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東京スクール・オブ・ビジネス「愛玩動物看護学科」でジェネラリストを目指す!
2019年6月21日に制定された愛玩動物看護師法により、国家資格となった愛玩動物看護師。これまで獣医師しかできなかった、採血や投薬などの医療行為が行えるようになります。
これに伴い、愛玩動物看護師資格の取得を目指す人が急増。東京の代々木にある東京スクール・オブ・ビジネスの愛玩動物看護学科でも、2023年4月の入学予定者が前年よりも多いと言います。
今回は、東京スクール・オブ・ビジネス 愛玩動物看護学科(3年制)教員の国沢好貴さんにお話を聞きました。
東京スクール・オブ・ビジネスの【愛玩動物看護学科】は、※東京に15校しかない愛玩動物看護師養成所の指定認可を受けている数少ない学校です。
※2023年1月時点
「愛玩動物看護師国家資格試験を受けるには、認定校を卒業していなければなりません。当校は、東京都の認可を受けている学校です。カリキュラムや学習設備など厳しい審査基準をクリアしており、愛玩動物看護師に必要な知識や技術の習得が可能です」
手に職を就けたいという理由で、多くの社会人経験者が愛玩動物看護学科へ入学。
「学び直しで再進学する社会人は全体の3割ほど。前職は事務職や公務員など、動物関係以外の仕事に就いていた方がほとんどです。一度は別の道を選んだが、やはり自分の夢を叶えたいという熱い思いを持って入学するため、ドロップアウトする学生は開設以来1人もいません」
獣医療のニーズが多様化している昨今、愛玩動物看護師の需要は年々高まっています。
「多くの獣医療の現場が、愛玩動物看護師を必要としています。これまで、獣医師のサポートが動物看護師の主な仕事でした。しかし、資格があれば、採血や薬の経口投与、マイクロチップの挿入といった医療行為ができるようになります。業務の幅が広がるため、愛玩動物看護師は重宝されているんです」
動物のジェネラリスト(広範囲にわたる知識や技術を持つ人材)として活躍できる人材を育成するため、愛玩動物看護学科ではさまざまな工夫を行っています。
1.学校犬×モデル犬制度の導入でより現場に近い環境を
「モデル犬制度」とは、一般家庭のワンちゃんをモデル犬としてお預かりし実習を行うというものです。現在、東京スクール・オブ・ビジネスのモデル犬登録数は約3,800頭30犬種が登録されています」
現場では、超小型犬から大型犬、子猫から成猫まで多種多様のペットを診察・診療しなければなりません。
「愛玩動物看護師の重要な仕事のひとつが、保定です。保定とは、獣医師が診察・治療する際、動物が動かないようおさえておくこと。採血や注射、点眼、身体検査など安全に処置を行うには、上手に保定できることが大切です。
在学中、あらゆる犬種・特徴・性格のワンちゃんと多く触れ合うことで、現場で慌てることなくスムーズな対応ができるようになります。学校で飼育している動物だと、学生に馴れていることが多いため、スムーズに保定させてくれる子が多いのです。実際の現場ではそんなことは稀ですので、やはり実践的にモデル犬と一緒に学ばせていただくことは重要ですね」
また、飼い主とのやり取りを通じてコミュニケーション力も磨かれていきます。
2.動物看護・トリミング・トレーニングすべてのスキルを身に付けることが重要
「動物看護だけでなく、トリミングやトレーニングも網羅的に学べるのが当校の愛玩動物看護学科の特徴です。動物看護師×トリマー、動物看護師×ドッグトレーナーなど、プラスαの専門性を高めることでキャリアの幅が広がります」
愛玩動物看護師は、ペットと同時に飼い主様をケアするプロフェッショナルである必要があると国沢さんは続けます。
「動物病院では、愛玩動物看護師が受付やお会計を行うことも多い。飼い主さんからペットのしつけや食事、体調について相談を受けることもあります。飼い主さんの気持ちに寄り添ったサポートを行うことも、愛玩動物看護師の大きな役割だと思いますね」
東京スクール・オブ・ビジネスならではの特徴は、まだまだたくさんあります。例えば、動物病院でのインターン制度です。
「1年生の後期から、学生たちは当校が提携している動物病院で病院実習を行います。診察の立ち会いや処置を行う際の保定、診察・手術の見学などを通じて、業務を実践的に学べる貴重な機会です。動物病院での実習経験が今後の進路にも役立ちます。さらに、この動物病院実習に向け、1年生の12月にグループ校全体で行う約1,000の企業や病院が集結する大規模な合同説明会を行い、就職に対する意識、知識共に上げ、実習への準備を備えていきます」
国家資格取得はもちろん、それだけでなく実務に特化した実習授業や、常に就職を視野に入れた豊富なサポートも同校を選ぶ生徒が多い理由のひとつです。
現在、愛玩動物看護学科には20〜40代の生徒が在学。女性の割合が多いそうですが、男性入学者も歓迎していると言います。
「動物病院では男性看護師のニーズが非常に高い。治療に使う機材を移動したり、納品されたペットのご飯を運んだり、大型犬を診察台に乗せたりと、力仕事が多い仕事です。最近では、積極的に男性動物看護師を採用する病院も増えています。愛玩動物看護師に興味がある方はぜひ、専門学校東京スクール・オブ・ビジネスのオープンキャンパスにお越しください。お待ちしています」