導入背景・課題
- 若手社員の育成強化
- 組織風土改善・ボトムアップ
- 中堅社員の離職
実施施策
- 若手社員研修
- 階層別研修
効果と実績
- 若手社員の戦力化
- 理念・ビジョンの浸透
- 受講後の行動変容
会社の将来を考えたときに「若手社員の育成」は力を入れて取り組みたいテーマでした。
2000年頃から時代が変わってきて、全社的なお客さまに対する姿勢も変化が必要でしたし、若い社員の意見をもっと経営に取り入れていかなければならないと感じていました。しかし、当時の弊社の風土では目指す組織の姿とギャップがあったので、若手社員の育成を強化して、下の層からボトムアップすることで組織の風土を変えていきたいと思っていたのです。
そこでちょうどカケハシさんから若手社員の育成について提案があり、お願いすることにしました。一番の決め手は「弊社のことをよく知ってくれているから。」というところですね。2006年卒の新卒採用からカケハシさんにサポートしていただいており、付き合いが長く信頼がありました。新卒採用では理念を全面に打ち出して進めていたこともあり、理念に共感して入社し、働いてくれる社員が増えてきていました。若手層への育成を強化するにあたって、彼らの採用から関わり、若手社員のことをよく知ってくれているカケハシさんにお願いするのがよいだろうと思ったのです。そのような背景からお声がけし、カケハシさんの研修は2014年から毎年実施しています。
受講する若手社員と同じ目線に立って指導してくれるところがカケハシさんの研修のよいところだなと感じています。そのおかげで、いい意味で社員たちも構え過ぎずに受講できていますね。これはやはり採用時から知っている、という事が大きいからだと思います。
研修内容自体も楽しみながら受講できる構成であることはもちろん、講師も弊社のことをよくわかってくれているので、受講者が安心して研修に参加することができています。楽しんで学べるアクティブ・ラーニング形式のプログラムが多いことによって、受講している若手社員たちも「ここなら思ったことを発言しても大丈夫。」という気持ちが芽生えるのだと思います。
一般的な研修はどちらかというと緊張感があるものが多く、受講者も構えて受けてしまうように感じます。もちろんそういった研修も必要なのですが、カケハシさんで提供してくれているような、本音を出しやすい場も無くさずにいたいですね。私たちの業界は今、非常に客先要求が厳しく「上手くいって当たり前」で、上手くいっていないと厳しく追及をされるような世界なんですよね。その中で社員たちは日々頑張っています。そのため、厳しいばかりの研修じゃなくて、楽しみながら学んでほしい。そんな願いが私たちにあります。そういった場づくりのオーダーを、カケハシさんの研修では的確に実現してくれていると思います。
若手の頃から研修を受けてきた社員が管理職となり、海外拠点の責任者を任せるまで成長してきました。会社の今後を左右する、新商品開発や評価制度再策定等のプロジェクトで中心になっている社員もいるんです。会社の理念やビジョンを理解してくれて、かつプロジェクトを実行できるスキルを持った社員が育ってくれたのは、研修で育成を続けてきた成果だと思っています。また研修だけでなく、採用の場面でもリクルーターとして社員に積極的に関わってもらっていることが、理念理解や育成意識の醸成にもつながっていると思います。
そうですね。2022年に初めて階層を超えた合同研修をカケハシさんに設計してもらい、実施しました。それぞれの階層にあったスキルを身に付けるためには階層別研修が必要なのですが、せっかく研修で学んできても、学んだことを上司や部下に伝えることができていないと学びを日常に活かせないですし、現場に戻ったときに変わらないと思うんですよね。そのため、それぞれの階層に合わせた「受講後の行動が変わる研修」を実施したかったんです。さらには階層を超えて、部署を縦につないで、上司部下が一緒になって受けるような研修もやりたかった。そんな意見をカケハシさんは聞いてくれて、定型のものではなく、オリジナルで研修を組んでくれました。効果の期待できるプログラム内容にしてくれて、とてもよいものができたと思っています。受講者も、ここまで様々な研修を受けてきたメンバーなので、きっとよい学びを得てくれると思いました。
オリジナルで研修を組んでもらうにも、弊社のことを知っていないときっとよい研修にはならないと思うんです。カケハシさんは、ずっと採用で関わり、最適なファシリテーションの傾向もよく知っているので、安心しておまかせすることができました。
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