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ハーブティーの魅力に魅せられ「enherb(エンハーブ)」のファンから正社員へ。女性のキャリア変遷に迫る
関西や東北エリアをはじめとする全国に29店舗以上を展開しているハーブティー専門店「enherb(以下、エンハーブ)」。店頭では常時20種類以上のブレンドハーブティーを取り揃えています。
「お客様の心身の状況をお伺いしながら、一人ひとりに合ったハーブティーを提供しています。お時間をいただければその場で、お客様だけのオリジナルブレンドをお作りすることも可能です」
そう笑顔で話すのは、高田さんです。ルミネ大宮店の店長を4年間務め、2023年5月からはスーパーバイザー(SV)として活躍しています。
今回は、高田さんがエンハーブに入社したきっかけや仕事のやりがい、今後の展望などを伺いました。
<enherbの公式HPはこちら>
ハーブティー習慣で、ココロとカラダを健やかに心地よくできるなんて、すごい!
今ではハーブティーを日常的に取り入れている高田さんですが、エンハーブに出会うまでは紅茶やコーヒーのような味がはっきりとした飲み物を好んで飲んでいたそうです。
「ハーブティーは香りがすごく良いんですが、味はさっぱりしていてほのかに感じる程度です。そのため、以前は積極的にハーブティーを飲む習慣がなくて、どちらかと言うと味がしっかりした飲み物の方が好きでしたね。エンハーブに来店するお客様からも、『ハーブティーってこんなにおいしいんですね』と驚かれます」(高田さん、以下同)
エンハーブの商品は、世界中から厳選したワイルドクラフトハーブを可能な限り採用しています。
「ワイルドクラフトハーブは、野山に自生しているハーブです。過酷な環境で育ったワイルドクラフトハーブは、植物のチカラが強く、味や香りの良さも抜群と言われています。一般的なハーブティーと飲み比べると、その違いを実感いただけると思います」
「お客様から、『エンハーブがきっかけでハーブティーが好きになった』『ハーブの勉強を始めた』というお声をいただくたび、胸が熱くなります。喜びと健康を提供できるこの仕事は、私にとって天職だと思います」
もともとはエンハーブのヘビーユーザーで、特にハーブティーがお気に入りだったという高田さん。
「ゆずの爽やかな香りにつられて入ったお店が、商業施設に併設されていたエンハーブでした。スパイシーなしょうがとほろ苦いゆずの風味がアクセントの、冬季限定ハーブティー『柚子しょうが茶』を試飲してみたら、すごくおいしくて。柚子しょうが茶を飲んで以来、エンハーブのファンになりました」
高田さんは当時、頭痛や腰痛、イライラ、気分の落ち込みといった女性特有の悩みを抱えていたと言います。
「生理前・生理中は、集中力の低下や倦怠感、体のむくみ、冷えといった不調が続いていて、鎮痛薬が手放せませんでした。女性ならではのカラダとココロの不調に長年悩んでいたので、半信半疑ではありましたがまずは3ヶ月間飲んでみることにしたんです」
ハーブティーを飲みはじめて3ヶ月ほど経った頃から、あれ?と感じるようになります。
「柚子しょうが茶にはしょうがが配合されているので、体の芯からポカポカに温まります。手足や腰回りの冷えや生理痛が前ほど気にならなくなったんです。今までは生理の度に苦しんでいましたが、ハーブティーの飲用習慣ができてくると、ココロとカラダが健やかに感じることに衝撃を受けました」
ハーブティーの素晴らしさを身をもって体験した高田さんは、体調に悩む人たちの助けになりたいとハーブの世界に飛び込みました。
「できることなら薬に頼らずに不調を改善したいと思うものです。ハーブティーは、植物の力を利用して心身のバランスを整え良い状態に導く方法のひとつ。根気良く毎日飲み続けることで、変化を感じられるようになります。私が感じたハーブの良さや魅力を、ひとりでも多くの方に知ってもらいたいと思いました」
エンハーブは、ハーブの種類や特長、店頭で販売している各商品の特徴なども一から学べる研修制度が充実しています。
「研修制度が整っていたことも、エンハーブへの入社を決めた大きな理由です。入店前に行う3日間の新人研修では、ハーブ座学や試飲、接客トレーニングなどを行います。入社3ヶ月以降は、エッセンシャルオイル・コスメや、オリジナルハーブティー作成を学ぶ研修もあり、スキルアップできる魅力的な環境です」
高田さんをはじめ、現在店舗で活躍しているスタッフの多くが経験ゼロからスタートしています。
「エンハーブは、ハーブティー以外にも、エッセンシャルオイルやコスメ、はちみつ・シロップなどハーブ関連商品も数多く取り揃えています。基礎から応用まで幅広いハーブの知識を身につけられるのは、エンハーブならではの魅力だと思います」
「店長になったばかりの頃、売上管理からスタッフの教育、さらには店舗レイアウトに至るまで全てを一人でやろうとして、キャパオーバーになってしまったことがあります。結果に結び付かず、努力が空回りしていたんです」
店舗メンバーの一員として会社に貢献できているという喜びが、モチベーションアップにつながると、高田さんは続けます。
「失敗ばかりでうまくいかなったときに学んだのは、スタッフを信じて仕事を任せることの大切さ。ディスプレイをお願いしたり、スタッフ教育を任せたり、チームワークこそが成長を支える重要なポイントなんだと改めて感じました。メンバー個々の特性に合わせて仕事をお願いするように意識しています」
ルミネ大宮店の店長を4年勤めた高田さんは、2023年5月からスーパーバイザーに就任。最後に、今後の意気込みを語ってくれました。
「現場から離れることになるので寂しく感じますが、これまでの店長経験を活かして各店舗の雰囲気に合った売り場作りを考えていきたいと思います。そして『エンハーブがきっかけでハーブティーが好きになった』と言っていただけるよう、お客様がワクワクできる商品を提案していきたいです」