ビジネスの仕組みやビジネスマナー、コミュニケーション力、思考力などを学ぶ「新入社員研修」。
新入社員研修サービスを提供する会社は多数ありますが、今回の記事では、カケハシスカイソリューションズ(以下:カケハシ)が提供する新入社員研修サービスについて、その詳細や受講するメリット、評判、強みなどについてご紹介します。
目次
内定時から入社2年目まで続く「即戦力化プログラム」
カケハシでは、新入社員に求められるベーシックスキルを学ぶ研修を内定者のうちにスタートし、入社半年後までに身につける「即戦力化プログラム」を提供しています。
ここでは、8つの研修コンテンツの内容を詳しくご紹介します。
内定時期
内定時期に行う研修には、「ビジネススタンバイ研修」「ビジネスコミュニケーション研修」があります。内定時期から研修をスタートさせることで、内定辞退を防ぐことはもちろん、4月にスタートダッシュを切れるよう、学生と社会人の違いを体験しながら理解させることを目的としています。
(1)ビジネススタンバイ研修(9月実施)
ビジネススタンバイ研修とは、内定者が初めて受講する研修です。社会人になるための準備として、「個人で仕事をすることとチームで仕事をすることの違い」や「チーム力を最大化させるとはどのようなことか」について学びます。
研修内容は、チーム力の発揮に必要な要素を知るための「内定企業自慢」や、自身のチームへの関わり方の特徴を知る「脱出ゲーム型ワーク」などを実践し、その振り返りによって自分の得手不得手を見える化します。
現状を踏まえて入社までの目標を設定し、目標を達成するために入社までの半年間をどのように過ごすのか、アクションプランを考えます。
(2)ビジネスコミュニケーション研修(11月実施)
ビジネスコミュニケーション研修とは、社会人に求められるビジネスコミュニケーションについて学び、自身のスキル強化に繋げることを目的としています。
「聞く力」「話す力」を駆使する演習に取り組むことで、実践力を身につける研修内容となっています。
例えば、「自社の魅力を伝えるという課題」に対し、内定企業ごとに分かれて、取材準備から先輩社員への取材、企画立案、プレゼンテーションの練習・本番といった流れでプレゼンテーションを実践します。
内定者同士でコミュニケーションを図りながら進めるため、横のつながりも強化できるのが特徴です。
入社後
入社後に行う研修には、「ビジネススキーム・マナー研修」「ビジネスベーシック研修(基礎編)」「ビジネスベーシック研修(実践編)」「ビジネス思考力研修」「ビジネスベーシックフォロー研修」があります。
仕事の目的を理解したり、ビジネススキルを習得したり、実務を見据えた研修内容を揃えています。
(3)ビジネススキーム・マナー研修(4月実施)
ビジネススキーム・マナー研修とは、即戦力(成果を出せる社会人)になるための第一歩として、ビジネスの仕組みやルールを習得することを目的としています。
研修内容は、企業の仕組みと社会的責任を考えることから始まり、儲けの仕組みを学ぶ「商売シミュレーション」、身だしなみやお辞儀、敬語、名刺交換などを身につける「ビジネスマナー」まで、若手時代に特に大切なマナーを「わかる」だけではなく「できる」状態を目指します。
(4)ビジネスベーシック研修・基礎編(4月実施)
ビジネスベーシック研修(基礎編)では、タスクの洗い出しや1週間のスケジューリング、ロールプレイングなど社会人に必要なベーシックスキルを理解します。
研修内容は、社会人の基本である「PDCAサイクル」、仕事の「目的・目標の設定」や「報連相」について学びます。
研修の最後は相互フィードバックで結果を振り返り、自身の現状を明確にした上で実践に向けた具体的な行動目標を設定するのが特徴です。
(5)ビジネスベーシック研修・実践編(4月実施)
ビジネスベーシック研修(実践編)では、目的・目標を設定するPDCAサイクルを「わかる」状態から「できる」状態に昇華させることを目的としています。
研修内容は、丸一日かけて企画の提案・受注を想定した「ビジネスロールプレイング」を実施し、頭で理解したPDCAサイクルを実践することで、その重要性と難しさを体得します。
ロールプレイングにおけるタスクとして、スケジュール作成や顧客に提案する企画づくり、顧客へのアポイントメント、クレーム対応などに取り組み、相互フィードバックを通して職場でのアクションプランを設定します。
(6)ビジネス思考力研修(7月実施)
ビジネス思考力研修は、「自分の頭で」考えるための論理的思考力の基礎を身につけることを目的としています。
研修内容は、「グルーピング・ラベリング」「ロジックツリー」「ブレインストーミング」「Must/What」といった思考フレームを用いて膨大で複雑な情報を迅速に整理・分析し、問題を明確化します。
そして、問題を解決する施策を考えるケーススタディを行います。これらのフレームワークを知識として身につけるだけではなく、現場での実践を目指して取り組みます。
(7)ビジネスベーシックフォロー研修(10月実施)
ビジネスベーシックフォロー研修は、「常に成果を出せる人材」に近づくために、入社から今日までを振り返り、明日からの具体的な行動を決めることを目的としています。
研修内容は、PDCAサイクルやモチベーション曲線、報連相ロールプレイング、ケーススタディを用いて、スキル面での振り返りを重点的に行います。
また、社会人として半年間過ごしてきた自身の成長を自己視点と他者視点で確認し、理想の姿を実現するための具体的な行動を決定します。
入社2年目前後
カケハシでは、入社2年目前後に行う研修として「ネクストスキル研修」を用意しています。これまでの経験を振り返り、今後さらに成長するためのスキルの習得を目的としています。
(8)ネクストスキル研修
ネクストスキル研修では、現在の自身の立ち位置を正しく認識し、求められる成長と周囲からの期待を理解します。
その上で、新入社員に見られがちな受け身の姿勢から自発的に仕事を取りに行く先輩社員へと飛躍するために、「優先順位」「リスクマネジメント」「原因分析」といった業務遂行力の習得を目指します。
また、先輩として後輩の成長を促すための「順応支援」「技術支援」を具体的に学びます。順応支援とは「挨拶や声掛けによって後輩との信頼関係を築く支援」で、日頃の後輩との関わり方を振り返り、効果的な支援を考えます。
一方、技術支援とは「仕事に向き合う姿勢」や「成果を出すためのプロセス」を明確にアドバイスする支援です。スタンス・スキル面の切り口から後輩に教えられることを整理します。
カケハシのオンライン研修
カケハシが提供している研修サービスには、複数社の内定者・新入社員で行う集合型研修、個社開催、オンライン研修の3タイプがあります。
現在のコロナ禍においては、オンライン研修を導入する企業が増加傾向にあります。
カケハシでは、オンライン会議ツール「Zoom」の機能を活用し、オンライン形式でも学びを深められる環境を整えています。活用している主な機能は以下の2つです。
1つ目の機能は、研修中にいつでもチャットで質疑応答やコミュニケーションを図れる「音声会話・チャット機能」です。
研修中は常に双方向の顔が見える状態にすることで、「集中力の維持」「受講者の反応や様子を把握できる」というメリットがあります。
2つ目の機能は、受講者をグループに分けたワークを可能にする「グループ設定機能」です。
対面研修のように「個人ワーク」「グループワーク」「全体発表」の形式で進行できるため、対面研修と同様のクオリティが維持できます。
昨今の新入社員の特徴として、オンラインでのコミュニケーションに慣れている人が多いため、より集中できるという声も多く寄せられています。
カケハシの集合研修を受講するメリット
カケハシの集合研修を受講するメリットを4つご紹介します。
- ビジネススキル・キャリアを持つ講師が第三者目線で指導
- 他社からの刺激を与えられる
- 研修担当者の負担を抑えられる
- 受講者の研修中のカルテを作成
メリット(1)ビジネススキル・キャリアを持つ講師が第三者目線で指導
カケハシの集合研修を受講するメリットの一つとして、ビジネススキル・キャリアを持つ講師によって「第三者目線で公平に指導できる」ことが挙げられます。
カケハシの講師陣は他社での研修経験が豊富で、受講者のスキルや他社、同階級の比較をして指導できるため、納得感を醸成できます。
また、上司と同様の指摘を講師からも伝えることで、理解度を高められるメリットもあります。
メリット(2)他社からの刺激を与えられる
社外の集合研修という普段とは異なる環境に身を置くことで、通常の業務では得られない気づきや刺激を受けられるのもメリットの一つと言えるでしょう。
他社の同世代と受講することで仕事の悩みを共有したり、それぞれの活躍を聞いて自身を見つめ直したり、受講者同士で刺激を与え合える機会にもなります。
社外の集合研修をきっかけに、新たな第一歩を踏み出せるケースも少なくありません。
メリット(3)研修担当者の負担を抑えられる
社外の集合研修を導入することで、研修担当者の負担を抑えられるのもメリットと考えられます。
中堅中小企業の多くが毎年数名の新入社員を採用しますが、数名の新入社員のために専用の研修プログラムを用意し実施するのは、大手企業と異なり負担が大きいと言えるでしょう。
カケハシの「即戦力化プログラム」は、中堅中小企業の育成スピードに合わせて、新卒採用支援から組織開発までのノウハウを駆使した研修を設計しています。
また、経験豊富な講師が担当するため、これまで培ってきた育成プログラムを提供できます。
メリット(4)受講者の研修中のカルテを作成
カケハシの新入社員研修では、受講者全員分の研修中の様子やそれぞれの育成ポイントをまとめたカルテを作成しています。
研修中の発言や行動などにより受講者を徹底的に分析し、研修後は詳細なカルテを持ってフィードバックに伺います。研修をその場限りで終わらせず、未来の成長に繋げることを大切にしています。
カケハシの新入社員研修への評価・口コミ
カケハシの新入社員研修を受講された方への意識調査を行ったところ、研修受講前と比較して受講後の仕事へのモチベーションが「高くなった」「やや高くなった」と回答した方の合計は87%という結果でした。
受講者の感想は、「モチベーションが上がっている」との回答が44.9%で約半数を占め、次いで「他社の同世代と受講し刺激された」との回答が38.1%、「社外の研修を受講しリフレッシュできた」との回答が27.1%でした。
これらの調査結果より、普段とは異なる環境で新たな学びを得ること自体がモチベーションの向上に繋がり、不安払拭のきっかけになると考えられるでしょう。
受講者アンケートより、感想を一部抜粋してご紹介します。
●ビジネススキーム・マナー習得プログラムについて
●ビジネスベーシックプログラムについて
カケハシの新入社員研修の強みを講師に聞いてみた
カケハシの新入社員研修の強みとは、どのような点が挙げられるのでしょうか。
新入社員研修に講師としても携わる教育研修事業部ゼネラルマネジャーに、新入社員研修を行う際に心がけていることや受講者から評判だった研修内容、受講者や導入企業からの反応、今後の新入社員研修における展望について聞いてみました。
教育研修事業部 ゼネラルマネジャー
新入社員研修を行う際に心がけていることは?
新入社員研修を行う際に心がけているのは、「研修を始める前に研修の目的を伝える」「実務を意識させる」「研修で終わらせず、フィードバックを行う」という3点です。
新卒採用者の場合は、社会人としての意識を持って研修に取り組んでもらうことも大切です。
そのため、入社した企業で1年後にはどのような姿になっていたいのかを考える機会を設けたり、企業が新入社員にどのような期待を持っているのかを伝えたり、新社会人として求められるイメージをしっかり示すことも重視していますね。
受講者から評判だった研修内容とは?
目的と目標をすり合わせるための「PDCAサイクル」や、実務を想定した「報連相ロールプレイング」などへの感想をいただくことが多いですね。
PDCA研修では、1日目に理解を深め、2日目は実践として架空の企業で仕事を行うシミュレーションにチームで取り組みます。頭で理解していても実務に落とし込んでみると上手く進行できないなど、自分の課題感に気づく受講者も多く見られました。
他社の新入社員研修との違いを挙げるとすると、カケハシでは「今の若手社員・新入社員」に目線を合わせて、一方通行にならないコンテンツをつくることを大切にしています。
時代のニーズにあった研修内容であるかはもちろんのこと、説明する順番もワークによって変更する場合があります。説明してから体験してもらうのか、とりあえずやってみてから説明するのかというようにです。
研修は長時間になるため、「緩急をつける」「振り返りを丁寧に行う」などの飽きさせない工夫にも取り組んでいます。
研修内容に対する受講者の反応は?
ロールプレイングなどの実践を通して、「わかる」と「できる」は違うという気づきへの感想が多いですね。
いろいろな行動をとれば体験知を得ることはできますが、その体験知を経験値に変えるためには「振り返り」や「気づき」が欠かせないと伝えています。体験で終わらせてしまうと同じ失敗を繰り返してしまうことにもなりますよね。
カケハシでは、個社開催と集合型研修、オンライン研修を実施していますが、それぞれにメリットがあります。
個社開催は、企業によって内容をカスタマイズできるため、自社として伝えたいメッセージを明確に伝えられます。一方、集合型研修は、他社の新入社員と接することで刺激を受けたり、業種によって受け取り方が違うため多角的に気づきを得られたりします。
オンライン研修は、学びへの集中度が高くなるように感じています。対面研修と同様のプログラムを実施できるため、オンライン研修と集合型研修を組み合わせる企業も珍しくありません。
新入社員研修を導入した企業からの反応は?
カケハシでは、受講者全員分のカルテを作成しています。カルテには研修中の様子を分析した内容をまとめており、どのような姿勢で取り組んでいたかなどをフィードバックしています。
新入社員の配属先や、どの先輩社員と組ませるかなどを検討する際に、このカルテとフィードバックが活用できると、導入企業のご担当者から評価いただいています。
新入社員研修における今後の展望は?
新入社員研修における今後の展望として、完全オンライン化への対応を進めています。
対面研修と遜色ない学びや気づきを与えられるように、ワークの実施方法や時間配分などをブラッシュアップしています。
また、現在の新入社員研修は2年目までのコンテンツですが、リーダー候補の育成を見据えて、3年目までの研修プログラムを検討しています。
中堅中小企業では、中堅層が抜けてしまった場合に大きな痛手となります。そのため、新入社員研修の期待値を引き上げて、自分だけではなく「後輩や他部署に影響を与えられる人材」への育成を目指していきたいと考えています。
新入社員研修ならカケハシ スカイソリューションズ
カケハシでは、新入社員研修の目的とは「専門知識を身につけるための土台づくり」であり、人材育成のための第一歩だと位置づけています。
そのため、内定時から入社2年目まで続く「即戦力化プログラム」では、ビジネスの基礎となるスキルやスタンスの習得を目指すとともに、研修後は受講者全員のカルテをつくり「振り返り」や「フィードバック」を必ず行います。
「わかる」状態から「できる」状態に昇華させることを重視し、時代のニーズにあった研修コンテンツを揃えています。
今回ご紹介した受講者の声などを参考に、カケハシの新入社員研修の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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