町田デザイン&建築専門学校なら異業種から建築業界へのキャリアチェンジをサポート

町田デザイン&建築専門学校

医療業界、自動車業界、飲食業界など、多くの業界が慢性的な人手不足の問題に直面している。建設業界も例外ではなく、建築士として働く若者の就業者の数が年々減少。

私たちの生活を支える建設業界の持続的な発展のためには、次世代の人材育成が不可欠だといえる。

「町田デザイン&建築専門学校」では、スキルアップや、異業種から建築業界へのキャリアチェンジを目指す社会人のリスキリングに力を入れている。

町田デザイン&建築専門学校 リスキリング学科の野沢先生に話を聞いた。

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新しい建築士制度により、建築士として多くの人々が活躍できる職に

講義中に話す男女

2022年3月1日から新建築士制度がスタートした。大学、短大、専門学校で指定科目を履修し、卒業すれば、実務経験なしで建築士試験を受験できるようになったのだ。

「専門学校で1級建築士の資格を取得する場合、これまでは、2〜3年間の実務経験を積む必要があり、その後建築士試験を受験するというプロセスでした。しかし、新しい建築士制度では、専門学校を卒業すれば1級建築士試験を受験できます」

制度変更の背景には、1級建築士資格を取得するまでの期間を短くし、若いうちから建築士として活躍できる機会を増やす狙いがある。

「2023年4月1日時点において、1級建築士の登録者数は375,084名、2級建築士の登録者数は777,670名です。1級建築士の数は、2級建築士の半分以下となっています」
※日本建築士会連合会「一級建築士登録状況

家の立体的な設計図

1級建築士が少ない理由のひとつとして、試験難易度の高さが挙げられる。

「2023年の1級建築士学科試験の合格率は、わずか16.2%※で、受験者6〜7人のうち、合格できたのは1人という厳しい結果となっています。試験は、学科(計画、環境・設備、法規、構造、施工)と設計製図の2部構成となっていて、両方に合格しなければなりません。さらに、法改正があると、過去問に載っていない新しい問題が出題されるので、最新の建築法令や技術動向を常に把握しておく必要があります」
※国土交通省「令和5年一級建築士試験「学科の試験」の合格者を決定

また、1級建築士の受験資格は、大学・短大、高等専門学校、専修学校等で指定科目を履修するか、2級建築士を取得していることなど、一定の条件を満たす必要がある。

このようなハードルの高さから、1級建築士の資格取得を諦める人が増えており、人手不足を招く要因にもなっているのだ。

「1級建築士の平均年齢は49.7歳と高齢化が進んでいます。このままでは、日本の伝統的な建築スタイルや技術が途絶えてしまうかもしれません。建築業界の発展を支えるためには、技術の進歩に迅速に適応し、新たな建築ニーズに対応できる若手建築士の育成が必要不可欠です」

多くの人の前で講義する2人の男性

建築業界の未来を担う人材を育成するために、町田デザイン&建築専門学校では社会人・既卒者向けの通信教育課程を提供している。

「通信教育課程では、建築業界での活躍を目指す2つの学科を用意しています。まず、『2級建築士受験科(2年制)』は、最短2年間で2級建築士の受験をしたいという方を対象とした学科です。仕事しながら、大学・短大に通いながら受講する学生がほとんどですね」

そして、もうひとつの学科が、専門学校の通信制としては初となる「1級建築士受験科(3年制)」だ。

「1級建築士受験科は、1級建築士の受験資格を取得するためのカリキュラムを3年間で修了できるように設計しています。すでに建設業界で経験を積んでいる方や2級建築士資格を持つ方が、次のステップとして学ばれるケースが多いですね」

2級建築士受験科と1級建築士受験科、いずれも、月2回のスクーリングとeラーニングを組み合わせて学んでいく。

家の設計図を組み立てる様子

「通信課程は対面授業の回数が限られているので、テキストを補うためにeラーニングを使った授業を取り入れています。スマホやタブレットからも利用できるので、移動中や休憩時間といったスキマ時間を使って学習することも可能です」

レポートや各単元の確認テストなどもeラーニング上で完結できる。講師への質問ページも設定されており、通信教育にありがちな『理解が不十分なまま授業が進む』という心配がない。

とはいえ、eラーニングだけでは補えない知識や技術もある。建築製図や模型の制作といった2級建築士試験に欠かせない演習授業は、月2回のスクーリング授業で集中的に行い強化していく。

「複数名でひとつの課題に取り組む建築計画グループ討議や、立体を感覚的に理解するための軸組模型制作などを通じて、実践的なスキルを高めていきます。また、設計製図試験で避けて通れない手書きの建築製図については、1年次から3年次まで通年でスクーリングを行い、基礎から応用まで身につけることができます。スクーリングは、土日が基本ですが、水曜日に変更することも可能です。仕事の都合や家庭の事情で参加できないこともあるため、柔軟に対応しています」

家の設計図を書く様子

「通信教育で、本当に建築士試験の受験資格を得られるのかといった問い合わせを多くいただきます。受験資格を得るために必須となる指定科目を効率よく履修できるカリキュラムとなっているので、ご安心ください」

通信教育課程は、1・2級建築士や木造建築士など、建設分野に特化したカリキュラムを提供している。リフォームスタイリストや照明コンサルタントといった、より幅広い知識を身につけたい方は昼間部の建築工学科がおすすめだ。

「建築工学科では、建築士試験に必要な科目以外の建築に関する幅広い分野を学べます。住まいづくりの設計や施工管理など、幅広い分野で活躍したい方におすすめです」

建築士試験の受験資格が緩和されたことで、以前よりも資格取得のハードルが下がり、建設業界にチャレンジしやすくなった。「建築関連の職に転職したい」「専門的なスキルを身につけたい」と考える方は、今こそ一歩を踏み出してみてはどうだろうか。

※ページ内の求人数は職種別に集計しています。

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