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池見東京医療専門学校で臨床工学技士から学び新たなキャリアに挑もう!
人工呼吸器や人工透析機などの「生命維持管理装置」をはじめ、MRIやCTのメンテナンス・修理を行う臨床工学技士。医療機器のエンジニアとして、医療現場において重要な役割を担う存在です。
今回は、臨床工学技士の育成に力を注ぐ池見東京医療専門学校の教員 根津竹哉先生に話を聞きました。
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異業種からでも医療業界へキャリアチェンジできる
東京都品川区にある池見東京医療専門学校は、関東エリア唯一の臨床工学技士に特化した学校です。開校以来、臨床工学技士国家試験の合格率は高い実績を誇ります。
「服を着たまま心電図を測定できたり、AIで歯周病リスクを予測できたり、テクノロジーを活用した医療機器が次々に登場しています。最先端の医療機器を安全に使用・管理するうえで欠かせない存在が、臨床工学技士です。今後、医学と工学の知識を兼ね備えた臨床工学技士のニーズはさらに高まっていきます」(根津先生、以下同)
現在、臨床工学科には20〜30代の社会人が在学しています。
「年度によって変動しますが、定員27名のうち約1〜3割が社会人で、前職は会社員や自衛隊などバックグラウンドはさまざまです。『社会の役に立つ仕事がしたい』『手に職をつけたい」といった理由で、異業種から医療業界へのキャリアチェンジを志す方が多いですね」
即戦力人材を育てるため、高度な技術を現場で使いこなせる臨床工学技士の育成に力を注いでいる同校。経験ゼロの状態からでも、ステップアップしながら学べるカリキュラムとなっています。
「1年次に座学、2年次には学内実習、3年次になると病院での臨床実習を実施。学年が上がるにつれてアウトプットの機会が増えていくイメージです。専門用語や医療機器の操作など覚えることが多くて大変ですが、一生懸命頑張れば未経験からでも臨床工学技士資格を取得できます」
学内実習は、学生6~8名のグループに講師が1人つく少人数制を採用しています。
「学生と講師の距離が近いため、気になったことがあれば気軽に質問できます。細かく行き届いた密なコミュニケーションが取れるので、学生は疑問を残したまま授業が進むという心配がありません」
授業を担当するのは、医療現場を知り尽くした臨床工学技士。根津先生もまた、現役の臨床工学技士です。
「医療と工学に精通した医療機器のスペシャリストが在籍しており、実践的なスキルを身につけられる環境です。医療現場での実例をもとに、医療機器それぞれの意義や医療の知見など、座学では学べない知識を深く学んでいただけます」
医療業界の経験がゼロ状態から臨床工学技士の資格取得を目指せるのも、経験豊富な講師陣が揃う池見東京医療専門学校だからこそです。
「臨床工学技士の資格を取ると、透析技術認定士や体外循環技術認定士、呼吸療法認定士など関連する各団体の認定資格を取得できます。社会人になると勉強の時間を確保するのが難しくなるので、在学中に取っておくと安心です。医療機器の知識を持っていることを証明する資格があることで、キャリア形成にも役立ちますから」
3年間の学びを終えた学生は、国立病院や大学付属病院、透析クリニック、医療機器メーカーなどに就職します。
「臨床工学技士に興味があるけど理系が苦手……という方もいらっしゃると思います。実際、臨床工学技士になるには、数学や物理など理系科目は避けて通れません。
しかし、大学病院やクリニックに勤務する医師や臨床工学技士が、数学・物理について基礎から丁寧に指導するので大丈夫です。苦手を克服して資格を取り、臨床工学技士として活躍している卒業生も大勢います。ぜひ一度、オープンキャンパスにお越しください」