更新日時:
和歌山医療スポーツ専門学校で夢を掴もう!単位制度・聴講生制度導入で学生の学びをサポート
2023年4月、和歌山県内で初めて柔道整復学科とスポーツトレーナー学科の両方を学べる「和歌山医療スポーツ専門学校」が誕生した。
同校は、一般的な専門学校とは異なり、社会人の学び直し、リカレント教育に適した仕組み作りを行っている。充実した奨学金制度や単位制制度の導入もその一例だ。
和歌山医療スポーツ専門学校 広報部の吉田幸平さんに詳しく話を聞くと、社会人の学び直しをバックアップするさまざま取り組みが見えてきた。
柔道整復学科とスポーツトレーナー学科を併学できる
「当校は、2023年4月に設立された専門学校です。3年制の柔道整復学科と2年制のスポーツトレーナー学科の2コースを用意しています。独自のネットワークと担任制による徹底サポートにより、姉妹校である九州医療スポーツ専門学校(福岡県・北九州市)では現在、就職希望者の就職率100%、国家試験の合格率は94%。就職、キャリア形成に強い学校となっています」(吉田さん、以下同)
「柔道整復師学科では、3年間で医療系国家資格である柔道整復師の取得を目指します」
柔道整復師は、捻挫や打撲、骨折などのケガを包帯やテーピングなどを用いながら、手技による施術を行い自然治癒力を高め、治療をしていく職業だ。整骨院で働くイメージが強いが、実は、病院やクリニック、スポーツチームなど幅広い場所で活躍できる。
「スポーツトレーナーは、アスリートの健康管理や救急処置、コンディショニングなどを行う専門家です。2年間で、JATI認定トレーニング指導者やSAQインストラクターといった民間資格を取得できます」
現在、プロスポーツチームやフィットネスクラブなどで活躍しているスポーツトレーナーの多くが、柔道整復師や理学療法士といった国家資格を取得している。国家資格を持っていれば、医療類似行為を行うことができるからだ。医療・スポーツ業界で活躍できる人材を育成するため、同校では併学制度を導入している。
「併学制度は、柔道整復師学科とスポーツトレーナー学科を同時に履修できる教育システムです。併学すれば、最短3年で異なる分野の専門知識・スキルを習得できます」
学生が両学科の勉強を無理なく両立できるよう、時間割にも工夫がある。授業時間はそれぞれ、柔道整復学科が午前中、スポーツトレーナー学科は午後に設定している。
留年のリスクを減らし経済的な負担をおさえる「単位制制度」
和歌山医療スポーツ専門学校は、学生一人ひとりが目標を実現できるよう、さまざまな取り組みを行っている。
そのひとつが、単位制度だ。単位制度は、各科目で決められている単位数を修得すれば、卒業できる制度。仮に1年次に1単位を取りこぼしても、2年次に再度授業を受け、合格した場合は単位を取得したとみなされる。
多くの教育機関は学年制が一般的であり、学年ごとに履修すべき単位を落とせば留年となる。
「一般的な学年制度の学校で留年すると、奨学金を受けられなくなり、さらに学費がもう一年分追加で必要となります。これでは、経済的な負担があまりに大きい。奨学金を借りて通う学生は、学び続けることが難しくなってしまうんです」
単位制度は、留年のリスクを減らし経済的な負担を抑える手助けとなる。
試験に合格できるまで授業を受けられる「聴講生制度」
在学中だけでなく、卒業後の学びをサポートする「聴講生制度」も同校の大きな特徴だ。国家資格である柔道整復師は、平均合格率60%と難易度が高く、在学中に試験に合格できず挫折してしまう人も多い。
「聴講生制度は、毎月1,000円(年間12,000円)で全ての授業を受講できる制度です。当校の卒業認定を受けている人で、在学中に国家試験に合格できなかった場合、資格を取得できるまで何度も授業を受けられます。また、柔道整復師資格を取得した方も、学び直しとして特定の科目を受講することが可能です」
創立間もない和歌山医療スポーツ専門学校では、まだ聴講生制度を利用した国家資格取得の事例はない。しかし、姉妹校の学校法人国際学園では、この制度を利用して国家資格を取得した学生が、130人以上いるという。それだけ重要な制度だといえる。
奨学金制度を利用すれば、学費の全てをまかなうことができる
今年は2名の社会人が、こうした環境に惹かれ、柔道整復師学科に入学したという。
「2名とも、和歌山県内の一般企業で働いていましたが、将来は医療・スポーツ分野で働きたいと学び直しを決めたそうです。地元で学べる環境ができたことが、決め手になったと言っていました」
学び直しにかかる学費はどのように工面しているのだろうか。
「奨学金を利用しています。本校は日本学生支援機構奨学金制度(貸与型・給付型)の認定校。条件をクリアし、審査に通れば、奨学金を借りることができます。本校の学費が3年間で360万※¹なのに対し、奨学金で借り入れ可能な額は、最大408万円※²。最大で学費の全てを奨学金でまかなえる計算となります」
※¹1年次のみ160万円、2年次以降は100万円。
※²第二種奨学金の最大借入可能額で計算。
最後に、吉田さんに入学を検討する読者へ向けてメッセージをいただいた。
「単位制度で卒業まで、そして聴講生制度で卒業後の資格取得・スキルアップをサポートしています。学生が安心して学べる環境を整え、夢を叶えられる場所でありたいです。気になる方は、ぜひ気軽にお問い合わせください。皆様からのご連絡お待ちしています」
今後は、介護福祉学科、救急救命学科も設置する予定だという。
「有田市に就職する若者を一人でも増やし、地域の活性化につなげていけたらと思います。高校を卒業したばかりの学生が中心ですが、社会人の方々も大歓迎です。オープンキャンパスにお越しいただき、当校の取り組みや魅力を知ってもらえたら嬉しいですね」