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東京服飾専門学校の就職率が高い理由とは?学生の夢を叶える手厚いサポートが充実
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、店舗縮小や閉店など大きな打撃を受けたアパレル業界。コロナ禍による影響はマイナス面ばかりではありません。東京服飾専門学校ではコロナ禍以降、社会人の入学者が増えたそうです。
同校では、舞台衣装デザインを学ぶ「衣装製作コース」や、パタンナーとしての技術を身につける「パタンナーコース」、マーケティング知識も習得できる「ファッションビジネス科」など合計7種類のコースがあります。
「入学者が増えた理由」や「就職に強いワケ」を東京服飾専門学校 運営室 広報担当の伏見幸恵さんに話を聞きました。
「自己実現やキャリアアップのために、会社員を辞めて入学する社会人の方々が年々増えています。コロナ期間に自分と向き合う時間が増え、自身のキャリアを考え直すきっかけになったのではないでしょうか」(伏見さん、以下同)
東京服飾専門学校に入学する社会人の前職は、営業や看護師など多種多様。年齢は20代から30代までと幅広く、職業も今まで生きてきた環境もさまざまだが学生同士の仲が良いことが魅力です。
「卒業生の多くは、アパレルECサイト制作、服飾雑貨の販売会社などに就職しています。アパレル業界はもちろん、出版社から有名ヘアメイク・スタイリストのアシスタントまで、さまざまな分野で活躍していますね」
前期の修了ショーを終えたばかりの1年スタイリスト科Aクラスの学生。前期と後期の年2回ステージショーを開催し、各学年テーマを決めや衣装、演出なども学生が行う。
月曜日から金曜日まで毎日授業があり、在学中の2年間で規定の単位数を取得できれば、卒業時に専門士の称号が付与されます。
「専門士を取得することで短期大学卒業と同等の扱いとなり専門知識を持っている証明になるので、就職活動を有利に進められます。エリアマネージャーやMD※といったキャリアアップに役立つので、店舗経営に携わることも可能です」
※マーケットを分析し、商品企画から予算・売上管理、採用に至るまでを担当する管理責任者。
実は、東京服飾専門学校が就職に強いのにはワケがあります。東京服飾専門学校では、実践的な経験を積めるインターンシップにも力を入れています。
「実務を通じて、授業では学べない現場の厳しさや楽しさ、雰囲気を知ってもらえたらと思います。卒業後の進路を決める貴重な機会でもあるので、在学中にできるだけ多くの現場で経験を積んでもらいたいですね。インターンからそのまま就職した学生もいるんですよ」
「ショップ起業実習」では、洋服のデザインやブランドコンセプトも学生メインで決めていく。
また、東京服飾専門学校ではショップ起業実習を実施。制作した洋服や小物は、ポップアップストアで実際に販売。
「ショップ起業実習とは、ブランドのコンセプト決めから店舗販売までを行う超実践型の研修です。ブランド立ち上げからコンセプト決め、予算管理など全て学生だけで進めていきます」
ショップ起業実習の経験は、自身でアパレルブランドを立ち上げるときにも役立ちます。
9月にリニューアルしたばかりのMac室には、24インチのMacがずらりと並ぶ、一人ひとりの独立したデスクに変更し作業がスムーズになったという。
東京服飾専門学校では、卒業後のキャリアを考えて1年次から就職対策の授業を組み込んでいます。在学中、洋裁技術検定や准教員資格、パーソナルカラー検定などファッション業界での仕事に役立つ資格取得が可能です。
「トレンド・市場分析やシーズンマップ作成、グラフィックデザインの習得などデザインに関するテクニックを幅広く学ぶことで、有名セレクトショップの商品開発担当やOEM商品企画部門のデザイナー職としても活躍できるようになります」
東京服飾専門学校の卒業生をゲストに迎えたトークショーを開催。
学生の夢を実現する多様なキャリアサポートが充実している東京服飾専門学校は、高い就職率を誇ります。
「アパレル企業のデザイナーやスタイリストなど第一線で活躍するOBOGから、就職活動のコツをレクチャーしてもらえる場を設けています。就職先が決まっていない学生を対象とした研究生制度もあり、ゼミの開催やPCスキル向上のための勉強会などを実施。就職専用サイトの運用や面接対策といった万全なサポート体制が整っているので、一人ひとりの要望に合った就職活動支援が可能です」
東京服飾専門学校で働く職員の多くがファッション業界経験者だと言います。実務で活かせる知識を得られるのも、同校ならではの魅力ではないでしょうか。