求人広告活用事例

中途採用を成功させるキャッチコピーとは?事例を交えて解説!

中途採用をされている企業様の多くが利用している求人広告。求人広告に掲載するには原稿が必要になります。

悩める人事
悩める人事
どのような原稿だと求職者ウケがいいのだろう?

そのように悩まれている人事担当者の方も多いのではないでしょうか。

中小企業が求人広告を活用して中途採用をおこなう際に、もっとも重要といっても過言ではないのが「キャッチコピー」です。本記事では、なぜキャッチコピーが重要なのか、どのようなキャッチコピーが採用成功につながるのかについて、事例も交えて解説していきます。

求人広告を活用して中途採用をされる企業様は、ぜひ参考にしてみてください。

中途採用のキャッチコピーに求められるのは“つかみ”

中小企業が中途採用をおこなう場合に認識しておくべきことがあります。それは「求職者が貴社に全く興味がない」ということです。

厳しいことをいうように感じるかもしれませんが、特に求人広告に掲載される場合にはこの認識がないといくら予算をかけて高いプランに掲載したところで採用がうまくいかない可能性が高いです。

「求職者が自社に対して興味がない」という前提にたち、求人広告を見た求職者に少しでも興味をもってもらうための工夫を凝らす必要があります。

そこで重要になってくるのが、最初に目につく箇所にある「キャッチコピー」です。

全く知らない企業であっても、キャッチコピーを見て興味がわけば、そのあとにつづく仕事内容や企業情報を読もうという気持ちになり、結果的に条件が合えば応募につながります。

数百件、数千件と表示される求人広告の中から自社の広告をみてもらえるかどうかは、キャッチコピー次第といっても過言ではありません。

“つかみ”となるキャッチコピーにどこまでこだわることができるかが採用成功の可否を分けるでしょう。

中途採用のキャッチコピー作りは「ターゲット設定」から始めよう

ここまでキャッチコピーの重要性をお伝えしてきましたが、どのようなキャッチコピーであれば求職者は興味をもってくれるのでしょうか。ここで必要となるのがターゲット設定です。

誰でもいいからとにかく多くの求職者に興味をもってもらいたい、と当たり障りのないキャッチコピーを設定したところで、逆に誰からも興味を持ってはもらえません。

どんな志向性があり、どんなニーズを持つ求職者に興味を持たせたいのか。自社が狙うターゲットの志向性・ニーズを想定し、そこにぴったり合う自社の魅力をアピールしていくことがキャッチコピー作りのポイントです。

ターゲット設定について詳しく知りたい方は以下の記事も合わせてお読みください。

そのターゲット設定、実は間違ってる?!真のターゲット設定の2つのポイント求人広告の掲載をおこなったものの、自社の希望にあった人材からの応募が集まらず苦戦する企業様は、そもそも採用したい人物の設定に問題があるかもしれません。本記事では本当に採用するべきターゲット人材の設定方法を具体例も交えて解説します。...

ポイントがわかったところで、次は具体例をみていきましょう。キャッチコピーを工夫することで採用成功にいたった事例を2つご紹介します。

キャッチコピーを工夫したことで採用が成功した事例2選
  1. 現状の不満が解消できることをアピールして2名の経験者採用に成功
  2. 一見マイナスに感じるキャリアでも活躍できる打ち出しで70件の応募を獲得

事例(1)現状の不満が解消できることをアピールして2名の経験者採用に成功

A社
事業内容|不動産賃貸業
従業員数|10名以下

キャッチコピー
「朝礼なんてありません。働く場所も働く時間も自由です。」

営業職募集で20代後半~30代中盤までの業界経験者を求めていたA社。どこの企業も求めている層のため採用に苦戦していました。

どのような打ち出しが効果的かと調べていると、成果を残している営業ほど「自由に働きたい」というニーズがあることがわかりました。

例えば、朝礼の実施。業界では通例の朝礼ですが、営業成績にかかわらず全員参加する必要があり、営業成績のよい営業にとっては苦痛に感じているケースが多かったそうです。

A社は元々社員に裁量を委ねる経営をしており、朝礼もなく、働く場所も時間も自由でした。そこでA社の自由度を全面的にアピールするキャッチコピーを採用したところ、現状に不満を感じている経験者の興味を惹くことでき2名の業界経験者の採用に見事成功しました。

事例(2)一見マイナスに感じるキャリアでも活躍できる打ち出しで70件の応募を獲得

B社
事業内容|害虫駆除
従業員数|100名~300名

キャッチコピー
「転職回数不問。どんな経歴も職歴も評価します。」

「害虫駆除」というキーワードだけで求職者に敬遠されてしまっていたB社。なかなか安定的に応募を集めることができませんでした。

そこで社員の方々にインタビューをしていくと、バックパッカーを10年やっていた、転職回数がすでに7回以上、劇団出身者など、ユニークな経歴を持っている方が多くいることが判明しました。

多彩なキャリア、経歴をもった社員が活躍されている点に着目し、採用上は一見マイナスになりそうなキャリアでもB社なら活躍できることをキャッチコピーに表現しました。

その結果、ユニークな経歴を持った方を中心に約70名の応募を集めることに成功しました。

応募が少ないときは、まずキャッチコピーを見直しましょう

中途採用で求人広告を活用する場合は、以下の手順でキャッチコピーを作りましょう。

中途採用のキャッチコピーの作り方
  1. 自社の採用ターゲットを明確に設定する
  2. ターゲットとなる求職者のニーズを徹底的に考える
  3. ニーズを叶える自社の魅力を整理する
  4. 自社の魅力を言語化し、キャッチコピーに反映する

まずはターゲットを明確に設定し、ターゲットとなる求職者のニーズを徹底的に考えます。ニーズをふまえて興味がわく内容を推測し、言語化してキャッチコピーに反映すれば、採用成功確率はぐっと高められます。

もし求人広告に掲載しても応募が少ない、あるいは採用したい人材からの応募が来ない場合には、まずキャッチコピーを見直してみることをオススメします。

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「人と組織の成長を加速する」というミッションのもと、採用、育成、定着を支援する様々なソリューションをワンストップで提供するカケハシ スカイソリューションズならではの知見をお伝えすることを目的として記事を執筆・編集。中途採用の知恵袋では、採用担当向けに、中途採用全般に役立つノウハウを幅広く取り扱っています。
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