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関西保育福祉専門学校なら兵庫県内唯一の保育士と幼稚園教諭免許状を取得できる
「保育士資格と幼稚園教諭免許状の取得を目指し、例年15〜20名近い社会人の方が入学しています」
そう話すのは、関西保育福祉専門学校で保育科を担当する村田 健治さんです。自身も保育士資格、幼稚園教諭・小学校教諭免許状を持ち、以前は保育士として保育所で働いていたと言います。
今回は、関西保育福祉専門学校 保育科担当教員の村田 健治さんにお話を聞きました。
県内唯一の保育士資格と幼稚園教諭免許状を取得できるの専門学校
兵庫県尼崎市にある関西保育福祉専門学校は、保育士資格と幼稚園教諭免許状(二種)の両方を、短大授業の併修なしなどで取得できる県内唯一の専門学校です。
前職はアパレルや飲食店勤務といった、保育・幼児教育業界未経験の入学者が多いと言います。
「20〜40代まで幅広い年齢の方が在学しています。子育てが落ち着いたタイミングで、自分のキャリアの形成のために学び直しで入学する方が多い印象ですね。過去に私が担当したなかには、スキルや専門性を身につけるため、定年後に学び直しで本校に再進学された60代の方もいました」(村田さん、以下同)
学校教育から離れていた社会人の多くが、「授業についていけるか」「転職先があるのかどうか」などの不安を抱えています。
「オープンキャンパスにお越しいただいた際、具体的な授業内容や卒業生の就職先について説明するようにしています。保育士は精神的にも体力的にも負担の大きい仕事です。コミュニケーション能力だけでなくフットワークの軽さも必要なので正直、年齢が上がるにつれて体力的にしんどいと感じる場面はあるかもしれません」
しかし、同僚や上司、保護者、地域の方々など多くの方とのコミュニケーションが求められる保育士にとって、社会人経験があることが大きな強みとなります。
「何かを始めるのに遅すぎるということはないと思います。卒業生の中にはシニア保育士として活躍している方もいらっしゃいますから」
長期反復型実習システムで座学と実習を繰り返す
保育・教育業界では、講義一辺倒の授業を脱却して実践的な学びの機会を増やす教育スタイルへの変革が求められている昨今。関西保育福祉専門学校では、実習授業を多く取り入れています。その一環として行っているのが、「長期反復型実習システム」です。
「長期反復型実習システムは、座学と実習の繰り返しで知識・スキルを定着させていく本校独自の学習システムです。早い段階から現場での実践経験を積むため、1年次の4〜5月に姉妹幼稚園や提携幼稚園での現場実習を実施します」
「提携園で実習し、学校に戻ってからリフレクション(振り返り)を行います。さらに、現場経験が豊富な教員からのフィードバックを通じて、学びを自分のものにしていくというイメージです」
PDCAサイクルを高速で回すことにより、専門知識や問題解決能力といった保育士や幼稚園教諭に必要なスキルが養われていきます。
「保育士不足や待機児童問題などが深刻化しており、現場では即戦力となる人材確保が急務です。卒業後すぐに保育士として活躍できる人材育成を目指し、現場の視点を盛り込んだカリキュラムとなっています」
保育所や障害児入所施設などで現場実習も
専門学校で専門的な知識をひと通り学んだら、保育所や障害児入所施設などで現場実習も行います。
「指定保育士養成施設における保育実習実施基準に定められていて、保育士資格を取るには、保育所や障がい者支援施設などでの30日間の実習が求められます。本校では、幼稚園教諭免許状取得のため、幼稚園での実習経験としてトータル50日間の実習をクリアしていることが必須となります」
関西保育福祉専門学校は、全国にわずか25校しかない全国幼稚園教員養成機関連合会の加盟校です。
「ほかの専門学校で幼稚園教諭免許状(二種)を取得する場合、短大授業の通信教育を受講しなければなりません。しかし、本校は2年間の授業だけでダブルライセンスの取得が可能です。全国幼稚園教員養成機関連合会に加盟している本校ならではの強みだと思います」
2つの資格を取得するための内容をわずか2年間で身につけていきます。
「2つの資格を取得するのは、決して簡単ではありません。私は大学で幼稚園教諭・小学校教諭免許状、保育士資格を取りましたが、短期間で2つの資格を取得するのがどれだけ大変かよくわかります」
1953年の創立以来、延べ10,000名を超える保育士を輩出してきた関西保育福祉専門学校。多くの卒業生が保育所・幼稚園、児童福祉施設、託児所などさまざまなフィールドで活躍しています。
「施設長や園長などリーダーとなった学生もいます。卒業生の活躍を知れるのは嬉しいですし、何より在学生にとっても刺激になりますよね。男性保育士も年々増えているので、ぜひお待ちしております」