当時の課題
2015年度新卒採用はISフェアと合同説明会に出展しエントリーを725人確保したものの、説明会参加者はわずか23人。8名に内定を出して5名が辞退という結果に終わった。採用ターゲットは行動力・チャレンジ精神のある学生なのに、大手・安定志向の学生ばかり集まってしまっていた。2016年は100周年にあたる節目の年。新卒採用も大きく見直すことになった。
解決策
1.採用体制構築サポート
社長や社員・内定者へ取材を通じて明確になったターゲット人材(何事にも興味をもって行動し、変化を楽しめる学生)から興味を持ってもらえるように会社の強みを再整理。『もうすぐ100歳の老舗メーカーなのに、面白くってあたらしい。』という採用コンセプトを打ち出した。また、リクルーター研修・面接評価シートの作成・内定出し会議など細かいフォローをおこなった。
2.謎解き脱出説明会企画
採用コンセプトを具現化する施策の1つとして「終わらない計測からの脱出」という、当時大阪では真新しい謎解き脱出説明会を導入した。合同説明会ではチラシを配布し大々的に告知。説明会参加率の向上と、面白そうな会社!というイメージ浸透に努めた。
3.早期接触施策
優秀な母集団を形成するべく5種類の早期就活イベントへご参画いただき、ナビオープン前からエントリー者をしっかりと確保した。
結果
早期接触施策の甲斐あってナビオープン前に438人のエントリーを獲得。さらに謎解き脱出説明会効果で、説明会参加者は前年比約10倍の216名を記録した。ターゲット学生の参加も多く、動員は数・質ともに大幅に改善。選考通過者への細やかなフォローもあって9名が内定を承諾した。また、謎解き脱出説明会は地元メディアにも取り上げられるなど、企業のイメージアップにも寄与している。