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従業員の笑顔が絶えない雰囲気が魅力。プラスチック精密部品のスペシャリスト集団「イトモル株式会社」
近年、EV市場の拡大に伴い、車両全体の重量を削減するため軽量な小型プラスチック部品の需要が急速に高まっている。小型プラスチック部品を開発・設計・製造する機能性樹脂部品メーカー「イトモル株式会社（愛知県豊川市）」では、途切れることなく小型プラスチック部品の発注が続いている状況だという。
若手人材不足に悩む企業が多い中、同社では20～30代の若手が中心となって活躍しており、製造未経験からキャリアをスタートした者も多くいる。
イトモル株式会社人事部の春田隆志さんは、「当社は、小型の機能性樹脂部品を扱うため、体力的な負担が少なく、長く働き続けられる環境だと思います」と話す。同社の教育体制や工夫している取り組み、そして一緒に働きたい人材について聞いた。
自動車産業を支える小物精密プラスチック複合部品
1970年創業以来、工業用小物精密プラスチック複合部品の生産・製造を手がけているイトモル株式会社。1ミクロンの精度とペレット一粒の物性にこだわり、独自のアイデアや技術を取り入れた、他社には真似できないモノづくりを追及している。
「当社は、小物の金型と精密プラスチック複合部品に特化し、機能性樹脂部品を開発・設計・製造しています。主力製品は、モーターインシュレーターやエルボなど、手のひらサイズや指先に乗る小物精密部品です。顧客の9割近くが自動車関連企業、残りの1割が生産機械メーカーや地元企業で、小物製品を得意とするのが当社の強みを活かせる分野だと思います」
カーボンニュートラル実現に向けた取り組みが活発化し、EV市場が拡大する昨今、軽量なプラスチック部品は、従来使用されていた金属部品の代替品として注目を集めている。機能性樹脂部品メーカーである同社は、EV市場の成長を牽引する重要な役割を担い、持続可能な社会の実現に貢献しているのだ。
アットホームな雰囲気が魅力！平均年齢37歳の社員が活躍
20代から50代まで幅広い年齢層の従業員が在籍しており、製造業の中では珍しく、平均年齢37歳と比較的若い会社だ。勤務時間中は、真剣な表情で黙々と作業に取り組むが、休憩時間に入ると口元が緩む。楽しげな様子で笑顔が絶えず、年齢関係なく冗談を交わしながら会話は弾んでいる。
多くの従業員が、職場の雰囲気の良さに惹かれて入社。従業員からは「アットホームな雰囲気」「従業員同士の仲が良い」など働きやすさを絶賛する声が聞かれる。従業員の笑顔が絶えないこの職場こそ、同社が理想とする会社であり働き方なのだ。
「近年の製造業はファクトリーオートメーションが進んでいて、当社のプラスチック部品製造も自動化された機械で生産を行っています。一人の従業員が同時に複数の機械を動かすこともあり、機械の監視や品質管理、生産計画の調整などより専門的な業務の比率が多いんです。8時間ずっと機械に張り付いて緊張し続けるような作業環境ではないので、うちの製造現場は働きやすい環境だと思います」
未経験スタートでも入社1年後には自己判断できるレベルに成長
未経験から入社する社員も多い同社では、教育体制も万全だ。
「当社では、従業員の安全を最優先に考え、入社後は報・連・相や衛生管理、作業フローといった現場の基本ルールを学んでもらいます。それと同時に、整理整頓の重要性についても指導するようにしていますね。通路に物を置かない、作業台を常にきれいな状態にしておく、使用済みの工具はすぐに片付けるといった整理整頓を徹底することで、つまずきや転倒などの事故を未然に防ぐことにもつながりますから」
必要なものをすぐに使える状態を整えることで、ムダな動きが減り生産性向上にもつながる。作業フローでは、新入社員は先輩社員とペアを組み、およそ半年から1年かけて材料の取り扱いや機械の操作など、現場作業の基本をひと通り学ぶ。
「先輩社員の指導を受けながら基本的な作業を行い、数ヶ月後には機械操作を一人で担当できるようになります。その後、半年間から1年ほどかけて生産性向上や品質改善などのスキルを磨き、入社から1〜2年後には一人で作業を判断し改善提案も行えるようになりますね。研修体制が整っているので、実務経験に関係なく誰でもチャレンジできる環境です」
小物精密プラスチック複合部品の製造に特化している同社は、他の製造業と比べて快適な環境で作業を行えるのも特徴だ。
「金属加工のような極端な高温作業がなく、エアコン完備の快適な環境で仕事できます。小型部品が中心で重量物を扱う作業がないので、体力的な負担が少なく長く働き続けられる環境です。他の製造業から転職した従業員からは『まるで天国のようだ』という声もありますね」
モノづくりへの興味とやる気があれば未経験からでも活躍できる
現在、同社では総合職と一般職の求人募集を行っており、新卒・中途を問わず積極的に採用活動に取り組んでいる。春田さんは、「文系出身でも、ものづくりへの興味がありやる気さえあれば誰でも活躍できるチャンスはある」とした上で、「自発的に取り組める人だと尚良い」と求める人物像について話す。
「『どうしたらいいですか？』『次は何をしたらよいですか？』と常に指示を待つのではなく、自分で考え提案し、行動できる人は当社のカルチャーに合っていると思います。限られたメンバーで複数の業務を同時進行するわけですから、自走力が高い人材は現場で重宝されますね」
チームで協力して仕事を進めていく協調性やチームワークも大切だと、春田さんは続ける。
「現場では、常に改善や効率化を考えながらチームで作業を行います。課題を見つけてどうすれば今より良くなるかを考えていける人と一緒に働きたいですね。当社は大手企業と比べたら知名度はまだまだですが、従業員同士のコミュニケーションが活発で仲が良いので楽しく働ける職場です。未経験からでもOJTで専門技術を身につけられる環境も整っているので、ぜひご応募お待ちしております」
イトモル株式会社の公式HPはこちら
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