HPはこちら

※ページ内の求人数は職種別に集計しています。

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