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名古屋医専なら誰でも医療・福祉職を目指せる!キャリアチェンジの選択肢に
「異業種から医療職をキャリアチェンジの選択肢として考える人は少ないと思いますが、実は誰でも目指せる職種なんですよ」
そう話すのは、名古屋医専の青木先生です。青木先生は入学相談室に長年在籍し、さまざまな入学希望者の相談に乗っています。
看護師や助産師、歯科衛生士といった医療専門職につくには国家資格が必要となります。そのため、キャリアアップのための転職はあっても異業種からのキャリアチェンジを目指す人は一般的には少ないと思われがちです。
そのような中で、医療業界の担い手となる、看護師や助産師、理学療法士といった数多くの医療職を長年輩出してきた同校。ここ数年は、社会人や大学生の再進学が増えているそうです。
今回は、名古屋医専の青木先生にキャリアチェンジの選択肢として医療職が魅力的である理由やカリキュラムの特徴を聞きました。
<名古屋医専「社会人・大学生の皆さまへ」>
社会的に需要が高まる医療・福祉職
2025年には全人口の4人に1人が75歳以上の高齢者になるとされ、超高齢社会を迎える日本。高齢化に伴い、医療・福祉のニーズは今後さらに高まっていきます。
「医療・福祉業界は慢性的な人手不足に陥っており、このまま進めば2040年には96万人の人材が足りなくなると推測されています。医療制度を維持できなくなる危機的状況です。名古屋医専ではこの状況を打開すべく、人を支える豊かな人間性教育を軸に、現場に強い医療人の育成に力を入れています」
名古屋医専は看護や臨床、リハビリテーション、歯科医療、東洋医療、福祉分野などのエキスパートを輩出。15年連続で希望者就職率100%※という高い実績を誇る医療・福祉の専門学校です。名古屋医専には、医療・福祉・スポーツの現場で活躍できる7分野23学科の学科があります。
※2008年度以降の実績
「23学科のうち、歯科衛生学科や柔道整復学科、鍼灸学科、理学療法学科、言語聴覚学科、助産師学科、社会福祉士学科、精神保健福祉士学科は社会人からの人気が高い学科です。なかでも特に社会人が多いのは歯科衛生学科ですね。昼間部と夜間部を合わせて全体の50%以上を社会人が占めています」
同学では、社会人経験のある学生の多くが医療・福祉業界での経験ゼロの状態から鍼灸師や看護師といった医療職を目指して国家資格取得に励んでいます。
「『専門性を高めたい』『やりがいのある仕事に就きたい』など再入学のきっかけは人それぞれですが、みなさんに共通しているのが“社会貢献したい”という想いです。今までたくさんの人に支えられた分、今度は自分が支える側にまわり地域・社会の役に立ちたいというマインドセットがある学生が多いですね。そして国家資格を取得することで、ライフスタイルの変化にも対応しやすく、高い報酬で安定して働けることも、人気の要因です」
社会人入学者の年齢は20〜50代までと幅広く、定年後のセカンドキャリアとして医療資格を目指すシニア世代もいます。
「勉強から離れていてブランクがある学生が大勢います。入学直後はみなさん『授業についていけるか不安』とおっしゃるんですが、1ヶ月もすれば慣れてくるようです。聞き慣れない専門用語ばかりで最初は戸惑うものの、段々と頭が勉強モードに切り替わり自然に学習習慣が身についていきます」
参考書や授業での頻出度が高い専門用語は大体決まっているため、繰り返し勉強するうちに理解できるようになるそうです。
「勉強を続けていると、今までわからなかったことが、点と点がつながったようにある日突然理解できるようになる瞬間があります。昨日までできなかったことが、今日はできるようになる。成功体験とも言える積み重ねがモチベーションアップにつながるんです。将来の仕事やキャリアに役立つ知識や技術を学んでいくので、勉強が得意ではない方も楽しく取り組めると思います。年齢もバックグラウンドも多様な学生が集まるので、交流をする中で、人としての厚みも生まれてくる。国家資格を取得し、卒業する頃には医療人としての土台がしっかりと培われています」
エキスパートを育てる名古屋医専独自のカリキュラム
名古屋医専のカリキュラムは、経験ゼロからでもステップアップしながら各医療分野の専門知識・スキルを身につけられる構成となっています。
「1年次は、解剖学や生理学、病理学といった医療の基礎知識を学びます。医学用語は暗記量が膨大なうえ、漢字の読み方が難しかったり、似たような用語が多かったりします。基礎知識の学習で学生がつまずくことがないよう、どのように学習していくか、ひとり1人に合わせて、マネジメントや臨床経験の豊富な教員が指導を担当しています」
名古屋医専では、教員が学習進度に合わせて小テストや補講を実施しているほか、骨格模型や筋肉模型をうまく使いながら、学生が人体のしくみ・構造をイメージしやすい授業を行っています。
2年次に上がると、演習中心の授業へシフト。現場で活躍できる人材育成に力を注ぐ名古屋医専では、最先端の臨床現場をよく知る経験豊富な講師陣を招いた「特別講義」が充実しています。
学内には臨床現場と同じ医療機器や設備を導入し、最新機器の使い方もマスターしていく。
特別講義は、トップアスリートを支えるトレーナーや、メダリストをはじめ、医療・スポーツ・福祉の最前線を知る方々を招き、特別講師として学生に授業をしてもらうプログラムです。
「特別講義では、最先端で活躍する方の話を聞くことができ、現状の自身の問題点の打開策や、キャリアプランにつながるのも魅力のひとつですね。体験型の講義もあるので、今後の学びにつなげてもらえたら嬉しいです」
また、特別講義は医療・福祉職への理解を深めるきっかけにもなっています。
「医療職と聞くと、医師をイメージするかと思います。一口に医療職といっても、鍼灸師や理学療法士、精神保健福祉士など医療・福祉・スポーツの現場で活躍するフィールドがたくさんあります。医療従事者が職場を変えたり一般企業に転職したりするケースはありますが、その逆はごく稀と一般的には言われます。しかし、未経験での医療・福祉職へのキャリアチェンジは決して難しいことはありません」
実際、名古屋医専の卒業生の多くが未経験からのスタートで医療・福祉職に転職しています。
「名古屋医専で自身の好きな分野を磨き、『天職』と思える仕事を見つける方もいます。それを1人で見つけるのは難しいので、まずは入学相談会やオープンキャンパスにお越しください。名古屋医専には、多くの学科が存在するので、その中からあなたに最も適した職種に出会うことができます。
何かを始めるのに年齢や経験は関係ないので、医療・福祉職がキャリアチェンジの選択肢になれば嬉しいなと思います。さまざまな医療・福祉職の魅力や役割を説明したうえで、その 方の適性やキャリアに一番近い働き方を一緒に見つけていけたらと思います」