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給付を受けながら保育士資格を取得できる「大原医療保育スポーツ専門学校甲府校」
グループ校を含め全国に114校を展開している学校法人大原学園。山梨県甲府市にある「大原医療保育スポーツ専門学校甲府校(旧:大原簿記情報ビジネス医療福祉保育専門学校甲府校)」では、2年間で保育士幼稚園教諭を取得できます。
また、近年の傾向では、高校からストレートで入学する方だけでなく、短大大学からの編入や、社会人の方の入学が増えているそうです。
今回は、学校法人大原学園甲府校 総務・営業課の三枝祐太さんに、カリキュラムの特徴や卒業後の進路など話を聞きました。
<大原医療保育スポーツ専門学校甲府校の公式HPはこちら>
「当校は、厚生労働省が指定する保育士養成学校の認可を受けています。必修科目と一部の選択必修科目の単位を取得すれば、卒業と同時に保育士資格の取得が可能です」
保育士・幼稚園教諭系の中で、特に人気のコースが、2年間で保育の専門スキルを身につける「保育士(キャリア)コース」と「保育士・幼稚園教諭コース」です。
「保育士は平均合格率20%の難関資格です。専門用語が多く難しいので、一人で勉強しているとモチベーションを保つことが難しいと思います。学生同士、問題を出し合ったりわからない箇所を教えあったりできるのが、通学する学校のメリットです。教育現場では保育士不足が深刻な問題となっています。年齢関係なく誰でもチャレンジできるので、セカンドキャリアとして保育士を選ぶ方も多いですね」
子育てが落ち着いた方が、前々から興味があった保育業界に転職するために保育士資格を取るケースもあるといいます。
「平日の月曜日から金曜日まで毎日授業がありますが、お昼過ぎに授業が終わる日が週2〜3日ほどあります。子育中の方でも保育園や幼稚園のお迎え時間に間に合いますし、学費を稼ぐために放課後はアルバイトをしている方もいらっしゃいます」
即戦力人材を輩出するため、同校では学内・学外実習に力を入れています。
「当校では2年間で3回(合計30日間)の学外実習を行います。実習は1年次の2月に保育施設、2年次の6月に福祉施設、9月に改めて保育士施設で実習が行われます。段階的にステップアップしていくカリキュラムが特徴です。子どもとの関わり方を学べ、保育施設毎の指導方針や保育士の指導方法を間近で見られることが、実習ならではの学びです」
また、学外実習だけでなく校内実習も充実しています。
「画用紙や牛乳パックなど身近な素材を使っておもちゃを作る造形表現や、近隣の保育園に通う子どもたちを招いて行うオペレッタ発表会など、現場で活きるスキルを身につけられる校内実習が豊富なことが、大原のカリキュラムの魅力です」
校内実習は、実践的なスキルアップを図るだけでなく、人間力を養うことにもつながるといいます。
「グループワークが苦手で自分の意見を言うのが苦手だったり、人前で話すことに慣れていなかったりする学生もいます。紙芝居や演劇など人前で表現する実習が多いため、自己表現やコミュニュケーション能力なども自然に磨かれていきます。あがり症だった学生が大勢の前で堂々と話している姿を見ると、胸が熱くなります」
社会人が学び直す際に直面する課題の一つが、学費や生活費といった金銭的な負担です。保育士人材を増やす社会人のなかには求職者対象職業訓練(長期高度人材育成コース)を利用して入学するケースもあるといいます。
「求職者対象職業訓練(長期高度人材育成コース)は、山梨県が実施している職業訓練プログラムのひとつ。長期高度人材育成コースは、求職者が高度なスキルと専門知識を活かした職種へ転職するためにサポートする訓練コースです」
求職者対象職業訓練(長期高度人材育成コース)の制度を利用すれば、2年間にかかる学費を県がサポートしてくれるというものです。
「求職者対象職業訓練(長期高度人材育成コース)は毎年20名近い方が説明会に参加されます。昨年度の定員は6名。来年度も6名の予定となります。応募条件については、ハローワークの窓口で詳しい内容を聞いてみてください。制度を活用して、キャリアアップに役立てていただけたらと思います」